第34回国際モダンホスピタルショー2007の会場では、病院施設や介護施設で使用する機器や、病院経営のためのソフトウェアなど、数多くの展示が行われていました。
その中で特に注目したのは世界初の「色弱模擬フィルター・バリアントール」(写真:眼鏡のように着用)です。 このフィルターを通して私たちの社会を見てみると、必要な情報を判別できない配色が数多く存在することがわかります。 日本全国で約300万人の色弱の方々が不便な状況にあります。何気なくみている標識や看板、教科書などの色使いにもバリアーがあるということです。
その中で特に注目したのは世界初の「色弱模擬フィルター・バリアントール」(写真:眼鏡のように着用)です。
このフィルターを通して私たちの社会を見てみると、必要な情報を判別できない配色が数多く存在することがわかります。
日本全国で約300万人の色弱の方々が不便な状況にあります。何気なくみている標識や看板、教科書などの色使いにもバリアーがあるということです。
写真@地図上で市境がオレンジ色の線で記されている。
写真Aバリアントールを通して見てみると、オレンジ色でかかれた線は緑色のように見えてしまうため、特に緑色の山の部分では、線が判別しづらくなってしまいます。
写真B市境を黄色の線にした地図。
写真Cバリアントールを通して見てみると、黄色の線にしたことで、緑色の山の部分でもはっきりと境界線が見やすくなっています。
写真D色の組み合わせによっては文字が読みづらくなってしまいます。
写真Eバリアントールを通して見てみると、どのような色の組み合わせがよいか探す事ができます。 バリアフリー環境を実現していくために、このような道具を用いて、様々な身体的状態について誰もが正しく理解して、改善していくことが重要です。 このバリアントールはその一歩を踏み出すための強い味方となるでしょう。まさに、ユニバーサルデザインの思想で開発された製品だと思います。
写真Eバリアントールを通して見てみると、どのような色の組み合わせがよいか探す事ができます。
バリアフリー環境を実現していくために、このような道具を用いて、様々な身体的状態について誰もが正しく理解して、改善していくことが重要です。
このバリアントールはその一歩を踏み出すための強い味方となるでしょう。まさに、ユニバーサルデザインの思想で開発された製品だと思います。