●a-iwaiさんから届いたサウスウォルドの画像です

a-iwaiさんから届いた、エドワードグリーンのサウスウォルドの画像を紹介します。
606ラスト、ダークオーク・アンティークとのことです。
トゥの波型のトゥ・キャップがとても印象的な靴と思います。


※送っていただいた画像に少しシャープさを増すレタッチをしました。

以下は、a-iwaiさんが掲示板に書き込んでいただいた内容の一部をコピーさせていただきました。
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ロブパリのアッパーのかっちりとした剛性感、履き口周辺から踵、甲にかけての密着感、インソールの押し戻すような感触に対し、サウスウォルドは踵、土踏まずでのサポートと自然な歩行感が特色であると感じます。
ヒールカウンター周りの曲率は小さく(弧が小さい)、広いルームがあります。
踵はヒールの積み革よりも外へ張り出しており、ヒールを小さく見せてクラシカルな視覚効果を生んでいると思います。僅かではありますがヒールがトップリフトに向けて台形に外へ開いているような印象を覚えますが、採寸した訳ではないので私の錯覚かも知れません。
ソールのウェストは鋭くえぐられており、さらにべベルド・ウェイストに仕上げてあります。その絞り具合は最も幅の広いボールジョイントの部分との比率でおおむね2 : 3で、本当に「ウェストが細い!」です。ヒールカウンターは十分に剛性のあるもので、比較的ソフトな履き口周りが楽な足入れを可能にしているのに対して、踵を広い範囲で支えてくれます。驚くべきは土踏まずの密着感で、ヒールカウンターの端からボールジョイントのインステップ側までのほぼ全体でしっかりとサポートしています。
盛り上がるような峰を形成してつま先へと流れる甲は、甲の曲線に沿って押さえつつ土踏まず部分を上へ引っ張る効果もあるのではないかと、勝手に想像しています。タンのはインステップ側のレースステイに一方を縫い付けられていますが、表からは判らないように処理されています。またライナーはタンの中央部分だけに張られています。(フィッティングの時にスタッフが「チッ」と舌をならしましたが、やはり紐が通しにくいようですね。ロブパリもそうなのですが、手入れの度に紐を抜くのは億劫になります。)ライナーとタンに張られたライナーは重なる部分は無く、これがアッパーの軽さと柔らかさにも貢献しているようです。
トゥ・キャップがW型をしているため、ソールの返りがより足の動きに沿っていると言う印象です。土踏まずよりも前方、つま先までのミッドソールは詰め物が薄めな感じがしますが、接地感も返りもとても自然でつま先部分にも引っかかり感は無く、履きはじめのトゥの偏磨耗はとても少ないのではないかと予感させます。
室内で歩き回ったアウトソールにはつま先から土踏まずに掛けてひし形に跡が付きます。これはいかに土踏まずのサポートを重視しているかの現れ、イコール自然な歩行感と接地感を重視しているかの現れではないでしょうか。
アウトソール・エッジの張り出しは非常に少なく、全体をとてもエレガントに見せています。また、インステップ側の直線的な輪郭に対しアウトステップ側は踵から小指の付け根までゆったりと広がってから、急激にトゥに向かって絞り込まれます。捨て寸の少ないスクェアトゥとW型のトゥキャップが全体を短く見せがちですが、インサイド・ストレート、アウトサイド・カーブのラスト・シェイプに助けられてシャープでクラシカルなデザインであると思います。

柔らかく軽いアッパーとソールの自然な返りが心地よい歩行感を生んでいるのに加え、非常に良く密着して広範囲で支える土踏まずが履いているだけで足に心地よい刺激を与えてくれていると感じます。この履き心地、大変気に入りました。