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2008.2
いまさらですが、バリアフリーって何?

「バリアフリー」とは、安全で自由な移動を支える環境のことです。移動が困難な状態とは、状況によって行動に制約を受けることです。例えば、車いす使用者やベビーカー、高齢者、大きな荷物を持った状態などではエレベーターなどが必要ですし、視覚的に不自由であれば、点字ブロックなどが必要です。それなら、設備も良くなっているから大丈夫と思われるかもしれません。果たしてそうでしょうか?

「バリアフリー」という言葉が登場して久しいですが、正しく理解されているのでしょうか?バリアフリーを理解した上での「見る目」がなければ、何となく「だんだん良くなっている」位の関心しか持てず、環境は良くなってはいきません。一見こぎれいな町の中にバリアフリーが「偽装」されているのが現状なのです。今回、横浜駅を車いすで移動しただけでも、バリアフリーへの認識の薄さを感じました。

 

写真:バリアフリーの建築物ですと言っておきながら通れない・・・誘導ブロックも入り口に案内されていない。

   

バリアフリーの環境をより良くしていくためには、「作る人」、「管理する人」、「使う人」が各々の立場でベストを尽くすことです。「作る人」は正しい認識のもとに作り、作りっぱなしにせずより良く改善する。「管理する人」は、常に安全・快適に使えるよう気を配り、不具合や利用者の意見があれば速やかに対処する。「使う人」は大切に使い、お互いに気持ちよく使えるようにマナーを高め、不具合に気付いたら、すぐに伝える。バリアフリーに関係のない人はいません。全ての人が理解し、協力しあってバリアフリーはより良くなっていくのです。

 

写真:優先エレベーターは別な遠いところにありますからそちらへどうぞの看板・・・それはご親切に!(怒)

   

神奈川区社会福祉協議会の皆さんと神奈川大学ボランティアサークルGlobal☆Yen☆Leapの皆さんと一緒に、横浜駅周辺のバリアフリーを見に行きました。

神奈川区社会福祉協議会のホームページにも今回のバリアフリーチェックについての記事が載っていますのであわせてご覧ください。

ホームページアドレスは下記のとおりです。

http://kanagawa-kanapan.sblo.jp/