問題P1の解答

このシステムへの入力は講師の行う講義、それを受けた学生の理解度がシステムの状態と捉える場合、

FB制御:まず学生の理解度を計測し、その結果にもとづいて
                  講師が講義内容 やコミュニケーション方法を変更するか、
                  あるいは、学生が理解不足の所を復習すること、

FF制御:講師が講義の前に講義の内容やコミュニケーション方法を上手く選択すること、
            あるいは、学生が講義の前に教科書等を読んで理解を深めておくこと(これは 米国の大学の講義スタイル)、
             (あるいは、非常に有能な講師を選任すること、)

である。

このシステムにおける

モデリングとは、学生の理解力(線形代数、微分方程式、等の素養)を知ること、
                       (講師が受講生に概念を習得させる能力の有無を知ること)、
                       (講師の教える能力と受講生の受け取る能力を知ること)、

可制御とは、受講を通して学生がシステム制御工学の概念を習得できること、
                   (講師が受講生に概念を習得させられる能力を有すること)、

可観測とは、(テストや質問に対する答えを通し)学生の理解度を知ること、

に当たると考えられる。

この問題を通して修得して欲しいポイントは、システム制御の基本概念である

の理解。


上記問題を自信を持って解けた人は、おめでとう!

自信を持てない人は、第一講の要旨と内容を再度読み直してみて下さい。
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