2014年試合コメント
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試合の背景並びにTV放映データなどを記録した、管理人によるコラムです。

1494 2014オープニングマッチ
1月2日・3日と固定されていた全日本時代とは違い、本年の仕事始めは12日。オープニングマッチに出場して、WRESTLE-1の2年めがスタートしました。なお、この日、全日本プロレスを前年暮れに退団していた征矢学選手がW-1マットにサプライズ登場。いきなり「マッチメーカー」なる謎の役職に就任して、好き勝手にカードを編成するというキャラクターに変身しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #5 WRESTLE-1 SUNRISE TOUR 2014 1.12後楽園ホール』(GAORA)'14.01.19放映

1499 真田選手とシングル初対決
団体初のビッグマッチとなる3・2両国大会のメインカードが提携するアメリカのプロレス団体TNAが認定する3大タイトル戦に決定(世界ヘビー、世界タッグ、Xディビジョン王座)。征矢学マッチメーカーの提案により、2・15後楽園大会で各タイトルへの挑戦者決定戦を開催。タッグ王座への挑戦を表明したチーム246は、この日の大会でそれぞれシングルマッチを闘い、ともに敗北。これにケチを付けたヒール軍団デスペラードとの間で、TNA世界タッグ王座挑戦権を賭けて闘うことが決まりました。
なお、真田聖也選手とはシングル初対決。無差別級戦士として、ヘビー級相手の闘いが続きます。
※『プロレス中継 WRESTLE-1「WRESTLE-1 SUNRISE TOUR 2014」1・31後楽園ホール〈生中継〉』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.01.31放映

1500 「紅白プロレス合戦」最終興行参戦でオリジナル悪冠一色が勢揃い
ElDorado解散後、大鷲透選手が主宰し、多くの仲間がレギュラー参戦する「紅白プロレス合戦」が発展的に興行を終了。最後ということで、かつての盟友であるドッティも久々に招聘され「ちゃんこランブル(ちゃんこ大鷲一生無料券争奪時間差バトルロイヤル)」に初参加することに。大会開催発表時に10選手がリストアップされ、その選手が所属団体もしくはお友達から1名だけ招待することができる「会員制ちゃんこランブルルール」が初採用され、ドッティは「久しぶりの奴に連絡をしてみた。来るかわからんけど」とコメントを発表。当日現れた選手は、闘龍門9期生の後輩・マサ高梨選手の化身であるElDorado限定キャラクター、キング・ポコダ選手でした。
なお、試合では退場者が続出し、残り5名となった時点で、悪冠一色のみがリングに立っている状況が出現。この日いちばんのシークレットゲストとなった高木"ジェット"省吾選手が優勝を飾っています。

「ちゃんこ大鷲一生無料券争奪時間差バトルロイヤル ちゃんこランブル」参加選手と退場順
(1)旭志織(大石招待選手)(2)里歩(本多招待選手)(3)大石真翔(4)高木三四郎(大鷲招待選手)(5)沖本摩幸(YASSHI助っ人選手)(6)デーモン植田(菅原招待選手)(7)バラモンシュウ&Mr.プッSSY(シュウ招待選手)(9)日野本裕介(YASSHI助っ人選手)(10)アントーニオ本多&キング・ポコダ(近藤招待選手)(12)日高郁人(13)橋本大地(日高招待選手)&男色ディーノ(15)ヨシヒコ(ディーノ招待選手)(16)稲葉雅人(パイン招待選手)(17)"brother"YASSHI(18)近藤修司(19)菅原拓也
高木"ジェット"省吾(34分10秒 JETパンチ→オーバー・ザ・トップロープ)大鷲透 ※高木は当初マスクマン「ゴールデン・パイン」として登場し、のちに覆面を脱ぎ正体を明かす
優勝:高木"ジェット"省吾

1501 大日本プロレス参戦
ドッティ自身には特にテーマはなく、みちのくプロレス時代にユニットKAIENTAIとしてともに活動していたMEN'Sテイオー選手と、マスクマン獅龍選手となじみが深いカズ・ハヤシ選手の初対決が注目されました。
※『プロレス中継 大日本プロレス「後楽園ホール大会」2・7後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.02.18放映

1502 TNA世界タッグ戦挑戦権獲得
ヒール軍団デスペラードとの間で行われた、TNA世界タッグ王座挑戦者組決定戦。見事に勝ち抜け、両国での挑戦を決めました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #6 WRESTLE-1 TOUR 2014 WEST SIDE STORY 2.15後楽園ホール』(GAORA)'14.02.25放映

1503
※『プロレス中継 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2014 WEST SIDE STORY」2・21大阪ボディメーカーコロシアム第2競技場〈生中継〉』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.02.21放映

1507 TNA世界タッグ奪取ならず
TNA世界タッグ王者組・デイビー・リチャーズ&エディ・エドワーズの「ザ・ウルブス」との一騎打ちの予定が、前王者組の「ブローマンズ」(ジェシー・ガッデス&ロビー・イー)が前日の記者会見に現れて対戦要求。リターンマッチの権利を有する前王者組の要求ということか、何とこれをTNA本部が認め、試合は急遽3WAYマッチに変更されることに。王者・挑戦者関係なく、自軍以外のどの選手から勝ってもタイトル獲得というルールに、試合は攻守がめまぐるしく入れ替わる3WAY独特の速い流れに。ルチャ育ちのチーム246にとって、決して苦手な試合形式ではありませんでしたが、いずれのチームとも初対戦ということが有利には働かず、惜敗。試合後の246は、新王者組に対してではなく、本来なら一騎打ちするはずだった前王者チームに再戦を要求。TNAタッグタイトルも決して諦めたわけではないようですが、ウルブスと闘うことの優先度が高かったようでした。
ドッティはこの試合で膝を負傷し、3・13高知、14高松、15京都の3大会を欠場。結局は回避することが出来ましたが、一時は手術を覚悟するほど深刻な症状だったようです。
なお、この日の3大タイトル戦で、TNA世界ヘビーに挑戦したKAI選手は敗れましたが、Xディビジョン選手権に挑戦した真田聖也選手は見事タイトル奪取。WRESTLE-1初のベルトをもたらしています。
※『緊急生放送!『WRESTLE-1』武藤ジャパンvsTNA出場選手記者会見』(日テレG+)'14.03.01放映
※『14.3.2WRESTLE-1両国国技館大会「開戦〜OUTBREAK〜』(生中継)(日テレG+)'14.03.02放映

1508 エース・KAI選手の乱心
ヒール軍団デスペラードの勧誘を受け続けている、W-1の悩めるエース・KAI選手に対し、征矢学マッチメーカーが強権を発動。KAI選手とデスペラードにタッグを組ませ、征矢選手自らはチーム246とのトリオで対戦するというもの。KAI選手は、デスペラードとは距離を置いて闘うも、場外の河野選手がリング内の征矢選手に対してイス攻撃を行うと、これに乗じて一気にフィニッシュへ。ヒール軍のアシストを受けた形となったことで246が抗議すると、KAI選手は彼らを蹴散らし、河野選手へも攻撃を。結局、KAI選手は全員を敵に回して、無言で退場しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #7 WRESTLE-1 2014 TOUR After OUTBREAK 3.22後楽園ホール』(GAORA)'14.03.31放映

1509 リングソウル開店15周年記念イベントに出場
ElDorado代表として、そして「カスイチ」主催者として、ドッティも多大にお世話になってきた藤永幸二さん率いる神戸元町のプロレスバー「リングソウル」が開店15年の節目にイベントを開催。ダンスやショーなどさまざまな出し物の中でプロレスも4試合組まれ、WRESTLE-1のジュニアスターズとトリオを結成。相手はElDoradoやカスイチで藤永氏とともにずっと一緒に歩んできたTARU&YASSHIの「ブードゥーマーダーズ」と、思い出深い一夜となりました。

1511 KAIENTAI DOJOに8年ぶりの参戦〜STRONGEST-K TAG王座初挑戦も奪取ならず
2006年1月3日以来8年ぶり2回目となるKAIENTAI DOJOに参戦。STRONGEST-K TAG王者組の火野選手から「近藤修司とやりたい」と直々の指名を受け、開設12周年記念のビッグマッチに出場する運びとなりました。現在、WRESTLE-1マットにも参戦する火野選手との接点はありませんが、過去のElDoradoマットでは「南京ファッキンレスリング部」のメンバー「火野本選手」としてK-DOJOから越境レギュラー参戦していた当時に絡みがあり、その因縁からの対戦要求だったと思われます。ドッティもTwitterで「久しぶりの他団体でのタイトルマッチ、発散するぞ」と大暴れを約束していましたが、結果を残すことはできませんでした。

1512 先月の因縁再び KAI選手との不協和音
デスペラードから勧誘を受けて以来、歯車が狂い続けている感のあるKAI選手。246とのトリオで臨んだこの試合も、最後の最後でトラースキックがドッティに誤爆。KAI選手は謝罪するも、246はKAI選手への不信を一段と強める結果に終わりました。エース失格を改めて言い渡すマッチメーカーの征矢選手に対し、KAI選手は一騎打ちを要求しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #8 WRESTLE-1 TOUR 2014 Cherry blossom 4.17後楽園ホール』(GAORA)'14.04.24放映

1513 KAI選手「試練の5大地獄」第1戦の相手に
4.17後楽園の因縁を受け、征矢マッチメーカーがKAI選手に課したのが「試練の5大地獄」。このシリーズの最終戦5・4TDCホール直前の全5大会でメインでシングルマッチを行うという過酷なもので、第1戦の相手となったのがドッティ。ドッティとしては無差別級として結果を出すよいチャンスでしたが、あと一歩及びませんでした。

1518
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #9 WRESTLE-1 TOUR 2014 Cherry blossom 5.4東京ドームシティホール』(GAORA)'14.05.11放映

1519 苛立ち募る
集客に苦戦が続く団体の中心選手のひとりとして、建て直しを迫られるドッティ。そのストレスを、期待をかけられながらもブレイクに至らない中之上選手に向けて大暴れ。パートナーのハヤシ選手が止めに入る勢いで暴走し、苛立ちがピークに達しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #10 WRESTLE-1 TOUR 2014 TRIUMPH 5.22後楽園ホール』(GAORA)'14.05.29放映

1522 ZERO1マット初参戦で菅原&YASSHI組と邂逅
WRESTLE-1とZERO1の対抗戦機運が高まる中、ZERO1後楽園大会にW-1勢が大挙参戦。これまでZERO1との接点がまったくなかったドッティにとって、初の同マット参戦となりました。
相手は、ZERO1マットで悪の参謀として長年ヒール軍をプロデュースしてきた菅原選手と結託した、ブードゥー・マーダーズのYASSHI選手。闘龍門時代からの盟友との遭遇でしたが、2月の紅白プロレスでの「仲間」としての再会とは異なり、所属・メイン参戦する団体を代表しての対抗戦モードとあって、懐かしさは一切なし。ドッティがフィニッシュを決めたものの、ただ1人何の因縁も持たない吉岡選手の活きのよさが目立つ試合となりました。
※『プロレス中継 プロレスリングZERO1「True Lies」6・1後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.06.14放映

番外 台湾のロックコンサート会場でエキシビションマッチ
全日本プロレス時代の台湾遠征でコラボした現地のロック歌手「伍百(ウ=・バイ)」さんのコンサートを武藤敬司選手がゲストで登場。それに帯同したカズ・ハヤシ選手とドッティがコンサート会場にリングを持ち込み、エキシビションマッチを行いました。

1527・1528 7・6両国大会でのタイトル挑戦権獲得にことごとく失敗
7・6両国大会でTNA世界タッグ選手権の開催が決まり、前回の3・2両国大会で奪取できなかった無念を晴らすべく、ジュニスタとの挑戦者組決定戦に臨んだ246でしたが、挑戦権獲得はならず。
1試合置いてのメインでは、ブリティッシュライトヘビー級選手権への挑戦権を掛けた時間差バトルロイヤルに出場。最後の3人まで残ったものの伸び盛りの吉岡選手に場外に葬られ、こちらも挑戦権はつかめませんでした。
「ブリティッシュライトヘビー級選手権挑戦者決定戦エクストリームロイヤル」入場順
(1)アンディ・ウー(2)エル・イホ・デル・パンテーラ(3)黒潮"イケメン"二郎(4)稲葉大樹(5)吉岡世起(6)中之上靖文(7)征矢学(8)レネ・デュプリ(9)KAZMA SAKAMOTO(10)浜亮太(11)近藤修司(12)NOSAWA論外(13)菊タロー(14)MAZADA(15)太陽ケア(16)カズ・ハヤシ(17)高山善廣

同退場順
(1)黒潮(2)アンディ(3)パンテーラ(4)稲葉(5)浜(6)菊タロー(7)NOSAWA(8)MAZADA(9)レネ(10)SAKAMOTO(11)征矢(12)ケア&高山(14)中之上(15)近藤
吉岡世起(19分26秒 オーバー・ザ・トップ・ロープ)カズ・ハヤシ
優勝:吉岡世起
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #11 WRESTLE-1 TOUR 2014 To The IMPACT 6.22博多スターレーン』(GAORA)'14.06.30放映

1530 ZERO1・日高選手と久々の対戦
dragondoor以来となるかもしれない日高選手との久々の対戦。フィニッシュの「オーバードーズ」は、これまでもシングルの大一番で繰り出されていた「カナディアン・パイルドライバー」に付けられた名前のようですが、元の意味は「薬物の過剰摂取」。カナディアン・バックブリーカーからパイルドライバーに移行するという、あまりにも高角度から落とす技のため、掟破りに近い危険技、という含みかもしれません。ZERO1ジュニアのトップ選手からタッグながら直接勝利を奪ったドッティは、かつての盟友の菅原拓也選手を次の対戦相手に指名しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #12 WRESTLE-1 TOUR 2014 To The IMPACT 6.27後楽園ホール』(GAORA)'14.07.05放映

1532 6人タッグ戦で出番なし
7月1日付けで練習生から昇格・入団したばかりの村瀬選手が先発するも、ヒール軍団DESPERADOは攻撃の手を緩めず、ドッティは中之上選手ともども、正式なタッチを受けての試合をすることなく終戦のゴング。カットプレイのみという極めて消化不良な試合になりました。
試合後は新Tシャツ発売を記念してのサイン会や、生中継で行われた試合の解説に加わるなど、試合よりも忙しく過ごしていました。
なお、この日のタイトル戦で、船木選手が世界ヘビー、大和選手がEWPインターコンチネンタル、吉岡選手がブリティッシュライトヘビーの各王座に戴冠。真田選手が帰国直前にTNA Xディビジョン選手権を失い無冠に逆戻りしていたWRESTLE-1に、3本のベルトが集結しています。
※『14.7.6WRESTLE-1両国国技館大会「衝撃〜IMPACT〜」』(ダイジェスト)(日テレG+)'14.07.06放映

1537 忙しい夏の予感
7・6両国大会でのTNA世界タッグ戦で実況解説席に座ったチーム246を挑発し、再戦の機運を高めた現王者組「ザ・ウルブス」(デイビー・リチャード&エディ・エドワーズ)。この日の試合でチーム246は改めて海外進出への思いを語り、会社側もそれに呼応して翌日22日の会見で、王者コンビの8月シリーズ緊急来日が決定。8月23日札幌と8月31日後楽園の2大会での対戦がマッチメークされ、来日までに王座を保持していればタイトル戦として施行される見込みとなりました。
さらにこの会見では、WRESTLE-1認定の無差別級チャンピオンシップの創設と王者決定トーナメントの開催概要が発表され、9月21日金沢を皮切りに、22日後楽園、23日名古屋、そして10月8日後楽園で優勝決定戦が行われることに。出場は所属の16選手で、参加メンバーは後日発表に。
そして同日、DDTが8・17両国大会の一部カードを発表。同席した飯伏幸太選手から、ドッティとのシングルマッチ決定がリリースされました。新日本プロレスとのダブル契約で活躍する飯伏選手が、Xとなっていた両国大会の対戦相手として、新人時代に参戦したdragondoor〜ElDoradoマットでプロレスを指南してくれたドッティとの対戦を熱望したことから、決定の運びとなりました。シングルでの対戦は、ElDorado時代の2008年6月13日・新宿FACEで行われた「グレーテストゴールデンリーグ戦」以来2回目。前回は19分30秒ドラゴンスープレックスホールドで飯伏選手が勝利しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #13 WRESTLE-1 TOUR 2014 After The IMPACT 7.21後楽園ホール』(GAORA)'14.08.11放映

1538 大日本プロレス名古屋大会に再び参戦
昨年9月29日の名古屋クラブダイアモンドホール大会(「Death Market17」)に続き、同所での大会に再び参戦。フリーながらW-1にレギュラー参戦中の征矢学選手と一緒ながら、それぞれが大日本の若手選手と組んで闘う、ユニークなマッチメークでした。

1540 飯伏幸太選手と6年振りの一騎打ち
飯伏幸太選手から指名を受け、2008年6月13日以来の一騎打ち。前売り段階で全席完売という近来まれに見る大入りで、両国国技館での試合経験豊富ながら、ここ数年は不入りの中で試合してきたドッティにとっても久々の大観衆の中でのファイトとなりました。
ダークマッチ2試合を含めて全11試合中のセミ前・第7試合として行われた一戦は、飯伏選手のキックに対抗すべく、ラリアットを序盤から投入。負傷箇所が気になる飯伏選手の首に照準を絞り、パワーボム、ザ☆オリジナル、ゲレーロスペシャル(雪崩式リバースブレーンバスター)、オーバードーズ(カナディアン・パイルドライバー)や超低空バックドロップなどで追い詰めるも、新日本とのダブル所属でさらにスケールをアップさせた飯伏選手の牙城は崩せず。試合後、飯伏選手は正座して一礼と、"恩師"に対する最大限の敬意を尽くし、ドッティも試合後のTwitterで「悔しいのは当然だがうれしい気持ちもある」と、6年振りの一騎打ちを楽しんだようでした。なお、試合中、悪冠一色の盟友・大鷲透選手がセコンドに付き、試合を終えて引き揚げるドッティに肩を貸すという一コマも。ちなみに飯伏選手は、ドッティとともに大鷲選手も、若手時代の師匠的存在として挙げています。ドッティにはプロレスの技術面を、大鷲選手には心得などを教えてもらったと伝えられています。
一方、前日の山形大会でシリーズ開幕したWRESTLE-1はこの日、青森県弘前市で興行がありましたが、当然欠場。20日からの北海道転戦に再び合流しています。
※『プロレス中継 DDT「両国ピーターパン2014 〜人生変えちゃう夏かもね!〜」8・17両国国技館(ニアライブ)』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.08.17放映

1546 TNAタッグ挑戦を改めてアピール
TNA世界タッグ王者組「ザ・ウルブス」のデイビー・リチャード選手がシリーズ直前のケガで来日キャンセルとなり、エディ・エドワーズ選手一人が参戦(TNAからリチャード選手代替としてティグレ・ウノ選手が帯同)。ウノ選手を下したチーム246がエドワーズ選手に改めてタイトル戦を迫りました。さらにドッティは次回9・22後楽園大会で激突するW-1シングル王者決定トーナメント1回戦の相手となる盟友・ハヤシ選手にも宣戦布告しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #14 WRESTLE-1 TOUR 2014 FLASHING SUMMER 8.31後楽園ホール』(GAORA)'14.09.07放映

1549
※『プロレス中継 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント」9・21石川産業展示館3号館』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.10.05放映

1550 ハヤシ選手との盟友対決を制し1回戦突破
チーム246対決となったトーナメント1回戦。久々の対戦ながら「闘っても組んでも手が合う」の言葉通り、見事にスイングした攻防を繰り広げ、ドッティが勝利。2回戦にコマを進めました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #15 WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント 9.22後楽園ホール』(GAORA)'14.09.30放映

1550 大和選手も撃破して準決勝進出
後楽園の翌日の名古屋決戦。大和選手を退けて準決勝進出が決定。優勝戦進出を賭け、KAI選手との一騎打ちが決定しました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #16 WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント 9.23名古屋国際会議場』(GAORA)'14.10.07放映

1551 準決勝敗退
今や立派なヘビー級となっているKAI選手相手とあって、何とイタリアンコネクション時代の盟友・ミラノコレクションA.T.選手(引退)の得意技で自身も何回も苦しめられてきた秘技・パラダイスロックを繰り出すなど、闘い方に工夫を見せてきましたが、あえなく敗退。"無差別級"の克服はなりませんでした。
トーナメントを制して初代王者に就いたのは河野選手。準決勝の相手・船木選手のセコンドに付いたTAJIRI選手の裏切りアシスト(デスペラード入り)で決勝に進み、KAI選手相手に武藤敬司選手の得意技シャイニングウィザードで勝利。その勢いで武藤選手を挑発し、武藤敬司30周年記念興行の11・1両国大会で初防衛戦の相手に指名しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #17 WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント 10.8後楽園ホール』(GAORA)'14.10.17放映

【「WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント」全試合結果】
※すべて時間無制限1本勝負。

1回戦
9・21金沢  田中稔(12分31秒 FIREBALLスプラッシュ→片エビ固め)稲葉大樹
       河野真幸(4分56秒 シャイニングウィザード→片エビ固め)黒潮"イケメン"二郎
       AKIRA(7分34秒 横入り式エビ固め)浜亮太
9・22後楽園 児玉裕輔(8分20秒 コークスクリュームーンサルトプレス→片エビ固め)中之上靖文
       大和ヒロシ(18分48秒 ノーザンライトボム→片エビ固め)吉岡世起
       近藤修司(16分35秒 キングコングラリアット→片エビ固め)カズ・ハヤシ
       船木誠勝(14分13秒 ハイブリッドブラスター→片エビ固め)AKIRA
       KAI(23分40秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)征矢学
2回戦
9・23名古屋 河野真幸(9分7秒 足4の字固め)児玉裕輔
       近藤修司(15分11秒 キングコングラリアット→片エビ固め)大和ヒロシ
       船木誠勝(3分50秒 スリーパーホールド→レフェリーストップ)TAJIRI
       KAI(18分18秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)田中稔
準決勝
10・8後楽園 KAI(12分50秒 スプラッシュプランチャー→片エビ固め)近藤修司
       河野真幸(7分10秒 ジャイアントニードロップ→片エビ固め)船木誠勝
優勝決定戦
10・8後楽園 河野真幸(17分57秒 シャイニングウィザード→片エビ固め)KAI
※河野真幸が初代WRESTLE-1無差別級王者に

1557 TNAとの対抗戦に勝利
※『WRESTLE-1+武藤敬司30周年記念興行』(日テレG+)'14.11.09放映

1559 田中将斗選手とシングル初対決
ZERO1とWRESTLE-1が3日間にわたり団体全面対抗戦を新宿FACEにて開催。その初日メインに組まれたのが、シングル初対決となる田中将斗vs近藤修司の一戦。ドッティより軽量でありながらヘビー級で活躍する田中選手には歯が立たず、完敗。ドッティは試合後、田中選手の無尽蔵のスタミナに感心しきりでした。
※『プロレス中継 ZERO1×WRESTLE-1「KASSEN 〜合戦 ZERO1 vs WRESTLE-1全面対抗戦」11・5・6・7新宿FACE』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.11.18放映

1561 NWAインターナショナルライトヘビー級タッグ王座獲得
対抗戦2日め、王者組をまじえた6人タッグに快勝したことから、吉岡選手が翌日に組まれていたノンタイトル戦にタイトルを賭けるよう要求して急遽タイトルマッチが実現。このチャンスを活かした吉岡選手が菅原選手を丸め込み、見事王座を奪取。ドッティにとっては、2005年5月のアジアタッグ戴冠以来、実に9年5ヶ月ぶりのタッグタイトル獲得となりました。
NWAインターナショナルライトヘビー級タッグ王座は、ZERO1が管理するタイトルで、その昔最高峰の権威団体だった「ナショナル・レスリング・アライアンス」とは一切関係のない、ZERO1が立ち上げた「ニュー・レスリング・アライアンス」という組織の略称となっています。
※『プロレス中継 ZERO1×WRESTLE-1「KASSEN 〜合戦 ZERO1 vs WRESTLE-1全面対抗戦」11・5・6・7新宿FACE』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.11.18放映

【この時点でのNWAインターナショナルライトヘビー級タッグ歴代王者組一覧】
(01)ディック東郷&日高郁人
(02)ロウキー&レオナルド・スパンキー
(03)高岩竜一&石井智宏
(04)カズ・ハヤシ&レオナルド・スパンキー
(05)日高郁人&藤田ミノル
(06)クリス・セービン&アレックス・シェリー(モーターシティ・マシンガンズ)
(07)藤田ミノル&菅原拓也
(08)日高郁人&澤宗紀
(09)菅原拓也&怪人ハブ男
(10)日高郁人&伊藤崇文
(11)菅原拓也&菊池毅
(12)ジミー・ススム&ジミー・カゲトラ
(13)菅原拓也&藤田峰雄
(14)フランク・デヴィット&ショーン・ギネス
(15)タイガースマスク→丸山敦&ビリーケン・キッド
(16)菅原拓也&"brother"YASSHI
(17)近藤修司&吉岡世起

1564 タッグリーグ戦黒星スタート
団体初のタッグリーグ戦開催。優勝チームにはWRESTLE-1タッグチャンピオンシップ初代王者組に認定されることもあり、さまざまな選手がパートナーを選んで名乗りを上げる中、団体所属で急造でない固定チームとして優勝候補の一角となったチーム246。満を持して臨んだものの、デスペラード参謀TAJIRI選手のグリーンミストに見舞われ、黒星発進となってしまいました。
「First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜」Aブロック公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:1戦0勝1敗(得点0)

1565 タッグリーグ戦初白星
船木選手と"イケメン"という、参加チーム中で最も毛色の異なるタッグと対戦。246は戦力分析から当然のごとくイケメン選手に攻撃を集中。驚異的な粘りに手こずりつつも、無難にマットに沈め、勝ち点2を獲得しています。
「First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜」Aブロック公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:2戦1勝1敗(得点2)

1566 タッグリーグ戦2勝目
参加チーム中随一の「タッグ屋」である東京愚連隊と対戦。相手のチームプレイを封印すべく、短期決戦で一気に決着。2勝目を挙げました。
「First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜」Aブロック公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:3戦2勝1敗(得点4)

1568
※『プロレス中継 ZERO1「OUTBREAK」11・24後楽園ホール』(FIGHTING TV SAMURAI)'14.12.13放映

1569 タッグリーグ戦3勝目で2位通過
リーグ戦最終戦は"サンライズ"太陽ケア&中之上靖文組。河野組がすでに全勝で1位通過を果たす中、3勝目を獲得。負ければ3チームによる2位決定戦となるところを回避して単独2位を確保。決勝トーナメント進出を決めました。
「First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜」Aブロック公式戦・カズ・ハヤシ&近藤修司組:4戦3勝1敗(得点6)〜全日程終了〜

1570・1571 KAI組、AKIRA組を連続突破してW-1タッグチャンピオンシップ初代王者組に
Bブロックに新風を巻き起こした友情タッグ"赤天狼(レッドシリウス)"KAI&浜亮太組との肉弾戦に勝利して準決勝を突破し、優勝戦の相手はAKIRA&征矢学の"new Wild order(省略禁止)"。パワーとテクニックをぶつけ合う好試合を、コンビ結成で一日の長のある246が制し、悲願のベルトを獲得。W-1初のタッグリーグ戦を制するとともに、「WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ」初代王者組となりました。破れたnew Wild orderはさっそく挑戦を表明し、1週間後の大阪大会での初防衛戦が決定しています。

※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #18 WRESTLE-1 TOUR 2014 First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜 11.30後楽園ホール』(GAORA)'14.12.09放映

【「WRESTLE-1 TOUR 2014 First Tag League Greatest 〜初代タッグ王者決定リーグ戦〜」全試合結果】
※リーグ戦はすべて30分1本勝負。各ブロック上位2チームによる決勝トーナメントで優勝を決定する。
勝ち=2点、あらゆる引き分け=1点、負け=0点。

参加チームと勝ち点
Aブロック(冒頭の呼称はチーム名)
"イケメン侍" 船木誠勝 & 黒潮"イケメン"二郎(勝ち点4)
"チーム246" カズ・ハヤシ & 近藤修司(勝ち点6=2位)
"サンライズ" 太陽ケア & 中之上靖文(勝ち点2)
"東京愚連隊" NOSAWA論外 & MAZADA(勝ち点0)
"DESPERADO" 河野真幸 & TAJIRI(勝ち点8=1位)

11・15博多
○船木組(2) vs NOSAWA組(0)●
  黒潮(9分55秒 IKEMEN SPHERE)MAZADA
○河野組(2) vs ハヤシ組(0)●
  TAJIRI(14分46秒 バズソーキック→片エビ固め)ハヤシ
11・17鹿児島
○ケア組(2) vs NOSAWA組(0)●
  ケア(7分54秒 TKO→体固め)MAZADA
○ハヤシ組(2) vs 船木組(2)●
  近藤(12分10秒 キングコング・ラリアット→片エビ固め)黒潮
11・19福山
○ハヤシ組(4) vs NOSAWA組(0)●
  ハヤシ(6分28秒 巻き投げ固め)NOSAWA
○河野組(4) vs ケア組(2)●
  河野(9分18秒 ランニングニー→片エビ固め)中之上
11・22浜松
○河野組(6) vs NOSAWA組(0)●
  河野(3分35秒 ランニングニー→片エビ固め)MAZADA
○船木組(4) vs ケア組(2)●
  船木(12分38秒 ハイブリッドブラスター→片エビ固め)中之上
11・28横浜
○河野組(8) vs 船木組(4)●
  TAJIRI(10分52秒 サムソンクラッチ)黒潮
○ハヤシ組(6) vs ケア組(2)●
  近藤(13分28秒 キングコング・ラリアット→エビ固め)中之上

Bブロック
"赤天狼(レッドシリウス)" KAI & 浜亮太(勝ち点6=1位)
"「聖也」と「ヒロシ」" 真田聖也 & 大和ヒロシ(勝ち点4)
"new Wild order" AKIRA & 征矢学(勝ち点5=2位)
"Too Sharp" 田中稔 & 吉岡世起(勝ち点4)
"Novus" 児玉裕輔 & 土肥孝司(勝ち点1)

11・15博多
○AKIRA組(2) vs 児玉組(0)●
  AKIRA(9分52秒 ムササビプレス→片エビ固め)土肥
○真田組(2) vs KAI組(0)●
  真田(17分8秒 ムーンサルトプレス→体固め)浜
11・17鹿児島
○田中組(2) vs 児玉組(0)●
  吉岡(10分20秒 スライディングキック→片エビ固め)土肥
○KAI組(2) vs AKIRA組(2)●
  KAI(16分22秒 スプラッシュプランチャ→片エビ固め)AKIRA
11・19福山
△真田組(3) vs 児玉組(1)△
  (時間切れ引き分け)
○AKIRA組(4) vs 田中組(2)●
  征矢(14分46秒 ワイルドボンバー→片エビ固め)吉岡
11・22浜松
○KAI組(4) vs 児玉組(1)●
  浜(12分5秒 オオキドプレス→体固め)土肥
○田中組(4) vs 真田組(3)●
  田中(15分50秒 ミノルスペシャル)大和
11・28横浜
□KAI組(6) vs 田中組(4)■
  KAI組(不戦勝)田中組 ※吉岡負傷による出場辞退のため
△真田組(4) vs AKIRA組(5)△
  (時間切れ引き分け)

11・30後楽園
決勝トーナメント準決勝(時間無制限1本勝負)
○AKIRA組(Bブロック2位) vs 河野組(Aブロック1位)●
  AKIRA(9分15秒 エビ固め)TAJIRI
○ハヤシ組(Aブロック2位) vs KAI組(Bブロック1位)●
  近藤(11分37秒 キングコング・ラリアット→片エビ固め)浜
優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
○ハヤシ組(Aブロック2位) vs AKIRA組(Bブロック2位)●
  ハヤシ(26分5秒 パワープラント→片エビ固め)AKIRA
※カズ・ハヤシ&近藤修司組がWRESTLE-!タッグチャンピオンシップ初代王者組に

1573 W-1タッグチャンピオンシップ初防衛
タッグ王者決定リーグ戦優勝戦の再戦で、new Wild orderを返り討ち。次の防衛戦の相手に、Desperadoの河野真幸&TAJIRI組を指名しています。

1576 W-1タッグチャンピオンシップ2度目の防衛成功で2014年闘い納め
タッグ王者決定リーグ戦公式戦で、唯一敗れていたデスペラード軍にリベンジ。デスペ軍セコンドが介入して誤爆を誘ってレフェリー不在に追い込み、パイプイスやテーブルを持ち出す大荒れの展開に。246はこの展開を読んで事前に用意したセコンドの若手や征矢&AKIRAのnewWildorderのアシストを受けて反撃、最後は相手が用意したラダーを逆利用した攻撃で、さながらTLCマッチの様相を呈した大乱戦を制し、2度目の防衛に成功。感慨に浸る間もなく、中之上靖文&児玉裕輔組が挑戦に名乗りを上げ、翌1月11日の同所での防衛戦が決まっています。
なお、2014年の闘いはこの日で終了。2014年の試合数総計は83。参加興行数は80で、3会場で1日2試合を行っています。団体別の内訳はWRESTLE-1が71興行74試合(WRESTLE-1の主催興行〈共催含む〉は77大会。参加しなかった興行は負傷欠場で3、他団体参戦で1、TNAとの共催や学園祭プロレスなどイベント関連のための不出場が2でした)。他団体へはZERO1が3、大日本が2、紅白プロレス、リングソウル、KAIENTAI DOJO、DDTがそれぞれ1回で計9試合に参戦しました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #19 GAORA presents WRESTLE-1 TOUR 2014 Final 12.22後楽園ホール』(GAORA)'14.12.22放映(生中継)

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