「バリアフリー」とは、安全で自由な移動を支える環境のことです。移動が困難な状態とは、状況によって行動に制約を受けることです。例えば、車いす使用者やベビーカー、高齢者、大きな荷物を持った状態などではエレベーターなどが必要ですし、視覚的に不自由であれば、点字ブロックなどが必要です。それなら、設備も良くなっているから大丈夫と思われるかもしれません。果たしてそうでしょうか?
「バリアフリー」という言葉が登場して久しいですが、正しく理解されているのでしょうか?バリアフリーを理解した上での「見る目」がなければ、何となく「だんだん良くなっている」位の関心しか持てず、環境は良くなってはいきません。一見こぎれいな町の中にバリアフリーが「偽装」されているのが現状なのです。今回、横浜駅を車いすで移動しただけでも、バリアフリーへの認識の薄さを感じました。
写真:バリアフリーの建築物ですと言っておきながら通れない・・・誘導ブロックも入り口に案内されていない。