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バンクーバー島 ビクトリア (彩色鉛筆画・F10号)

バンクーバー島の南端に位置するビクトリアはブリテイッシュ・コロンビア州の政治、経済の中心として州都に制定されている。1849年にイギリス領植民地となり時のイギリス女王の名をとり「ビクトリア」と名付けられた。
バンクーバーからアメリカ国境に向かう途中のツワッセンでフェリーに乗り込み、大小の島々の間を通り過ぎ、約1時間半でバンクーバー島に到着する。そこから車で約30分のビクトリアは、光溢れるインナーハーバーといい、スケッチの右側に見えるフェアモントエンプレスホテルの重厚な佇まいは目を見張るものがある。船上から見たこのインナーハーバーの光景は全く絵に描いたような印象を与える。
気候が穏やかで治安もいいビクトリアは悠々と老後を過ごす裕福な引退者が多く、保守的で変化を好まない街である。ビクトリアを訪れる人々はそこに行く度にイギリス文化に浸透された風景に触れ人の心を打つ見事な街だとあらためて感心する。