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国際福祉機器展 HCR

2010年9月30日〜10月1日

東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展HCR2010の福祉車両展示ブースです。

各社の最新モデルに手動運転装置やスロープ、昇降機能つきの座席を備えた車両が展示されていました。

少ない力で操作できる手動運転装置を開発した自動車メーカーがありましたが、同じメーカーの車両でそれを装着できる車種はまだ4種類(新型車のみ)だそうです。説明員の方のお話では、今後車種を増やしていく予定との事ですが、手動装置の開発段階から、なぜ自社の車両すべてに装着できるように設計をしておかないのでしょうか?また、その装置を取り付けると、ドリンクホルダーが使えなくなってしまいます。何か限定的であったり、使いやすくするために本来の機能を犠牲にしてしまうようではいけません。「人に易しいユニバーサルデザイン」と、製品どうしを組み合わせて使いやすくする「物に易しいユニバーサルデザイン」の両面で考えていくことが福祉車両の発展のために必要だと思います。

 

 

 

レバー操作で運転できる自動車。様々な身体の状態に対応できる機器の開発が進んでいます。

ベースとなる車両にも、このような機器を取り付けやすいデザインが必要です。

手動運転装置のドライブ・シミュレーター。

 

運転補助装置専門メーカーのブースでは、レバーのみでアクセルやブレーキ、ハンドル操作が行える車両が展示してありました。このような装置も車種や年式を問わずに取り付けられるようになれば良いと思います。

新型の電気自動車にも手動運転装置を取り付けたものが展示してありました。発売前なので車内の撮影はご遠慮くださいとの事でした。アンケートに答えた人のみ、車内を見る事ができます。アンケートの内容に購入してみたいか?という項目がありましたが、やはり試乗してみないとなんともいえないので、手動運転装置付の試乗車の設定がほしいと記入しました。また、この展示車両は助手席が回転して乗り込みを補助する装置がついていました。しかし、運転席に乗り込むための補助機器は付いていませんでした。せっかく展示するのであれば、福祉機能フル装備で展示すれば、ユーザーの判断材料が増えるし、アンケートの結果もメーカーにとって有益な情報を得られると思います。また、電気自動車なので、給油口の代わりに充電用コネクターが車両の前にあります。そのため、自宅の車庫では駐車の方向や電源の取り方を考えなければいけません。私の場合は家から離れたところに駐車場があるので、自宅での充電はできません。このためガソリンスタンドならぬ充電ポイントまで行きチャージする必要があります。満充電で200km走行可能ですが、道路の状況で変化するそうです。エアコンを使うと電力をかなり電力使うので航続距離は短くなるそうです。

 

自然環境と人の身体にやさしい車であって欲しい。

 

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