6月30日(金)
仕事帰りに神保町へ。
川口さんはミニオフ会とおっしゃっていたけど、自分の感覚としては唯の飲み会だったので、話した内容までいちいち書きませんが、
とにかく楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました。神保町で手ぶらは残念なのでこれだけ購入。
すばる97年夏増刊ホラー特集 結構買っていたはずだが、不安になり購入。
仕事の終わりが遅くなり待ち合わせ時間近くなったので、古本屋はほとんどしまっているし、山尾悠子を買いたかった東京堂も閉まってた。
コリンズも買いたかった。ちぇっ。
もっとも平日の昼休みまで回る人たちがいると、神保町には何もある気がしないんですが。(笑)
川口さんから
バイオニックジェミー3冊 三笠ノベルス これで揃ったのかなあ。並べて見なきゃ。
西遊記 中野美代子 岩波新書 (署名入り) 
松本さんから
ポパイ SF特集号 SFセミナーで存在を知った本。うれしいなあ。
囁く影 ディクスン・カー ハヤカワミステリ文庫 何を持っているか判然としないカーの文庫だが、これは絶対持っていない。うれしい。
川口さん。松本さん。本当にありがとうございました。
松本さんには2冊文庫をお渡ししたが、まだ残りがあるんである。次回お持ちします。
ああ、しょーじさんにも交換本リストを送らなきゃいけないのに。
わーい。今月は今日で終わりだったんだ。300冊いかなかったぞお。(ちょっとずるしてるけど)
これで日本一古本を買う男の異名は返上だぁ。
(今日の購入冊数:7冊、今月の購入冊数:292冊、今年の購入冊数:2857冊、今年届いた目録74冊)

6月29日(木)
今日の購入本
頭痛と悪夢 ローレンス・ブロック 光文社文庫 調べたらだぶってた。
狂犬の夏 創元推理文庫 3分冊のホラーアンソロジーの3。これで揃った。
ジュスティーヌ サド ロマン文庫 金子国義の表紙で買い。でもこんなことでいいのか?
胡堂百話 野村胡堂 中公文庫 中ではこれがまあまあか。
北京悠々館 陳舜臣 講談社文庫 もしかすると単行本で持っている気もしないでもない。
王宮の閨房 延吉実 青弓社 自費出版?
遠藤周作怪奇小説集 講談社 何故か手を出していなかった遠藤周作。怪奇系で読まなきゃいけない本も数作あるんだけど。
さえないなあ。
目録が1点。持っているけど、自分の買った半額で出ている本がある。好きな本なので注文しちゃおうかなあ。
文生堂からFAX。ああ、在庫残っていたのか。万が一あってもいいような本を注文したんだけど。やめりゃよかったかな?
明日は神保町の飲み会に出席予定。でも仕事がいそがしかったりするんだけど。大丈夫かな?
神保町では買いたい本があるんだよなあ。山尾悠子。品切れかもしれないけど。あと特価書籍のコリンズ。
3冊しか買っていないはずなので。
今月は300冊以内に押さえられるだろうか。土日が勝負だなあ。15冊なんかあっという間だしなあ。でも漸減はしてるな。よしよし。
(今日の購入冊数:7冊、今月の購入冊数:285冊、今年の購入冊数:2850冊、今年届いた目録74冊)

6月28日(水)
帰りに古書店へ。
下記を買う。全部で700円だからなあ。安いや。
死はわがパートナー 筑波孔一郎 幻影城 自信がなかったがやはりダブリ。安かったからいいんだけど。
帰ってきた鬼女 三好徹 双葉社 殺人民話集という副題にひかれる。
私にさわらないで 結城昌治 講談社 短編選集シリーズの6巻。珍しい短編は含まれていないのかな?
美の復讐 三好徹 新潮社 それにしても最近三好徹を良く買っているなあ。
未来行き列車に乗って 真鍋博 文化出版局 持っている可能性も無くもないが、とりあえずうれしい。
あと1軒
ナイト・ゲーム 名木田恵子 MOE文庫 ジュニアの鉄人早見さんが絶賛していたので探してた本です。
ネット古書店から荷物が2つ届いているが、詳細は明日。
読書の方は角川文庫の宝石傑作選2巻を読了。徳川夢声の「世にも不思議な物語」を読み始めた。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:278冊、今年の購入冊数:2843冊、今年届いた目録73冊)

6月27日(火)

某書店より以下が届く。
ミステリー作家の休日 小泉喜美子 青樹社
うれしいうれしい。これでいよいよM2である。
トラブルで帰りは11時過ぎ。何もする気がおきずに寝る。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:272冊、今年の購入冊数:2837冊、今年届いた目録73冊)

6月26日(月)
SFマガジンとミステリマガジンを買わなきゃいけないんだけど、まだ買っていないなあ。そういえばカドカワミステリとメフィストは何となく買わなくなってしまった。まあいいや。
今日は飲み会だったので帰りは午前一時。当然本屋には寄れません。
ゆうれい学校 三田村信行 スピカ
小学校低学年向けの児童書であるから、さすがの俺でもさらっと読める。(当たり前か)
シリーズが3冊位出てて、1冊は持っていてしかも読んでいる。これはその1作目で主人公の夢野はるお君が霊界小学校の先生になるまで
の話。なお霊界小学校とは事故や病気で死んだ子供達の学校で、おばけマンションと呼ばれる建築中のまま放棄されたたてものの
地下にある。なかなかえぐい設定であるが、自分を犠牲にして弟の命を救う幽霊の女の子が登場して、最後はチリになってしまうという、
(霊界ではそういう掟なのだそうだ)悲しい場面もある。
そえにしても怪奇物の多い作家だ。
目録が1冊。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:272冊、今年の購入冊数:2837冊、今年届いた目録73冊)

6月25日(日)
一日寝て自堕落な時間を過ごす。
しょうがないので本の感想。
猫目博士 島田一男 ポプラ社 
短編は別として著書を読むのはこれが始めてで、それが児童書というのは外道だなあ。あらすじ等は黒白さんのHPを参照してください。
けっこうトホホな推理もあったりするけれど、そこはリーダビリティ抜群で、すらすら読める。それにしてもこのころまでの少年小説に出てくる
怪人ってなんでマスクをかぶっているんだろう。ああ、怪人だからか。
香月探偵と助手の五郎君の活躍するシリーズで他にも数冊あり、読んでみたいが、おいそれと手に入る代物ではないのが残念。
この辺りの少年探偵小説を復刻するような奇特な出版社はないものか。あるていどの部数はみこめると思うんだけどなあ。
ところでこの本には短編が2編収録されているけど、やはり短編ではちょっと物足りない。やはり少年小説は長編が良いみたいだ。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:272冊、今年の購入冊数:2837冊、今年届いた目録72冊)

6月24日(土)
「猟奇の鉄人」オフ会でkashibaさん宅へ。
集合時間がちょっと遅めだったので西部古書展のみ覗く。
あとで聞いたら南部が良かったそうである。南部へ行けば良かったかなあ。でも他の人にとられていっしょだったかもしれないし。
「白の恐怖」も200円だったようである。まあ、いいけど。
西部で買ったのはこんなところ。
乱花 佐賀潜 人物往来社 今気づいたが、新人物往来社じゃない。やっぱり一回つぶれたんか。歴史小説。いらないよなあ。
五次元世界の冒険 マデレイン・レングル あかね書房 これってもしかするとサンリオから出てるのと同じ?
夜のパスポート 戸川昌子 講談社 前にBOOK OFFで100円で見かけて買い逃し後悔した本だったので良かった。
帰らざる夜 三好徹 講談社 
別冊宝石98号 エロティック・ミステリー
シャーロック・ホームズのライバルたち 手持ちは背焼けがはげしいので買い換え。だって250円だもん。
夜想23飽食 夜想も集めなきゃいけないんだけど。
わしはわしの道を行く 柴田錬三郎 講談社 現代小説
琥珀の町 私市保彦 国書刊行会 晶文社から評論等も出している著者の幻想小説集。
どまぐれ一代 高原弘吉 報知新聞社 MMさんによれば最高傑作とのこと。でもミステリーじゃないみたい。時代小説?
小説 夜の法律 佐賀潜 講談社 kashibaさんが持ってなければおみやげにしようと思ったが、さすがにお持ちだった。
音楽の国のアリス ラ・プラード 岩波少年文庫 これは岩波少年文庫の中では無い本だそうである。函つき。
で、とことこ向かったら集合時間に15分ほど遅刻。あらかじめ行ってあったので迷惑はかけずに済んだ。
4回目だし、先週もお邪魔してるしで、道順は完璧。ひとりで向かう。
そこからは飲む飲む食う食う話す話すで、あっというまに夜になる。先週もお譲りいただいたのにまたダブリ本を譲っていただく。
人間の(俺のか)欲には限りがないのだろうか。
譲っていただいたのはこんなところ。毎度毎度のことですが、貴重な本を格安でお譲りいただき本当にありがとうございます。
ターザンの復讐 E・R・バローズ 早川文庫SF まだこれで4,5冊しか持っていないターザンブックス。
ターザンとアトランティスの秘宝 早川文庫SF
未亡人 ミシェル・ルブラン 創元推理文庫 この辺はなかなか見ないのでうれしい。
殺人四重奏 ミシェル・ルブラン 創元推理文庫
まちがえた番号 モシェル・ルブラン 創元推理文庫
深夜の張り込み トマス・ウォルシュ 創元推理文庫
グレイフラノの屍衣 ヘンリイ・スレッサー ハヤカワミステリ文庫 ポケミスも持っていないのでうれしい。
細い線 エドワード・アタイヤ ハヤカワミステリ文庫 表紙も良いし、面白そう。
ある死刑囚のファイル ライオネル・ホワイト 角川文庫
ヒッチコックを探せ ジョ−ジ・バクスト 講談社 こんなシリーズしらなかったなあ。
年間推理小説ベスト20 1962年版 荒地出版社 
黒白さんの源氏鶏太は持ってこれず、持ってこれたのはkashibaさんへ交換の宮崎惇とおーかわさんの小説パタリロ(じゃまだったんだ)
のみ。しょーじさんには下記の本をお願いして交換していただく。リストはもう少し待ってくださいね。
マクベス夫人症の男 レックス・スタウト ハヤカワミステリ文庫
黒白さんからは以下の2冊
メテオ エドマンド・H・ノース ヘラルド出版 田中光二訳
ふくろうは死を歌う 加納一郎 ソノラマ文庫 死ぬほど見かけるSFと違いなかなか見ないソノラマ加納の推理小説。
途中エラリー・クイーン劇場を見せていただくが、爆睡。起きて周りを見ると半分以上寝てて安心。
最後だけみたけど、さんざん飲み食いした後のテレビはきついっす。
12時近くなると話もとぎれがちになり、麻雀をすることになる。おーかわさんとGAKUさんには申し訳なかったけど。
麻雀は四人でしかできないから。結果的には自分が珍しくついてて勝ってしまった。ふくろうだから夜に強いんだ。
終わるともうすでに朝。ばたばたと帰り支度。汚すだけ汚してすいませんでした。kashibaさん。
帰宅直前に宝石その他の貴重な雑誌群を改めて見て、この辺ちゃんと見せてもらってないなあと、気がつく。
今度ゆっくり見せてくださいね。自分じゃ買えませんから。
ほとんど爆睡状態で帰途につくが、綱島でお腹がすいて吉野屋で牛丼を食っちまった。
本当に楽しい18時間でありました。
目録が2点。1点は西部。
(今日の購入冊数:26冊、今月の購入冊数:272冊、今年の購入冊数:2837冊、今年届いた目録72冊)

6月23日(金)
帰りに地元の古書店
妖精たちの回廊 赤江瀑 中公文庫 50円で帯つきだったもんで、つい。
非行社員絵巻 樹下太郎 春陽文庫 昨日文春文庫版を拾ったばっかりなのに。どっかの会社の所蔵本だったようだ。
薔薇の女 笠井潔 角川書店 100円で忍びなくて買う。
続いてBOOK OFF いやあ、なんにもない。
<シ>についての冒険 北村想 あかね書房 劇作家のジュブナイルファンタジー
かかし ロバート・ウェストール 福武書店 ジュブナイルホラーの傑作 松本さん用。
ファタ・モルガーナ ウィリアム・コツウィンクル 福武書店 状態はもうひとつだけど拾う。福武の本は買っておいたほうがいいからなあ。
中国怪奇物語 幽霊編 駒田信二 講談社文庫
極楽案内 天藤真 角川文庫 状態が良ければうれしいが、半額なのにムレがあって、状態は今さん。
恐怖の1ダース 中田耕治編 講談社文庫 こいつも半額だったけど、ちょっとうれしいか。当然のごとく、ダブリである。
昨日書いた、本吉さんからの交換本。
雷鳴の中でも J・ディクスン・カー ポケミス
疑惑の影 ディクスン・カー ポケミス
永遠のアダム・エーゲ海燃ゆ ジュール・ヴェルヌ パシフィカ
北海の越冬・緑の光線 同
なんといってもヴェルヌがうれしい。これで5冊目。あと4冊だっけ。一番難しそうな巻が2冊なので、ひときわうれしい。
本吉さん、ありがとうございます。もちろん、カーも持っていなかったので、うれしいです。
開設以来じゃないかと思われる数の書きこみが掲示板にあった。内容は高原弘吉と平井呈一とクレクレタコラというメチャクチャな
組み合わせ。でもいろいろな話題があって楽しい。おまけに森英俊さんにまで書きこんでいただいた。
ワセミスのHPにまでリンクしていただいて、出世したものだ。(してない、してない)
でも「日本一古本を買う男(当社比)」が定着しそうでこわい。だって、買わないわけにいかなくなっちゃうじゃないか。
そいつはこまるなあ。自分はそこに本があるから買っているだけなんだ。
「猫目博士」もう少しで終わりそう。文庫は「宝石傑作選2」を読んでいる。集中南条範夫が面白かったので、古書店で見たが、なかった。
徳間文庫からまとめて再刊されているらしいけど。
バビル二世も何故か読みたい、今日この頃なのであった。
ところで、明日はkashibaさんのオフ会である。末席をけがすことになって、ニ週連続になってしまった。kashibaさん、ごめんなさい。
初対面の方もいるけど、ほとんど知っている人ばかり。皆さんにお渡ししなければならない本があるのだが、とりあえず、黒白さんと
おーかわ君の1冊は手元になく持っていけない。おーかわ君のもう1冊とkashibaさんの本くらいか?やよいさんのもあるかなあ。
なんていいかげんなんだろう。申し訳ありません。皆様。
(今日の購入冊数:13冊、今月の購入冊数:246冊、今年の購入冊数:2811冊、今年届いた目録70冊)

6月22日(木)
昨日書いた注文は全部はずれました。ほっとしたような。
大分時間がかかったけど、某所に前に注文した本の返事が届く。1冊だけ売りきれ。一番欲しかったのは買えたからいいや。
詳しくは実際に入手してから書きます。
帰りに通り道だったので、川崎のBOOK OFFを本当に久々に覗く。本当に何もなかった。近代書房は木曜定休なので、残念。
死びとの座 鮎川哲也 新潮社 考えたらこの本、前に惣坂さんから譲ってもらったんだなあ。
旋律の証言 大谷羊太郎 講談社 買うものがないからこんなのまで買ってしまった。
曼陀羅華 小沢章友 講談社 持っていないと思うんだけど、100円で買った気もする。まあ、今回も100円だからいいか。
きみ、知ってるかい エンツォ・ビアージ 早川書房 ノンフィクション。知らなかったなあ、こんな本。著書ではなく、各回の著名人からさまざまなテーマで小文を集めたもの。中ではアシモフはともかく、ブラッドベリがうれしいのと、W・P・ブラッティが珍しい。(もちろん、エクソシストの作者) ちなみに前者は宇宙人がテーマで、後者は幽霊がテーマ。訳者は脇功さんだから、イタリア語の重訳かもしれないけど。
われらの時代のピーターパン 上野暸 晶文社 エッセイ集
切腹願望 宇野鴻一郎 徳間書店
オーロラ交響曲の冬 山口泉 河出書房新社
玩具館 澁澤龍彦。矢牧健太郎 河出文庫 これで5冊揃ったはず。
非行社員絵巻 樹下太郎 文春文庫
宇宙恐怖物語 G・コンクリン編 HSFS BOOK OFFで銀背は始めて拾ったなあ。
不潔革命 村田基 シンコーミュージック ああ、また見つけてしまった。あんなに見なかったのに、見つけたとたん、もう5冊目だよお。
でもkashibaさんもよしださんも持ってなかったので、やはり無い本なのだろうか。装丁を知っているかどうかというのは、あるだろうけど。
ネット古書店にて
黒の群像 高原弘吉 ポケット文春
悪霊に追われる女 鷹見緋沙子 トクマノベルス こんな本に600円も出してしまった。でも、残りあと1冊だなあ。
殺人ゲーム 多岐川恭 KKワールドフォトプレス 本当は100円で見つけたかったなあ。
バックミラー 新章文子 桃源社 ちょっといたんでるけど、1000円は安い?
掲示板でクレクレタコラが話題になった。見たのは小学校の時で、それ以後、見てないのだけど、WEBで色々見ると、篠原ともえが
カバーしたり、人形が発売されたり、変なところではやってますな。infoseekの検索で700件以上出てきたからなあ。
中には主題歌が流れるページもあって、繰り返し聞いていると脳味噌が溶けそうになる。そうか歌は石川進だったのか。
しかし、日下さんは何でも知っているなあ。
文S堂の目録が届く。ペース速いなあ。注文しようかと思うものも数点あるけど、まあないだろうな。
私が店頭で先月買った本も何冊か出てるし。
本吉さんから交換本が届いたけど、明日。
(今日の購入冊数:15冊、今月の購入冊数:233冊、今年の購入冊数:2798冊、今年届いた目録70冊)

6月21日(水)
調子に乗って、ネット古書店へ注文をいれる。最近では1冊あたりではかなり高い買い物だ。いいのかなあ。
といっていると、カードの引き落としのお知らせが。がーん。6月3日に買った靴の代金の引き落としが。詐欺だあ。
読んだ本の感想を。
日本滅亡殺人事件 高原弘吉 こだまブックス
MMさんが大大駄作と仰っていたので、興味深く手に取った。(ひねくれものだねえ)
で、結論から言うと、お世辞にも佳作とは言いがたいのですが、かといってそれほどの駄作とも思いませんでした。ただし題名には殺人事件と書いてありますが、全然推理小説ではなく、あえていうなら、ポリティカル・フィクションでしょうか。
構成は2部にわかれていて、2部になると1部で主人公だった男は記憶喪失で舞台から消え去り、ゴミ処理と呼ばれる、私設の工作員?部隊が登場して、面食らう。はなしをひろげておいて、最後はばさっと駆け足のしりきれとんぼで終わっており、はっきりいって構成は破綻しているとは思うんだけど。
まあ、瑕疵をあげたらきりがないのだけど、B級作品(C級?)としては・・・、やっぱり人には薦めにくいなあ。世の中にはもっと他に面白い本がいっぱいあるもの。
ところでカバーには日本の恐怖シリーズとあるけど、他にもあるのか?
(今日の購入冊数:8冊、今月の購入冊数:218冊、今年の購入冊数:2783冊、今年届いた目録69冊)

6月20日(火)
yahooオークションで落札した本
ジャングルの耳 ピエール・ブール ハヤカワノベルス 長年の探求本。ハードカバーだったのか。
おまけでBOOK OFF
正倉院の矢 赤江瀑 文藝春秋
陸橋殺人事件 R・A・ノックス 創元推理文庫 青背にひかれて買ってしまう。ダブリだけど、これって現役?
鑢 P・マクドナルド 創元推理文庫 同上。この間松本さんに譲ってもらったばっかりなのに。
楚留香 蝙蝠伝奇(全3) 古龍 小学館文庫
陸小鳳伝奇 古龍 小学館文庫
小学館文庫のミステリーと荒俣宏を早く買わなきゃならんのお。
目録が1冊。ここにきて増えてるなあ。
某書店へ連絡し、シムノン選集を取り置きしてもらう。2万円の出費だ。あああ。まあ、ボーナスもうすぐ出るから。
(今日の購入冊数:8冊、今月の購入冊数:218冊、今年の購入冊数:2783冊、今年届いた目録69冊)

6月19日(月)
久々に早く帰宅。
ちなみに今読んでいるのはまだ読み終わらない「猫目博士」島田一男と「日本滅亡殺人事件」高原弘吉。
読了本の感想を。
すべてはFになる 森博嗣 講談社ノベルス
著者のデビュー作。非常に基礎的なコンピューター知識を使ってトリックを組みたてている。この試みは面白いが、一般向けということもあるのか、コンピュータを仕事にしている人間にはいくつかのトリックは多分わかってしまうだろう。それに事件に重要にポイントになるあるプログラムが出てきてそこに仕掛けがあるのだけど、これが実にプア。プログラミングとしてこんな設計は絶対に考えられないと思うし、あったとしても設計段階でおかしいのに気付くと思うぞ。
一般読者向けの推理小説としては良いのかもしれないけど。コンピュータのいくつかの知識も得られるし。
そんなことが気になってしまい、もう1つ楽しめなかった。まあこちらの職業病なのかも知れないけど。
もう少し違った傾向の作品を読んだほうがいいなあ。
目録が西部がまた届く、いつのだ?
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:210冊、今年の購入冊数:2775冊、今年届いた目録68冊)

6月18日(日)
ネット古書店の買い物
盃のなかのトカゲ ピーター・ディキンスン ポケミス
眠りと死は兄弟 同 これで昨日の松本さんからのと合わせてポケミスのディキンスンは4冊になったなあ。まだあるの?
相互誤解 長山靖生 JICC出版局 探求書。定価より少しだけ高かったが、欲しかったので良い。
kaluさんとの交換物。天沢2冊と交換。
骨董殺人事件 三橋一夫 桃源社 実はふしぎ関係以外で実際に入手にするのは、始めてである。昔は春陽文庫なんて、ふしぎ以外は興味がなかったので見送っていたからなあ。
昨日のオフ会から帰り3時間だけ寝て、午後から仕事へ。
順調に行けば夕方には帰れるはずが、はまって10時すぎまで客先にいた。疲れたぞお。
でも当初の予定通り、訪問先の隣の駅の五反田まで歩き噂のBOOK OFF五反田店へ。
都会のど真ん中にこういうリサイクル系の古書店がどーん、とあるのは違和感があるなあ。
どっと疲れた体をひきずり、100円ばっか見て回る。
男は寒い夢を見る 多岐川恭 光文社文庫 ああ、持っているかもしれない。
半七捕物帖3 岡本綺堂 旺文社文庫 ああ、2冊目。集めたくなってくるなあ。
夜の牙 邦光史郎 旺文社文庫 
殺人供養 島田一男 桃源社 自薦短編集らしい。
エデンの戦士 田中光二 文化出版局 帯付き美本にひかれる。ばかだねえ。
ぎやまん姫 高木彬光 立風書房 ああ、なんかすごく持っている気がするんだけど。
夜は血の色 菊村到 双葉社 短編集みたい。
急がば渦巻き かんべむさし 徳間書店 こいつが持っているかわからない。
ブラッドスポーツ R・F・ジョーンズ 福武書店 背やけしてるけど、帯にひかれる。
最後の狩猟 津島佑子 作品社 あまり知られていないと思われるが、がしがしの幻想小説集。高校生?の時読んで感激したが、人に貸したら帰ってこなくて困っていたもの。さあ、再読しようかな。うれしいなあ。
艶めいた遺産 源氏鶏太 集英社 怪談集1歩前進。結局まだ元版合わせて3冊くらい持っていないことがわかった。先は遠いぞ。でもこんなの競合するのはきっと黒白さんくらいなものだろう。
重い荷物をひきずって家路へつく。
(今日の購入冊数:11冊、今月の購入冊数:210冊、今年の購入冊数:2775冊、今年届いた目録67冊) 

6月17日(土)
今日は安田ママさん&ダイジマンさんの銀河通信オフ会出席。軽くレポート。
ほとんど書きこみをしたことがないのに知っている方が何名かいらっしゃったので参加表明してしまった。
持っていった本は安田ママさんへのプレゼントで「ファタ・モルガーナ」福武書店、kashibaさんへの交換本「ビーストン傑作集」(函欠)
創土社、「不潔革命」村田基 シンコーミュージック 随分入手に苦労したが、見つけたとたん3冊もだぶらせてしまうというまぬけさだった。
で、今回はお宝本or布教本ということであった。布教なら「おとうさんがいっぱい」をやりたいところだが、自分で発見したわけじゃないし、
いいかげん同じ本ばかりというのもなさけないので、お宝本を選択する。
といってもHPに書影をのせているもの以外はたいしたものがないので、のせているものだけ3点。
「この子の父は宇宙線」新田次郎「三十年後」星一「夜窓鬼談」石川鴻斎を持っていく。一番受けたのは星一。 
まあ持っている本の自慢なんて極めて幼児的な振るまいではあるが、まあこの場かぎりということで許してもらおう。
(それにしても大森望さんの日記で自分の名前が出てたのはびっくりしてしまいました。なんだか畏れ多いなあ。でもけっして挑戦したわけではございません。)
ちなみに新田次郎は読んで面白かったのでもってっただけ。みんなに読んでもらいたいけど、この本じゃ布教にはならない。
川口さんに貸したので、感想を期待しよう。「夜窓鬼談」は想像以上に受けなかった。ちょっと分野が違うみたい。
川口さんだけ喜んでくれたけど。印象的なのは大森さんの京極夏彦私家版とダイジマンさんの「SF手帖」、それにやよいさんの島田一男。
kashibaさんの島久平も凄いけど、それを100円で拾うのが本当に凄いところ。
川口さんから購入依頼本を受け取る
海野十三メモリアルブック 先鋭疾風社 これは前のよりもさらに同人誌っぽい外見だなあ。
松本さんから3冊。こちらからの本はまだ未定。ちょっと待ってって下さい。メールさしあげます。
事件当夜の夜は雨 ヒラリイ・ウォー ハヤカワミステリ文庫
ビック・ボウの殺人 イズレイル・ザンクウィル ハヤカワミステリ文庫
英雄の誇り ピーター・ディキンスン ポケミス
2次会はカラオケでオタクモードか一般モードか迷ったけど、中庸で収める。佐野元春や尾崎豊じゃ浮きそうだったからなあ。
3次会はダイジマンさんの隠しだまがあるという言葉につられ、kashiba邸へ。来週もお邪魔するのに本当にごめんなさい。
みんなでダブリ本コーナーへ。さすがにみんなミステリーのダブリ本には興味をあまり示さない。私はというと来週またお邪魔するというのに
がさがさ譲っていただく。ダイジマンさんはひたすら密室やら宝石やらの古雑誌の中に埋没しダブリ本には興味を示さない。研究家である。
そこで譲ってもらったのは
ある晴れた朝 突然に ハドリー・チェイス 創元推理文庫 プレイボーイスパイとミスブランディッシュは持っているけど、読んだことがない。
暗闇から来た恐喝者 同 必ず読みますね。
殺人は血であがなえ 同
カシノの金をまきあげろ 同
貧乏くじは君がひく 同
その男 凶暴につき 同
とむらいは俺がする 同
クッキーの崩れるとき 同
ミス・クォンの蓮華 同
鬼警部アイアンサイド グロービジョン 初見 この辺はkashibaさんの真骨頂。全部で何冊か聞いたけど忘れてしまいました。
チャーリーズ・エンジェル 西海岸で何かが起こる 三笠ノベルス 1冊め。全部で6冊?長いなあ。
紅い蜃気楼 多岐川恭 徳間文庫 
世界推理小説体系24 東京創元社 F・ブラウンの「Bガール」はこれでしか読めないといわれて譲っていただく。でもポケミスも持ってないんだよなあ。
赤ちゃんよ永遠に マックス・エールリッヒ 角川文庫 やはりSFか。欲しいとは思っていたんだけど。500円くらいなら売ってるけど。
紅鱒館の惨劇 鮎川哲也編 双葉社 無理を言ってMYSCONで競った宮崎惇と交換していただく。
と、こんなところ。
ダイジマンさんの隠し玉にはびっくり仰天。しかも2発も。特に1発目は効いた。こんなの持っているのプロの方以外では2人しか
知らないぞ。どちらも自分は目録で外れているけど、現物を手に触るのはもちろん見るのも始めて。畏れ入りました。
ところでダイジマンさんの凄いところはこんな本を目録でなく古書店で買っているところ。売ってないぞ、ふつうこんなもの。
持って生まれたフォースがあるのかも。でもその年でそんなに濃くて将来が楽しみというか怖いというか。
朝5時すぎに解散。午後からだけど、仕事かと思うとぞっとする。それにしても家を出たときよりカバンが重いのはどういうわけ?
帰ると目録が1冊。
(今日の購入冊数:19冊、今月の購入冊数:199冊、今年の購入冊数:2764冊、今年届いた目録67冊)

6月16日(金)
帰りは客先から直帰。ひとつ前で下車してみる。(普段と逆方向)
下調べをしたわけじゃないけど、電車や車から見ていたので存在はずっと知っていた。1年くらい気になっていたのだ。
駅の近所の古本屋。何もないけど、全体に安め。
未来のプロフィル A・C・クラーク 早川文庫NF 元版は持っている気がするけど真鍋博のカバーにひかれる。
昆虫図 久生十蘭 教養文庫 全集を持っているせいか、教養文庫は1冊しか持っていなかった。まあ、現役本だから。
ありのままなら純情ボーイ 矢崎ありみ MOE文庫 探求書GET。ちょっとうれしいな。あとは読むだけだ。(刑事ぶたぶた買ってないけど)
もう1軒。古書組合に加盟している普通のお店。
夜想22 クロソウスキー 早く揃えなきゃなあ。
ポー 河出書房新社 文藝読本の1冊。
男の解剖学 高橋睦郎 角川書店 金子国義装丁。この人の詩集も小説も持っているけど、この手の本は正直読む自身がない。
けれど、過去にもっと高い値段で買おうとしたこともあるし、100円はまあ安いでしょ。
隅の老人の事件簿 パロネス・オルツィ 創元推理文庫 現役本だしハヤカワで持っているけど、旧装丁なのでとりあえず買う。深町真理子さんの訳だしね。
罪なき者 G・ダヌンツィオ ヘラルド出版 出ているのは知っていたけど初見。岩波の「死の勝利」は一部幻想怪奇色濃厚なところも
あったし。これって再刊されているのかな?でも幻想文学には分類されないのだろうな。
嫁さんと外食に出かけて、(ごちそうしてもらった)帰りに嫁さんを家に下ろして、BOOK OFFへ。怒られてしまった。
唐十郎血風録 文藝春秋 
大宇宙の墓場 A・ノートン 早川文庫SF 他にもノートンが2,3冊あった。なんで?再購入作戦。
タイムストーム(下) G・R・ディクスン 講談社文庫 何故下巻だけ?下巻だけ探している人はいない?
殺しあい ドナルド・E・ウェストレイク ハヤカワミステリ文庫 こいつはうれしい。ぴかぴかだし。
ユーモアミステリ傑作選 風見潤編 講談社文庫 何故かこれだけ半額。ほとんど半額コーナーは見てなかたんだっけど、偶然発見。
5〜600円なら買いたいと思っていたので、うれしさも大きい。
届いた本を何点か。
マインドブリッジ ホールドマン 講談社文庫 だれも競合しなくて98円で落ちてしまった。
海外ミステリ傑作選 武田武彦編 コバルト文庫
SFロマン傑作選 福島正実編 旺文社文庫 他で読めるため買っていなかったが、最近とても欲しくなってきた本。あと2冊かあ。
わくわく新井素子 シャピオ これは前のオークション落札価に比較してまあまあ安め。
まるまる大原まり子 同 オペミスで何だか高めに買ってしまった。それにしてもSFイズムの別冊を高く買う日が来るとは。
(今日の購入冊数:18冊、今月の購入冊数:182冊、今年の購入冊数:2745冊、今年届いた目録66冊)

6月15日(木)
実はこれを書いているのは19日の月曜日だったりするのだけど、とりあえず木曜日になったつもりで。でも4日も前のこと覚えてないよ。
だからというわけじゃないけど、特に書くことは無い。
五反田展が届く。
書くことが無い時は本の感想でお茶をにごす。
先週読んだ本。
モダン殺人倶楽部 新青年傑作選2 角川文庫 もう記憶がうすれてきてるけど、各作品の印象等。
死体昇天 角田喜久雄 スキー場から始まる殺人事件。(でもないんだけど) なんだか渡辺温の「兵隊の死」を連想したりして。
ところで新潟出身の親に聞いたのだが、昔のスキー場はリフトが無かったので板を担いでえっちらおっちら登ってから滑り降りたそうである。
それはそれは重労働であろう。楽しいより苦しそうだ。自分は絶対やらないだろう。ちょっと変わり種の短編。
精神分析 水上呂理 フロイトを前面に押し出している。表現には結構やばいんじゃない、と思うところがある。
人間灰 海野十三 西風が吹く日には人間の灰が・・。SFじゃないけど、液体空気工場とか発想が十分空想的で作者らしい短編。
眠り人形 木々高太郎 学者の心理を追ったちょっと文学的香気のする短編。
秘密 平林初之輔 昔の恋人が4年ぶりに帰ってきた。すでに結婚してしまった自分は・・。皮肉な運命を描いた短編。
四次元の断層 甲賀三郎 死刑を逃れて復讐を果たそうとする男。タイトルがよくわからないけど。
閉鎖を命ぜられた妖怪館 遊園地のばけもの屋敷で見た人物が請け負った難事件の鍵を握る。
陰獣 江戸川乱歩 名作は何度読んでも面白い。自分らしさを集大成的に出した探偵小説でありながら、自分への批判的批評にもなっているという希有の作品。掲載誌が売りきれて重版したというが、むべなるかなという感じ。戦前の代表的短編小説だろう。
ということで乱歩の作品は他の作品とは一線を画している。他には海野十三が割合楽しめた。1巻に比べると少し低調か?
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:164冊、今年の購入冊数:2727冊、今年届いた目録66冊)

6月14日(水)
久々に早く会社を出たので、地元の古書店へ。全部100円。
社会部長 島田一男 光風社 昭和33年の本だけど、古書的な価値はない?
地中海の真珠 谷克二 角川書店 文庫化されているのか?
黄金の海 谷恒生 文藝春秋 こいつは?
顔のない女 長谷川公之 小説刊行社 巻末の既刊に栗田信がのっている。だからどうというわけじゃないけど。
目録が2点。注文はなさそう。
寝ちゃったので読書はできず。
(今日の購入冊数:4冊、今月の購入冊数:164冊、今年の購入冊数:2727冊、今年届いた目録65冊)

6月13日(火)
今日は転勤する後輩の送別会だったので帰りが夜中の1時。本を読む気なぞおこらない。
目録が1冊というか1枚。
ここは割合と安いものが出る。今回も注文いれたいものがある。でも、最近注文し忘れちまうんだよなあ。
そういえば、日曜日に某ネット古書店に注文をいれてみた。在庫があるとうれしいのだけど。
さらに別の古書店から探求書案内のメールが。うれしいぞ。これでM2だ。
ところで今読んでいるのは島田一男「猫目博士」と森博嗣「すべてはFになる」。森博嗣は雑誌での短編以外読むのは始めてだが、なんだかいまいちのれない。波長が合わないのかなあ。前者はジュブナイルだからなあ。しかし無茶苦茶な組み合わせ。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:160冊、今年の購入冊数:2723冊、今年届いた目録63冊)

6月12日(月)
目録が1冊。新宿展かあ。早稲田のお店が出品するので、場ではわりあい良いものにあたることがある。
とりあえず今日は読書の感想なぞ。
家族ゲーム 本間洋平 集英社
高校受験を控えた中学生のもとに家庭教師がやってくる。この家庭教師は勉強そのものを教えるわけではなく、中学生の意識を変えようとする。語り手はその中学生の兄の高校生。
いわゆる受験戦争を舞台にしてひとつの家族がくりひろげる舞台。ゲーム。
エンターテインメントでないので、はっきりいってどう評したら良いかわからん。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:160冊、今年の購入冊数:2723冊、今年届いた目録62冊)

6月11日(日)
買い物やら掃除やらで一日すごすが、郵便局へ発送業務にいったついでに古書店へ。
1軒目。
シャーディック(上下) リチャード・アダムス 評論社 一応探求書だった動物ファンタジー。最も有名作のウォーターシップダウンは持っていなかったりしますが。
虹のカマクーラ 平石貴樹 集英社 昨日に続いてGET。でもこれってミステリーじゃないんじゃ?
BOOK OFF 金曜日にきたばかりで何もあるとは思えないけど、挨拶かわりに買う。
チェルシー連続殺人事件 デヴィッドソン 集英社文庫
幻想と怪奇A 早川文庫NV
恐怖省 堀晃 集英社文庫 ずっと売れ残っていたので見かねて救出。
3軒目BOOK OFF。残念ながらkashibaさんにお話していたデュ・モーリア収録の全集は売れていた。他にもおいしいところは売れて
いて、こんなとこにもマニアがいるのかなあと思う。(知っている人だったりして)
で、何と在庫処分で文庫5冊で100円だって。本買いたい病のおいらには厳しいぜってなわけで、狂ったように買ってしまう。
ああ、仕事疲れで買い物依存症になってしまったのか?業者の買い方だ。大馬鹿野郎と笑ってくれい。
持っているのかどうかなんて、考えない。持っていなきゃ売るなりあげるなり交換するなりすればいいんだ。だって1冊20円だよ。あなた。
1冊づつのコメントは省略。寝させてくれい。明日書き加えるかもしれない。
魔女伝説 半村良 中公文庫 持っていない気がする。
天使が消えた 三好徹 中公文庫 これもどうだったか。
秘画殺人事件 石沢英太郎 徳間文庫 これはもってないぞ。
トヴィウスの森の物語 井村君江 早川文庫 もっているかも。
卍の殺人 今邑彩 創元推理文庫 多分もっていない。読んでみようと思っていた著者の本
ブキミな人びと 内田春菊編 福武文庫 もっているのはちょっと痛んでいるので。
暗号名は赤い蛇 藤原真爾 角川文庫 スパイ小説みたい。
怪盗戦士T・T 斎藤英一郎 角川文庫 買ってなかった。
盗賊!T・Tを追え 同
T・T過去からの殺し屋 同
T・T大脱獄 同
007トムーンレイカー クリストファー・ウッド 創元推理文庫 あれ?持ってたかな?
愛 ジュール・ミシュレ 中公文庫 ミシュレが100円は安い。でも先に「魔女」を読まなきゃ。
遠い旋律 結城昌治 中公文庫 多分もっていないはず。
夜は死の匂い 結城昌治 集英社文庫 これがあやしい。もっているかもしれない。
眼のない人形たち 森真沙子 祥伝社文庫 これは100円で見つけてなかったので買ってなかった。
ホワイトチャペルの恐怖(上) 下巻を探さなゃ
影のアトリエ 刑事コロンボ文庫版 二見文庫 ノベルズとだぶっていないのを選んだつもり。
13秒の罠
歌う死体
狂ったシナリオ
秒読みの殺人
死者のギャンブル
私のハートにあなたのメスを 辻真先 角川文庫 角川の1冊目だけど、比較的見ないきがする。
レベル7 宮部みゆき 新潮文庫 こんなにあつくて20円。
インフィニティ・リミテッド(上下) J・P・ホーガン 創元推理文庫 上下合わせて40円
幽霊の殺人 辻真先 ケイブンシャ文庫 これはよく見るけど。
TOKYO死街戦 同 これも。
丸太の鷹 火浦功 角川文庫 こんなの出てたんだ。
きまぐれ砂絵 都筑道夫 角川文庫 なめくじ長屋の角川、無意識にけっこうだぶっちゃてるんだよね。
眠り姫、歓喜する魂 アン・ライス 扶桑社ミステリー 多分1巻しか買ってなかったはず。
秘録・東條英機暗殺計画 津野田忠重 河出文庫 小説じゃないけど、なんとなくおもしろそうだったので。
サラリーマンの勲章 樹下太郎 文春文庫 あまり見ないからつい。
結晶星団 小松左京 早川文庫JA 角川文庫で持っていたかな?
ヴィーナスの心臓 鮎川哲也 集英社文庫 完全なダブリ
心理分析官 和田はつ子 角川ホラー文庫 もっていない。
すげ換えられた首 ウィリアム・ベイヤー 扶桑社ミステリー もっていないぞ。
宛先不明 鮎川哲也 講談社文庫 ダブリ
殺意の演奏 大谷羊太郎 講談社文庫 きっともっていない。というか大谷羊太郎はほとんど買っていない。
狼の棲む街 大藪春彦 角川文庫 初期短編集ということで買ってみた。
殺し屋たちの烙印 同
ブラック・サンデー トマス・ハリス 新潮文庫 読まなきゃ。
チャイナタウン特捜隊 エド・マクベイン サンケイ文庫 こんなの出てたんか。多作だねえ。
クールな男 マルセル・エイメ 福武文庫 ダブリ。もったいないから。
文庫はきっちり45冊。あと単行本は1冊100円
年上の女を讃える S・ヴィジンチェイ ハヤカワノベルス 矢野浩三郎訳で買ったがただのポルノみたい。
猫のゆりかご カート・ヴォネガット ハヤカワノベルス なんと初版。
霧と影 水上勉 毎日新聞社 社会派傑作選1 こんなシリーズあったのか。
シャイニング(上下) スティーブン・キング パシフィカ こいつが今日一番うれしかったかな。
というわけで、今日はもう寝ます。
(今日の購入冊数:56冊、今月の購入冊数:160冊、今年の購入冊数:2723冊、今年届いた目録61冊)

6月10日(土)
今日は家人が留守なので、家でゆっくり疲れをいやす。(別にいると疲れるわけではありませんが、家事をやらなければいけなくなるため)
夕方から、kashibaさんにあげる本など取りに実家へ。結局黒白さんに行く源氏鶏太を忘れた。
帰りにBOOK OFF他へ寄る。
1軒目。普通のリサイクル書店。全部100円
猟人日記(上下) ツルゲーネフ 角川文庫 安く買いたかったので
キャプテン・クック最後の航海 ハモンド・イネス 創元推理文庫 イネスが創元推理文庫から出てたのは知らなんだ。
2軒目 BOOK OFF トクマノベルスの古いのが少し。戸板康ニがあればプチ血風なんだけど。無かった。1冊除き全部100円。
忍法封印いま破る 風太郎 角川文庫 角川文庫ではもっていないかもしれない。
太陽がいっぱい ハイスミス 角川文庫 贋作は持ってたっけ?
惑星ゾルの王女 N・R・ジョーンズ 早川文庫SF よしださんから譲ってもらうと見つけるんだよな。
狙った獣 マーガレット・ミラー ハヤカワ文庫 こいつも持っているかもしれん。
メルトン先生の犯罪学演習 ヘンリ・セシル 創元推理文庫 これはどうだっけ?
ソーンダイク博士の事件簿 フリーマン 創元推理文庫 こいつは?ああ、全然持っているかどうかがわからない。アルツハイマーか?
                                  ただの買いすぎか?
銀河パトロール報告 E・E・スミス 今更レンズマンでもねえだろ、という気もするけど。処分本買戻し作戦。
地底のエリート K・H・シェール 創元推理文庫 処分本買戻し作戦。これは割合面白かった気が。再読はしないだろうけど。
緑の猫 教養文庫 2巻本のアンソロジーの2 ジーン・ウルフが入っていたような。1巻だったかな?
避けた背景 山村正夫 講談社文庫 あれ、持っていたっけ?
死の内幕 天藤真 角川文庫 うーん。天藤真の角川が何を持っているかわからない。短編集はあまりなかった気がするけど。
忍法落花抄 山田風太郎 角川文庫 前にそれなりの値段で買った短編集かもしれん。
自白の構図 高橋治 文藝春秋 白梅軒で名前が出ていて気になったので。文庫になっているのかな?
オホーツク妻 田中古見昌 河出書房新社 奇妙な味と帯にあるけど、どんなもんかな?
八百八町しのび独楽 都筑道夫 トクマノベルス 魔界風雲録と同じだっけ?なんかの改題なのは知ってるけど、あまり見ないので。
構想の死角 刑事コロンボ ダブリが判明(涙)
ハワイのきまぐれ娘 カーター・ブラウン ポケミス 別に今買わなくてもいいじゃんか、という感じ。
ベビードール 同
剣鬼喇嘛仏 山田風太郎 トクマノベルス 珍しい作品は入っていないはず。本としてはあまり見ないかもしれないけど。
凶悪の空路 中島河太郎編 ベストセラーズ 何故かこれだけ半額。2冊目GET。あと1冊だ。
羅刹降臨録 谷恒生 ベストセラーズ なんでこんなの買ったんだか。
血まみれの救世主 鷹見緋沙子 トクマノベルス ノベルスのみの作品はやっと2冊目。残り2冊かあ。
悪魔の賭け 多岐川恭 廣済堂ブルーブック 自分的には一番うれしいなあ。短編集だった。
2軒目もBOOK OFF やっぱり全部100円。
SF作家オモロ大放談 いんなあとりっぷ 帯が欲しかったりしたんだ。
笑ってジグソー、殺してパズル 平石貴樹 集英社 フクさんがあげておられたので買ってみる。
谷山浩子童話館 六興出版 勢いで買ったけど。
新・新化した猿たち 星新一 早川書房 帯もついているし、うれしいかも。
バビロニアウェーブ 堀晃 徳間書店 作者唯一の長編。文庫化されないねえ。
占星王をぶっとばせ 梶尾真治 みき書房 元版が欲しくなり購入。
唐獅子惑星戦争 小林信彦 新潮社 それぞれ、文庫版と収録作品が異なることを松本さんに教えてもらったので購入。
唐獅子株式会社 同 実は小林信彦は数冊しか読んだことはないのだけど。
クリスマス殺人事件 ブレイク 国土社 MYSCONで見た気がするなあ。
ロンドン塔 エーンズワース 高木彰光 偕成社 偕成社の著者のリライトは3冊目GET。残りは一番欲しいフランケンシュタイン。
                             何故か最後になってしまった。現在までダブリもなく効率的。
悪魔の火祭 高木彬光 立風書房 ああ、立風書房のこの叢書は何冊か持っているので、ダブリかもしれない
蚤のサーカス 藤田雅矢 新潮社 糞袋でファンタジーノベル大賞デビュー作家の第二作。欲しかったんだ。
西欧残酷物語 山口椿 同文書院 この人の本は割合買ってしまうことが多い。
レディにささげる殺人物語 フランシスアイルズ 創元推理文庫 あれ、持っているかな?これは100円ではない。
グリフターズ ジムトンプスン 扶桑社ミステリー 100円じゃなかったけど、欲しかったので買ってしまう。昔「内なる殺人者」読んだ時は
               それほど面白いと思わなかったのだけど。再読したいが、処分したかもしれないのでまた見つけなきゃ。
ミッドナイトコール 野阿梓 ルビー文庫 こんな本出てたのか。
悪魔の足 ドイル 春陽堂少年少女文庫 何故今更こんなものを買ってしまうのか。(それはコレクターだからさ)
ぶっくすいとう ここは1冊100円というわけにはいかない。時間がなくてゆっくり見れず。
尾行をされた少年たち P・ベルナ 学研 以下3冊100円
ぬすまれた教室 光瀬竜 フォア文庫 数合わせだなあ。
おとうさんがいっぱい 三田村信行 フォア文庫 これは桃様用。
2つの顔 刑事コロンボ リストを忘れたのが致命的。1冊200円もするのに5冊買って、3冊だぶった。ちぇっ。
指輪の爪あと
忘れられた女
第三の楽章
5時30分の目撃者
影絵のアルバム 佐賀線 ポケット文春 短編集みたい。
第三元殺人事件 藤村正太 廣済堂ブルーブック また買ってしまった。藤村正太。いいかげん読んでみようか。
おやじに捧げる葬送局 多岐川恭 講談社ノベルス こいつはうれしい。
妖恋 皆川博子 PHP研究所 そろそろ品切れになりそうなので買っておく。
天才は善人を殺す 梶龍雄 講談社 何故か買ってしまった。
最後は普通の古書店 一番の収穫だったかな?
唐獅子超人伝説 小林信彦 新潮社 前記の理由で購入。
熱海ハイウェイ殺人事件 川辺豊三 サンケイノベルス 前からあるのは知ってたけど、気になっていたんだ。
トリックゲーム 山村正夫 日本文藝社 うーん。小説じゃないなあ。
非常の秘密指令 宮崎惇 桃薗書房 たはは。MYSCONで1500円で落としたのに。100円で発見。交換用にでもするしかない。
太陽風交点 堀晃 早川書房 例の騒動の元版で、小松左京解説つき。これも昔から残っていた。400円。
未知なる犯罪領域 草野唯雄 新評社 何故かこの本、高い値付けの店があるんだけど、文庫化されてるのになあ。300円。
見知らぬ顔 石原慎太郎 新潮社 総合的に見て今日一番の収穫でしょうか。昭和34年刊の推理長編。300円。
というわけで、本を読む暇はないのに本を買う暇はあるというお話でした。
でも今日はサービス券を使ったので(3200円分くらい)あまりお金を使わないですんだなあ。
目録注文しそこねたなあ。実家に2冊目録が来ていた。
(今日の購入冊数:63冊、今月の購入冊数:104冊、今年の購入冊数:2667冊、今年届いた目録61冊)

6月9日(金)
客先に10時半すぎまでいたため、疲れたつかれた。
幸い家に割合近かったので、つかれた体をひきずって、BOOK OFFへ。
100円本をちょろちょろ拾う。サンリオがちょっと良かったか?
新文藝読本 柳田國男 河出書房新社 文庫版全集持っているけど、1巻しか読んでない。
どこまで行けばお茶の時間 サンリオ
謀殺のメッセージ 松村嘉雄 廣済堂 この人の別の小説(持っている)、kashibaさんがこきおろしていたなあ。
ピピン四世3日天下 スタインベック 角川文庫 なんだか気になったので。
第五の騎手 ラピエール&コリンズ 早川書房 文庫でもいいのだが、2冊になるので。
芝生の復讐 ブローティガン 晶文社 黒白さんいらないかな?
疲れをいやすまでにはいたりませんでした。まあ、週3回も通ってもなにも無いわな。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:41冊、今年の購入冊数:2604冊、今年届いた目録59冊)

6月8日(木)
なんだか蒸し暑くて、いやんなっちゃうなあ。
帰りが遅いのでBOOK OFFは開いているけれども、寄る気がしない。
別の古書店で売っていた本で買いたいのがあるんだけど、9時でしまっちゃうんだ。寄れないよお。
読書も進まず。でも11日(日)の仕事はなくなったので少し良かった。
つまんない日記だなあ。本を買わないとネタがないぞ。
G倶楽部の目録注文も面倒になってくじける。
これは抽選なのかどうかが明記されていなくて、良く分らない。店まかせということなのだろうか。
そういえば川口さんのところで、河出文庫の乱歩随筆集や、ハイスミスの一部が品切れをしる。
乱歩はまだ2冊しか買っていないのに。
ハイスミスは新刊がでて見返しの既刊が全部載っていなかったので、やっぱりという感じ。こっちも全然持っていないぞお。
明日も夕方から重たいアポがあるので帰りは遅い予定。やっぱり、いやんなっちゃうなあ。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:35冊、今年の購入冊数:2598冊、今年届いた目録59冊)

6月7日(水)
日にちがわからなくなるので、今日から曜日をいれようと思う。
といっても今日は書くことがありません。

半期のしめでいそがしいもので。
某所より
戦国少年隊・鉄火面 夏文彦 ソノラマ文庫
探偵小説 ボアロ&ナルスジャック 白水社
この買い物はちょっといやな思いをしました。
(今日の購入冊数:2冊、今月の購入冊数:35冊、今年の購入冊数:2598冊、今年届いた目録59冊)

6月6日
帰りのBOOK OFF詣で。
写楽 皆川博子 角川書店
and other stories 文藝春秋
鮮血のラブコール カッパノベルス
一杯の珈琲から エーリッヒ・ケストナー 創元推理文庫
洞窟の女王 H・R・ハガード 創元推理文庫 何を持っているか分らなくなってしまった。
殺意の断層 文春文庫 こんな本に高原弘吉のデビュー作なんか収録されているんだなあ。
目録はG倶楽部。欲しい本は何点かあり。署名本もかんべむさしとか安く出ているが、冷静にならなきゃ。
今読んでいるのは新青年傑作集2巻と何故か家族ゲーム。
(今日の購入冊数:7冊、今月の購入冊数:33冊、今年の購入冊数:2596冊、今年届いた目録59冊)

6月5日
霧の国 コナン・ドイル 創元推理文庫 読了。
久々の創元推理文庫SFマークの読書。書いている態度はまじめに書いているので、まあSFの手法ではあろうが、内容的には怪奇小説に近いかもしれない。晩年のドイルはスピリチュアリズムを信奉していたので、完全に信じている書き方だ。
ドイルは近い将来いわゆる死後の世界が証明されると考えていたようだが、現実には今でも一般的にはテレビ番組くらいでしか扱われない題材である。
交霊会等も細かく描写されており、この題材を怪奇小説としてではなく、スピリチュアリズムをまじめに扱った小説として書いたのはあまり例がないのではないだろうか。どちらかというとエンターテインメントというより、啓蒙小説の趣すらある。
中で幽霊屋敷のエピソードがあり、そこだけ抜き出せば怪奇小説としても通用する。この辺はドイルの面目躍如といったところか。
どこかで読んだ記事で晩年のドイルのスピリチュアリズムの講演は、第一次世界大戦で家族を失った多くの人の心を慰めたと、書いてあり、良し悪しは意見のわかれるところであろうが、ひとつの意義であったのかもしれない。
それにしても主人公のチャレンジャー教授はSF方面のシリーズキャラクターだが、どうしてこうもいやらしいのだろう。ホームズも自意識過剰の鼻持ちならない人物像であるが、チャレンジャーはそれ以上で、傲岸不遜で頑迷な、全くもっていやな人物だ。無論意識してのことだろうが、エンターテインメントの主人公としては破格かもしれない。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:26冊、今年の購入冊数:2589冊、今年届いた目録58冊)

6月4日
買い物などして普通の一日。
それでも郵便局へ行った帰りにBOOK OFFへ。
図説アンデルセンの世界 R・スピンク 学研
あいかわらず文庫100円セールが続いているようだ。
コナン・ドイル ジュリアン・シモンズ 創元推理文庫
二人の妻をもつ男 パトリック・クエンティン 創元推理文庫
メイキング・ラブ メラニー・テム&ナンシー・ホールダー 創元推理文庫 あれ、もってたっけか?
クレオパトラ H・R・ハガード 創元推理文庫 持っている本が少しボロなので買い替え。
ドラキュラ戦記 キム・ニューマン 創元推理文庫
リマから来た男 ジョン・ブラクバーン 創元推理文庫 結構高く買った気がする。こんなものがあるとは。
猫が見ていた 中島河太郎編 廣済堂文庫 前ジグソーさんから買ったのは新書版だったっけ?
単行本は何を読もうかな?一応単行本は家で、文庫は外でという読み分けをしているのだ。(持ち歩きやすさの問題)
「霧の国」はもう少しでおしまい。
メールをいただいている皆様、メールの返事が遅くてすみません。kalu様、本吉様。キバヤシ様。
掲示板のレスも明日ということに。
HPの更新分を作成中。といっても今回は田中貢太郎の桃源社の怪談集の収録作品リストである。国書刊行会との異同を知りたかったので
自分のために作るようなもんだ。国書刊行会版のリストは斎藤さんのHPにあるし。
(今日の購入冊数:8冊、今月の購入冊数:26冊、今年の購入冊数:2589冊、今年届いた目録58冊)

6月3日
家人につきあい、東京へ。靴を買ったり、フランス料理を食べたり、普通の一日。
お金がないので全部カードで逃げる。まあ、ボーナスがあるから。他に借金はないし。
古本はデパート展以外、カードは使えないので、健康的といえば健康的。融通がきかないといえばきかない。
結局本屋へはいかず。
「ななつのこ」加納朋子 東京創元社
何となく好きになりそうな予感がしたので、購入していたものの、もう6,7年も寝かせておいただろうか。
著者の本は初読である。ノスタルジックというかセンチメンタリズムが強いというか、叙情的な作品。一応の流れを持った連作短編で、ミステリーとしては日常のミステリーを扱い、まあ、広義のミステリーといったところだろう。当然本格推理のような論理はあまりなく、作者の語り口にのせられていくだけだ。これが心地良い。メタフィクション的なしかけもあり、処女作らしく凝った構成にもなっている。
語り手の少女は過去の著者で、話中の「ななつのこ」の著者は現在の著者で、自分の過去に語りかけているという、感じもした。
ところで東京都M市って町田か?T百貨店って東急か?境川という馴染みのある川の名前が出たのでもしかしたらと
思ったが、思えばそんな川どこにでもありそうだなあ。三鷹も武蔵野もM市だし。まあ、どうでもいいけど。
でも他にも水源が多くて水に困らないと書いてあり、それってやっぱり神奈川県じゃんとか思ったんだが。ちょっとだけ気になったりした。
まあ、家の近くが舞台だったら、ちょっぴり素敵だなと思ったから。
で、話がそれたが、総体的に言えば、傑作かというとためらうが、おもしろいと思ったし、好きと思える作品ではあった。
またこの作風では多くの人に愛されてあまりけなす人はいなかろうが、大見得きって好きだというのは、ちょっと気恥ずかしさも覚える。
SFで言えば、梶尾真治とかR・F・ヤングとか。
それにしても著者はとてもやさしい人なんだろうなあ。自分はちょぼちょぼ読んだが、そんな読み方が適していたのかもしれない。
何だか脈略のない作文になったが、気持ちのいい読後感の本であった。これから他の本も読んでみよう。
なお、表紙は渡辺啓介画である。内容にぴったりだ。日影丈吉の「かむなぎうた」もなんとなく連想した。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:18冊、今年の購入冊数:2581冊、今年届いた目録58冊)

6月2日
綱島のBOOK OFF。
帰りが遅いので湘南堂は開いていない。
ファービアン ケストナー ちくま文庫
偉大なワンドゥードゥルさいごのいっぴき ジュリー・アンドリュース TBSブリタニカ
梶山季之 カッパノベルス
西部古書展の目録。注文はあるようなないような。
奈良そごうは迷った末、注文はせず。
(今日の購入冊数:3冊、今月の購入冊数:18冊、今年の購入冊数:2581冊、今年届いた目録58冊)

6月1日
会社帰りに某所の古書店へ。
赤軍ニューヨ−クを占領す モーリス・デコブラ 室町書房 SF 1000円
時を呼ぶ声 草川隆 三一書房 私的血風である。ちょっと高かったけど。2000円
現代イソップ ジェームズ・サーバー 万有社 カバー欠だけど100円。過去2回ほど目録抽選にはずれていた本。
海底5万マイル アダモフ 講談社 100円。元版ではなく講談社少年少女文庫の1冊。100円
種馬にされた男 ロベール・メルル 角川書店 こんなのだぶらせてどうする?SF。
引き潮の時2 眉村卓 これで3冊。あと何冊だっけ?
刑事コロンボ特選シリーズ8冊 なんと5冊だぶり。あちゃー。
ゴーストタウンの謎 フランク・グルーバー 創元推理文庫
残金を見て愕然。もう今月は本を買えないなあ。今月は読書月間にしよう。
久々のSFラベルでコナンドイル「霧の国」を読み始めた。ちょぼちょぼ読んでる「ななつのこ」はまだ終わらず。

某所にて「シムノン選集」揃いを2万円で発見。こんなのでも古本マーフィーか?なんか悲しいなあ。
ボーナスが出るまで残っていたら、買っちゃうかもしれない。kalu様ご推薦だし。
(今日の購入冊数:15冊、今月の購入冊数:15冊、今年の購入冊数:2578冊、今年届いた目録57冊)