買書日記(12月)   掲示板 

12月26日(月)

お休み。最初のキングコングを視聴。ちゃんと見るのは初めてかもしれない。妙に細かいところに凝った映画ですね。

もう何回見たかわからないウルトラセブンもDVD版をようやく見終わる。通してみたのはもう10年ぶり以上かもしれないのだが、昔ぴんと来なかった「円盤が来た」のすごさをあらためて感じた。地球防衛軍とは対極にある一般市民の側から見たヒーロー物語。そこにはただ毎日の生活があり、円盤もウルトラセブンも遠い彼方の出来事。地球防衛軍も御伽噺やテレビの世界でしかない。こういう逆転した世界観を子供番組で描いて見せた実相寺昭雄はやはりすごいと思う。(逆に言えば、悪くすると作品世界を矮小化することになりかねないこのような話を許した当時の円谷プロの度量も広いといえるのだが)

買い物。
時間よ止まれ 平谷美樹 ハルキ文庫 サイトに連載されたショートショート集。未収録もあるらしく残念。紙幅という程の厚さではないのだから収録してくれればいいのに。
運命の三人(上)(下) スティーブン・キング 新潮文庫 実は今、一巻を読んでいる最中だったりする。
蟲と眼球と殺菌中毒 日日日 MF文庫
バッテリーW あさのあつこ 角川文庫 あー、前の巻が見当たらない。どうしたらいいのだろう。もう一回買うのはいやだなあ。
スピードグラファー3 仁木稔 ハヤカワ文庫JA これも前のがわからないけどまあいいや。
ろくろ首の首はなぜ伸びるのか 武村政春 新潮新書 長山靖生の新書も出ているみたい。
プリンセスの義勇海賊 秋山完 ソノラマノベルス 先月の新刊だが、気になっていた。ソノラマは新書と文庫をどう分けているのかね。
予告探偵 太田忠司 中公ノベルス 金子修介が帯に推薦文を書いている。
べろべろの母ちゃんは 宇野鴻一郎 出版芸術社 これは意想外。守備範囲のため「血の聖壇」と「お菓子の家の魔女」は持っているが、これはそれ以外からもとられていた。千街さんの編集のようだ。今度は長谷川修か池田得太郎か小田仁二郎あたりの短編集でも編んでくださらんか。(絶対に無理だと思うけど)
わくらば日記 朱川湊人 角川書店 うーむ、全て新刊で購入しているがまだ読んだ事が無いのだ。
黒の血統 三橋一夫 出版芸術社 完結。出版芸術社で全集と言わないので長編の選集も出してくださらんか。(本当は小説全集が希望だが、作品数から言っても到底無理だろう)
SFマガジン2月号
ミステリマガジン2月号

暇なら数日以内に今月読了本の感想コメントを書こう。

12月18日(日)

またも購入本。
自殺うさぎの本 アンディー・ライリー 青山出版社
眠れる人の島 エドモンド・ハミルトン 創元推理文庫 キャプテン・フューチャー何冊か買ってないや。
廃墟ホテル デイヴィッド・マレル 講談社文庫 ホラー長編の翻訳は初めて?と思ったら昔モダンホラーセレクションで訳されていましたね。
おかしなおかしな転校生 高井信 講談社青い鳥文庫
拳銃天使 都筑道夫 本の雑誌社 完結。
僕らの国 佐神良 光文社 書き下ろし長編。青春小説とあるが多分SFでもある。
死後結婚 岩井志麻子 徳間書店 私小説めいたくだらない小説は新刊では絶対買わないと心に決めているが、怪奇小説のような体裁だとやはり買ってしまう。
蝶 皆川博子 文藝春秋 何のエクスキューズも無く買える本というのは嬉しいね。
悲劇週間 矢作俊彦 文藝春秋 堀口大學が主人公の純文学らしい。
こちら郵政省特配郵便局 小川一水 ソノラマノベルス
月への梯子 樋口有介 文藝春秋 K島さんの企画なのか、黒川博行に続いて著者の作品が創元で順次再刊されるらしいのは喜ばしいことである。
エムズワース卿の受難録 P・G・ウッドハウス 文藝春秋 刊行が続くと単発の長編なんかも読みたくなりますな。ただミステリー系の読者以外に受け入れられているのかがわからないのであるが。
秋の大三角 吉野万理子 新潮社 新潮エンターテイメント新人賞受賞。選考委員を一人がやるらしい。今回は石田衣良ということで多分、ちょっと古いタイプの学園ファンタジーなのかなあと思う。でもそれって選考委員がわかれば、実力のある人がねらって取りに行くこともできそうな感じ。

12月11日(日)

そして購入本。

食卓にビールを5 小林めぐみ 富士見ミステリー文庫 既に前に買った本がわかりませんが、途中から読んでも平気なのだろうか。
帝国を継ぐ者 ウィリアム・C・ディーツ ハヤカワ文庫SF 
日本怪奇小説傑作集3 創元推理文庫 荒木良一が入っているところが東さんらしい。
アート偏愛 井上雅彦編 光文社文庫
彼方へ 薄井ゆうじ 光文社文庫 文庫オリジナル
いつもの道、ちがう角 松尾由美 光文社文庫 これも嬉しい文庫オリジナル。
北緯四十三度の神話 浅倉卓弥 文藝春秋 第一作がそこそこ面白かったために買っているが、それそれどうかなあというところ。
暁の密使 北森鴻 小学館
砂漠 伊坂幸太郎 実業之日本社 書き下ろし。
十字路のあるところ 吉田篤弘 朝日新聞社


12月4日(日)

購入した本を書く。
かなしき女王 フィオナ・マクラウド ちくま文庫 戯曲が増補されていたため購入。どうやらその戯曲集は持っていないらしい。
アンダカの怪造学U 日日日 角川文庫 読んだのは1冊だが筆力が気に入って買い続けている。
サル知恵の輪 霞流一 アクセス・パブリッシング この人もいまだに1冊だけだ。多分。
78 吉田篤弘 小学館 クラフト・エヴィングの本は先月初めて読んだ。
激走 福岡国際マラソン 鳥飼否宇 小学館 この人も文庫1冊読んだきりだが変そうなところが気になって買っている。でもこの本はあまりに普通そうな外観のため迷っていた。
夢のカルテ 高野和明 角川書店 2冊読んでいるいずれも面白かった。
おまかせハウスの人々 菅浩江 講談社 これは迷うことなく購入。