2016年試合コメント
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試合の背景並びにTV放映データなどを記録した、管理人によるコラムです。

1634 2016年明けオープニングマッチ出場
新たな1年の闘いがスタートしました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #34 WRESTLE-1 TOUR 2016 SUNRISE 1.10後楽園ホール』(GAORA)'16.01.22放映

1639 WRESTLE-1シングル王座挑戦に名乗り
第1試合のタッグ4WAYマッチに出場して、珍しいパワーボムで快勝したのは、次の行動への布石でした。メインで行われたW-1王座戦で火野裕士選手が稔選手を下して防衛に成功すると、タッグベルトを肩に現れ、シングル王座挑戦をアピール。第1試合のフィニッシュ・ホールドは、ファッキンボムを得意とする火野選手への挑発だったのです。
火野選手は、挑戦受託とともに、KAZMA SAKAMOTO選手をパートナーに、タッグ王座への挑戦を逆表明。この結果、3・6宮城大会でのタッグ王座戦、3・13後楽園でのシングル王座戦が決定しました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #35 WRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACT 2.10後楽園ホール』(GAORA)'16.02.22放映

1645 WRESTLE-1タッグ王座初防衛に失敗
火野選手へのシングル王座挑戦と引き換えに、火野&KAZMA SAKAMOTO組が逆挑戦するタッグ王座戦に臨んだTreggeRでしたが、初防衛戦にして王座陥落の憂き目に。ドッティが火野選手から直接取られたことで、3・13後楽園でのシングル王座戦に暗雲が漂いました。

1647 WRESTLE-1シングル王座奪取ならず
重いチョップやラリアットを繰り出す王者に対し、袈裟斬りチョップで活路を見出そうとする挑戦者。だが、コーナー上の攻防で王者のラリアットで叩き落とされ、空中で一回転して転落した際に右脚を負傷して動きが止まり、ファッキンボムで万事休す。負傷した右脚は精密検査の結果「右内側側副靭帯の急性損傷」「膝蓋骨内側支帯の急性損傷」「外側半月板前節の水平断裂」により全治3ヶ月の重傷と診断され、3月シリーズ以降の長期欠場を余儀なくされました。ドッティはこれより2年前の2014年3月に手術を検討するほどの膝の故障をしており(この時は3大会欠場)、だましだまし使ってきた古傷が、ついに悲鳴を上げてしまったようです。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #36 WRESTLE-1 TOUR 2016 TRANS MAGIC 3.13後楽園ホール』(GAORA)'16.03.31放映

1648 復帰戦で近ブラ復活 & WRESTLE-1タッグ王座挑戦も奪取ならず & 悪冠一色も復活へ
負傷直後の3・20千葉BlueField大会に、かつての盟友・"brother"YASSHI選手が来場。「近ブラ」の復活とTreggeRとの共闘を呼びかけたものの、負傷欠場中で遠征に帯同していないドッティの返事は得られず。3・27名古屋大会にドッティが現れ、メンバーと協議の末、TreggeR5人目の男としてYASSHI選手の加入が決定。そして、3ヶ月半振りの復帰戦となる7・1後楽園大会で、最後にタッグを組んだ2008年8月29日(全日本プロレス青森大会)から実に8年振りの「近ブラ」コンビが実現。全日本プロレスでアジアタッグ王座に就いたこともある実績が認められてか、W-1マットでは初結成ながら、WRESTLE-1タッグ王座挑戦というチャンスも与えられました。
試合は、バビロンやビッグヘッドトレインなど往年の合体技を披露しましたが、ヘビー級の王者組の壁は崩せず、王座奪取は失敗に終わりました。
試合後、タッグ王座を守ったまま団体を辞めてフリーに転向する中之上選手に、ドッティが「今日は一番強かった」とマイク。デビュー戦の相手を務め、成長を見守り続けた中之上選手へ、餞の言葉を送りました。さらに、団体のビッグマッチ8・11横浜大会で結成される元みちのくユニット(ハヤシ&サスケ&東郷組)の対戦相手に名乗りを上げ、「みちのくトリオに対抗するのはこのユニットしかない」とかつての盟友・大鷲透選手を呼び込み、悪冠一色の再結成をぶち上げました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #40 WRESTLE-1 TOUR 2016 SYMBOL 7.1後楽園ホール』(GAORA)'16.07.20放映

1651 京都カス野郎プロレス参戦
"brother"YASSHI選手がリングソウルの藤永オーナーと展開するイベント型の興行「カス野郎プロレス」。今回は両者が〈京都軍〉〈神戸軍〉を率いて、7・16京都と7・17神戸をホーム&アウェイで軍団対抗戦を行う2連戦となりました。両者ともに親交のあるドッティですが、7・17は自団体での興行があるからか、京都のみに参戦。「京都真夏の夜の夢〜近ブラvsジュニスタ」と銘打たれ、京都軍の一員として参戦しました。金本浩二選手と田中稔選手の「ジュニスタ」とは、カズ・ハヤシ選手とのチーム246としては繰り返し対戦して来ましたが、近ブラとしての対戦は初めて。カス野郎プロレスの前身である新宿カス野郎プロレス時代にも、この顔合わせはありそうでなく、新鮮な闘いが展開されました。

1654 W-1シングル王座挑戦者決定戦緊急開催も敗退
7・29新宿大会で、W-1シングル王座挑戦に再び名乗りを上げたドッティは、この日同じく挑戦表明した稲葉大樹選手と、次回8・19の同所大会での挑戦者決定戦を闘うことに。この両者の勝者が、8・11横浜大会でのw=1王座戦・KAI vs 征矢戦の勝者に挑む流れになっていましたが、8・5王道プロレス弘前大会に参戦した征矢選手が「右肩鎖関節脱臼及び靭帯損傷」を負い、長期欠場へ。このため、次期挑戦者決定戦を急遽繰り上げ、8・11横浜での挑戦権を賭けることに。団体のこの夏最大のビッグマッチである同大会のメインを飾るチャンス到来でしたが、急成長を遂げている稲葉選手に勢いで及びませんでした。

1655 悪冠一色、一夜限りの復活
元みちのくユニット(ハヤシ&サスケ&東郷組)を相手に、悪冠一色が再び結集。ビッグマッチに華を添えました。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #41 プロレスLOVE in YOKOHAMA 8.11横浜文化体育館』(GAORA)'16.08.24放映

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※『プロレス中継 WRESTLE-1 8.19新宿FACE』(FIGHTING TV SAMURAI)'16.08.23放映

1664 近ブラで再びWRESTLE-1タッグ王座獲りに挑むも敗戦
第6代王者組の征矢学選手(パートナーは葛西純選手)の負傷により、7月のコンビ復活初戦での王座獲り失敗のリベンジを果たすべく再チャレンジに挑みましたが、またも奪取はならず。なお、この日のメイン終了後、台頭する若手軍に対し、ベテラン勢がユニットの枠を超えて団結し、次回後楽園での完全決着5vs5マッチが決定しています。
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #42 WRESTLE-1 TOUR 2016 3rd ANNIVERSARY 9.18後楽園ホール』(GAORA)'16.09.29放映

1668 5vs5イリミネーションマッチ
若手軍とベテラン軍による5vs5イリミネーションマッチ。タッグマッチ形式で、オーバーザトップロープなしの完全決着ルールで行われ、ベテラン軍が2人残りで圧勝。W-1シングル王者・稲葉選手からフォールを取った初代王者の河野選手が次期挑戦をアピールしました。
イリミネーションマッチ退場順
藤村(15分1秒 イス攻撃の誤爆→エビ固め)NOSAWA
(17分5秒 両者リングアウト)葛西、熊ゴロー ※両者失格
河野(24分4秒 チョークスラム→体固め)黒潮
稲葉(26分12秒 グラウンド極反り卍固め)近藤
火野(28分40秒 Fucking BOMB→体固め)藤村
河野(32分8秒 足4の字固め)土肥
河野(36分0秒 合体Fucking BOMB→エビ固め)稲葉
《勝者組》河野軍(河野、火野の2人残り)
※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #43 WRESTLE-1 TOUR 2016 UPDRAFT 10.9後楽園ホール』(GAORA)'16.10.21放映

1671 UWAトリオ王座12年振りのリマッチ
闘龍門からElDorado、DDTと管理団体が変遷し、WRESTLE-1に譲渡されたUWA世界6人タッグ選手権。第27・28代王者組の1人だったドッティが、2004年5月9日下関での王座転落(「SCORE2004」329参照)以来、実に12年振りに同王座に挑戦しました。なお、この日の熊本大会は、熊本地方大地震の影響で4月16日からのスライド開催。この日の熊本と翌・翌々日の鹿児島・宮崎の3大会が「熊本地震復興支援チャリティー大会」として行われています。

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※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #44 WRESTLE-1 TOUR 2016 AUTUMN BOUT 11.2後楽園ホール』(GAORA)'16.11.22放映

1679 UWAトリオ王座12年振り・3回目の戴冠
若手が決起したWRESTLE-1マットで、ベテラン勢が党派を超えてチームを結成。10・28熊本での挑戦時に名を連ねていた盟友・河野選手がW-1シングル王者になったことから、ワイルド軍の葛西純選手にメンバーチェンジ。リアル・デスペラードのNOSAWA選手とTriggeRのドッティという混成タッグで王座に挑戦し、あっさり奪取。2004年5月の王座(第28代)転落以来12年7ヶ月振りの返り咲きを果たしました。

【この時点でのUWA世界6人タッグ歴代王者組一覧】
(01)ブラソ・デ・オロ & エル・ブラソ & ブラソ・デ・プラタ(ロス・トレス・ブラソス)
(02)ビジャノ1号 & ビジャノ4号 & ビジャノ5号(ロス・ビジャノス)
(03)カオス & サンドカン & ランボー
(04)ブラソ・デ・オロ & エル・ブラソ & ブラソ・デ・プラタ(ロス・トレス・ブラソス)
(05)カオス & サンドカン & ランボー
(06)ビジャノ1号 & ビジャノ4号 & ビジャノ5号(ロス・ビジャノス)
(07)ブラソ・デ・オロ & エル・ブラソ & ブラソ・デ・プラタ(ロス・トレス・ブラソス)
(08)ビジャノ1号 & ビジャノ4号 & ビジャノ5号(ロス・ビジャノス)
(09)グレート・コキーナ & サモアン・サベージ & ファトゥ(ハワイアン・ビースト)
(10)ビジャノ1号 & ビジャノ4号 & ビジャノ5号(ロス・ビジャノス)
(11)エル・シグノ & ネグロ・ナバーロ & ブラック・パワー2号
(12)シュー・エル・ゲレーロ & スコルピオJr & エル・エンヘンドロ
(13)エル・シグノ & ネグロ・ナバーロ & エル・テハノ
(14)エル・シグノ & ネグロ・ナバーロ & ロッキー・サンタナ
(15)プリンシベ・マヤ & カルロフ・ラガルデJr & ペロ・シルバ
(16)CIMA & SUWA & ビッグ・フジ ※空位ののち、決定戦で戴冠
(17)神田裕之 & 望月享 & ダークネス・ドラゴン
(18)CIMA & SUWA & ビッグ・フジ
(19)マグナムTOKYO & ドラゴン・キッド & 斉藤了
(20)望月成晃 & 望月享 & ダークネス・ドラゴン
(21)CIMA & ビッグ・フジ & TARU
(22)CIMA & ドン・フジイ & TARU ※返上→決定戦後に再戴冠
(23)ミラノコレクションA.T. & YOSSINO & "brother"YASSINI
(24)CIMA & SUWA & ドン・フジイ
(25)横須賀享 & 堀口元気 & 斉藤了
(26)望月成晃 & ドラゴン・キッド & 新井健一郎
(27)ミラノコレクションA.T. & YOSSINO & コンドッティ修司
(28)大鷲透 & コンドッティ修司〈→ドッティ修司→近藤修司〉 & "brother"YASSINI〈"brother"YASSHI〉 ※前王者組分裂で返上→決定戦で戴冠
(29)ドラゴン・キッド & 新井健一郎 & セカンド土井
(30)邪道 & 外道 & 竹村豪氏
(31)マンゴー福田 & パイナップル華井 & 南野たけし
(32)佐藤秀 & 佐藤恵 & 大間まぐ狼
(33)菅原拓也 & バラモンシュウ & バラモンケイ
(34)大鷲透 & 菅原拓也 & 荒谷望誉
(35)フランチェスコ・トーゴー & PIZAみちのく & アントーニオ本多
(36)男色ディーノ & 佐藤光留 & マサ高梨
(37)NOSAWA論外 & MAZADA & FUJITA
(38)小峠篤司 & 原田大輔 & タコヤキーダー
(39)えべっさん & 松山勘十郎 & くいしんぼう仮面
(40)NOSAWA論外 & MAZADA & FUJITA
(41)佐藤光留 & 石井慧介 & ヨシヒコ
(42)グレート小鹿 & ミスター6号 & りほ
(43)佐藤光留 & 中澤マイケル & 松永智充
(44)HARASHIMA & 大鷲透 & 安部行洋
※第45・46代は不明
(47)黒潮"イケメン"二郎 & 中之上靖文 & 吉岡世起
(48)KAZAMA SAKAMOTO & 土肥孝司 & NOSAWA論外
(49)黒潮"イケメン"二郎 & 中之上靖文 & 吉岡世起
(50)カズ・ハヤシ & 田中稔 & TAJIRI
(51)吉岡世起 & アンディ・ウー & 稲葉大樹
(52)近藤修司 & 葛西純 & NOSAWA論外

※『ファイティングエンターテインメント WRESTLE-1 #45 WRESTLE-1 TOUR 2016 SHINING WINTER 12.9後楽園ホール』(GAORA)'16.12.9放映(生中継)

1682 「J STAGE」初参戦
盟友・YASSHI選手が主戦場としている、ジュニア選手を中心とした興行団体「J STAGE」に初参戦。菅原選手を加えた「悪冠一色」トリオで、相手も闘龍門9期生の南野選手と卍丸選手と、懐かしい顔が揃いました。

1683 2016年全日程終了
最終戦の後、5月29日に予定されるもスケジュールの都合で延期となった神戸リングソウルのイベントに盟友・YASSHI選手とともに参加。ファンとのふれあいで、1年の疲れを癒やしました。
レスラー人生初めての長期欠場のあった2016年は、WRESTLE-1全体で68興行のうち、48大会に出場。他にYASSHI選手の自主興行への参加と、J STAGE参戦があり、50試合の実働となりました。

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