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ボストン・ビーコンヒル (水彩画・F6号)

ボストンコモン(市民共通の広場)の北側に広がるレンガ造りの家並みが続くビーコンヒルは、ヨーロッパの雰囲気を留めたリッチな住宅街である。街路樹の美しい坂の石畳の街は、春には若葉、夏には新緑、秋には紅葉と四季の変化が楽しめる。なかでもガス燈がともる夕暮時はレンガ造りの家並みが一際ロマンティックに映る時。建物の一部は、固定史蹟保存物に指定されている。街の名は、初期の入植者であるピューリタン達が、コモン北側の丘の上に外敵の襲撃を知らせるビーコン(のろし火)を焚いたことに由来する。その後、彼らの子孫である裕福なボストニアンたちの高級住宅街へと変わり、散策の名所となった。ダウンタウンの喧騒と対照的に、エレガントで豪奢な雰囲気が如何にも高級住宅街を感じさせてくれる。