今回取材した展示では、必要性から生まれたアイデアを生かした製品開発と日本の地場産業の可能性を感じました。
写真はフランス製の電動車いすです。椅子の部分を台車の中に格納して旅行カバンほどの大きさにすることができます。実際に旅行カバンのように手で引いて簡単に移動することができます。コンパクトにたたむことで車に積むことも可能です。
新潟県燕市の地場産業である金属加工と表面塗装の技術を活かした手すりです。凹凸のある形状は握りやすく、力の弱い人でもつかまりやすい工夫がなされています。表面は特殊な塗装でヒヤリ!と冷たい感じがしません。伝統技術や先進のアイデアを福祉の分野に活用して、経験値を高めて更なる発展をのぞみます。