演習問題P1の解答例

 

1) FB制御として、利率の変動や給与額の変動による過渡的な目標積み立て額と実際の積み立て額の差額を補うように各年の新規積立金2を変動させること、等が考えられる。

2) FF制御として、10年間で三千万円を積み立てるのであるから、

毎年(300万円―前年の利子分)を新規積立金1とすること、

あるいは、五年後の一子誕生後は、生活費が多くかかることが予想できるので、最初の五年間は毎年(350万円―前年の利子分)を新規積立金1とし、残りの5年間は、毎年250万円―前年の利子分)を新規積立金1とすること、 等が考えられる。

3) モデリングとは、利率等を求めることに当たる考えられる。   

図の参考モデルは、給与モデルや必要諸経費のモデル等が含まれていないので、各年の積み立てにまわすことが出来る金額の情報が得られないので、モデルとしては不完全。

4) 可制御とは、十年後に三千万円を積み立てることができるだけの給与をもらっていること、かつ、積み立てることを実行する意志を持続できることに当たると考えられる

(人間を含むシステムは、意 志を含むので不確実性がまし、従来の学問ではあまり対象とされてこなかったが、現状では、対象とせざるを得なくなってきている。)

5) 可観測とは、積み立て額を知る手段があることに相当する。

6) 外乱とは、利率や給与の変動、生活費の変動等が考えられる。