はじめに

マツモト歯科医院 院長 松本 理(まつもと わたる)1954年(昭和29年)神奈川県川崎市生まれ、東京都立大学理学部数学科卒業、 東京医科歯科大学歯学部付属歯科技工士学校卒業、大阪大学歯学部に学士入学・卒業、1989年(平成元年)8月マツモト歯科医院開設


どこかに良い歯医者さんないかしら

ほんとうに歯科医院はたくさんありますからね
あなたに合った歯科医院が見つかるといいですね


この医院はどんな歯科医院なんですか。 この医院は何か特別なんですか?


どの医院もみんな特別なんですよ。みなさん、それぞれ個性的な治療をされています。
うちも特別、ほかの医院もみんな特別です。


内容はどこも同じようなものだと思っていましたけど、そうじゃないんですか?


そうじゃないんですよ。ためしに何軒か歯科医院を回ってみるといいですよ。ずいぶん違うのが分かると思います。
同じ歯でも、削るか削らないか、神経を取るか取らないか、歯を抜くか抜かないかなど、けっこう違います。


ほんとうにそんなに違うんですか


それに、同じ削るといっても削り方が違いますし、同じ神経を取るといっても取り方が違いますし、歯を抜くといっても抜き方が違います。


ふーん。でも、まかせるしかないんじゃないですか。


そうですね、そうかも知れませんね。
でも、後戻りできない治療も多いですから、あなたはあなたの価値観に合った歯科医院を選ぶことはとても大切なんです。


そんなもんですかね。


どの歯科医に聞いてみても、「自分はなるべく削らないようにしている。なるべく抜かないようにしている」と答えると思います。でもね、実際は「どうだったら歯を削るか・どうだったら歯を削らないか」の基準そのものが違いますし、「どうだったら歯を抜くか・どうだったら歯を抜かないか」の基準も違います。

同じ歯を見ても、ある歯医者は「これじゃ神経を取るしかない」と言うし、 別の歯医者は「これなら神経を取らなくても大丈夫ですよ」と言うし
また別の歯を見て、ある歯医者は「これじゃ歯を抜くしかない」と言うし、 別の歯医者は「抜かずにすむと思いますよ」ということだってあるんです。

それは、みんな何を大切にしているか、何を優先しているか、価値観そのものが違うからなんです。


何かよくわかんないな。


じゃあ具体的な例でお話しましょう。
こんな例はどうでしょうか、右上の前歯が腫れてズキズキ痛くなって来院されました。見るからに痛そうです。外から見ても鼻の下のほうが腫れているのが分かります。


レントゲンを撮るとこんな状態です。下のレントゲン写真がそうです。



これ見てもよくわかんないなあ。


歯のレントゲンは、見方さえ分かればとても分かりやすいんです。


そうなんですか


下の写真で黄色く色をつけた所が、膿(ウミ)がたまっている部分です。

 

 

2つを見比べるとこうなります。

 

 


へーそうやって見るんだ。確かに始めの写真では歯の根の先が丸く黒くなってますね。


もしこの患者さんの状態を何人かの歯科医に見せたら、「歯を抜く」と答える歯科医と「抜かずに歯を治療する」という歯科医に分かれるでしょうね。

最近の傾向からすると歯を抜いてインプラントを勧めるところもあるかも知れませんね。


でも、痛くて治らないと言われれば仕方ないですよ。


まったくそうだと思います。でも本当に治らないかどうかは治療して経過を見てみないと誰も分からないんです。


ふーん、そんなもんですかね。


そうですね。でも結果がよければ、歯を抜く治療を選んだにしても、良い治療を受けたと思うんじゃないでしょうかね。

まあどちらにしても、必ず100%うまくいくという方法はありませんし、また100%だめということでもないですね。

でも同時に2種類の治療はできませんから、さまざまな治療方法から一つを選ばなければならないですね。


いろいろあるんですね。じゃあどうやって治療のやり方を選んだらいいんですか?


そですね、私は、歯を長持ちさせるにはどうしたら良いかをいつも考えていますね。

そして、これからやる治療を患者さんが10年後、20年後から振り返った時、やって良かったと思えるかどうか、

それからもう一つは 「自分の家族ならどんな治療をするか」 と考えますね。


具体的にどうするんですか?


最小限の治療からやるといいと思いますよ。それで良い結果が得られなければ次の段階、それで良い結果が得られなければ次の段階へと順番に進めば良いのです。


もっと具体的にはどういうことですか?


例えば、なるべく歯を削らない治療をやる。もっと削る治療は後からできます。

なるべく歯を抜かない治療を試みる。歯を抜く治療は後からできます。

ということですね。


それはもっともですね


そして歯の寿命にかかわるような大事な治療は、多少手間や時間がかかってでもより確かなやり方を選ぶということです。

治療の後は観察を続け、その都度、その都度、お互いが納得して対処していくのがよいと思います。それが、結局は歯を一番長持ちさせる治療になると思います。

なんといっても歯さえちゃんと残っていれば、後から他の治療法を試みることができますからね。

迷ったら、歯を一番長持ちさせる方法を選ぶのが良いと思います。


歯科医院選びが本当に大切ですね。


本当にそうです。


では、どんな点に気をつけて歯科医院を選んだらいいんですか?


そうですね、まずどんな治療が受けられるかが一番大切だと思います。
多くの場合、いったん治療を受けてしまうと元に戻りませんからね。

歯は、どの治療法を選ぶかが将来に一番影響します。

そして同じ治療が受けられるなら「上手な方がいい」とか、「近い方がいい」とか、「安い方がいい」とかになると思います。


ふーん。じゃあ現実にどうやって歯科医院を選んだらいいんですか?


そうですね、具体的な例でないと比較しようがないんですよ。ほんとうは実際に何軒か受診してみて、あなたの場合はどんな治療になるか、考え方や治療の内容を詳しく聞いてみるのがいいんですけどね。

詳しく知れば知るほど信頼できるところがいいですね。


それってけっこう勇気がいりますよ。


確かにそうですね。


いきなり何かされたりして、恐いですよ。


そうですね。はじめに「診断と治療方針だけ聞きたいと」断って受けた方がいいかも知れませんね。


それでもけっこうハードル高いですよ。


そりゃあそうですね。

それと、歯の治療の内容とは別に、消毒が徹底しているということが大切ですね。


それってどうゆうことですか?


そうですね、興味があったらこちらを見て下さい


ふーん、そんなこともあるんですか。


みなさんそれぞれ価値観が違いますから、あなたは、あなたにあった歯科医院を見つけて下さい。