心霊研究/超心理学の歴史
フランス政府が動物磁気の調査を行ない、遠隔効果が発見される。
平田篤胤が『勝五郎再生記聞』などを執筆する。
ライプツィヒ大学物理学教授フェヒナーが Das Buchlein vom Leben nach dem Tode を出版し、千里眼や予知を肯定する。
ニューヨーク市ハイズビルで、フォックス事件起こる。この事件が契機となって心霊主義が流行し、霊媒が各地に輩出する。
この頃から、イギリスの有名な物理霊媒D・D・ヒュームが、各地で交霊会を開催するようになる。
ボストンのマムラーが、最初の心霊写真を撮影する。
英国の生物学者、進化論者アルフレッド・ウォーレスが心霊主義的現象に関する論文を発表する。
英国の物理学者W・バレットが、テレパシーに関する研究を発表する。
ケンブリッジ大学哲学科教授ヘンリー・シジウィックを初代会長に、心霊研究協会(Society for Psychical Research, SPR)がロンドンに設立される。
『心霊研究協会紀要Proceedings of the Society for Psychical
Research』がSPRより創刊される。
フランスの生理学者シャルル・リシェがESP研究に統計的手法を導入する。
『心霊研究協会誌Journal of the Society for Psychical
Research』がSPRより創刊される。
ウィリアム・ジェイムズの協力のもと、ボストンにアメリカ心霊研究協会(American Society for Psychical Research, ASPR)が設立される。
後の東洋大学開祖・井上円了が、「不思議研究会」を結成、第1回大会を東京帝国大学で開催する。坪内雄蔵(後の逍遥)も会員として名前を連ねる。
エドマンド・ガーニーらの共著『生者の幻影 Phantasms of
the Living』が刊行される。
ミラノにおいて、精神科医チェーザレ・ロンブローゾ、生理学者リシェをはじめとする6名からなる委員会が、物理霊媒エウサピア・パラディーノによる物理現象の研究を行なう。
心霊研究協会から『幻覚調査報告』が出版される。それにより、17000件の回答中1割弱に、偶発的霊姿体験をはじめとする体験のあることが判明する。
ASPRより、『アメリカ心霊研究協会誌Journal of the American Society for Psychical Research』が創刊される。
熊本、第五高等学校教授高橋正熊は、御船千鶴子を被験者に千里眼(透視)の研究を行ない、福来友吉に紹介する。
東京帝国大学心理学助教授福来友吉が、透視と念写の研究を開始する。
前東京帝国大学総長山川健次郎らが、念写能力者・長尾郁子を対象に実験を行なうが、失敗に終わる。
スタンフォード大学に心霊研究のための実験室が篤志家の寄付により設立される。
ハーヴァード大学に超心理学研究のためのホジソン基金が設けられる。
福来友吉が『透視と念写』(宝文館)を刊行する。
スタンフォード大学の心理学者クーヴァーが透視実験を行なう。
ハーヴァード大学の心理学者ウィリアム・マクドゥーガルがデューク大学に移ると、J・B・ライン夫妻が同行し、心理学科にて超心理学実験が開始される。
アメリカの作家アプトン・シンクレアは、妻とともに自ら行なった描画GESP実験を『心の無線 Mental Radio』として発表する。アインシュタインはこれに序文を寄せる。
福来友吉が英文の自著 Clairvoyance and Thoughtography をロンドンの書店より刊行する。
J・B・ラインが、最初の著書『超感覚的知覚 Extrasensory
Perception』を出版する。
デューク大学に超心理学実験室が設立される。
この年、同実験室で念力の研究が開始される。
『超心理学雑誌 Journal of Parapsychology』が創刊される。
アメリカ心理学会が、超心理学の方法論についてシンポジウムを開催する。
J・G・プラットら、デューク大学超心理学実験室の5名のスタッフにより、『60年後の超感覚的知覚 Extra-Sensory Perception After Sixty Years』が刊行される。
デューク大学超心理学実験室で行なわれた念力実験が初めて発表される。
東京に日本心霊科学協会が、仙台に東北心霊科学研究会が設立される。
ドイツの心理学者ハンス・ベンダーにより、フライブルクに境界領域心理学研究所が設立される。
イギリス王立医学協会精神科部会が、J・B・ラインによる超心理学の講演会を後援する。
アイリーン・ギャレットを初代会長として、ニューヨークに超心理学財団が設立される。
ピッツバーグ大学生物物理学科教授ロバート・A・マコンネルの指導による超心理学的研究に対して、A・W・メロン教育慈善信託より研究助成が与えられる。
オランダのユトレヒト大学にて、超心理学財団、オランダ文部大臣、同大学の後援で、超心理学国際会議が開催される。
ユトレヒト大学に超心理学の講座が開設され、テンハエフが初代教授に就任する。
ドイツ、フライブルク大学ハンス・ベンダーが境界領域心理学の教授に就任する。
チバ財団が、ESPに関するシンポジウムを開催する。
フィラデルフィアのセント・ジョセフ・カレッジにキャロル・B・ナッシュ教授指導のもと、超心理学実験室が開設される。
超心理学協会(Parapsychological Association=PA)が設立される。
仙台に、東北大学金属材料研究所・白川勇記教授を所長として、福来友吉の業績を記念する、福来心理学研究所が開設される。
デューク大学のキャンパス内にW・G・ロルを研究部長として心霊研究財団(PRF)が設立される。
『アメリカ心霊研究協会誌』第54巻に、「過去世の記憶とされるものによる死後生存の証拠」と題したイアン・スティーヴンソンの論文が2回にわたって掲載される。その第1例は、ラフカディオ・ハーンが英文で紹介した「勝五郎」の事例。
L・L・ワシリーエフを所長として、レニングラード国立大学に超心理学研究所が開設される。夢とテレパシーの研究を目的として、モンタギュー・ウルマンにより、ニューヨークのマイモニデス医療センターに夢実験室が開設される。
J・B・ラインが人間本性研究財団(FRNM)を設立する。
デューク大学超心理学実験室J・G・プラットが来日し、東京で後援会が催される。
大谷宗司を会長として超心理学研究会が発足する。
インド、ラージャスターン大学に超心理学科が開設される。
心霊研究財団は、死後生存研究の専門誌として、季刊誌『シータ
Theta』を創刊する。
ニューヨーク市立大学シティ・カレッジに、心理学教授ガートルード・シュマイドラの指導のもと、超心理学の研究員の席が2席設けられる。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で、「超感覚的知覚――事実か幻想か」と題するシンポジウムが開催される。
日本超心理学研究会第1回大会が東京で開催される。
インド、アーンドラ大学にK・ラーマクリシュナ・ラオを初代教授として心理学・超心理学科が開設される。
ヴァージニア大学精神科に、イアン・スティーヴンソンを所長として、超心理学研究室(1987年、人格研究室と改称)が創設される。
日本超心理学研究会が、小熊虎之助を初代会長として、日本超心理学会に発展する。
超心理学協会(PA)のアメリカ科学振興協会(AAAS)への加盟が認められる。
超心理学財団は、超心理学関係のニュースを中心とする隔月刊誌『超心理学レヴュー Parapsychology Review』誌を創刊する。
アメリカ、メイン大学はESPに関するセミナーを開催する。
カリフォルニア大学バークレー校で、「ESPと心霊現象――見えない心の力」と題するシンポジウムが2日間にわたって開催される。
トロントに、ニュー・ホライゾンズ研究財団が開設され、主として、交霊会形式の念力実験が行なわれる。
本山博を会長として、東京に国際宗教・超心理学会が設立される。
ユトレヒト大学と同大学心理学科は、超心理学の国際シンポジウムの後援を行なう。
スタンフォード研究所(SRI)で超心理学研究が開始される。
イスラエルの“超能力者”ユリ・ゲラーが来日、これを契機に各地に“スプーン曲げブーム”が起こるが、『週刊朝日』の“暴露”によりまもなく沈静化する。
テキサス州サン・アントニオのマインド・サイエンス財団(58年設立)が超心理学研究施設となる。
ユトレヒト大学超心理学研究所より、『ヨーロッパ超心理学雑誌 European Journal of Parapsychology』が創刊される(1992年より、エジンバラ大学に編集室が移る)。
哲学者ポール・カーツにより、「超常現象の主張を科学的に検討する委員会」(CSICOP)が設立される。
関英男を会長として日本PS学会(後に、日本サイ科学会と改称)が設立される。
ジョン・オーデットを会長に、「臨死現象研究会」(後の「国際臨死体験研究会」〔IANDS〕が発足する。
ジョン・F・ケネディ大学に、初めて正式に認可された超心理学の修士課程が開設される。
第3回サイコトロニクス国際会議が東京で開催される。
東ミシガン大学の社会学教授マルセロ・トルッツィにより、特異的現象全般を扱った『ゼテティック・スコラー Zetetic Scholar』が創刊される。
ロバート・ジャン教授指導のもと、プリンストン大学工学・変則的現象研究室が創設され、遠隔視や念力の実験が開始される。
ジェイムズ・S・マクダネルにより、プリンストンに、チャールズ・ホノートンを研究部長として、精神物理学研究所が開設される。
セント・ルイスのワシントン大学に、ピーター・R・フィリップスを所長としてマクダネル心霊研究実験室が開設される。
ニューヨーク州シラキューズ大学コンピュータ情報科学科で、超心理学の研究プログラムが開始される。
IANDSは、機関誌『アナバイオシス Anabiosis』(1987年、『臨死体験研究雑誌Journal
of Near-Death Studies』と改称)を創刊する。
リーア・A・ホワイトにより、超心理学情報源センター(PSIセンター)が、ニューヨーク州ディックス・ヒルズに開設される。
マルセロ・トルッツィにより、「科学的変則現象研究センター」が設立される。
SPR創立100周年を記念して、ロンドンでPA・SPR合同総会が開催される。
サイ現象やUFOなどを含む変則的現象全般の研究を対象にした「科学的探検学会」(SSE)がアメリカで結成される。
PSIセンターのリーア・A・ホワイトは、世界中でこれまで刊行された超心理学関係の雑誌論文や書籍、修士・博士論文に至るまでの抄録を全て収録する『国際超心理学アブストラクツParapsychology Abstracts International』(1991年に、『人間の例外的体験 Excetional Human Experience』誌と改称)を創刊する。
主として1940年以降に出版された主要専門誌掲載の論文の抄録のデータベースが、PSIセンターによりオフラインで提供される。
故アーサー・ケストラーの遺産により、エジンバラ大学に、ロバート・L・モリスを教授とする超心理学のケストラー講座が開設される。
郵政省は、「未来通信メディアに関する研究会」を発足させ、日本超心理学会会長・大谷宗司をその一員として参加させる。
超心理学者(ホノートン)とその批判者(レイ・ハイマン)とが、超心理学史上初めて、共著論文を執筆する。
科学的探検学会は、機関誌『科学的探検雑誌 Journal of Scientific Exploration』(JSE)を創刊する。
PAの下部組織であったアメリカ南東部PA(SERPA)は、関心の低下および財政難から解散となる。
アメリカ国立科学アカデミーの下部組織(国家研究評議会)がハイマンらの援助により87年末にまとめた、超心理学に関する批判的報告に対して、PAの担当会員(ホノートンら)が反論を行なう。
カナダのニュー・ホライゾンズ研究財団が、その活動をいったん停止する(89年末、規模を縮小して活動再開)。
『超心理学レヴュー Parapsychology Review』誌が廃刊となる。
“気”の研究を中心とした(日本)人体科学会が創設される。
超自然現象を批判的、科学的に検討することを目的に、JAPAN SKEPTICSが創設される。
ソニーESPER研究室が開設される。
エジンバラ大学超心理学ケストラー講座ロバート・L・モリス教授が8月に来日、日本超心理学会大会で講演する。
1972年より秘密裏に行なわれてきたアメリカ政府の“スターゲイト計画”の文書が一部公開される。
国際生命情報科学会(ISLIS)が11月に設立される。
休刊になっていた『国際超心理学雑誌 International Journal of Parapsychology 』が、ニューヨークの超心理学財団により復刊される。日本語を含め、数ヵ国語による抄録がついている。