その他の話題

話題の提供

1、日本の政治システムは、システム制御工学の観点から見て、どのような特徴を持ち、長所・短所は何か?

    例えば、情報公開が遅れていると指摘されているが、これはフィードバック制御(民意の反映)に必要な、状態観測が出来ていないということか? 等

2、コントロール・コンフィギャード・ヴィーイクル(制御主導型乗り物)の概念を経営工学に持ち込むとどのようなことが考えられるか?

    コントロール・コンフィギャード・ヴィーイクルの例としては、垂直離着陸飛行機が有名である。つまり、従来のシステム制御では、制御対象システムはありきであり、その構造を変更することなく、制御器を付けて性能の向上を計っていた。しかし、発想の転換で、制御することを前提にシステムを設計すると、システム構造の選択幅が広がり、従来以上の性能向上が可能となる。

3、インターネットに代表される情報ネットワーク時代を迎えて、ビジネスのやり方も変わらざるを得ないと言われるが、企業にとってオープン・アーキテェクチャ戦略は、有効か?

    オープン・アーキテェクチャ戦戦略とは、自社のもつ情報をより積極的に公開、発信し他者の多様な情報と結合させることによって情報価値の自己増殖現象を発生させその価値を自社の利益として取り込んでいく戦略である。

4、知的システムやインテリジェント・システムという表現をよく目にするようになったが、インテリジェンスの定義は?

5、日本にも失敗を生かすと得になる仕組み(社会システム)が必要との指摘がある。これをシステム工学的に考察するとどうなるか? 改善の提案は?

    アメリカは失敗(例えば、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発)を真正面から受け止め、そこから次の失敗の防止策を考え、発展の種にすることを文化として取り込んできました。日本では、失敗を単なる恥じ、減点の対象と考え、失敗を無視し、隠し、責任回避する風土がある。 (例、食品汚染、消費者のクレーム隠し、公官庁の不祥事や対応の遅れ)

6、 日本の医療システムについて、システム工学的に考察するとどうなるか?

      西洋医学偏重の反省から、欧米では代替医療(針、指圧、薬草等の東洋医療、、機能性食品)の研究・応用が盛んである。おかげで、ガンも減りつつあるとの報告もある。一方、日本では、この点においても、後塵をはいしている現状にある。
 
 

課題の提供

1、各人の抱える課題のなから適当なものを選択し、システム制御のアプローチで問題解決をこころみよ。

2、経営工学における問題について、システム制御のアプローチで問題解決をこころみよ。

3、講義で習ったシステム制御技術の効用と限界について考察せよ。

4、講義で習うことは本質的に過去の業績である、現代の驚異的に進展しつつある情報通信技術を活用すれば、システム制御技術のどのような発展方向があるのか考察せよ。