投稿日付: 2003年 08月 31日 21:19
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: 冒険ファンタジー名作選

大熊 様

「青い鳥 f シリーズ」から、『ねらわれた学園』に続き、『なぞの転校生』の発売も決まったとか。
ちょっとづつではあるけれど、ジュヴナイルSFが復活しつつありますね。めでたい。めでたい。

で、岩崎書店からも、「冒険ファンタジー名作選」(全10巻)というのが、10月に発売されます。
サイズ/A5 予価/各1500円 発売/10月予定 
私は、ちょこっとだけ、絡んだりしています。

ラインナップは以下の通り。

『ロスト・ワールド』作/コナン・ドイル 訳/久米穣 画/竹本泉
『火星のプリンセス』作/エドガー・R・バローズ 訳/亀山龍樹 画/山本貴嗣
『27世紀の発明王』作/ヒューゴー・ガーンズバック 訳/福島正実 画/大塚あきら
『いきている首』作/アレクサンドル・ベリヤーエフ 訳/馬上義太郎 画/あさりよしとを
『ぬすまれたタイム・マシン』作/レイ・カミングス 訳/南山宏 画/御米椎
『ついらくした月』作/ロバート・C・シェリフ 訳/白木茂 画/竹本泉
『黒い宇宙船』作/マレイ・ラインスター 訳/野田昌宏 画/赤石沢貴士
『キャプテン・フューチャーの冒険』作/エドモンド・ハミルトン 訳/福島正実 画/秋恭摩
『次元パトロール』作/S・マーウィン・ジュニア 訳/中上守 画/山田卓司
『うそつきロボット』作/アイザック・アシモフ 訳/小尾芙佐 画/山田卓司

「SF世界の名作」(「SFこども図書館」)をベースに10冊がピックアップされています。
今回は、昔のまんまの復刻ではなくて、イラストを新しく書き起こしています。
人選に関しては、昔、岩崎書店のジュヴナイルSFシリーズを読んでいて、思い入れの強い方にお願いしています。

『火星のプリンセス』を担当した山本貴嗣氏は、バローズの大ファン。
「ぜひ、イラストを描いて下さい」と連絡が来たとき、『そんな嘘みたいな話があるはずがない』と信じなかったとか。
『国内では武部大画伯、海外ではフラゼッタでしょ。はっきり言って尻込みしました。
どんなに頑張ったところで必ず笑われて石を投げられるのは目に見えていましたからね。
最初はお断りしようと思ったほどです』とのこと。そりゃそうだよね。プレッシャーだよね(笑)。
『自分なりにベストをつくした』とのことなので、とても楽しみです。

山本氏のコメントは次号の「SFJapan」で紹介する予定(ちゃっかり宣伝)。

とにかく売れてくれれば、また、続けて出せるでしょうしね。・・・。
皆さんも、ぜひ、宣伝を、お願いします。


投稿日付: 2003年 08月 29日 18:38
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
タイトル: 「チェビックス!」(by レッド)

さすがに、矢野徹先生の「SF読み物」は、
今でも続いている…ということは、なかったようです。

【別冊ビッグコミック・特集ゴルゴ13シリーズ】の、
全部が確認できたわけではないのですが、
とりあえず私の見た限りでは、
No.129(2000.10.13)にまでは、毎号、
矢野先生のショートショートが掲載されています。

で、No.132(2001.07.13)以降には、それがなくなっています。

その間のNo.130〜No.131が確認できなかったのですが、
おそらく、長いシリーズに区切りをつけるキッカケとしては、
「20世紀いっぱいで終了」という線が濃厚でしょうね。


投稿日付: 2003年 08月 27日 03:56
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: 「ウエスポン!」(by レッド)

(【サンヤング】リストを、少しだけ更新しました)

*

小学館の、矢野徹先生の小説といえば…、
あれのリストも作っておかなくちゃいけませんね。

別冊ビッグコミックの『ゴルゴ13』。

こりゃ大変だ。

あのショーショートのシリーズは、
どうやら今でも続いているらしい?
…というのが、恐ろしいところです。

チェビックス!!


投稿日付: 2003年 08月 24日 09:25
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: 京都売ります

大熊さん

「なぞの転校生」ですか!
ほとんど憶えておりませんが後半をちょっと見ていた記憶があります。
その後の「未来からの挑戦」とか「赤い月」もは最初から見てました。

ジュブナイルと、YAとかライトノベルと呼ばれるもの(今いち明確じゃないですが)
はかなり違いますね。
なんとなく、それらと児童小説の中間に当たるような気がします。
とはいえ、教訓臭の強いものはやや苦手ですが。


大橋さん

瀬川昌男さんはノンフィクションの著作も相当数ありますからね。
(後年はほとんどそうなのかな?)
眉村卓さんとか小松左京さんもそうでしょうが
全集を出すには巻数が多くなりすぎるかもしれませんので
それなりに商業的な裏付けが無いと難しいかも。
全然関係ないですが筒井康隆全集も第二次も出して欲しいな。

柴野拓美、佐藤有文、黒沼健はぼくも興味ありますね。
佐藤有文なんか、へんなのが多そうですからね。
今ではまったく読むことができない栗田信なんかもなんらかの形で読んでみたいものです。




安達さん

矢野徹さんの小説はやはり興味があります。
別名義なんかもあったんですね。




石川さん

>「佐伯誠一」氏のプロフィールも、
知らない名前でした。
そんなところにもSF作家クラブの名前とかでてくるんですね。
勉強になります。
筒井さんなんかの未発見小説とかももしかしてあるのかな?


投稿日付: 2003年 08月 22日 21:38
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: 戦う人

<NHK少年ドラマシリーズ>「なぞの転校生」(眉村卓原作)が、8月31日23:10から<NHKアーカイヴス>という番組で(80分の総集編ですが)放映されるそうです(^^)。
「タイムトラベラー」と並ぶこのシリーズの双璧的名作ですね。楽しみです!
青い鳥文庫と連動企画でしょうか?

大橋さま

>づっと僕たちが情熱を
>持って戦い続けていかないとだめだと思ったりしています。
おっしゃるとおり! 
私は、小学生や中学生をターゲットにしたジュブナイルという分野を復活させなければ、SFは核世代の高齢化と運命を共にして滅んしまうのではないかと危惧しています(いやホンマに(^^;)。書き手は充実していますが読み手が脆弱なんですよね。
福島さんが亡くなってジュブナイル企画が軒並み姿を消してしまったツケが、昨今のSF状況に現れてきているように思われてなりません。
今こそ「第2の福島正実」が必要なのではないでしょうか。そういえば福島正実ほど、<戦う人>という冠詞がふさわしい人はいないですよね。


投稿日付: 2003年 08月 21日 21:05
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: 瀬川昌男全集出ないかな

大橋さま

>瀬川昌男
>どうもマイナーな作家に心引かれます
むむう、小学生の私は、日本最高のSF作家だと思ってました(^^;ゝ

安達さま

電話する大義名分ができてありがたかったです。いつも、今かけたらお邪魔じゃないかとためらってしまうもので(^^;ゝ


投稿日付: 2003年 08月 19日 06:15
名  前: 安達
e-mail : ogemaru@nifty.com
タイトル: ボーイズラブではなく

おじゃまします。

>大橋さま
説明不足ですみません。前回の投稿はすべて「少年サンデー」掲載作についてのものです。
「消えたレーサー」以下は、相良俊輔の「タイガー機関出動せよ!!」連作の細目です。
SF作家の読切については、豊田・眉村は次号予告から拾った仮タイトルですし、実際にはほとんど未見ですので、この時期の競作で誰がどんな作品を書いたのか、を知りたいわけです。
SFジャパンの企画、楽しみにしています。

>石川さま
「ボーイズライフ」は気になる雑誌ですので、ぜひ総目次を(誰かに)作ってもらいたいですね。SFを中心にメモを取ったことはあるのですが、欠落している号も多いので、全貌を知りたいです。
それから、この時期の少年サンデーでは、坂田治(矢野徹)の「第三次世界大戦」1966年7月3日号〜8月31日号という連載もあります。
それにしても佐伯誠一を調べている方がいらっしゃるとは……世の中は広い。

>大熊さま
ああっ、眉村先生に直接お尋ねいただいたのですか! 恐縮です。ありがとうございました。


投稿日付: 2003年 08月 18日 23:15
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: 眉村卓最新情報

眉村先生にお聞きしました。
残念ながら、連載誌の号数までは覚えていらっしゃらないそうです。

>「狂ったビルディング」
という作品は書いた記憶がないので、編集部が付けた仮題であろう、とのこと。
ただし作品の冒頭の何行かでも見せてくれたら、実際のタイトルはたちどころに思い出すんですが、とおっしゃってました(^^)

お役に立てず申し訳ありません。そのかわり――
速報(今聞いたばかり(^^;)>「なぞの転校生」が、(「ねらわれた学園」に続いて)青い鳥文庫で復刊決定!


投稿日付: 2003年 08月 18日 20:50
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/tanuki.html
タイトル: だらしなプロダクション

ちなみに、「佐伯誠一」氏のプロフィールも、
御紹介しておきます。

*

昭和6年大阪市に生まれる。大阪大学工
学部卒業。科学ものの解説記事や読みも
ので活躍、週刊誌やテレビのクイズ番組
の出題もしている。主な著書に「クイズ
百科事典」「発明と発見の図鑑」「からだ(秘)
相談室」「なぞなぞリレー」等がある。

*

小説作品についての記述がないのは、
これが手元の【豆たぬきの本】、
『ウーム!なるほどザ事典』(1982.05)からの引用であるせいなのですが。


投稿日付: 2003年 08月 18日 20:37
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: サンデーごくらく劇場(もっと濁音が多い)

『黄金まぼろし丸』についての情報をいただきまして、
ありがとうございます。

さっそく【サンヤング】リストのページを更新いたしました。

また、「少年ひみつ島」「タンカーぶんどり作戦」についても、
貴重な御教示をいただき、感謝いたします。

今も名前が残る有名SF作家の諸氏が、参入してこられた以降の、
1967年以降の少年サンデー連載については、
まだ調査の手をつけることが、できていません。

御質問の、67〜68年ごろの空白データになっている部分の号も、
「私も、まだ確認できていません。分かりません」としか、
申し上げられない状態です。

というか、「SF読みきり」シリーズの時代まで手を進めてしまうと、
どうしても【ボーイズライフ】のほうにまで目を配らないといけなくなってくるんですよね。

【ボーイズライフ】全目次。

そんな資料が、世の中の、どこかには存在するのでしょうか。

どこにもなければ、誰かがイチから作るしかないのでしょうか。
誰かって、誰なんでしょうか。

ともかく、私にできることは、
1966年までの少年サンデー連載小説データのうち、
自分に分かっている範囲のことを、とりあえず発表しておくだけです。

*

佐伯誠一「電気のさいご」?〜1964.05.03〜?

佐伯誠一「とうめい人間」?〜1964.06.14〜?

相良俊輔「少年ひみつ島」1964.07.12〜1965.05.09

佐々成一「宇宙からきた忍者」?〜1964.08.02〜1964.08.16〜?

佐々成一「動物スーパーマン」1964.08.30〜1964.10.11〜?

梶原一騎「少年ジンギスカン」1964.08.30〜1964.11.08〜?

(筆者不明)「怪盗ルパン」?〜1964.10.04〜1965.01.01〜?

(筆者不明・佐伯?)「消えた細菌」?〜1964.11.08〜?

(筆者不明・佐伯?)「夜光人間」?〜1965.01.01〜?

(筆者不明)「タイムマシン」?〜1965.01.24〜1965.06.06〜?

関耕太「走れ!! はやて」?〜1965.06.06〜1965.12.05〜?

佐々成一「海底X団」1965.08.15〜1965.12.05〜?

相良俊輔「黒ひげ大将」?〜1965.10.03〜1966.03.27〜?

矢野徹「黄金まぼろし丸」1966.01.01〜1966.07.31

須知徳平「オテナの秘密」1966.01.01〜1966.06.26〜?

筒井康隆「細菌人間」1966.03.13〜1966.07.10

関耕太「新・少年漂流記 冒険サンゴ」1966.04.03〜1966.07.03〜?

福島正実「大怪物マントラ」1966.07.17〜1966.11.06

関耕太「猛犬ふぶき」?〜1966.10.09〜1966.12.25〜?

(筆者不明)「てなもんや迷探偵」?〜1966.10.09〜?

(筆者不明)「タイムマシン戦艦大和」?〜1966.11.20〜1966.12.25〜?

*

「走れ!! はやて」と「猛犬ふぶき」の間に、もう1本、
関耕太の連載小説が見つかりました。

相良と関の両方の名前で、
ほとんど途切れなく長篇の連載を続けておられたようですね。

この「冒険サンゴ」(磐五十六:画)という作品は、動物モノではなく、
日本人の少年が南洋の島へ漂着し、
土人の皆さんとともに大冒険を繰り広げる…という、
オリジナリティあふれる内容のようです。(タイトルからして!)
まあ、南洋の野性動物は多く登場してくるでしょうが…。

サブタイトルの「新・少年漂流記」というのも、
明らかに「旧」があること、その「旧」が非常に著名であることを意識した上でのネーミングですね。

また、1964年ごろに「空想科学ドラマ」と銘打ち、
近未来SFのような短篇?小説を書いていた佐伯誠一と、
「海底X団」の佐々成一は、もしかしたら同一人物ではないでしょうか。

佐々成一名義での「宇宙からきた忍者」「海底X団」にも、
「空想科学ドラマ」とキャッチが付けられていますからね。

佐々成一が長篇を連載している同じ号では、
佐伯誠一は科学解説の記事を執筆していたりします。

64〜65年あたりまで、梶原一騎のような大物を別にすれば、
…えっ、実質、ライター2人?

それで、66年以降は、日本SF作家クラブの諸氏に協力を仰ごう、ということになるわけですな。
(そうなるまでの経緯が、【ボーイズライフ】との関係を無視できない…と考える所以です)


投稿日付: 2003年 08月 18日 01:19
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: 散歩する惑星

安達さん

はじめまして。お名前はかねてより伺っております。

そして大橋さん、石川さん

貴重な書き込みをこんな辺境にしていただくのはなんとも勿体無い気がいたしますが
とりあえず私としては拝聴するのみでございます。
でもちょっと成田さんの掲示板になった気がしました。

ご質問のお答えも致しかねますが、眉村卓さんについては
大熊さんがご存知であればと思います。

矢野さんのご本については何か(多分文庫解説)で読んだ気がいたします。



松本さん

お帰りなさいませ。
そして海外ブックオフ詣でご苦労様でした。
ハワイに桃源社というのもシュールですが、持っていなかったら買って帰られたのでしょうか?
中原弓彦がコントを書いていたのは門外漢故知りませんでした。

先日は久しぶりでとても楽しかったので今度また飲みましょう。


黒猫館館長さん

「おとうさんがいっぱい」の元版は無事入手いたしました。
でもこんな本を探している人は日本でも私ぐらいだと思いますが・・。
三田村はまだ初期の本で未入手のものがありますが、
(もっとも初期じゃないのも未入手はありますが)
児童書なのでやはり難しいようです。
手持ちのものはぼちぼち読んでいきたいと思いますが、
幼年向けはさすがに大人にはつらいものがあるので、
ウルフ探偵シリーズあたりがお勧めかと。


投稿日付: 2003年 08月 17日 22:42
名  前: 松本
e-mail : shazam@nifty.com
タイトル: 明日から会社か

館長さま
昨日、旅より帰ってきました。せっかくオフ会にお誘いいただいたのに、参加できず
残念でした。

しばらく見ないうちに凄まじくマニアックな話題で盛り上がっているようですが
暢気に旅のブックオフ視察(?)報告です。
さて、2年ぶりのホノルル・ブックオフ。まあ、たいしたものがある訳ないよね、と
思っていたら、いきなり目に飛び込んできたのが、桃源社の「小栗虫太郎全作品」。
全9冊のうち7冊が並んでいるではないですか。こんな本がなぜ異国の地にまで
流れてきたのやら。お値段は各$2。安い。安いが、わざわざこんな函入り本を
ダブらせ、持って帰る訳にもいきません。スルー。
で、買ったのはこんな本でありました。

三波伸介編著「井上ひさし以外のてんぷくトリオのコント4」サワズブックス $2
 中原弓彦や三波伸介など作のコントを所収。ちょっとうれしい。
ピーター・ヘイニング編「ウイッチクラフト・リーダー」ソノラマ文庫海外シリーズ $1
マーク・ハースト編「ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック V」サンリオSF文庫 $1

さらに、一般書店で、バットマンとスパイダーマンのコミックを数冊。アマゾンで簡単に
洋書が買えるいま、昔のように血眼で海外でコミックを買い漁る必要もないのですが、
まあせっかく来たんだしね。
それにしても、ニッポンのMANGAの英語版が「GRAPHIC NOVEL」の
コーナーで幅を利かしているのでびっくり。GRAPHIC NOVELというのは、
ザラ紙の廉価なコミックとは異なり、紙質がよく、ハイブロウな内容のコミックを
指す言葉なのですが、アメリカ産のものの何倍ものスペースを「ドラゴンボール」やら
「らんま1/2]やらが占めているんですわ。売れてるんでしょうね。
 


投稿日付: 2003年 08月 17日 15:06
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: 前から後ろから。

安達 様
はじめまして。

いや、書いてみるものですね。しかも、やはり、館長さんとこの掲示板は濃い。すごい人が
集まってますね。

『黄金まぼろし丸』が、加筆のうえ『カラスの海』として角川文庫に収録されているなんて、
知りませんでした。単なる勉強不足?

相良俊輔の、『消えたレーサー』等は、すべて「少年サンデー」に掲載された小説ですか?
ほとんど、切れ目なく、書いているではないですか。びっくり。

質問に対しては、答えられなくてすみません。これは「少年サンデー」に掲載されたもので
すか? かつ、ご質問は、これで、あっているか否か、ということでしょうか?


投稿日付: 2003年 08月 17日 10:11
名  前: 安達
e-mail : ogemaru@nifty.com
タイトル: 横から失礼します

はじめまして。
以前からROMしていますが、休みの間にものすごい展開になっていますね。少年サンデーの連載小説で盛り上がるとは思いませんでした。
余計なお節介かもしれませんが、手元のメモから、いくつかわかる部分を書きます。
「黄金まぼろし丸」の連載期間は1966年1月1日号〜7月31日号です。ご存じかと思いますが、この作品は加筆のうえ『カラスの海』として角川文庫に収録されています。

相良俊輔「少年ひみつ島」の連載期間は1964年7月12日号〜1965年5月9日号です。
また、「タンカーぶんどり作戦」は、連作「タイガー機関出動せよ!!」の一話です。
・「消えたレーサー」1967年5月7日号〜5月28日号
・「背番号1をねらえ!!」1967年6月4日号〜6月25日号
・「怪人せむし男」1967年7月2日号〜7月23日号
・「アラブの怪盗」1967年7月30日号〜8月20日号
・「タンカーぶんどり作戦」1967年9月3日号〜10月15日号

で、どさくさに紛れて質問があるのですが。
67年〜68年頃に掲載されたSF作品について、わからない部分があります。以下にデータをまとめてみますが、不明個所について、ご教示いただけないでしょうか。よろしくおねがいいたします。

矢野徹「ふしぎな天才」1967年5月7日号
豊田有恒「恐怖のロボット999号(予告タイトル)」1967年10月22日号
(未見)1967年10月29日号
筒井康隆「宙に浮かぶ首」1967年11月5日号
眉村卓「狂ったビルディング(予告タイトル)」1967年11月12日号
福島正実「見えない超人」1967年11月19日号
(未見)1967年11月26日号〜12月3日号
筒井康隆「マッド・タウン」1967年12月10日号〜1968年3月3日号
眉村卓「ゼロから来た敵」1968年5月12日号〜6月30日号〜?


投稿日付: 2003年 08月 17日 00:27
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: ごくらくサンデー・いのいしだ(濁音が多い)

先に記した著作リスト《児童読み物》の項目へ、
相良俊輔名義の読切り短篇、
「タンカーぶんどり作戦」(週刊少年サンデー・1967.10.08)を追加します。

なお、「走れ!! はやて」の連載時期の部分は、私の転記ミスで、
本当は(?〜1965.06.06〜1965.12.05〜?)とするはずでした。
訂正させていただきます。

また、その後の調査で「少年ひみつ島」「黒ひげ大将」連載時期の確定が、
もう少し前後に延ばせました。
その、それぞれの連載についても
「少年ひみつ島」(?〜1964.08.16〜1965.03.28〜?)
「黒ひげ大将」(?〜1965.10.03〜1966.03.27〜?)と訂正します。

(ちなみに「黄金まぼろし丸」の連載時期確定も、
 1966年4月から、6月ぐらいにまで延ばせています。
 そのあたり、私の【サンヤング】リストでは、対応させてあるのですが)


投稿日付: 2003年 08月 16日 19:39
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: おまけに三橋一夫。

相良を調べるために、相良俊輔の『蒼ざめし翳り』千秋社 1977.10 を読んで
いたら、三橋一夫のことが書かれていました。
ここら辺は、私はまったくの素人なので、皆さんがご存知のことなら申し訳分け
ないのですが、おまけです。

力道山が相撲からプロレスに転向したとき、その奥義を伝授したのも三橋さん。
山本周五郎の『雨あがる』の主人公は、じつはこの三橋さんがモデル。

とのことです。おそまつ。


投稿日付: 2003年 08月 16日 19:37
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: 相良俊輔/関耕太のプロフィールを作ってみました。

私の分かる範囲で、簡単にまとめてみただけなので、
まだまだ不備はあろうかと思いますが、
今後の研究へ向けての叩き台ぐらいにはなるのではないでしょうか。

相良俊輔(さがらしゅんすけ)
大正9年7月2日、東京都に生まれる。早大中退。5年間兵役に従事。
昭和22年から、14年間、文芸誌や、娯楽誌の編集に携わる。
文芸誌「不同調」に処女作『虚構の夜』を発表。
昭和36年6月、36歳で文筆業に転身する。
以後、新聞連載小説や児童小説を執筆する。動物小説、熱血冒険小説の著書多数。
昭和54年8月、没。

もともと作家になる野心があって編集者になった。編集者を辞めるときには随分
と迷った。が、山本周五郎の「ほんきで小説かきになりたいというのなら、今日
にでも辞めるべきだ。サラリーをあてにした安易な気持ちでは、ろくなものは書
けねえよ」の一言で、踏ん切りをつける。その後、山本周五郎は、会うたびに
「人の書かないものを書け」「机の上での仕事はするな」「ペンで書かずに足で
書け」と助言。これを座右の銘にしていた。
実録ものが多い、少年向けの熱血冒険小説にもその精神は表れている。
後年は、埋没している戦史の発掘に尽力した。全国を走り回り取材した。そんな
彼を若い編集者は「取材魔」と呼んだ。調査と資料を蒐集して机に向い長編を書
く。そのため、1年に2冊書ければいいほうだった。


投稿日付: 2003年 08月 16日 01:37
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: 相良俊輔/関耕太の著作リストを作ってみました

私の分かる範囲で、簡単にまとめてみただけなので、
まだまだ不備はあろうかと思いますが、
今後の研究へ向けての叩き台ぐらいにはなるのではないでしょうか。
(なお、『魔神の使者』というのは、やはり私にも分かりませんでした)

《児童読み物》

相良俊輔「少年ひみつ島」週刊少年サンデー・?〜1964.08.30〜1965.03.28〜?

相良俊輔/関谷ひさし:画「黒ひげ大将」週刊少年サンデー・?〜1965.10.24〜1966.01.09〜?
 『黒ひげ大将』朝日ソノラマ:サンヤングシリーズ【3】1969.06
 #『黒ひげ大将』朝日ソノラマ:少年少女傑作小説【4】1973.07

相良俊輔/高荷義之:画「きかんしゃ大将」週刊少年サンデー・1968.08.11〜1968.09.15〜?
 『機関車大将』朝日ソノラマ:サンヤングシリーズ【4】1969

関耕太/磐五十六:画「走れ!! はやて」週刊少年サンデー・?〜1965.10.24〜1966.01.09〜?
 関耕太/依光隆:画『走れ!はやて』朝日ソノラマ:サンヤングシリーズ【11】1969
 #相良俊輔/依光隆:画『走れ、はやて』ソノラマ文庫【60】1977.01

関耕太/諏訪栄(小島剛夕):画「日本オオカミ 猟師・弥太じいさんの話」週刊少年サンデー・1968.01.28〜1968.02.04〜?
 関耕太/小島剛夕:画『日本オオカミ 猟師・弥太じいさんの話』朝日ソノラマ:サンヤングシリーズ【15】1969

相良俊輔/依光隆:画「大雪原鉄道」週刊少年サンデー
 『大雪原鉄道』朝日ソノラマ:サンヤングシリーズ【27】1970

関耕太「猛犬ふぶき」週刊少年サンデー・?〜1966.10.09〜1966.12.25〜?

*

相良俊輔『第二次世界大戦・1/真珠湾の奇襲』人物往来社:ジュニア戦記シリーズ【4】1968
相良俊輔『第二次世界大戦・2/ミッドウェーの大海戦』人物往来社:ジュニア戦記シリーズ【5】1968
相良俊輔『第二次世界大戦・3/サイパン・沖縄の血戦』人物往来社:ジュニア戦記シリーズ【6】1968
相良俊輔『第二次世界大戦・4/激闘のヨーロッパ戦線』人物往来社:ジュニア戦記シリーズ【7】1968

『少年少女世界の名作(34)ソビエト編・1』小学館 1975
 相良俊輔「バルチック艦隊の最期」収録

《戦記物など》

相良俊輔『あゝ厚木航空隊 あるサムライの殉国』光人社 1971
 #光人社 1986.07
 #光人社NF文庫 1993.08

相良俊輔『菊と龍 祖国への栄光の戦い』光人社 1972
 #光人社 1986.06
 #光人社NF文庫 1994.04

相良俊輔『流氷の海 ある軍司令官の決断』光人社 1973
 #光人社 1988.05
 #光人社NF文庫 1994.01
 #光人社:名作戦記【011】2003.08

相良俊輔『夏の空 厚木空叛乱始末記』光人社 1973
 #相良俊輔『厚木空叛乱始末記』光人社 1988.08

相良俊輔『海原が残った 提督東郷平八郎伝(上)』光人社 1974.07
相良俊輔『海原が残った 提督東郷平八郎伝(下)』光人社 1974.07

相良俊輔『まぼろしの空母信濃』講談社 1975

相良俊輔/依光隆:画 『少年会津藩士秘話』国土社:ノンフィクション全集【6】 1975

相良俊輔『人類愛に生きた将軍 ユダヤ難民救出秘話』国土社:ノンフィクション全集【12】1976.05

相良俊輔『怒りの海 戦艦比叡・西田艦長の悲劇』光人社 1976
 #光人社 1990.05

相良俊輔『素浪人横丁』春陽文庫 1977.08

相良俊輔『蒼ざめし翳り』千秋社 1977.10

相良俊輔『赤い夕陽の満州野が原に 鬼才河本大作の生涯』光人社 1978.05
 #光人社 1985.05
 #光人社NF文庫 1996.01

相良俊輔/依光隆:画 『まぼろしの試走車』千秋社 1978.11

相良俊輔『続・素浪人横丁』春陽文庫 1979.05

《漫画原作》

相良俊輔:原作/園田光慶:画「あかつき戦闘隊」週刊少年サンデー・1967.11.12〜1969.05.11

 『あかつき戦闘隊 パゴス島編(1)』小学館:ゴールデンコミックス【43】1968.08
 #『あかつき戦闘隊(1)』若木書房:コミックメイト【CM-38】1971.08

 『あかつき戦闘隊 パゴス島編(2)』小学館:ゴールデンコミックス【44】1968.08
 #『あかつき戦闘隊(2)』若木書房:コミックメイト【CM-49】1971.09

 『あかつき戦闘隊 特攻編(1)』朝日ソノラマ:サンコミックス 1969.12
 #『あかつき戦闘隊(3)』若木書房:コミックメイト【CM-51】1971.10

 『あかつき戦闘隊 特攻編(2)』朝日ソノラマ:サンコミックス 1969.12
 #『あかつき戦闘隊(4)』若木書房:コミックメイト【CM-52】1971.10

 #『あかつき戦闘隊(5)』若木書房:コミックメイト【CM-53】1971.12

*

相良俊輔:原作/荘司としお:画「うなれ熱球」ぼくら

『うなれ熱球(1)』秋田書店:サンデーコミックス【72】1968.08
『うなれ熱球(2)』秋田書店:サンデーコミックス【82】1968.10
『うなれ熱球(3)』秋田書店:サンデーコミックス【91】1969.01
『うなれ熱球(4)』秋田書店:サンデーコミックス【100】1969.04

*

相良俊輔:原作/園田光慶:画「軍鶏」週刊少年サンデー・?〜1970.11.15〜1970.12.20〜?

 『軍鶏』若木書房:コミックメイト【CM-41】1971.03

*

相良俊輔:原作/大倉元則:画「血煙り0戦隊」

 『血煙り0戦隊(1)』若木書房:コミックメイト【CM-94】1974.08
 『血煙り0戦隊(2)』若木書房:コミックメイト【CM-95】1974.10
 『血煙り0戦隊(3)』若木書房:コミックメイト【CM-98】1974.12

*

さいとう・プロ:画/武本サブロー:構成/相良俊輔:脚本【どどぶ木戸】シリーズ

『どどぶ木戸(1)帰ってきた男』USHIOコミックス 1971.12
 #『どどぶ木戸(1)焦熱地獄』潮出版社:USHIO COMICS 1983.10
『どどぶ木戸(2)湯女』USHIOコミックス 1972.01
 #『どどぶ木戸(2)急流の日々』潮出版社:USHIO COMICS 1983.10
『どどぶ木戸(3)女狐』USHIOコミックス 1972.02
 #『どどぶ木戸(3)明日を斬る!』潮出版社:USHIO COMICS 1983.11
『どどぶ木戸(4)枕絵師』USHIOコミックス 1972.03
 #『どどぶ木戸(4)情炎の一刻』潮出版社:USHIO COMICS 1983.11
『どどぶ木戸(5)行水の女』USHIOコミックス 1972.04
 #『どどぶ木戸(5)騒動の夏』潮出版社:USHIO COMICS 1983.12
『どどぶ木戸(6)仮放免』USHIOコミックス 1972.05
 #『どどぶ木戸(6)朝色の小舟』潮出版社:USHIO COMICS 1983.12
『どどぶ木戸(7)仇飛脚』USHIOコミックス 1972.06
 #『どどぶ木戸(7)過去から来た刺客』潮出版社:USHIO COMICS 1984.02
『どどぶ木戸(8)つじぎり異聞』USHIOコミックス 1972.07
 #『どどぶ木戸(8)業火 ─ 永遠に』潮出版社:USHIO COMICS 1984.02

*

(単行本未収録)関耕太:原作/石川球太:画「あら馬岬の決闘」ぼくら・1968

        相良俊輔:原作/石川球太:画「悪魔のバルダナ」ぼくら・1969

        相良俊輔:原作/宮谷一彦:画「おれは機関士」週刊少年サンデー・1969 お正月増刊号

        相良俊輔:原作/かざま鋭二:画「ヤングタイガー」少年画報・1969.06〜1969.08

        相良俊輔:原作/みね武:画「とんがら大将」まんが王・1969.09 付録

        相良俊輔:原作/杉本啓子:画「とうちゃんの山河」週刊少女フレンド・1971.02.02〜1971?

        関耕太:原作/あだち充:画「まぼろしの強打者」別冊少年サンデー・1974.02


投稿日付: 2003年 08月 15日 12:09
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: 相良俊輔と関耕太


館長 様

>それにしてもサンヤングが加納さんの企画とは知りませんでした。
>>マンガ雑誌に掲載された埋もれた作品を発掘する、
>素晴らしいコンセプトですね。
>うもれちゃいますもの。

まあ、作家としては、書いたものを無駄にしたくないというわけですね。
マンガ雑誌の小説はたくさん埋もれてますものね。

>>「少年少女世界恐怖小説」の方は、BOOKOFFに落ちていること
>>もあるので、
>そ、そうですか?

2冊ほど、拾いました。BOOKOFFにあるやつは、古書店にあるも
のより、状態が良いのです。

>>朝日ソノラマには、他にもへんてこなシリーズがあったりします。
>なんでしょう?

たとえば、古書あやかしやさんの、「ジュニア版SF&ミステリー全集
刊行リスト」にある、「少年少女世界冒険小説」も、そのひとつですね。
わたしは1冊しか持っていなくて、それはどこかにまぎれていて、出て
こないのですが、サンヤングのように、●●冒険というサブタイトルが、
付いているそうです。『密林の王者ターザン』が、ジャングル冒険 で、
『80日間世界一周』が、トラベル冒険 だそうです。

 
石川 様

>古い少年サンデーを、ちょっと調べてみましたところ、
>「相良俊輔」と「関耕太」を使い分けている意図は分かりません
>でしたが、理由が分かりました。
>ひとりで、同じ雑誌に2本の連載を持つのはオカシイ…という関
>係から、別の名義を使った、と、そういうわけだったんですね。

なるほど、ですね。調べ物、お疲れ様でした。
相良俊輔がそんなに人気作家というわけではなく、多分、少年ものが
書ける作家が少なかったからなんでしょうね。他には、吉岡道夫くらい
しか、思いつきませんもん。

関耕太『日本オオカミ』は、68年1月28日号から連載が始まっています。
さすがに、相良俊輔『黒ひげ大将』の連載は終わっているでしょう。
あっ、『黒ひげ大将』の次に相良俊輔『大雪原鉄道』が始まったのかも
しれません。
書きまくってますね。メチャ、人気作家じゃないですか。
※相良俊輔作品リスト作ってください(笑)。

ちなみに、手元に、相良俊輔『まぼろしの試走車』千秋社/53.11.15
なんてのがあります。(今でも、千秋社で買えるかも)これも、雑誌に
掲載されたような感じです。作者紹介に、「主なる作品に『走れはやて』
『日本オオカミ』『機関車大将』『大雪原鉄道』『魔神の使者』『あか
つき戦闘隊』『少年会津藩士秘話』などがある」とか。『魔神の使者』
は、まったくわかりません。(マンガか?)

>内容によってペンネームを変える…というような意図は、なかったの
>ではないか?
>そうも思えるのですが、いかがでしょう。

かもしれません。が、多分、編集部の意図として、冒険小説のほかに、
実録感動ものも欲しかった(PTA対策?)。でも、書ける人間は限
られている。で、相良俊輔にその両方のオーダーが入り、ペンネーム
を変えるようになった。のかもしれません。単に2本並ぶから、とい
う理由ではなくてね。

吉岡道夫と相良俊輔はマジに調べたいと思っています。他にやる人はい
ないと思うし・・・。

>福島正実『地底怪生物マントラ』の掲載号は1966年10月ごろのしか
>見つかりませんでした。

『大怪物マントラ』(←これが連載時のタイトル)は、66年7月17日28号
から、66年11月6日44号までです。この途中で、『黄金まぼろし丸』が、
終わっています。また、関耕太『猛犬ふぶき』なんてのが始まっています。
(動物ものが、関耕太か? と思ったら、『まぼろしの強打者』 別冊
少年サンデー 1974年2月号 原作:関耕太 なんてのもあるみたいです )

>マガジンとキングは、これから調べます。
がんばってください。マンガ雑誌の小説リストって、まだ、ないのでは・・・。
※作って下さい(爆)。

館長 様

勝手に盛り上がってすみません。





投稿日付: 2003年 08月 15日 08:29
名  前: 黒猫館館長
e-mail :
URL : http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html
タイトル: 三田村信彦

土田館長様大変お久しぶりです。

ところで土田館長様は『おとうさんがいっぱい』の元版入手できたので
しょうか?
また『ドアのむこうの秘密』もホラー色の強い作品集と聞きましたが
これはお持ちでしょうか?

『ぼくが恐竜だったころ』これはわりあい出易いようですね。

では〜〜。


投稿日付: 2003年 08月 15日 05:36
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: 恋をするなら、この次は

古い少年サンデーを、ちょっと調べてみましたところ、
「相良俊輔」と「関耕太」を使い分けている意図は分かりませんでしたが、
理由が分かりました。

『黒ひげ大将』と『走れ!はやて』は、まったく同時期に、
少年サンデーに連載されていたんですね。

「相良」名義の『黒ひげ大将』は、
連載開始と連載終了の時期がハッキリしませんが、
1965年10月ごろから1966年1月ごろまでの号に掲載されているのを確認しました。

そして、関名義の『走れ!! はやて』(←これが連載時のタイトル)は、
やはり最初と最後が確定できませんでしたが、
その以前、1965年6月ごろには、すでに連載が始まっており、
1965年12月あたりの頃にも、まだ続けられています。

ということは、関耕太の名前で『走れ!! はやて』を連載しながら、
途中でもう1本、『黒ひげ大将』も連載することになり、
ひとりで、同じ雑誌に2本の連載を持つのはオカシイ…という関係から、
別の名義を使った、と、そういうわけだったんですね。

(「武論尊と史村翔」を引き合いに出すよりは、
 むしろ、これはそのまま「梶原一騎と高森朝雄」ですね)

というか、この人は1964年に、すでに少年サンデーでは、
「相良俊輔」として『少年ひみつ島』という連載をやっています。
確認できたうちでは、1964年の8月には、すでに連載開始。
1965年の3月には、まだ連載中。

そうなると、これを、想像を交えて整理すると、

※まず相良俊輔が、『少年ひみつ島』の連載を始める。
※それがまだ続いているうちに、『走れ!! はやて』も始まる。重なるので、別名義「関耕太」を使用。
※関耕太『走れ!! はやて』連載中に、『少年ひみつ島』終了。
※それでもまだ『走れ!! はやて』は続き、今度は再び相良俊輔の名前を使って『黒ひげ大将』開始。
※相良俊輔『黒ひげ大将』連載中に、『走れ!! はやて』終了。

少年サンデーでは、1966年の1月あたりから
矢野徹『黄金まぼろし丸』の連載が始まっているので、
おそらく、たぶん、『走れ!! はやて』が終わって『黄金まぼろし丸』が始まる、という
入れ替わりだったのではないでしょうか。

なお、相良俊輔としての少年サンデー新連載、
『きかんしゃ大将』(←これが連載時のタイトル)が始まったのは1968年8月です。
(これは、正確に判明しました。が、やはり終了時期は不明。)

関耕太『日本オオカミ』と、相良俊輔『大雪原鉄道』の連載時期は、
けっきょく分かりませんでした。

ですが、これらの連載で使われている名義に関しても、
前述のような「梶原一騎と高森朝雄」的な事情があったのだろう、というのは
想像に難くありません。

関耕太は、『走れ、はやて』の文庫化にあたって、
名義を相良俊輔に直しているわけですから、
もしかしたら本人は、『走れ!! はやて』の連載も、
自分の中では同じ「相良俊輔」のつもりで書いていたのではないでしょうか。
内容によってペンネームを変える…というような意図は、なかったのではないか?
そうも思えるのですが、いかがでしょう。

すべての作家はシャボン玉です。

(ちなみに、サンデーを調べたついでに申し上げますが、
 『黄金まぼろし丸』の掲載が確認できたのは1966年1月から4月ごろまでの号。
 福島正実『地底怪生物マントラ』の掲載号は1966年10月ごろのしか見つかりませんでした。

 マガジンとキングは、これから調べます)


投稿日付: 2003年 08月 15日 01:11
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: 完全復帰。

ものしらずの管理人がレスをつけるのも若干躊躇われますが・・。


大橋さん

>サンヤングシリーズが全部、揃ったら、ファンジン作
>りたい。喜ぶのは3人くらいかな・・・。
ぼくも欲しいです。(笑)

それにしてもサンヤングが加納さんの企画とは知りませんでした。
>マンガ雑誌に掲載された埋もれた作品を発掘する、
素晴らしいコンセプトですね。
うもれちゃいますもの。

>「少年少女世界恐怖小説」の方は、BOOKOFFに落ちていることもあるので、
そ、そうですか?

>朝日ソノラマには、他にもへんてこなシリーズがあったりします。
なんでしょう?




石川さん

詳細なデータを教えていただきありがとうございました。
大変勉強になります。

都筑道夫のラブクラフトというのも興味がありますね。
あの長さではアブリッジかもしれませんけど。

以前も書きましたが、基本的に他で読める作品についてはあまり執着がありません。
石川さんとはだいぶ視点が異なりますけれども、
この辺は時間があったらぼくも調べてみたいところではあります。





大熊さん

>最初標記の所から出て、その後秋元文庫に入ったのです。
そうだったですか。
物しらずなもんで。

「緑魔の町」は面白かったですね。でも白鳥座とは分量が随分違うような・・。


投稿日付: 2003年 08月 14日 14:01
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: もう、タイトルなんか大嫌い。

>>(相良俊輔と関耕太は同人物)。

>あ、やっぱり。

>両方の名前でサンデーに書いている、ということは
>「武論尊」と「史村翔」のように使い分けている、
>というわけでもないんですね。

文庫になった『走れ はやて』は、相良ですね。

どのように使い分けているかは、もう、お亡くなりに
なっているので不明です。と、いうか、相良俊輔は、
今後、調べたいと思っています。

なんとなく、実話ぽいものは関で、物語は相良のよう
な感じです。いずれにせよ、モデルを元に書いている
ようです。『機関車大将』のメイキングは、鉄道雑誌
にインタビューの形で掲載されているのですが、その
号が行方不明で出てきません(涙)。

サンヤングシリーズが全部、揃ったら、ファンジン作
りたい。喜ぶのは3人くらいかな・・・。


投稿日付: 2003年 08月 14日 10:35
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: 集まれヤンヤン・熱気でムンムン

>(相良俊輔と関耕太は同人物)。

あ、やっぱり。

両方の名前でサンデーに書いている、ということは
「武論尊」と「史村翔」のように使い分けている、というわけでもないんですね。

なるほど。参考になりました。
ありがとうございます。


投稿日付: 2003年 08月 14日 09:56
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: だから、タイトルはおもいつかないんだってば〜。

> 『ブンとフン』を担当された方というのは、
> 『オヨヨ』の担当の方とは別なんでしょうかね?

そこらへんまで突っ込んで聞いてなかったな〜。

> なんとなく、
> 「井上ひさしが、小林信彦をソノラマに誘った」というような
> 筋だと思っているのですが。

ん〜、そこらへんも知りません。
もともと、この企画は、加納一朗先生の企画です。
それで、まあ、トップバッターを務めるわけです。
SFに限らず、いろんなジャンルの話を、しかも、
マンガ雑誌に掲載された埋もれた作品を発掘する、
というのが、コンセプトだったようです。
初出を見ると、

『透明少年』加納一朗/子供の科学
『妖怪紳士』都筑道夫/少年キング
『黒ひげ大将』相良俊輔/少年サンデー
『機関車大将』相良俊輔/少年サンデー
『甲賀の小天狗』宮崎惇/少年マガジン
『夕焼けの少年』加納一朗/希望の友
『小説 佐武と市捕物控』辻真先/書き下ろし
『北北東を警戒せよ』光瀬龍/読売小学生新聞 もしくは、日曜版 読売新聞子供欄(不明)
『黄金まぼろし丸』矢野徹/少年サンデー
『地底怪生物マントラ』福島正実/少年サンデー
『走れ はやて』関耕太/少年サンデー
『怪人くらやみ殿下』山村正夫/中学時代一年生
『小説 どろろ』辻真先/書き下ろし
『イチコロ島SOS』加納一朗/書き下ろし
『日本オオカミ』関耕太/少年サンデー
『あの子は委員長』神保史郎/少年キング
『月世界大戦争』宮崎惇/少年マガジン
『ブンとフン』井上ひさし/書き下ろし
『からくり儀右衛門』横田弘行/書き下ろし
『ほらふき大追跡』加納一朗/書き下ろし
『小説 柔道一直線』梶原一騎/書き下ろし
『オヨヨ島の冒険』小林信彦/書き下ろし
『暁はただ銀色』光瀬龍/中学三年コース
『ドンとこい死神』辻真先/書き下ろし
『まぼろしの魔境ムー』山村正夫/書き下ろし
『パルにまかせろ』加納一朗/書き下ろし
『大雪原鉄道』相良俊輔/少年サンデー
『怪人オヨヨ大統領』小林信彦/書き下ろし
『蜃気楼博士』都筑道夫/中学二年コース
『悪魔がねらっている』山崎忠昭/書き下ろし
『ニッポン絶体絶命』辻真先/書き下ろし
『とびだせ ピンキリ』加納一朗/書き下ろし
『超革命的中学生集団』平井和正/中一時代
『ミラクル少女』加納一朗/書き下ろし
『仮題 中学殺人事件』辻真先/書き下ろし
『ロック島の冒険』草川隆/書き下ろし
『SOSタイム・パトロール』光瀬龍/書き下ろし

となります。(間違っていたらごめん)
言い出しっぺは、加納先生で、先生が知り合いに声を
かけてスタートするのですが、後は、ソノラマの編集
者が楽しんでやっていたようです。意外に書き下ろし
が多い。
最多登場は加納先生の6冊。続いて、相良俊輔の5冊
ですね(相良俊輔と関耕太は同人物)。




投稿日付: 2003年 08月 14日 06:18
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/YOUNG.html
タイトル: ペア+ヤング=ペヤング

『ブンとフン』を担当された方というのは、
『オヨヨ』の担当の方とは別なんでしょうかね?

なんとなく、
「井上ひさしが、小林信彦をソノラマに誘った」というような
筋だと思っているのですが。


投稿日付: 2003年 08月 14日 06:07
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/296-.html
タイトル: 森乃福郎

詳しいことは、
【ふくろうの本】全リストのページに掲載できたら、と思っていますが…。

講談社からは、まず1970年に、
【世界の名作怪奇館】全8巻というアンソロジーのシリーズが刊行されています。

1 白木茂:訳『ハルツ山の人おおかみ』英米編I
2 白木茂:訳『影を殺した男』英米編 II
3 那須辰造:訳『魔女のひつぎ』ヨーロッパ編
4 宮脇紀雄:訳『花園の怪少女』東洋編
5 保永貞夫:訳『まぼろしの雪女』日本編
6 都筑道夫:訳『恐怖の地下牢』ミステリー編
7 福島正実:訳『壁の中のアフリカ』SF編
8 矢野徹:編『海にしずんだ海賊都市』ノンフィクション編

このシリーズは後に、1973年に、収録作品を丸々そのままに、
【世界の怪談】と題されて全8巻が再刊されています。
(テキストは、そのままなのですが、
 訳題が、多少変更されているものもあります。)

【世界の怪談】では、
元本とは別の収録作品を表題作に選び直したおかげで、
全8巻それぞれの書名が、第3巻『魔女のひつぎ』以外、
【世界の名作怪奇館】とは、ほとんど入れ替わっています。

1『のろわれた人形』
2『怪奇! 105号室』
4『幽霊をせおった男』
5『へび女ののろい』
6『怪奇雨男』
7『宇宙からきたひる』
8『きえた大陸』

【世界の怪談】が刊行される直前の1972年から、
少年少女講談社文庫(ふくろうの本)では、
『怪談』というアンソロジーのシリーズが始まります。

1972 『怪談 ほか』
1972 『怪談(2)』
1974 『怪談(3)』

『怪談 ほか』『怪談(2)』の収録作品は、
そのうちの大部分が【世界の名作怪奇館】からの再録。
残りの一部が新訳の、初収録作品でした。

『怪談 ほか』では
小泉八雲「むじな」、上田秋成「吉備津のかま」。
『怪談(2)』では
小泉八雲「ろくろ首」、ラブクラフト「冷房をおそれる男」、
そして問題の「ふしぎな足音」が、ここでの新録でした。

『怪談 ほか』は1983年に、そのままのタイトル、内容で青い鳥文庫から再刊。

『怪談(2)』も、前述の通り1986年に、
『黒ねこ・雪おんな』として青い鳥文庫から再刊。
(ただし、この際に「冷房をおそれる男」が割愛され、
 替わりに青い鳥文庫版には蒲松齢「きくの精のきょうだい」が新収録。
 ですから「きくの精のきょうだい」は、青い鳥文庫が初出ということになります)

なぜラブクラフトだけが再刊されなかったのか、
その理由は分かりませんが、
続く『怪談(3)』は、全作品が新録で、
1冊の半分以上のページを
都筑道夫:訳による「ダンウィッチの怪物」が占める、という
意欲的な内容だったのですが、
どういうわけか、この『怪談(3)』だけは再刊されていません。
(ちょっと嬉しい豆知識としては、
 この『怪談(3)』収録の上田秋成「きくの日のやくそく」。
 男と男の熱い情熱を描いた、この物語の挿画が、橋本治です)

で、ここまでの、全テキストの中からセレクトされた、
怪談の名作を集めたものが、
青い鳥文庫・Kシリーズの全8巻(1996)ということです。

簡単に言うと、Kシリーズの収録作品の中で、
那須辰造・白木茂・保永貞夫・宮脇紀雄・福島正実の
各氏:訳となっている、約半数のものは、
そのほとんどが【世界の名作怪奇館】からの再録です。
(訳題が入れ替わっている場合もありますが。)
あるいは『怪談』シリーズからの再録。
(「ふしぎな足音」「きくの精のきょうだい」がそれです。
 ただし、このKシリーズにも、『怪談(3)』からの再録はありません)

残りの半数、「千葉幹夫:文」と記されている作品は、
このKシリーズが初出であると考えていいでしょう。

ただし、小泉八雲作品に関しては、
すでに青い鳥文庫から保永貞夫:訳の『耳なし芳一・雪女』(1992)として、
全20篇収録の『八雲怪談傑作集』が刊行されているため
Kシリーズへの再録はありませんでした。

また、【世界の名作怪奇館】第6巻、
都筑道夫:訳のミステリー編『恐怖の地下牢』
(【世界の怪談】第6巻の『怪奇雨男』でもありますが)も、
やはり1992年に【講談社KK文庫】から
『世界のミステリー 怪奇雨男』として、丸々そのまま再刊されているため、
Kシリーズへの再録はありません。
講談社KK文庫というのは、青い鳥文庫と同じ新書判の児童書ブランドで、
『学校の怪談』のヒット作を次々と出している叢書です。

ついでに言うと【世界の名作怪奇館】第8巻の、
矢野徹:編『海にしずんだ海賊都市』というのも、
【世界の怪談】の『きえた大陸』以降は一度も再刊されていないのですが、
これは、まあ、分かるような気がします。


投稿日付: 2003年 08月 14日 01:41
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: 疲れ果てました。

会社から帰って全力で復旧に当たり一応回復しましたが、
思いがけない事件などもあり精も根もつきはてました。

つきましてはレスは後日にさせてください。

ごめんなさい。


投稿日付: 2003年 08月 13日 21:55
名  前: 大橋
e-mail :
タイトル: タイトルがおもいつかない。

石川様
パソコンの調子がずっと悪くて。今日、システムを再インストールしました。メール
のバックアップに失敗してトホホだけど、サクサク動くようになったのは嬉しいです。
そんなわけで、レスが遅くなってしまいました(決して、本の交換ができなかったか
らではありませんよ。笑)。あっと言う間にサンヤングの話題は過去になってしまっ
たのですね。淋しい限りです。

「●●ヤング」の命名について、朝日ソノラマのI氏に聞いた気もするのですが、す
っかり忘れてしまいました。当時、あのシリーズの担当は3人いて、その方々は、ま
だ、ソノラマにいらっしゃるとのこと。また、機会があれば、当時のエピソードをお
聞きしようと思っています。ちなみに、I氏は、井上ひさしの『ブンとフン』を担当。
井上氏の小説のデビュー作ですね。その後、井上氏は、『手鎖心中』で、直木賞を受
賞して大化けするわけです。

館長様

「少年少女怪奇の世界」は知りませんでした。そんなのもあったんですね。「少年少
女世界恐怖小説」の方は、BOOKOFFに落ちていることもあるので、何冊か持って
いますけど。
朝日ソノラマには、他にもへんてこなシリーズがあったりします。

大熊様
「毎日新聞SFシリーズ」は、なかなか濃い、ラインナップなのですが、挿絵がいまい
ちで、ちょっと集める気がしません。


投稿日付: 2003年 08月 13日 11:45
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: 毎日新聞SFシリーズ

最初標記の所から出て、その後秋元文庫に入ったのです。
同シリーズには他に、「緑魔の町」、「地球への遠い道」、「白鳥座61番星」(再録)など傑作名作が目白押しでした(^^)。


投稿日付: 2003年 08月 12日 23:18
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: PCの調子が悪いんだ。

大熊さん

>秋元文庫なので(笑)。あ、毎日新聞か(^^;ゝ
毎日新聞???



石川さん

ご丁寧に申し訳ありません。

>あ、それをお知りになりたかったのですか。
>すみませんでした。
いえいえ、ただの心配性なので。
ただの趣味です。

>クリスティ「ぶきみな足音」というのは『ランプ』で間違いないと思います。
やっぱりそうですか。

>なお、『怪談(2)』は『黒ねこ・雪おんな』と改題されて
あ、そうなんですか。
持っているんですけど、元版があったんですね。

>さらに後のアンソロジー企画【青い鳥文庫Kシリーズ】では、
> 「ふしぎな足音」は、第8巻『ふしぎな足音』(1996)の表題作となって、
> あらためて再録されました。)
これは全8巻のシリーズでしたね。
これも全部元版があるのかな?


投稿日付: 2003年 08月 11日 21:48
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: ソノラマを見るな!(光瀬龍)

秋元文庫なので(笑)。あ、毎日新聞か(^^;ゝ


投稿日付: 2003年 08月 10日 04:54
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9762/KoisurebaSeisyunissyokenme.html
タイトル: どうぞソノラマ(丸山圭子)

>収録作品が他で読めるかどうか

あ、それをお知りになりたかったのですか。
すみませんでした。

私は、ソノラマ刊行本のことを調べているのであって、
「原著」の研究をしているわけではないものですから、
ソノラマ以外の他社から出ている異訳本の状況についてまでは、
正直なところ、分かりかねます。

そこまで踏み込むつもりはありませんでしたし、
私が、それをやる必要性があるとも、感じてはおりませんでした。

お役に立てずに、ごめんなさい。

*

ただひとつ、申し上げられることとしては、
クリスティ「ぶきみな足音」というのは『ランプ』で間違いないと思います。

というのは、『ランプ』は、
【少年少女講談社文庫(ふくろうの本)】の1冊である、
『怪談(2)』というアンソロジー(1972)では、
「ふしぎな足音」というタイトルで訳されているからなんですね。(白木茂:訳)

このソノラマの【少年少女怪奇の世界】というのは、
先行企画である講談社の『怪談』シリーズの
(あるいは、さらにその前身である【世界の名作怪奇館】【世界の怪談】にも?)
影響下に誕生しているもの…と私は見ていますが、
ともかく、
講談社本で「ふしぎな足音」と題された作品が、
それを受けた形のソノラマ本で「ぶきみな足音」になる、というのも、
十分に考えられることだからです。

(いま私は、【ソノラマと私】と同時進行で、
 【ふくろうの本】全リストのほうも進めていますので、
 どうしても、そのあたりの考え方に着地してしまうんですよ。

 なお、『怪談(2)』は『黒ねこ・雪おんな』と改題されて
 青い鳥文庫(1986)で再刊されています。
 一部の収録作が差し替わっていますが、「ふしぎな足音」は無事に収録。

 さらに後のアンソロジー企画【青い鳥文庫Kシリーズ】では、
 「ふしぎな足音」は、第8巻『ふしぎな足音』(1996)の表題作となって、
 あらためて再録されました。)


投稿日付: 2003年 08月 09日 01:16
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: ちょっと調べてみましたが・・。

ということで石川さんに投稿いただきましたので適当に調べてみましたが、
収録作品が他で読めるかどうかは全てははっきりしません。
書いてあるのも全て推測なので証拠はありません。

1『吸血鬼』仁賀克雄:訳 1974.12
 リチャード・マシスン「吸血鬼少年」
「血の末裔」モンスター誕生 怪奇幻想の文学ほか
 カール・ジャコビ「黒い告白」
「黒の告白」怪奇幻想の文学
 ロバート・ブロック「悪魔のマント」
「マント」吸血鬼伝説 
 レイ・ブラッドベリ「怪しい下宿人」
「二階の男」十月は黄昏の国
 ロバート・ブロック「恐怖の星」
「恐怖の小惑星」SFマガジン

2『恐怖少年』二上洋一:訳 1975.01
 レイ・ブラッドベリ「死者のよぶ声」
????
 オーガスト・ダーレス「怪物のいる場所」
「淋しい場所」幻想と怪奇
 レイ・ブラッドベリ「毒遊び」
「毒薬ごっこ」怪奇と幻想
 ジョセフ・ペイン・ブレナン「死人まねき」
????

3『魔女』曾根忠穂:訳 1975.01
 フィリップ・K・ディック「妖婆の家」
????
 ロバート・ブロック「魔女のネコ」
「魔女の猫」 楽しい悪夢他
 ロバート・E・ハワード「魔女の復しゅう」
????
レイ・ブラッドベリ「透明少年」
「透明少年」 スはスペースのス
 ロバート・ブロック「呪いのロウ人形」
「呪いの蝋人形」 切り裂きジャックはあなたの友

4『怪物』田中文雄:訳 1975.02
 マーチン・リーイ「南極の妖怪」
「アムンゼンの天幕」 幻想と怪奇他
 カール・ジャコビ「水槽の中」
「水槽」 怪奇と幻想他
 シオドア・スタージョン「怪物の森」
????「それ」のような気がしますが違うかもしれない。
 C・L・ムーア「宇宙の妖魔」
????ノースウェストスミスの一編かもしれない。
 ロバート・ブロック「背中の悪魔」
????

5『幽霊』北村良三:訳 1975.04
 L・P・ハートリイ「エレベーターの怪影」
「エレベーターの人影」 幻想と怪奇
 アガサ・クリスティ「ぶきみな足音」
たぶん「ランプ」だと思う。
 フランク・グルーバー「十三階の女」
13階の女 怪奇と幻想他
 ロバート・ブロック「生きていた亡霊」
????
 オーガスト・ダーレス「暗黒の少年」
「もうひとりの子供」幻想と怪奇他

6『異次元』各務三郎:訳 1975.05
 ロバート・シェクリィ「人の消える村」
????
 ロバート・ブロック「魔のタイプライター」
????
 ナイジェル・ニール「呪われた家」
????
 リチャード・マシスン「地獄からの通信」
????
 フィリップ・K・ディック「宇宙の恐怖」
????

6巻にいたっては全くわかりません。せめて原題があればいいのですが
石原博士のデータベースにも無いようです。
(多分本にも書いていないんでしょう)
そうなると現物にあたるしかないんですが、
ついででもない限り図書館とか行かないので多分調べないと思います。
申し訳ございません。


投稿日付: 2003年 08月 07日 05:24
名  前: 石川誠壱
e-mail : kasimasi@olive.plala.or.jp
URL : http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/shikitakashi.html
タイトル: ソノラマでいいわ(持田真樹)

『少年少女怪奇の世界』各巻の収録作品は、
こうなっているようです。

*

朝日ソノラマ【少年少女怪奇の世界】全6巻/仁賀克雄:監修

1『吸血鬼』仁賀克雄:訳 1974.12
 リチャード・マシスン「吸血鬼少年」
 カール・ジャコビ「黒い告白」
 ロバート・ブロック「悪魔のマント」
 レイ・ブラッドベリ「怪しい下宿人」
 ロバート・ブロック「恐怖の星」

2『恐怖少年』二上洋一:訳 1975.01
 レイ・ブラッドベリ「死者のよぶ声」
 オーガスト・ダーレス「怪物のいる場所」
 レイ・ブラッドベリ「毒遊び」
 ジョセフ・ペイン・ブレナン「死人まねき」

3『魔女』曾根忠穂:訳 1975.01
 フィリップ・K・ディック「妖婆の家」
 ロバート・ブロック「魔女のネコ」
 ロバート・E・ハワード「魔女の復しゅう」
レイ・ブラッドベリ「透明少年」
 ロバート・ブロック「呪いのロウ人形」

4『怪物』田中文雄:訳 1975.02
 マーチン・リーイ「南極の妖怪」
 カール・ジャコビ「水槽の中」
 シオドア・スタージョン「怪物の森」
 C・L・ムーア「宇宙の妖魔」
 ロバート・ブロック「背中の悪魔」

5『幽霊』北村良三:訳 1975.04
 L・P・ハートリイ「エレベーターの怪影」
 アガサ・クリスティ「ぶきみな足音」
 フランク・グルーバー「十三階の女」
 ロバート・ブロック「生きていた亡霊」
 オーガスト・ダーレス「暗黒の少年」

6『異次元』各務三郎:訳 1975.05
 ロバート・シェクリィ「人の消える村」
 ロバート・ブロック「魔のタイプライター」
 ナイジェル・ニール「呪われた家」
 リチャード・マシスン「地獄からの通信」
 フィリップ・K・ディック「宇宙の恐怖」

*

なお、『少年少女世界恐怖小説』全10巻についての詳細は、
【式貴士と私】に載せてあります。
(間羊太郎のパート。)


投稿日付: 2003年 08月 05日 00:48
名  前: 管理人
e-mail :
タイトル: 西武玉砕

大熊さん

>「忘却の船に流れは光」
>一気に読了しました。
おお!早業ですねぇ。

>田中節全開にスサノオも脱力(汗)
>Jコレクション、第2期も好調ですね。
楽しみ。楽しみ。



月うさぎさん

>土田館長ってば、遥かを買ってるぅ(^m^)
え?これうさぎさん読んでるの?

>でも、その本ゲーム知らなくっても全然問題ないんですけどね。
はなからゲームには興味が無いので大丈夫です。(何がだ?)


多忙につき停滞。
今日は日記は更新できるかな?
できないと10日くらいためそうな勢いが・・。
あ、そうか。一言感想にすればいいのか。


投稿日付: 2003年 08月 01日 21:55
名  前: 大熊宏俊
e-mail : o37okuma@gold.ocn.ne.jp
URL : http://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
タイトル: 「忘却の船に流れは光」

一気に読了しました。
これはハインラインやな、と踏んでいたのですが、そんなべたな話を書く著者の筈がなく、めくるめくラストに大コーフン!!
田中節全開にスサノオも脱力(汗)
Jコレクション、第2期も好調ですね。