試合の背景並びにTV放映データなどを記録した、管理人によるコラムです。
1270・1271 2012年闘い始め
2012年の始動戦は、昨年末に結成された新ユニット「STACK OF ARMS(SOA)」との闘いから。格闘技色の濃いSOAは3選手同時に関節技を決めるなど、キックとグラップを主体とした攻撃でドッティたちに何もさせずに完勝。2012年の全日マットの台風の目となる存在感を見せつけました。
また、例年はヘビーとJrのそれぞれで開催される恒例のバトルロイヤルは、今年は1・3に3大タイトル戦が組まれたため、1・2にヘビー、Jr含めた参戦全選手が参加しての1回勝負に。23選手が同時にリングにひしめき合う壮観なスタートも、ヘビー級の有力選手が次々に脱落。ドッティはうまく立ち回ってハヤシ選手や大和選手らとともに最後の5人に入り、結託してKENSO選手に向かっていくも、いなされてJr勢はすべて場外葬に。最後は、投げられてもエプロンで踏みとどまった征矢学選手がKENSO選手を丸め込み、賞金100万円を獲得。この日のファン審判で再入団が決まったGET WILDの盟友・大森隆男選手を祝いました。
【新春バトルロイヤル(23選手参加)結果】
●退場順
(1)征矢匠(2)KAI(3)真田聖也(4)菊地毅(5)浜亮太(6)曙(7)渕正信(8)菊タロー(9)武藤敬司、船木誠勝、諏訪魔、西村修、河野真幸、太陽ケア(15)田中稔、中之上靖文、BLACK BUSHI(18)大森隆男(19)大和ヒロシ(20)近藤修司(21)カズ・ハヤシ
征矢学(8分36秒 横入り式エビ固め)KENSO
《優勝》征矢学
※優勝賞金100万円を獲得
※『ALL JAPAN B-Banquet #304』(GAORA)'12.01.10放映
1272 「STACK OF ARMS」vs「ディストラクション」開戦も・・・
前日は大日本の関本大介選手と一騎打ちを果たしていた諏訪魔選手が加わり、「STACK OF ARMS」vs「チーム・ディストラクション」の新旧2ユニットが激突。SOAが2日続けて勝利し、船木選手が試合後に諏訪魔選手にエース失格の烙印を。諏訪魔選手が反発すると「いつもそうやってキレるからダメなんだ」と追い打ちを掛け、遺恨が勃発。三冠挑戦を巡る争いの幕開けを思わせましたが、翌4日に新日本の東京ドーム大会に河野選手とともに出場した船木選手が、永田選手のヒザ蹴りを受け、顔面骨折で全治半年という重傷を負い戦線を離脱。両者の因縁と、両者が背負うユニット同士の本格開戦も、ともに先延ばしとなってしまいました。
なお、この日行われた3大タイトル戦はアジアタッグ(関本&岡林組vsSMOP)、世界Jr(オメガvs大和)、世界タッグ(オズ&クエルボ組vs真田&KAI組)は挑戦した全日勢が3タテを喰らい、王座奪還はなりませんでした。
※『ALL JAPAN B-Banquet #305』(GAORA)'12.01.14放映
1273
※『バトルステーション 全日本プロレス「2012新春シャイニングシリーズ」1・7KBS京都ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.01.11放映
1276 NOAH参戦 GHC Jrタッグ王座挑戦へ
昨2011年末の参戦アピールに呼応したNOAHが用意した舞台は、同団体の2012年開幕戦・後楽園大会。全日本ではこの日の15時から山梨でシリーズ最終戦が組まれていたため、試合開始(12時)直後の第1試合となり、図らずもNOAHの2012年オープニングマッチ出場になりました。
試合では、大和選手を自在に操り、査定マッチに快勝。試合後にマイクを握ったドッティは「ノアも(全ベルト流出状態にある)全日本みたいにしてやる」と丸藤副社長に対し、自虐を交えてベルト挑戦を直談判。そこへ、指名を受けたGHC Jrタッグ王者(第15代)の鈴木鼓太郎&青木篤志組が登場。「(1月)22日に大阪で防衛戦があるから、それが終わったら相手してやるよ」と受諾。NOAH大阪大会での3度目の防衛戦(原田大輔&小峠篤司組(大阪プロレス)が挑戦)をクリアしたらという条件付きで、近藤&大和組の挑戦が内定しました。
※『NOAHスペシャル「The First Navig.2012」2012・1・15後楽園ホール』(日テレG+)'12.01.20放映
※『NOAH di コロッセオ(478)1・15後楽園ホール大会』(日テレG+)'12.02.27放映
1277 ダブルヘッダーで山梨でのメイン出場
NOAH後楽園大会後、山梨に移動してメインイベントに出場。長い1日となりました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #306』(GAORA)'12.01.22放映
番外 プロレスリングNOAHのGHC Jrタッグ選手権試合を視察
1月22日、王者鈴木鼓太郎&青木篤志組に大阪プロレス勢が挑戦したGHC Jrタッグ戦を、次期挑戦者に内定した近藤&大和組が「2月11日全日本大阪大会(松下IMPホール)の宣伝のついでに」視察。「NOAHから獲らないと意味がないけど、防衛は大丈夫か?」と挑発していたドッティの目の前で王者組が防衛。試合後にリングインした全日本コンビは、おなじみの全身白のスーツに身を包んだ大和選手が「王者組はひたすら地味」とこきおろし、会場のブーイングを誘発。対するNOAH勢は鼓太郎選手が「近藤には興味があった」と挑戦を応諾するも「挑戦資格は100kg以下」とドッティの体重問題に言及。ドッティは「俺は103kg、大和は83kgで足して200以下だから大丈夫」と詭弁を弄しつつ、「ベルトをもらう代わりに、大和に取り憑いた生き霊をNOAHマットに置いていく」と、東スポ紙上でも取り上げられた大和選手の心霊写真騒動をネタに、MC合戦を締めくくりました。
そして翌23日、NOAHサイドから2.14「The Navig..in February 2012」後楽園大会でのタイトル戦が正式発表されています。
プロレスリングNOAH「The First Navig.2012」大阪・大阪府立体育会館(観衆3400人)
第6試合GHC Jrヘビー級タッグ選手権60分1本勝負
鈴木鼓太郎&青木篤志〈第15代王者組〉(1-0)原田大輔&小峠篤司〈挑戦者組〉
青木(21分10秒 アサルトポイント)小峠
※王者組が3度目の防衛に成功
※『NOAHスペシャル「The First Navig.2012」2012・1・22大阪府立体育会館』(日テレG+)'12.01.27放映
※『NOAH di コロッセオ(479)1・22大阪府立体育会館大会』(日テレG+)'12.03.05放映
1278 世界Jr挑戦決定
この日のセミで行われた世界Jr選手権でケニー・オメガ選手(DDT)がカズ・ハヤシ選手の挑戦を退け、3度目の防衛に成功。その王者の前にドッティとKAI選手が挑戦を表明。オメガ選手は、リターンマッチとなる前王者KAI選手の挑戦を否定し、挑戦者にドッティを指名。田中稔、カズが敗れ、全日Jr3強の最後の砦として、3.20両国大会に出陣することになりました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #307』(GAORA)'12.02.10放映
1282
※『ALL JAPAN B-Banquet #308』(GAORA)'12.02.18放映
1283
※『バトルステーション 全日本プロレス「2012エキサイトシリーズ」2・12岡山県卸センター・オレンジホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.02.18放映
1284 GHC Jrタッグ王座奪取ならず
当日の第1試合開始前に調印式に臨み、メインで組まれた選手権に挑んだ近藤&大和組でしたが、青木選手の必殺技・オブジェクト(リストクラッチ式アサルトポイント)に大和選手が沈んで決着。リングを去った挑戦者組に対し、王者組は賞賛を贈りましたが、次の挑戦者は自団体から募ると公言。ドッティらにも「もう一丁」の気持ちはなく、残念ながらこの交流は線にならず点に終わっています。
※『NOAHスペシャル「The Navig. in February 2012」2012・2・14後楽園ホール』(日テレG+)'12.02.17放映
※『NOAH di コロッセオ(481)2・14後楽園ホール大会』(日テレG+)'12.04.02放映
1285 ALL TOGETHER 第2弾
2011年8月27日・日本武道館大会に続き、今回は東日本大震災の被災地で被災者を招待して行われた3団体オールスター戦「ALL TOGETHER」。ドッティが出場した第3試合には「SHINE ON TOMORROW」とのサブタイトルが付きましたが、「各団体のJr戦士をシャッフルした8人タッグ」以上のテーマ性はなし。ドッティにとっては、一度も同じコーナーに立ったことのない中嶋勝彦選手と初めてタッグを結成した、ということだけがトピックスとなりました。
※『SKY Perfec TV! LIVE SPECIAL 新日本プロレス×全日本プロレス×プロレスリング・ノア
東日本大震災復興支援チャリティープロレス「ALL TOGETHER 〜もう一回、ひとつになろうぜ〜」2012.2.19仙台サンプラザホール』(Ch.162)'12.02.19放映
※『チャリティープロレスALL TOGETHER』(日テレG+)'12.02.24放映
※『全日本プロレススペシャル「ALL TOGETHER」』(GAORA)'12.03.01放映(ダイジェスト)
※『バトルステーション 「ALL TOGETHER」2012.2.19仙台サンプラザホール・前編』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.03.06放映
※『チャリティープロレスALL TOGETHER』(CSテレ朝チャンネル)'12.04.15放映
※DVD『東日本大震災復興支援チャリティープロレス「ALL TOGETHER」2012.2.19仙台サンプラザホール』(日本テレビ版)'12.04.27発売
※DVD『東日本大震災復興支援チャリティープロレス「ALL TOGETHER」2012.2.19仙台サンプラザホール』(テレビ朝日版)'12.04.27発売
1286 大和選手とのジュニアタッグコンビを解消
両国大会を最終戦に控えたシリーズの開幕戦後楽園大会。本来なら前哨戦が行われそうなものですが、世界Jr王者ケニー・オメガ選手の参戦はなく、出場したアンダーカードは6人タッグマッチながら5分弱で決着。メインで行われた60分3本勝負の諏訪魔vs真田聖也戦で諏訪魔選手のセコンドに付いた時間の方が遙かに長かった1日でした。
なお、この日の試合後の控え室で、ジュニアの試合で長らくタッグを組んできた大和ヒロシ選手が、次期シリーズに開催されるJrタッグリーグ戦に向けてコンビ解消をドッティに申し出ました。因縁のライバルとして闘い続けるうちに気脈を通じた佐藤光留選手とタッグを組むことでプロレスラーとしてのステージを上げたいとする大和選手の希望をドッティも応諾。2010年のJrタッグリーグ戦でのコンビ結成から丸2年間、師弟コンビとしてやってきましたが、成長した弟子と、今後はライバルとして対戦していくことになりました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #309』(GAORA)'12.03.11放映
1289・1290 東日本大震災復興チャリティー狭山大会
全日本プロレス所属から2010年8月にフリー転向後、出身地狭山市の市会議員に当選(2011年4月)し、活動を続けている土方隆司選手が手がけたチャリティー大会。古巣全日本プロレスの全面協力の他、長州力選手、曙選手といったビッグネームも参戦。アーティストによるLIVEなども行われ、盛況となりました。
【クリーンアップインターナショナル杯争奪バトルロイヤル(13選手参加)結果】
●退場順
(1)KAI、大和ヒロシ(3)中之上靖文(4)征矢匠(5)浜亮太(6)大森隆男、征矢学(8)太陽ケア(9)諏訪魔(10)カズ・ハヤシ(11)近藤修司
KENSO(6分33秒 オーバー・ザ・トップロープ)土方隆司
《優勝》KENSO
1291 久々のDDT参戦
世界Jr王座挑戦を9日後に控えたこの日、王者ケニー・オメガ選手が所属するDDTに乗り込み、2007年10月7日博多大会以来久々の参戦。ところが、当のオメガ選手はカナダから来日しておらず、カズ・ハヤシ選手とドッティにオファーが来た理由は、世界Jr王座挑戦を希望する入江選手を査定する、というもの。体重115kgと、世界Jrのリミットを10kgもオーバーしている入江選手のタックルでダウンを奪われたものの、終始、胸を貸す余裕を見せつけたチーム246が圧勝。ちなみに、入江選手のパートナーの石井選手は全日本で練習生経験があり、その時付き人として師事したのがハヤシ選手。その両者による因縁の決着となりました。
試合後、王座挑戦をマイクアピールしようとする入江選手を無視して、とっとと引き揚げたドッティはバックステージで「いい選手だけど、俺をキレさせるくらいでないと」と、前夜対戦したばかりの長州力選手の伝説のコメントをパクり、とことん突き放していました。
※『DDTドラマティックFANTASIA #366「Judgment 2012」3・11後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.03.15放映
1292 ダブルヘッダーで横浜大会に出場
DDT後楽園大会後、横浜に移動して、今度はホームリングでNOAH勢を迎撃。このカードは、両国大会で三冠王者・秋山選手に挑戦する武藤選手が、両国の2日前(3月18日)のNOAH横浜文体大会で秋山&齋藤組が保持するDHCタッグ王座に挑戦することから、同じ横浜での前哨戦として実現したもの。この経緯から、負傷した小橋選手に代わるパートナーとして武藤選手にラブコールを送り続けた潮崎豪選手が、セコンドとして全日本サイドに付いています。
※『バトルステーション 全日本プロレス「HOLD OUT TOUR 2012」3・11横浜ラジアントホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.03.18放映
1296・1297 陸前高田市ふるさとチャリティー大会
今シリーズ中2回目のチャリティー大会は、被災地の中でも特に被害の激しかった岩手県陸前高田市に乗り込む現地支援型のイベント。道場自慢の「浜ちゃんこ」をふるまった後、入場無料で全4試合が提供されました。
【バトルロイヤル(16選手参加)結果】
●退場順
(1)カズ・ハヤシ(2)近藤修司(3)KAI(4)大森隆男、征矢学(6)諏訪魔(7)太陽ケア(8)河野真幸、田中稔(10)中之上靖文(11)征矢匠(12)大和ヒロシ(13)ダーク・クエルボ(14)ダーク・オズ
浜亮太(6分51秒 ランニングボディプレス→体固め)KENSO
《優勝》浜亮太
1299 世界Jr王座またも奪還ならず、ついにタイトル戦10連敗を達成
DDT博多大会と同時開催のため、悪徳セコンドとしてこれまで自在に介入させてきた中澤マイケル選手を欠いた王者オメガ選手は、前回までの防衛戦と異なり、真っ向勝負のスタイルを選択。力と力の対決はドッティにとって願ってもない状況でしたが、オメガ選手を攻めきれず、またしてもタイトル奪還ならず。この敗戦でドッティは、2007年2月の世界Jr王座陥落で無冠となって以降、挑戦者として出場したタイトル戦10連敗を達成してしまいました。
なお、この日に行われた4大タイトル戦のうち、GET WILD(大森隆男&征矢学組)がメキシコAAAのオズ&クエルボ組から世界タッグ王座を奪取。三冠(王者秋山選手が武藤選手を下す)とアジアタッグ(王者組関本&岡林組が諏訪魔&征矢匠組を退ける)は奪還に失敗したものの、全日本からすべて流出していたベルトの一角がようやく帰ってきました。
※『全日本プロレススペシャル「40th Anniversary Year 3.20プロレスLOVE in 両国 Vol.14」』(GAORA)'12.03.24放映
1300 Jrタッグリーグ戦開幕 今年もまた黒星発進
2年間組んできた大和選手が巣立ち、ドッティが選択したのはカズ・ハヤシ選手との「TEAM 246」の再結成。両国大会翌日の3月21日に行われた会見で「リーグ戦を全勝優勝してアジアタッグ王座に挑戦。ベルトをJr専用にする」と、2011年8月21日札幌大会で同王座に挑んだ時の野望に再度アタックすることを宣言しました。
そして迎えた開幕戦で、いきなりかつての弟子と激突。抗争の末に和解してこの日が初タッグとなった「大和ヒカル」組に対し、コンビ休止中もタッグを組み続けた「246」はコンビネーションの不安はまったくありませんでしたが、若さに任せた勢いが上回り、ドッティが大和選手に初めての白星を献上。2006年の第1回大会を除き、開幕初戦はこれで5大会連続で敗戦となりました(2007年は大会開催なし)。
「2012 ジュニア・タッグリーグ戦」公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:1戦0勝(得点0)
※『バトルステーション 全日本プロレス「ジュニアタッグリーグ戦2012総集編」』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.27放映
1301 開幕2連敗で早くも崖っぷち
2戦目の相手は、BUSHI選手と、彼が発掘して開幕戦でお披露目したSUSHI選手。その正体は、3.20両国大会に里帰り参戦して、Jr参入を宣言するもいいところなく、修業先のカナダに帰って副業で携わる寿司職人に戻ったかに思われた雷陣明選手とすぐに判明したものの、カレーマンよろしく額に回転寿司の皿のオブジェを付けた珍妙なマスクマン姿でありながら、開幕戦でKAI選手を丸め込んで快勝。そして第2戦ではその「TEKKAMAKI」で、ハヤシ選手を丸め込む殊勲で、勝ち点4で単独首位の快進撃。一方、246は参加チーム中唯一の勝ち星なしとなり、今後1戦も落とせない状況になってしまいました。
「2012 ジュニア・タッグリーグ戦」公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:2戦0勝(得点0)
※『バトルステーション 全日本プロレス「ジュニアタッグリーグ戦2012総集編」』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.27放映
1302 ようやく初勝利
3戦目の相手は、KAI選手と、彼のアメリカ修業時代の盟友という触れ込みで呼び寄せたマスクマンのGillette選手。このリングネームは、KAI選手のリングネームが刃物・調理器具メーカーのブランド名(貝印)と同じであることからカミソリ繋がりで命名されたものらしく、別の名前で活動する選手が全日マット限定でこの名を名乗っているようで、外国人なのかも日本人なのかも公表されていません。そんな盟友コンビと対戦した246は、3戦目にしてようやくリーグ戦初勝利。カミソリに介錯されることなく、首の皮1枚をつないでいます。
「2012 ジュニア・タッグリーグ戦」公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:3戦1勝(得点2)
※『バトルステーション 全日本プロレス「ジュニアタッグリーグ戦2012総集編」』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.27放映
1303 2連勝で優勝戦線に踏みとどまる
4戦目の相手は、因縁のDDTコンビ・世界Jr王者ケニー・オメガ選手と、全日ツアー初参戦の中澤マイケル選手。他団体から乗り込んだコンビらしくヒール風味のファイトで全日本Jrのエースコンビを翻弄しましたが、掻き回し役の中澤選手に的を絞った246が快勝。得点を4に伸ばし、最終戦の有明大会での公式戦最終戦の勝利を条件に、優勝戦進出の可能性を残しました。
「2012 ジュニア・タッグリーグ戦」公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:4戦2勝(得点4)
※『バトルステーション 全日本プロレス「ジュニアタッグリーグ戦2012総集編」』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.27放映
1305・1306 チーム246が優勝!アジアタッグ挑戦へ
熾烈な星の奪い合いの結果、最終日を残してKAI&Gillette組以外のすべてのチームが優勝戦進出の可能性を残す中、まずは第1試合でKAI組が意地を見せてオメガ組を下し、世界Jr現王者組も4点止まりで脱落。続く第2試合はSUSHI旋風が止まらずに「大和ヒカル」組をも丸め込み、得点6で優勝戦進出が決定。続く第3試合は得点4で勝利が絶対条件の246が、得点5で引き分けでも進出決定のジュニア・スターズと対戦。この大切な一戦でドッティが金本選手から初のフォール勝ちを挙げて得点6となり、同率1位で優勝戦進出を決めました。
「2012 ジュニア・タッグリーグ戦」公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:5戦3勝(得点6)〜全日程終了〜
そして、メインで行われた優勝戦では、多くの敵を丸め込んで来たSUSHI選手の猛攻を凌ぎ、ついに優勝。ハヤシ選手はKAI選手とのコンビに続く連覇となり、過去3回も準優勝(2006・2009・2010)にとどまって来たドッティは初の制覇となりました。
試合後にマイクを握ったハヤシ選手は、戦前からの予告通り、アジアタッグ挑戦を宣言。次々期シリーズ「RISE UP TOUR」最終戦・5月27日後楽園大会での王座挑戦が4月17日に発表されました。
※『バトルステーション 全日本プロレス「2012 Growin'Up」4・14ディファ有明』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.17放映
※『バトルステーション 全日本プロレス「ジュニアタッグリーグ戦2012総集編」』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.04.27放映
【「40th Anniversary Year 2012 Growin' Up ジュニア・タッグリーグ戦」全試合結果】
※リーグ戦はすべて30分1本勝負。上位2チームが優勝決定戦を行う。
勝ち=2点、引き分け=1点、負け&両者リングアウト=0点。
参加チームと勝ち点
カズ・ハヤシ & 近藤修司(勝ち点6=同率1位)
金本浩二 & 田中稔(勝ち点5)
KAI & Gillette(勝ち点4)
大和ヒロシ & 佐藤光留(勝ち点5)
ケニー・オメガ & 中澤マイケル(勝ち点4)
BUSHI & SUSHI(勝ち点6=同率1位)
4・1古河
○BUSHI組(2) vs KAI組(0)●
SUSHI(14分20秒 TEKKAMAKI)KAI
○金本組(2) vs オメガ組(0)●
金本(15分54秒 アンクルホールド)中澤
○大和組(2) vs ハヤシ組(0)●
大和(17分17秒 クロスアームスープレックスホールド)近藤
4・5高松
○オメガ組(2) vs 大和組(2)●
オメガ(12分51秒 クロイツラス)大和
○BUSHI組(4) vs ハヤシ組(0)●
SUSHI(14分45秒 TEKKAMAKI)ハヤシ
○KAI組(2) vs 金本組(2)●
Gillette(17分54秒 高角度後方回転エビ固め)田中
4・6愛媛
○オメガ組(4) vs BUSHI組(4)●
オメガ(13分48秒 クロイツラス)BUSHI
○ハヤシ組(2) vs KAI組(2)●
近藤(14分52秒 キングコング・ラリアット→エビ固め)Gillette
4・7高知
○ハヤシ組(4) vs オメガ組(4)●
ハヤシ(12分32秒 リバースゴリースペシャルボム→エビ固め)中澤
△金本組(3) vs 大和組(3)△
(時間切れ引き分け)
4・8宇部
○金本組(5) vs BUSHI組(4)●
田中(15分34秒 ミノルスペシャル)BUSHI
○大和組(5) vs KAI組(2)●
大和(15分42秒 クロスアームスープレックスホールド)Gillette
4・14有明
○KAI組(4) vs オメガ組(4)●
KAI(11分50秒 スプラッシュプランチャー→踏み付け式体固め)中澤
○BUSHI組(6) vs 大和組(5)●
SUSHI(13分22秒 TEKKAMAKI)大和
○ハヤシ組(6) vs 金本組(5)●
近藤(15分1秒 キングコング・ラリアット→片エビ固め)金本
4・14有明
優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
○ハヤシ組(リーグ戦同率1位) vs BUSHI組(リーグ戦同率1位)●
近藤(16分10秒 キングコング・ラリアット→片エビ固め)SUSHI
1307 BUSHI選手壮行試合
7月1日両国での創立40周年記念合同興行決定以来、急接近の感のある新日本プロレスと全日本。その一環として、両団体間での選手の「レンタル移籍制度」を設け、その第1号選手として全日本のBUSHI選手が決まり、5月1日から1年間、新日本に移籍することに。そこで壮行試合として、BUSHI選手の師匠であるハヤシ選手らを相手に、同期Jrトリオが挑む試合が組まれました。
※『全日本プロレススペシャル「2012チャンピオン・カーニバル 4.21後楽園ホール」』(GAORA)'12.04.22放映
1318 アジアタッグ前哨戦
この日の開場前に会見が行われ、5・27の同所大会でのアジアタッグ戦開催を4選手が揃った中で改めてリリース。チーム246として、ベルトのJr専用化という公約を繰り返し訴えました。
そしてこの日、タイトル戦前の唯一の前哨戦が行われ、246が勝利。タイトル奪取へ弾みを付けています。
※『全日本プロレススペシャル「2012チャンピオン・カーニバル 5.7後楽園ホール」』(GAORA)'12.05.07放映
1319 諏訪魔選手プロデュース興行
ディストラクションの盟友・諏訪魔選手が自身のふるさとで初のプロデュース興行を開催。同じ湘南つながりで高山善廣選手が特別出場し、引退した荒谷信孝さんが登場(花束プレゼンターとして渕選手に花一輪を贈呈。試合後にはグロッキーの渕選手をおぶって退場)するなど、にぎにぎしい興行となりました。
※『バトルステーション 全日本プロレス「RISE UP TOUR 2012」5・12藤沢市秩父宮体育館』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.05.19放映
1323 再び、NOAH出陣が決定
この日、諏訪魔選手が自身の試合後にバックステージでNOAHへの出陣を示唆。それを受けて、翌21日にNOAH・丸藤副社長が会見を行い、6.3名古屋大会での「秋山準&潮崎豪&青木篤志 vs 諏訪魔&カズ・ハヤシ&近藤修司」の"NOAH vs AJPWスペシャル6人タッグマッチ"を発表。"246ディストラクション"として同盟を組む、全日本の中心的トリオによる初の他団体参戦が決定しました。
※『バトルステーション 全日本プロレス「RISE UP TOUR 2012」5・20アクロス福岡』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.06.01放映
1326 アジアタッグ王座奪取またも失敗
「アジアタッグをJrのベルトに」の思いから、唯一の戴冠(第79代)から、転落後の数度にわたる挑戦のすべてを、Jrヘビー級の選手と組んで挑み続けているドッティ。チーム246としては、2011年8月21日札幌大会(当時の王者は「es」=真田聖也&征矢学組)以来のアジアタッグ挑戦となりましたが、またしても奪取に失敗。2人同時の高速のロープワークを駆使して相手の目を翻弄した246でしたが、パワーを誇る大日本組の牙城は切り崩せず。ドッティはこれでタイトル挑戦11連敗となり、雌伏の時が続きます。
なお、この日のメインで行われた世界Jr戦で、KAI選手がケニー・オメガ選手からついにタイトルを奪還。返り咲きを果たしています。
また、この日の第3試合で「復帰戦」と銘打たれていた、チーム・ディストラクションの盟友・征矢匠選手は試合後、顎に負ったケガがレスラーとしては致命傷だったことで、現役引退を発表。逸材との評価が高かった征矢選手を引き入れ、大きく育てようとしていたディストラクションは、再び2人に戻ってしまいました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #310』(GAORA)'12.06.04放映
1327 この年3度目のNOAH参戦
5月29日にNOAH事務所で会見が行われ、「今回は(暴走する)諏訪魔の止め役で」と、自身には特にテーマがないとコメント。他団体マットへ初の本格出撃となるエース諏訪魔選手、秋山選手から会見で受けた挑発からテーマが決まったハヤシ選手と比べ、この試合にさしたる意義を見いだせないようでした。
「NOAH3大対抗戦。『S・A・T vs AJPW』スペシャル6人タッグマッチ」としてセミ前に組まれた試合では「外敵」として、NOAHファンのヒートを買うファイトを展開。一方で、応援に来てくれた全日本ファンからの「全日本」コールを浴びるなど、「対抗戦ムード」の高い試合となりました。試合後のバックステージでドッティは「勝ったから上から目線。(今後もNOAHと)やってやってもいい」と、とことん外敵として振る舞っていました。
なお、この大会では3つのカードが「NOAH vs 他団体」の対抗戦となり、新日本プロレス(永田裕志&井上亘組)、DIAMOND RING(佐々木健介&宮原健斗&梶原慧組)がそれぞれNOAH勢と対戦しています。
※『NOAHスペシャル「GREAT VOYAGE 2012 in NAGOYA」2012・6・3名古屋国際会議場』(日テレG+)'12.06.07放映
※『NOAH di コロッセオ(493)6・3名古屋国際会議場大会』(日テレG+)'12.07.30放映
1328 選手会主催イベント実施
横浜・本牧で全日本プロレスがプロデュースするスポーツジム「+AJPスポーツ&スパ」のPRと地域住民との親睦を兼ねて、ジムが入居するショッピングモール「ベイタウン本牧5番街」で、選手会が初となるイベントを開催。浜亮太選手がマッチメーカーを務め、全3試合が無料提供されました。
1329 「JUNIOR HYPER LEAGUE」前哨戦
Jr戦士12名が2ブロックに分かれシングルで激突する次期シリーズ「JUNIOR HYPER LEAGUE」の前哨戦として、Pre"JUNIOR HYPER LEAGUE"タッグマッチが今シリーズ中に毎試合組まれることに。参加メンバーが発表となったシリーズ開幕戦で、2回目の来日(?)となったSUSHI選手と初タッグを結成したドッティが、世界Jr王座に返り咲いたばかりのKAI選手と激突。5月9日に結婚披露宴を行い、飛躍を期す大和ヒロシ選手もまじえ、4者4様の心理戦が展開されました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #311』(GAORA)'12.06.25放映
1335 合同興行前夜祭
「"プロレス史上最大のファンフェスティバル"前夜祭・大プロレス祭り」として、翌7月1日両国での新日本&全日本創立40周年記念興行の前夜祭を東京・秋葉原で開催。公開記者会見やトークショー、サイン会など会場内に設けられた各ブースで、12〜19時までの間にさまざまなイベントを開催。入場料1,000円の設定ながら、入場可能人数の2,000人が来場する盛況に。そんな中、イベントスペース(会場特設リング)では両団体から提供マッチとして2試合ずつマッチメーク。「スペシャルリングサイドマッチ」のネーミング通り、オールスタンディングでリングを取り囲んだファンは、通常ではあり得ない至近距離でプロレスを楽しみました。
1336 新日&全日創立40周年記念大会
2012年春、カードゲームの開発を手がけるブシロードにオーナーが替わって以来、好況が続く新日本プロレス。生粋のプロレスファンとしてマット界全体の盛り上げを図りたい木谷高明オーナーが、ともに創立40周年を迎える全日本プロレスのスポンサードにも乗り出し、従来開催していた「プロレスLOVE in 両国」を発展させる形で両団体の合同興行『カードファイト!!ヴァンガードPRESENTS 新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会 サマーナイトフィーバー in 両国「We are Pro-Wrestling Love!」』として共催することになりました。
IWGPヘビー級戦(棚橋 vs 真壁)、三冠ヘビー級戦(秋山 vs ケア)、武藤&天山&小島組 vs 飯塚&矢野&石井組戦をトリプルメインとして、全10試合が開催されました。
そんな中、トリプルメイン直前の第7試合、45分1本勝負のセミファイナル格で組まれたのが「中邑&オカダ組 vs ディストラクション」。IWGPヘビー級の最年少戴冠記録を塗り替えた新日側両選手と、元三冠王者の諏訪魔選手が激突するエース対決は、大会中屈指の好カードとして注目を集めました。
カード中唯一のJr戦士であるドッティでしたが、闘龍門の同門であるオカダ選手(15期生)の新弟子時代、神戸道場でミラノコレクションA.T.選手(引退)とともにコーチとして練習を指導した過去があり、カード決定後の会見では「闘龍門史上最低の練習生」とこきおろして挑発。闘龍門最大の出世を果たしたオカダ選手との因縁をアピールしていましたが、試合では見事な返り討ちに遭い、その成長を文字通り肌で感じることになりました。
なお、全試合後には、全日本恒例の秋の台湾遠征が、両団体創立40周年記念興行第2弾として施行されることが発表されました。
※『ヴァンガードpresents ワールドプロレスリングLIVE「We are Pro-Wrestling Love!」2012.7.1両国国技館』(朝日ニュースター)'12.07.01放映(生中継)
※『ALL JAPAN B-Banquet スペシャル』(GAORA)'12.07.05放映
※『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日)'12.07.15放映
1337 246対決を制し、リーグ戦久々の白星スタート
毎年恒例の「Jrヘビー級リーグ戦」が、「JUNIOR HYPER LEAGUE」と名を変え、シリーズ名の冠として新装開店(このため、馬場全日本時代からの夏の風物詩「サマーアクションシリーズ」の名称がついに消滅)。Bブロックに組み込まれたドッティは、開幕初戦でいきなりチーム246の盟友・ハヤシ選手とJr頂上対決。壮絶な削り合いの末に勝利を飾り、リーグ戦にはめずらしく白星発進するも、開幕初戦にして大きなダメージを負ってしまいました。
「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」Bブロック・近藤修司:1戦1勝(勝ち点2)
※『バトルステーション 全日本プロレス「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」7・15京都KBSホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.07.20放映
1339 開幕2連勝
Gillette選手との初対決を制し、開幕2連勝。予選通過に向け、貴重な1勝を上積みしました。
「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」Bブロック・近藤修司:2戦2勝(勝ち点4)
1342 大和選手とフルタイムドロー
師弟コンビ激突の注目の一戦は、蒸し暑い会場の中、最後まで動きが落ちないままタイムアップ。"弟子"と星を分け合ったドッティは、「成長は確実に感じた」と、これまで厳しいコメントで育んできた大和選手の成長を認めました。
「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」Bブロック・近藤修司:3戦2勝1分け(勝ち点5)
1343 Bブロック暫定首位に
今大会、全日マット初登場を果たした、中国代表という触れ込みの拳法の使い手、アンディ・ウー選手と初対決。正体不明ながら、全日本の練習生の変身では?と囁かれるほど初々しいファイトを見せるウー選手に貫禄の勝利を挙げ、勝ち点7でBブロック暫定首位に。残り1試合、SUSHI選手との公式戦に勝利を条件にトップでの勝ち抜けも見えて来ました。
「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」Bブロック・近藤修司:4戦3勝1分け(勝ち点7)
1345 Bブロック1位通過
リーグ戦最終戦ではマスク剥ぎの恨みを晴らすべく攻め立てたSUSHI選手を寄せ付けず快勝。全5試合を負けなしの9点でトップ通過。翌日の後楽園大会で行われる準決勝へとコマを進めました。
「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」Bブロック・近藤修司:5戦4勝1分け(勝ち点9)〜全日程終了〜
1346・1347 またも準V
準決勝の相手となるAブロック2位選手は、現世界Jr王座保持者のKAI選手。ドッティは、メインで行われる優勝戦への体力温存の意図を含めて、丸め込みという意外な技を繰り出して勝ち抜け。Aブロック1位の金本浩二選手を破った大和ヒロシ選手(Bブロック2位)との優勝戦に臨みました。
リーグ戦本戦で30分フルタイム使っても決着を見なかった両者。お互いの手の内を知り尽くした師弟コンビならではの攻防の末、勝利に対する情熱が上回った大和選手がついに師匠超えを果たし、悲願のリーグ戦初制覇。8月シリーズの後楽園大会で同期KAI選手の保持する世界Jr王座への挑戦につなげ、涙の戴冠。シングルリーグ戦制覇とベルト奪取で、全日Jrの頂点へ一気に駆け上がりました。
一方、春に行われたJrタッグリーグを制しているドッティでしたが、Jrリーグの完全制覇に失敗。Jrシングルリーグでは2007年に続いて2回目の準優勝となりました。愛弟子の大和選手の優勝については「悔しいやら嬉しいやら」(Twitterでの発言)と複雑な心境のようでした。
※『ALL JAPAN B-Banquet #312』(GAORA)'12.08.05放映
【「2012 JUNIOR HYPER LEAGUE」全試合結果】
※リーグ戦はすべてPWFルールによる30分1本勝負。別ブロックの1位選手と2位選手による準決勝の勝者2名による優勝決定戦(ともに時間無制限1本勝負)を行う。
勝ち=2点、引き分け=1点、負け&両者リングアウト=0点。
リーグ戦各ブロック結果
《Aブロック》 KAI(勝ち点6=2位)、田中稔(同5)、金本浩二(同8=1位)、MAZADA(同4)、佐藤光留(同5)、アエギュプトゥス・エアリアル(同2)
7・15京都 エアリアル(10分7秒 高角度後方回転エビ固め)MAZADA
金本(14分47秒 ヒールホールド)KAI
7・16久喜 田中(9分34秒 FIREBALLスプラッシュ→片エビ固め)エアリアル
佐藤(14分1秒 アキレス腱固め)KAI
7・18水戸 金本(17分47秒 顔面への右ミドルキック→片エビ固め)佐藤
7・21三条 金本(12分21秒 アンクルホールド)MAZADA
7・22金沢 KAI(8分20秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)MAZADA
田中(23分38秒 ミノルスペシャル)金本
7・24中野 KAI(6分2秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)エアリアル
7・25鯖江 佐藤(6分53秒 三角絞め)エアリアル
MAZADA(9分27秒 垂直落下式正田落とし→片エビ固め)田中
7・26滋賀 金本(7分1秒 タイガースープレックスホールド)エアリアル
田中(時間切れ引き分け)佐藤
7・28四日市 MAZADA(9分23秒 垂直落下式正田落とし→片エビ固め)佐藤
KAI(14分5秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)田中
《Bブロック》 カズ・ハヤシ(勝ち点6)、近藤修司(同9=1位)、大和ヒロシ(同7=2位)、SUSHI(同6)、Gillette(同2)、アンディ・ウー(同0)
7・15京都 SUSHI(12分15秒 TEKKAMAKI)大和
近藤(12分26秒 キングコングラリアット→片エビ固め)ハヤシ
7・16久喜 ハヤシ(6分38秒 ファイナルカット→片エビ固め)ウー
7・18水戸 大和(5分56秒 クロスアームスープレックスホールド)ウー
近藤(8分11秒 キングコングラリアット→片エビ固め)Gillette
7・21三条 SUSHI(6分8秒 TEKKAMAKI)ウー
大和(11分30秒 クロスアームスープレックスホールド)Gillette
7・22金沢 Gillette(4分50秒 エビ固め)ウー
ハヤシ(9分11秒 パワープラント→片エビ固め)SUSHI
7・24中野 SUSHI(9分35秒 TEKKAMAKI)Gillette
近藤(時間切れ引き分け)大和
7・25鯖江 近藤(5分48秒 キングコングラリアット→片エビ固め)ウー
7・26滋賀 ハヤシ(9分44秒 パワープラント→片エビ固め)Gillette
7・28四日市 近藤(8分28秒 キングコングラリアット→片エビ固め)SUSHI
大和(11分1秒 クロスアームスープレックスホールド)ハヤシ
7・29後楽園
準決勝(時間無制限1本勝負)
大和ヒロシ(Bブロック2位)(19分18秒 クロスアームスープレックスホールド)金本浩二(Aブロック1位)
近藤修司(Bブロック1位)(7分25秒 首固め)KAI(Aブロック2位)
優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
大和ヒロシ(Bブロック2位)(14分28秒 クロスアームスープレックスホールド)近藤修司(Bブロック1位)
1348 沖縄プロレス初参戦
旗揚げから4年を迎えた沖縄プロレスが放つ"真夏のビッグイベント"「闘人〜ばとるんちゅ」にゲスト参戦。対戦相手のマスクマン「めんそ〜れ親父」選手は、かつて闘龍門15期生にあたり、ElDoradoに練習生として在籍した後輩。日本デビュー前にメキシコに渡り、ElDorado消滅後に帰国して上がるリングがなくなっていた彼に、プロレス興行を毎日開催していた沖縄プロレス入りをドッティが勧めたとか。その縁で、めんそ〜れ親父選手はビッグマッチの開催に当たり、大先輩とのシングルマッチを会社に希望。今回の対戦となりました。
1349
※『ALL JAPAN B-Banquet #313』(GAORA)'12.08.20放映
1351 カズ・ハヤシ選手と"対週プロ"一騎打ち / またまた、NOAH出陣を宣言
恒例の「夏の札幌2連戦」の初日は、「真夏の札幌5大シングルマッチ」と銘打たれ、5試合のシングルがラインナップ(他は征矢vsKAI、真田vsドーリング、船木vs大森、諏訪魔vs河野)。ハヤシ選手とドッティは、Jrリーグの開幕戦の同カードについて『週刊プロレス』から「進化していない」との批判記事を掲載されたことに異議を唱え、カード発表時の記者会見で週プロ記者に対して「俺たちの試合に点数を付けろ」と宣戦布告。全日Jrの切り札的カードを惜しげもなく組み入れました。
試合はいつもながらの先の読み合いと切り返しの応酬で一進一退の攻防を展開するも、この試合を報じた『週刊プロレス』(8月22日発売号)の記事は、いくつかの技のミスを指摘しつつ、ベストバウトと謳われた一連の世界Jr王座を賭けたいくつかの試合との比較してそれらを超えたとはとても言えないとして、辛めの「50点」採点でした。
なお、この日の試合後、ドッティは大和選手とのコンビによるNOAH再出陣を、大和選手にもNOAHにも断ることなく勝手に宣言。スペル・クレイジー&リッキー・マルビン組に王座の移ったGHCジュニアタッグ選手権への再挑戦を示唆。後日、NOAH側がこれに応じ、査定試合として9月2日佐久大会での「金丸&平柳組」との対戦を発表しました。
※『プロレス中継 全日本プロレス「SUMMER IMPACT 2012」8・18&19札幌テイセンホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.08.24放映
1352 ユニット対抗戦
「夏の札幌2連戦」の2日目のメインは、246ディストラクション+Jr師弟コンビと、船木誠勝選手が率いる「STACK OF ARMS」がオーバー・ザ・トップロープルール採用の4対4イリミネーションマッチ。「SOA」側は、前日の諏訪魔選手との一騎打ちで脳震盪を起こし、大事を取って欠場となった河野真幸選手に代わり、参戦予定のなかった武藤敬司選手が名乗りを上げて行われました。
メンバーは替わったものの、闘いの軸は三冠挑戦を控えた船木選手と、再び全日本の頂点を目指す諏訪魔選手。選手が次々に脱落して両者の一騎打ちとなり、船木選手が新開発した「ハイブリッド・ブラスターを初めて喰らった諏訪魔選手が撃沈。SOAリーダーの船木選手が、メンバー河野選手の前夜の雪辱を果たした形となりました。
【4対4イリミネーションマッチ結果】
●退場順と決まり手
(1)田中稔(腕ひしぎ逆十字固め)大和ヒロシ
(2)諏訪魔(オーバー・ザ・トップロープ)金本浩二
(3)諏訪魔(ラストライド→体固め)田中稔
(4)武藤敬司(シャイニング・ウィザード→体固め)カズ・ハヤシ
(5)諏訪魔(オーバー・ザ・トップロープ)武藤敬司
(6)船木誠勝(オーバー・ザ・トップロープ)近藤修司
(7)船木誠勝(23分7秒 ハイブリッド・ブラスター→体固め)諏訪魔
※船木の1人残りで武藤組の勝利
※『プロレス中継 全日本プロレス「SUMMER IMPACT 2012」8・18&19札幌テイセンホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.08.24放映
1357 新装・大田区総合体育館のオープニングマッチに出場 / 大和選手とNOAH出陣を正式発表
8・19札幌で組まれたアジアタッグを除く3大タイトルマッチ、カズ・ハヤシ&獅龍デビュー20周年記念試合など、豪華ラインナップを揃えて行われた、新装・大田区総合体育館のプロレスこけら落とし興行。そんな中、ドッティはラインナップからあぶれた選手を集めて行われた時間差バトルロイヤルに出場。「新装・大田区総合体育館のプロレスオープニングマッチに出場」という、地味な記録だけを手に入れた1日でした。
試合は、出場が予定されていた河野選手が欠場したことから9選手による争いとなり、浜選手が最後まで残ったものの、出場が発表されていなかった、かつて全日本に所属したレジェンドであるザ・グレート・カブキ選手がサプライズゲストとして乱入し、見事優勝をさらっています。意外ではありましたが、カブキ選手は、武藤敬司会長の化身であるグレート・ムタの父親という触れ込みでもあり、現在の全日本とも浅からぬ因縁があったわけです。
なお、この日の第6試合で行われた世界Jr戦で、田中稔選手の挑戦を退けて初防衛を果たした大和ヒロシ選手の会見場に現れたドッティは祝福を述べつつ、8.18札幌大会でブチ上げたNOAH出陣への帯同を大和選手に正式に要請。「JUNIOR HYPER LEAGUEの1位と2位、つまり全日Jr最強コンビとして乗り込みましょう」と大和選手の快諾を得て、2人の殴り込みが決定しました。
また、この日のメインで行われた三冠戦で、王者秋山選手を秒殺で下した船木選手が、全タイトル流出以降、唯一取り戻せずにいたタイトルを奪還。すべてのタイトルが自団体に戻ったことで、NOAH再進出が決定したドッティは「これから(他団体に対し)攻めに転じる」と、タイトル奪取を誓いました。
【全日本プロレス40周年記念TIME LAG BATTLE ROYAL結果】
●退場順
(1)KENSO(2)アンディ・ウー(3)SUSHI(4)MAZADA(5)中之上靖文(6)近藤修司(7)井上雅央(8)渕正信
ザ・グレート・カブキ(13分24秒 トラースキック→片エビ固め)浜亮太
《優勝》ザ・グレート・カブキ
※『ALL JAPAN B-Banquet #314』(GAORA)'12.09.02放映
1358 NOAHマット参戦 GHC Jr王者撃破でタイトル挑戦へ
GHC Jrタッグ王座(スペル・クレイジー&リッキー・マルビン組が保持)再挑戦を狙う師弟コンビに用意された対戦相手は、金丸&平柳組。NOAH JrタッグのNo.1を決めるリーグ戦「第6回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」(9.8横浜〜9.22後楽園)にエントリーしているチームでもあり、金丸選手はGHC Jrヘビー級王者でもあることから、門番として申し分のない存在。「NO MERCY vs AJPW スペシャルタッグマッチ」と銘打たれた闘いでしたが、世界Jrヘビー級王者の大和選手とGHC Jr王者の金丸選手の絡みは、両団体のJr頂上対決となりました。
ところが、その金丸選手から直接フォール勝ちを奪ったのがドッティ。GHC Jrタッグ王座挑戦の査定試合として臨んだはずのこの闘いで、いきなりGHC Jrヘビー級王座の有力コンテンダーに浮上。金丸選手の挑発に、売り言葉に買い言葉で「タイトル賭けたらシングルやってやる」と上から目線で応じ、バックステージで「タッグ狙いじゃなかったんですか?」と迫る大和選手には「2人とも(シングルの)チャンピオンとなってからタッグベルトを狙いに行けばいいじゃねえか」と説得。NOAHはこの結果を受け、9月29日後楽園大会で、両者のタイトルマッチを正式決定。思いがけない獲物が突然目の前に現れました。
なお、この日の大会には、NOAH石森太二選手の要請で、佐久を地元とする大鷲透選手が参戦。闘龍門の7・8・9期生がNOAHマットに集結する、珍しい大会となりました。
1359 チーム246、アジアタッグ王座獲得に名乗り
浜亮太選手とアジアタッグ王座を保持する曙選手が急性肺炎による長期欠場に伴い王座を返上。この日の試合後にチーム246が名乗りを上げると、残っていたジュニアスターズ(田中&金本組)もそれに呼応。さらに、王座奪取を目論むターメリックストーム(本間朋晃&宮本和志組)、東京愚連隊(NOSAWA論外&MAZADA組)の出戻り参戦組も手を挙げ、アジアタッグ王座を巡り4チームが結集。これを受けた団体側は、トーナメント開催を決定。9月23日横浜で1回戦(246 vs ターメリック、ジュニスタ vs 愚連隊)、次期シリーズ最終戦の10月21日名古屋大会で決勝戦が行われることになりました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #315』(GAORA)'12.09.16放映
1362・1363 石巻市ふるさとチャリティー大会
2011年3月11日に東北地方を襲った東日本大震災から1年半。当日に興行を予定し、現地で被災した全日本プロレスが、選手会主催の入場無料チャリティー興行として、石巻市総合体育館に帰って来ました。ただ1人電車移動のためいちばん危なかったドッティは、試合前に仙石線の被災現場を訪問。依然として不通のため雑草の生い茂った線路に立ち、生かされた命の重さを改めて噛みしめました。
【石巻市ふるさとチャリティー大会特別バトルロイヤル(20選手参加)結果】
●退場順
(1)船木誠勝、諏訪魔(3)中之上靖文(4)アンディ・ウー(5)ジョー・ドーリング、ゾディアック(7)大森隆男、征矢学(9)渕正信(10)近藤修司、大和ヒロシ(12)金本浩二、田中稔(14)太陽ケア、河野真幸(16)真田聖也(17)MAZADA(18)浜亮太
KENSO(8分36秒 ダイビング・エルボードロップ→体固め)SUSHI
《優勝》KENSO
1366 ユニット対抗戦再び
「夏の札幌2連戦」2日目とほぼ同様のメンバーで、オーバー・ザ・トップロープルール採用の4対4イリミネーションマッチが再び実現。船木誠勝選手が率いる「STACK OF ARMS」には、夏の時は欠場していた河野選手が加わり、246ディストラクション+Jr師弟コンビと対決。三冠戦の前哨戦ともなったこの試合で、敗れはしたものの、挑戦者諏訪魔選手が、王者船木選手の右足を破壊。タイトル戦に向け、流れを引き寄せています。
【4対4イリミネーションマッチ結果】
●退場順
(1)田中稔(2)カズ・ハヤシ(3)金本浩二(4)河野真幸(5)大和ヒロシ(6)諏訪魔
船木誠勝(16分51秒 ハイブリッド・ブラスター→体固め)近藤修司
※船木の1人残りで船木組の勝利
※『プロレス中継 全日本プロレス「2012 FLASHING TOUR」9・19栃木県総合文化センター』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.09.25放映
1368 チーム246、アジアタッグ獲得にまたも失敗
「アジアタッグのJrベルト化」を公約に王者決定トーナメントに臨むも1回戦で敗れ、またしてもベルト獲りに失敗。もうひとつの1回戦はジュニアスターズ(田中&金本組)が勝ち上がり、チーム246を破ったターメリックストームと、10月21日名古屋でベルトを賭けて争うことになりました。
なお、この日のメインで、盟友・諏訪魔選手が船木選手の持つ三冠ベルトに挑戦。チーム246がセコンドに付くも、王座奪還はならず。246もディストラクションも、長く低迷が続いています。
※『ALL JAPAN B-Banquet #316』(GAORA)'12.09.30放映
1369 GHCジュニア・ヘビー級王座獲得
GHC Jrタッグ狙いのはずが、棚からぼたもちのようにシングルタイトル挑戦に転じた今回の一戦でしたが、勢いは止まらずに初挑戦にしてタイトル奪取に成功。積み上げてきたタイトル戦連敗記録を11で止め、5年7ヶ月振りのタイトル獲得。そして、主戦場としていない団体のベルトの初戴冠となりました。
試合直後、リングを取り囲むNOAHジュニア勢に対し、「客は俺と丸藤(正道)、KENTAとの試合が見たいんだよ」と、ヘビー級転向を表明したかつてのJr2大エースの名を挙げて挑戦を一蹴し、敵地に帯同してくれた全日本・内田社長の肩にベルトを掛けて、意気揚々と退場。「ベルトを外敵に獲られる悔しさを味わわせてやる」との公約を果たしました。
※『プロレス中継 プロレスリングNOAH「The Navig. Saturday,2012 in KORAKUEN」9・29後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.10.03放映
【この時点でのGHCジュニア・ヘビー級歴代王者一覧】
(01)金丸義信
(02)高岩竜一
(03)丸藤正道
(04)橋誠
(05)金丸義信
(06)マイケル・モデスト
(07)杉浦貴
(08)獣神サンダー・ライガー
(09)金丸義信
(10)KENTA
(11)杉浦貴
(12)高岩竜一
(13)ムシキング・テリー
(14)金丸義信
(15)ブライアン・ダニエルソン
(16)KENTA
(17)中嶋勝彦
(18)KENTA
(19)金丸義信
(20)鈴木鼓太郎
(21)中嶋勝彦
(22)リッキー・マルビン
(23)中嶋勝彦
(24)金丸義信
(25)近藤修司
1370 GHC Jr王者としてホームリング凱旋
10月3日からシリーズ開幕の前日(6日)まで、同月27・28日に行われる台湾興行のプロモーション活動を行ってきた「246ディストラクション」の3人がそのままトリオを組んで試合に登場。9月29日の同所NOAH大会にてGHC Jr王座を獲得したドッティは、ベルトを肩に全日本に凱旋となりました。試合でもNOSAWA選手から1本取って、新王者としての好調ぶりをアピールしています。なお、この日の夕方から、飯田橋・ホテルグランドパレスにて開催された「全日本プロレス創立40周年記念パーティー」に出席。選手一同で招待客を出迎えました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #317』(GAORA)'12.10.07放映(生中継)
1374
※『プロレス中継 全日本プロレス「40th ANNIVERSARY TOUR 2012」10・14鹿児島オロシティーホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.10.20放映
1377 NOAH・青木選手に襲撃される
世界Jr王者の大和選手と「王者コンビ」を結成して、GHC Jrのベルトを肩に掛けて登場したドッティ。大和選手の勝利で試合が終了するや、来場していたNOAHの青木篤志選手が現れ、ドッティを襲撃。10・12NOAH北沢大会で平柳玄藩選手を下して次期挑戦者に正式決定した彼が、得意の関節技で腕殺しを決め、11月3日のタイトル戦に向け宣戦布告しました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #318』(GAORA)'12.10.28放映
1378 5年目の台湾興行・初日
すっかり定着した全日本プロレス秋の台湾興行も5年目を迎え、真夏の両国大会に続いて、ともに創立40周年を迎える新日本プロレスとの合同興行として開催。カードのほとんどが両団体の対抗戦の形で行われました。
※『全日本プロレスALL JAPAN B-Banquetスペシャル「We are Pro-Wrestling LOVE! in TAIWAN」前編』(GAORA)'12.11.11放映
1379 5年目の台湾興行・2日目
世界Jr王者の大和選手と「王者コンビ」を結成。GHC Jrのベルトも、わざわざ台湾まで持ち込んでいました。
※『全日本プロレスALL JAPAN B-Banquetスペシャル「We are Pro-Wrestling LOVE! in TAIWAN」後編』(GAORA)'12.11.16放映
1380 GHCジュニア・ヘビー級王座初防衛
10・21全日本名古屋大会に続き、タイトル戦前日(11月2日)の調印式でも青木選手の奇襲に遭い、とことん右腕を痛めつけられたドッティ。「これで(当日は)右腕を攻めて来なかったら大したもの」というドッティの挑発に乗らず、青木選手はさまざまな右腕殺しを敢行して王者を追い詰めましたが、「右腕はくれてやるがベルトは渡さない」というドッティの執着が勝り、挑戦を退けました。
試合後、ユニット「S・A・T」所属の盟友として、青木選手のセコンドに付いていた鈴木鼓太郎選手が挑戦者に名乗り。ドッティは「両国でなら受けてやる」と、12月9日に予定されているNOAH年末のビッグマッチを指定。第20代の王者を迎えての、2回目の防衛戦が決定しました。
※『プロレス中継 プロレスリングNOAH「グローバル・リーグ戦2012」開幕戦11・3後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.11.06放映
1381 アジアタッグ挑戦決定
この日の試合前、後楽園の控え室で会見が行われ、王者組決定トーナメントを勝ち抜いたジュニア・スターズ(田中稔&金本浩二組)の初防衛戦の相手としてチーム246が名乗り。次期シリーズの12・7新潟大会での対戦が決定しました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #319』(GAORA)'12.11.24放映
1384
※『プロレス中継 全日本プロレス「2012 世界最強タッグ決定リーグ戦」11・23ボディメーカーコロシアム第2競技場』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.11.27放映
1389
※『ALL JAPAN B-Banquet #320』(GAORA)'12.12.08放映
1393 アジアタッグ挑戦またも奪取失敗
アジアタッグ奪取に執念を燃やすチーム246でしたが、またも奪取に失敗。しかし、丸め込み決着に納得しない王者組側からも再戦の声が上がり、恒例の新春後楽園2daysの2日目(1・3)での再戦が決定しています。
※『プロレス中継 全日本プロレス「40th ANNIVERSARY FINAL TOUR」12・7新潟市体育館』(FIGHTING TV SAMURAI)'12.12.11放映
1394・95 大和プロデュース興行でめんそ〜れ親父と初タッグ結成
大和選手が生まれ故郷の君津で初のプロデュース興行を開催。沖縄プロレス解散後にフリーとなっていためんそ〜れ親父選手が、大和選手とはメキシコ修行時代の戦友ということでゲスト出場。師匠であるドッティとの初タッグ結成という、粋な計らいをしてもらいました。試合では、コミカルなトリックプレイで沸かせた親父選手の後を受け、ラリアットで快勝。バックステージでは「コイツと組んで勝てるとは思わなかった」と照れ隠しのコメントを出していました。
メインの参戦全選手が参加したバトルロイヤルでは、アジアタッグ再挑戦を控えたチーム246が王者組の田中選手を連係プレイで追い詰めるも、選手がたくさん残っている中での連係プレイを他選手が見逃すはずもなく、大勢に丸め込まれてあえなく退場しています。
1396 GHCジュニア・ヘビー級王座2度目の防衛
NOAHの2012年を飾る両国でのビッグマッチに登場。シングルでは初対決となる鈴木鼓太郎選手と「ラリアット vs エルボー」のテーマのもと壮絶な斬り合いを制し、2度目の防衛に成功。試合後、次期挑戦者に石森太二選手が名乗りを上げるも、ドッティは一蹴。バックステージで「次は全日本のリングでやるが、アイツで客が入ると思えない」とこきおろし、後日、新春後楽園2days初日(1・2)に、世界Jr王者・大和ヒロシ選手とのダブルタイトル戦開催を発表。石森選手は、査定試合として、NOAH2013年開幕戦の1・6後楽園大会で小峠篤司選手と組んでのタッグマッチ(ダブルタイトル戦を行うドッティと大和選手のタッグ)に挑むこととなりました。
なお、かねてから噂されていたNOAH所属の5選手(秋山準、潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志の各選手)の年内いっぱいでの退団が後日正式発表されました。ドッティにとっては、離脱するJrの3選手は、GHCジュニア王座の奪取、初防衛、2度目の防衛戦の相手であり、戴冠経験のない石森選手以下残されたNOAHジュニア勢にとっての「壁役」を託された形となってしまいました。
※『NOAHスペシャル「GREAT VOYAGE 2012 in RYOGOKU vol.2」2012・12・9両国国技館』(日テレG+)'12.12.09放映
※『NOAH di コロッセオ(514)12・9両国国技館大会』(日テレG+)'13.02.11放映
1397 世界Jr王者・大和選手とのダブルタイトル戦に名乗り
金本浩二選手を迎えての5度目の防衛戦を勝ち抜いた大和ヒロシ選手のもとにドッティが現れ、GHC Jrのベルトを高々と挙げて誇示。大和選手も世界Jrのベルトを高く挙げて対峙。言葉のやり取りの一切ないこの行動で、ダブルタイトル戦が正式決定しました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #321』(GAORA)'12.12.19放映
1398 ファン感謝デー
ファン感謝デーでは、非バラエティ要員として、通常モードの激しい試合を担当。また、翌日にはファンイベントとして「246ディストラクション」諏訪魔選手、カズ・ハヤシ選手とともに、ボウリング大会に参加。サポートのSUSHI選手ともども、ファンとの交流に努めました。
※『ALL JAPAN B-Banquet #322』(GAORA)'12.12.24放映
1399 年内最終試合はコラボイベントで
2012年の最終試合は、アーティスト・TMレボリューション(西川貴教さん)が恒例にしている男性限定ライブの開催10周年を記念した、創立40周年イヤーの全日本プロレスとのコラボイベント。全日本提供のプロレス4試合と、西川さんのライブが行われました。
なお、2012年のドッティは、総計130試合に出場。うち、1日2試合出場が6回あり、全日本は主催全111大会に皆勤で、プラス選手会イベントと、TMレボリューションとのコラボイベント。他団体関連は、11試合に出場。内訳は、新日本が合同興行1(7・1両国。10月の台湾は全日本主催にカウント)と前夜祭。NOAHが7試合、DDT、沖縄プロレスが各1。「今年は打って出る」の言葉通りの1年になりました。
『サムライスペシャル 全日本プロレス「T.M.R. LIVE REVOLUTION '12 -Strikes Back X-」12・24横浜文化体育館』(FIGHTING TV SAMURAI)'13.01.13放映