8月31日(木)
久しぶりに終電まで仕事していたため、何も買わず。さすがに読書も進まない。
風々子さんから本が届く。
フランケンシュタイン 高木彬光 偕成社
ありがとうございます。ありがとうございます。
これはシェリーの作品とストーリーが少し違うらしいので、高木彬光の翻訳では前から特に欲しかったのである。
といっても原作自体、読んだのがあまりに昔なので、そっちから読まなきゃと思う今日この頃。
角川文庫は訳が悪いらしいので、国書刊行会か創元推理文庫で読もう。
(今日の購入冊数:1冊、今月の購入冊数:441冊、今年の購入冊数:3771冊、今年届いた目録96冊)

8月30日(水)
仕事中に通りかかりのBOOK OFFを一瞬覗く。
dコンクリートの島 バラード NW‐SF社 交換用かな?
d?電子頭脳<ユエ> カミュ 角川文庫 処分した可能性があるので確保。
dスターウォーズ ジェダイの復讐 ソノラマ文庫 ダブリでやんの。
シナリオ首都消失 徳間文庫
SFマガジン、ミステリマガジンそれぞれ今月号を買う。創元推理文庫でホラーがごろごろでてる。ハルキ文庫といい嬉しい限りである。
全部欲しいが、古本を減らさないと買えないな。
今日こそシムノンを読了しようと思ったが、ならず。
目録は1冊届く。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:441冊、今年の購入冊数:3771冊、今年届いた目録96冊)

8月29日(火)
帰り際に渋谷東急へ。封筒を持っていくためである。
風流劇場8月号 特集:怪奇実話 知っているのは萩原秀夫、稲垣史生、島田一男くらい。400円だから。
連続殺人記念日 デイヴィッド・プリル 東京創元社
d水蜘蛛 マルセル・ベアリュ エディシオン・アルシーブ 帯つきだったので衝動買い。失敗。でもこの装丁は好きだなあ。
横浜秘色歌留多 山崎洋子 講談社 署名入りで定価以下だったので購入。
孤独な女優 戸板康二 講談社
レクトロ物語 ライナー・チムニク 筑摩書房 未文庫化作品だったのでうれしい。
シムノンが終わらないので山田智彦「蜘蛛の館」を再読し始める。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:441冊、今年の購入冊数:3771冊、今年届いた目録96冊)

8月28日(月)
会社帰りに渋谷へ。古書展へ封筒を持っていこうと思ったんだ。けど、封筒を忘れる。丁度帰り道だから良いや。
推理小説をどう読むか 中田耕治編 三一書房 1500円もした。
チャチャヤング 眉村卓編 講談社 1000円もした。
ミステリー雑学読本 デリズ・ウィン編 集英社 ミステリ作家・評論家のエッセイのアンソロジー。面白そう。アメリカ探偵作家クラブ特別賞受賞の由。
狸はどこへ行った 有明夏夫 角川書店
不知火の化粧まわし 有明夏夫 角川書店
情事の人びと ベン・ヘクト 光文社 「悪魔の殿堂」の著者?カバーにはフィクション・スリラーとある。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:435冊、今年の購入冊数:3765冊、今年届いた目録96冊)

8月27日(日)
実家へ本の運搬。そこそこ運んだが、焼け石に水。いやんなっちゃうなあ。
家人が一緒だったので古書店は寄れず、帰ってから近所だけ顔を出す。
なつのしっぽ 椎名誠 講談社 椎名誠の児童小説。挿絵は沢野ひとし。100円の児童書が3冊100円だった。
グリーン・ノウの石 L・M・ボストン 評論社 グリーン・ノウ物語別巻。林望はこの人の家に下宿してたんだよね。
大さわぎネコカブリ小学校 三田村信行 PHP とうとうこのシリーズに手を出す。作者の人気シリーズ。
龍の琵琶 阿部喜和子 白泉社 幻想文学新人賞入選作家。
桜一夜闇千夜 霜島ケイ 角川書店
d豹頭の戦士 栗本薫 早川文庫JA 状態は良くないが初版なのでつい買う。いわゆる改訂前の元版。だれかいる?
8の殺人 我孫子武丸 講談社文庫
マウント・ドラゴン(上下) プレストン&チャイルド 扶桑社ミステリー
(今日の購入冊数:9冊、今月の購入冊数:429冊、今年の購入冊数:3759冊、今年届いた目録96冊)

8月26日(土)
休日出勤。結局一日つぶれる。家から中途半端に近かったため、帰りは炎天下の中1時間歩いて帰る。(歩くのは好きなんだ)
途中でビールを買って帰り、ガーっと飲んで寝る。したがって買書も読了も無し。
冒険の島 イーニッド・ブライトン 新学社文庫
ジュブナイルで解説によると、イギリスで3番目に多く外国で訳されているとのこと。知らんかったなあ。そんなに有名なのか。
ディケンズ等よりも多いらしい。(1番と2番はクリスティーとシェークスピアとのこと)
内容は、夏休みの少年少女の冒険を描くと言うもので、舞台は荒涼とした海岸に佇む旧家。家からかすんでみえる「憂鬱の島」。この島へいじわるな黒人の下僕の船を盗んで密かに探検に乗り出す少年達。その島には少年たちの想像もつかない秘密があったのである。そしてまた海岸で出会い、以後いつも親切にしてくれるビルと名乗る男は何物なのか?この事件に関係があるのか?子どもの好みそうな題材をよどみ無く処理して、流れるようなストーリーに仕上げていく手並みは鮮やか。大人が読んでも、そこそこ楽しめる作品ではある。
ただし気のせいかもしれないが、下僕の黒人の描き方に蔑視の匂いを感じてちょっとイヤな気分もした。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:420冊、今年の購入冊数:3750冊、今年届いた目録96冊)

8月25日(金)
yahooで買った本
血と薔薇は暗闇の歌 桂千穂 大陸文庫 買い戻し。
とても私的な犯罪 アイアンサイド ハヤカワミステリ文庫 これは入札失敗。別な本とまちがえてしまった。
それに、よしださんから譲っていただいた本を書くのを忘れてました。
ローズ・ガーデンの夏物語 井上祐美子 いちご文庫 デビュー1,2作はいちご文庫。実はもう1冊もMYSCONの朝いちでよしださんから買っているんだ。
雪は汚れていた シムノン 早川文庫NV ああ、丁度今読んでいるのに。なんというタイミング。
巨匠を笑え ブリーン ハヤカワミステリ文庫
凍った熱帯夜 ジェイムズ・W・ホール ハヤカワミステリ文庫
まずしい陽の下で 同
悪党パーカー/死者の遺産 リチャード・スターク ハヤカワミステリ文庫
赤穂飛脚 山田風太郎 旺文社文庫
火星のチェス人間 E・R・バローズ
火星の幻兵団 同
死角に消えた殺人者 天藤真 角川文庫 まだ揃わないのだろうか。でも創元推理文庫で短編集もやっぱり出るみたいなのでいまさらって感じもするなあ。
殺意の海辺 カー他 ハヤカワミステリ文庫
実はよしださんのHPが出来てまず譲ってくださいメールを送ったんだけど、(0時52分)それでも1番乗りではなかった。
よしださんへ。郵便局が空く月曜日には為替を用意して送ります。遅くなってもうしわけありません。
今日は有休をとって渋谷東急へ。目的はもちろん、森さんに交換本をお渡しすることである。
で、ついでといってはなんだが、古書展も覗こうというのだ。誤解しないでいただきたいが、決して古書展が一番の目的でないんである。
もっとも私をご存知のかたは先刻ご承知であろうが。
注文はなし。おまけに封筒持ってきたのに、出すのを忘れる。来週会社帰りに寄ろう。目的はもちろん、封筒を出すことである。
で、ついでといってはなんだが、古書展を覗こうというのだ。誤解しないでいただきたいが、決して古書展が・・(以下同文)
閑話休題。現場には9時30分ごろ到着。先頭集団にはいつもの面子が。自分は松本さんを目ざとくみつけて話しかける。
並ぶ気がないんである。やる気がないのだ。ちょっとくらい会場に早く入っても自分の動体視力ではどうせたいして変わらない。
10分前になってやっとエレベータにのりこみはじめたので、後ろにつく。途中に喜国さんもいた。フクさんもいる。
で、買ったのは下記のようなもの。それにしてもみんな目にもとまらぬ早さで本を抜いていく。セミプロのような人たちにはかなわないなあ。
わたしゃマイペースで本を拾っていく。
火星から来た男(上下) 中野実 東京文藝社 風俗小説だろうが、まあまあ面白そうなので買ってみる。1000円だし。
あとで彩古さんに聞いたらやはり、風俗小説。別にそうだろうと思っていたので全然かまわないが。
腰抜け連盟 レックス・スタウト ハヤカワミステリ文庫
世界ミステリ全集12 早川書房 デュレンマットの「嫉妬」が入っている巻。でも考えてみたら、古書店に注文済みのものであり、近日中にダブルだろうことを思いだす。
鉄仮面(上中下) ボアゴベ 講談社 フランス語原典からの完訳。昔はたまに見たようなきがしたが、最近欲しくなって探したらと全然無かった。今回は帯つきの美本が3冊で1500円で買えたのはかなりうれしかった。
踊る水平線 谷譲二 新潮社 戦前版一人三人全集。でもダブリのような気がする。
テキサス無宿 同
聖談とヌードの風景 戸川昌子 ベストセラーズ 
動物の宇宙誌 多田智満子 青土社 知らない間に出ていた著者のエッセイ集。
絶叫大冒険 横田順彌 講談社 エッセイ集。持っていなかったんである。
世界の海賊 黒沼健 山王書房 あれ?持っていなかったよなあ。
d?謀略の系図 サンケイノベルス これはダブリだな、多分。
悪の美学 サンケイノベルス
血の饗宴 サンケイノベルス
以上。
みんなでお茶をする。12人くらいいるぞ。何かはたから見ると異様かも。
その際森さんから交換本をいただく。ちょっとつりあわない気もして、何だか申し訳ないなあ。でも持っていなかったのでうれしいなあ。
「マドモアゼル短編集U」 新書館
松本さんからも交換本をいただく。私のはもう少しまってください。鈴木いずみ、レム、高千穂遥ですね。書いておけば忘れない。
眠れるスフィンクス カー ハヤカワミステリ文庫 うーん。状態の良い本だなあ。何故か神奈川県ではあまり見ないカーの文庫ではある。
ハイチムニー荘の醜聞 カー ハヤカワミステリ文庫 それにしてもあと何冊買えば良いんだろ。
あと、フォン・ブラウン他の書いた「火星探検」をお借りする。シムノンの後に早速読ませていただきます。
話をしていると時間がたつのが早い。仕事に行くというフクさんと松本さんが帰り、じきに解散。
私は森さんらと、神保町へ。羊頭書房に用事があったんだが、休み。ちぇっ。
古書会館を覗く。買うものないが、一応下記を買う。
地図の中の顔 三浦朱門 講談社 推理小説。
RBワンダーでは下記の本。
残された女 多岐川恭 桃源社 見返しに「乱れた関係」というのが載っているなあ。
そこから昼食かたがたビールを飲みながら歓談。2時間近くしゃべっていたような。私は聞き役。
家に着いたのは4時半くらいだったか。家人が今日は遅いので、思いきって少し遠出をしようかと、5時から外出。
1軒目のBOOK OFFは何も買わず。おれも成長したわい。
2軒目。
かいじゅうたちのいるところ センダック 冨山房 センダックの絵本はやはり良いな。
12のアップルパイ 筒井康隆編 立風書房 初版ではないし文庫はもっているけど、元版ほしさで買ってしまう。
羊の宇宙 夢枕獏 講談社 白梅軒で話題に出たら、本当にBOOK OFFで見付けてしまった。新刊で買おうかとも思ってたが。
ベンケーさんのおかしな発明 大海赫 小峰書店 早見さんが名前をあげておられて読んでみたかった。名前は以前より知っていたが初購入する。
ゴールデン・ピープル ポール・ギャリコ 王国社 ノンフィクションなので買ってなかったが、100円なので。
d夜の森 D・バーンズ 国書刊行会 持っているのが新装版で旧装丁が欲しかった。100円だし。
ミスター・グッドバーを探して ジュディス・ロスナー 早川書房 小泉喜美子訳だから。
dラスト・ショウ クライブ・バーカー 集英社文庫
犯罪は詩人の楽しみ クイーン編 創元推理文庫 柳瀬尚紀訳というのが少し意外。
名なしの森 中井英夫 河出書房新社 創元推理文庫の全集最初の3冊くらいしか買ってないんだよなあ。
三一の作品集は新刊で定期購読したんだけど。
3軒目のBOOK OFF
ハード・トレード アーサー・ライアンズ 河出書房新社 6冊あったのでこのハードボイルド・ロマンを突然集めることにする。
死の盗聴 エド・レイシイ 河出書房新社 チャンドラーは前に買ったのであと、1マルタの鷹、3罪ある傍観者、6涙が乾くときの3冊
デス・トリップ マイケル・ブレッド 河出書房新社 
殺しのデュエット エリオット・ウェスト 河出書房新社
灰色の栄光 ジョン・エヴァンス 河出書房新社
ハリウッドに別れを アンドリュー・バーグマン 河出書房新社
人形佐七捕物帳 地の巻 横溝正史 廣済堂出版
人形佐七捕物帳 天の巻 横溝正史 廣済堂出版 何となく買ってしまった。2冊で揃いかな?
気まぐれな死体 土屋隆夫 立風書房 短編集なので買ってしまう。
悲しみの時計少女 谷山浩子 サンリオ
dジャグラー 山田正紀 徳間書店 キバヤシさんの探求書だったよね。たしか。
dドラゴンをさがせ カニグズバーグ 岩波少年文庫 うへえ。ダブっちまった。買ったように思って迷ったんだよな。
オタバリの少年探偵たち C・D・ルイス 岩波少年文庫 やっと発見。うれしいぞ。
迷路 フィリップ・マクドナルド ポケミス 何故か新書版200円均一。このビニールカバーは要注意だぞ。カバー捨てようかな。
殺人者はへまをする F・W・クロフツ 創元推理文庫 この辺は整理しないとダブリそう。
d世界SF大賞傑作選6 アシモフ編 講談社文庫
d世界SF大賞傑作選8 アシモフ編 講談社文庫
d悪霊なんかこわくない 小野不由美 講談社X文庫 黒白さんから譲っていただいた本だが、BOOK OFFで発見。よもやこの本をダブらせることになろうとは。小野不由美は昔から買っているが、これは自力では初見。「メフィストとワルツ」だったら心底知れしかったんだけど。でも希望が出てきたかもしれない。いつかは見つかるかも。だれかこれと交換してくれないかなぁ。(あれが一番無いんだから無理無理)
4軒目はブックスいとう。ここは久しぶり。
怪談の世界 山田野理夫 時事通信社 あれ、もってたっけか?
スピード・クイーンの告白 スチュアート・オナン ソニーマガジンス
砂のこども ターハル・ベン=ジェルーン 紀伊国屋書店 分量の割に高いので買うのを躊躇していた本。嬉しいなあ。幻想文学。
サヴェッジ・ナイト ジム・トンプスン 翔泳社 
最大の殺人 佐野洋編 集英社文庫
火星の秘密兵器 バローズ 創元推理文庫
自殺潜水艦突撃せよ 矢野徹 角川文庫 何か持っていないような気がして。SFではない。
小説ラストボロフ事件 三好徹 講談社文庫
海賊の世界ペルシダー バローズ 創元推理文庫
狂信の推理 黒木曜之助 春陽文庫
青の時代のスタンド・イン 葛西伸哉 ノアール出版 書店注文しようと思っていたら見付ける。
dミーカはミーカトラブル・メーカー 大原まり子 帯つきなので買ったが、考えてみたら自分は新刊で買っているんだし、帯つきだろうな。
水木しげるの妖怪図鑑(上下) 講談社X文庫 上下のどっちかを持っていたが、迷った末両方購入。古書価のつく文庫だし。
5軒目ブックスいとう。ここも久しぶり。途中のぶっくすいとうを都合3軒時間がなくてスルー。1軒あたりにかける時間が長いんだよね。
血の埋葬 麓昌平 弘済出版社 黒白さんがあげていたから。ただそれだけ。ばかみたい。
d恐竜ランドの挑戦 加納一郎 ソノラマ文庫 あああああ。持っていないと思ったのに。持っていないのはマッド・ボンバ−を追え、異次元のマンモス、恐怖の大頭脳、イチコロ島SOSだ。覚えなきゃ。最後は前にスルーしてるけど,勘違いで買っていなかった。でもあんまり面白くなさそうなんだから集めなきゃいいのに。(とりあえず1冊読んだ限りではもうひとつ)
殺人鬼登場 ヘンリイ・スレッサー ポケミス 好きな作家だが、持っていなかった。
モーツァルトの暗殺(上下) デーヴィッド・ワイス 立風書房 たまに見る本だが、帯つきで買いたくなった。半額だけどね。
幽霊になった男 源氏鶏太 講談社 やったぁ。源氏鶏太怪談集の1冊目(多分)。あとこの本のロマンブックス版と「振り向いた女」だ。
6軒目 最後がBOOK OFF。
羨望 オレーシャ 集英社文庫 幻想文学。文学全集収録版で読了済みだが、文庫は初見。出ているのは知ってたが、今まで全く見たことが無かった。そうか本当に出てたんだ。再読しようかな。
dシャドウ・アイズ キャスリン・プセタク 創元ノヴェルス 
憤怒の殺人(上下) サンダース 徳間文庫 徳間文庫のミステリではサンダースとプロンジーニは気になっている。これを機会に集めようかな。
家に帰着は1時前になってしまった。いやあ長い一日でした。明日は休日出勤なんだよな。400冊越えてしまった。
目録が1冊。
(今日の購入冊数:86冊、今月の購入冊数:420冊、今年の購入冊数:3750冊、今年届いた目録96冊)

8月24日(木)
出先で仕事ではまってコンビニのおにぎりとサンドイッチで昼を食べたのが夜の9時。たまにあるけど、最近では久々だなあ、こんなの。
帰りも12時すぎ。シムノン「雪は汚れていた」がなかなか読み進まない。風々子さんより高木彬光の「フランケシュタイン」を譲っていただくことになりました。うれしいかぎり。
さて明日は東急渋谷の古書展参戦である。古書展より知り合いに会って話をするのが楽しいんだ。森さんとの本の交換もあるし。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:334冊、今年の購入冊数:3664冊、今年届いた目録95冊)

8月23日(水)
帰りが9時すぎだったが、買い物のついでにBOOK OFF。肝心の買い物は店が閉まっていてできず。
カサブランカ革命 イーストプレス 図子慧、大原まり子、森奈津子等ねらいのの百合小説アンソロジー。買うのが恥ずかしかった。
チューリップ革命 イーストプレス 大原まり子、森奈津子ねらいのアンソロジー。これも恥ずかしかった。
銀河電燈譜 長野まゆみ 河出書房新社 何となく初期の作品は持っているんだよな。
「冒険の島」読了。感想は後日と言うことで。東急は結局何も注文せず。
(今日の購入冊数:3冊、今月の購入冊数:334冊、今年の購入冊数:3664冊、今年届いた目録95冊)

8月22日(火)
川崎で仕事。終了が遅かったので、BOOK OFFはMORES店は3分しかいられなかった。もう1軒はゆっくり見たが、何も買わず。
MORES店はゆっくり見れば買うものありそうだったんだけど。
ブライトンはもう少しで読了しそうなんだが、とりあえず現時点では読了してないので、感想もなし。
そうすっと、何も書くことが無いんだよなあ。
西武とダイエーの直接対決は西武が先勝。明日は松坂なので連勝して首位がためだな。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:331冊、今年の購入冊数:3661冊、今年届いた目録95冊)

8月21日(月)
帰りも遅くさっぱり読書がすすまず。それでも寄るのがBOOK OFF。
トリック・ゲーム 山村正夫 日本文藝社 何かもっているような気が。
アリバイをくずせ 加納一郎 永岡書店 推理クイズ。山村氏も加納氏もいろんな仕事してるねえ。
何となくyahooに入札しまくる。よしださんの出品にも入札。(笑)
「殺さずにはいられない」は2300円までがんばったが、撃沈。冷静になったらメチャ高だね。まあ、かえってよかったかも。
ということで、読了本も無いし、これにて本日は終了。
東急の目録まだ全部見てないよ。
(今日の購入冊数:2冊、今月の購入冊数:331冊、今年の購入冊数:3661冊、今年届いた目録95冊)

8月20日(日)
家で本を片付けはじめるが、埒があかない。本が多すぎ。家人も怒りを通り越してあきれてる。いやんなるなあ。
でも古書店へちょこっとだけ行く。近所のBOOK OFFだ。
d袋小路の休日 小林信彦 中公文庫
ギリシア神話 串田孫一 旺文社文庫
僕がアインシュタインになる日 光瀬龍+佐藤文隆 朝日出版社
シークが来た 椎名誠 徳間書店 文庫は読んだ気がするけど、二冊100円だったのでこれを選択。
女性諸君 モラヴィア 早川書房 短編集。
進化したサルたち 星新一 早川書房 単行本版はたしか新しか持っていなかったので嬉しい。
それにしても今年のセリーグはつまらないなあ。まあライオンズが優勝する可能性があるのでどうでもいいんだけどさ。
wowwowでサザンの茅ヶ崎コンサート生中継やってたのを見るの忘れた。茅ヶ崎は第二の故郷なので。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:329冊、今年の購入冊数:3659冊、今年届いた目録95冊)
なんとなく探求書リスト暫定版を思いつくままに作ったので下記にあげてみます。探せば買えそうな本はいれてないし、思いつきだから本当はもっとあるんだけど。本当は持っていない本全てが探求書だったりして。(笑)
でも下記にあげているのは、ちょっと欲しいんじゃなくて、とっても欲しい本ですけどね。ちょっと欲しい本はもっとあるし、
もっと古い本で欲しい本はあるんだけど、だからってあげてもどうにもならないからな。三橋一夫も欲しいんだけどねえ。高いからなあ。
「痛み 妬み かたみ」小泉喜美子 双葉社
「殺さずにいられない」同 青樹社ノベルス yahooオークションでがんばったけど、負けてしまった。
「紀淡海峡の謎」高橋泰邦 荒地出版社
「三匹の野良犬」河野典生 芸文社(新書版) あとタイトル忘れましたが、芸文社の河野典生もう1冊。
「オオカミが来た」三田村信行 理論社
「略奪衛星」 ホワイト 立風書房 これで完集なんだよな。
「地図にない町で」 カヴェーリン 理論社
「妖精の湖」プログレス出版局(ソビエトSFのアンソロジー)
「宇宙の黒い鶴」プログレス出版局(ソビエトSFのアンソロジー) この二冊で完集。
「日蝕の鷹、月蝕の蛇」倉阪鬼一朗 歌集 幻想文学出版局
「故郷は地球」佐々木守 三一書房 シナリオ集
「おとうさんがいっぱい」三田村信行 理論社 フォア文庫の元版
「気球旅行の五週間」 ヴェルヌ パシフィカ
「洋上都市」ヴェルヌ パシフィカ
「氷のスフィンクス(下)」ヴェルヌ パシフィカ
「ハテラス船長の冒険(上)」ヴェルヌ パシフィカ
「祝婚歌」皆川博子 立風書房
「彼方の微笑」皆川博子 集英社
「海の十字架」 皆川博子 偕成社
「消えたおじさん」 仁木悦子 講談社青い鳥文庫
「水曜日のクルト」 大井三重子 偕成社文庫
「さらば斗いの日々、そして」 長坂秀佳 朝日ソノラマ シナリオ集
「百魔」(上)杉山茂丸 講談社学術文庫
「五人対賭博場」ジャック・フィニイ ハヤカワミステリ文庫
「魔女が笑う夜」カー ハヤカワミステリ文庫
「初夏の雪」 樹下太郎 双葉社 黒白さんに教えてもらう。
「プロムナード・タイム」 樹下太郎 東方社
「血の匂い」 多岐川恭 桃源社 黒白さんに教えてもらう。
「死神になった男」 源氏鶏太 講談社 ロマンブックス版もほしいなあ。
「振り向いた女」 源氏鶏太 講談社
「メフィストとワルツ」 小野不由美 講談社X文庫
「妖怪の人間狩り」 藤原審爾 ベストセラーズ
「トマニ式生き方」 ネストリンガー エイプリル出版 絵本
古書価が高いか、見ない本がほとんどだなあ。どっかに転がってないかしら。

8月19日(土)
夜から家人と家人の友人と多摩川花火大会へ。
これは川崎市と世田谷区が二子玉川の二子橋をはさんで同時に行うもので、ちょっとマイナーではあるものの結構豪華な大会である。
が、去年は行けなかったのでわからないのだが、今年は何だかしょぼい。7時45分に早々終了。食べ物買いこんで川辺で広げていたので
半分も食べてない。うーん。こんなところのも不況が現れているのか?
その後家人の家へ向かう途中で古本屋を見付けて覗くが何もなし。ということで購入は0。
密室の木霊 筑波耕一郎 エイコーノベルス
幻影城デビュー作家の長編。とにかくトリックがあんまりだ。幼稚なんである。推理小説を読んでいる中学生くらいならとけそうである。
それを登場人物たちが頭をひねっているのは、パロディならともかく、真面目な小説ではいささか味気ない。いちおうアリバイ崩し、密室殺人と舞台はそろえてるんだけどね。これではあまり人にはお奨めできぬ。ただし、始めからしっかりシノプシスをたてているんだろう、パズルの一片が一つ一つ埋められて1つの絵ができあがっていくような構成は確かでよどみがない。また文章も読みやすい。この二点は美点としてあげられる。初読だがこういう作家だったのか。まあ、もう少し読んでみようと思う。
阿蘇惨劇道路 西東登 サンケイノベルス 
保険金殺人を扱った推理小説。とはいっても前出の作品はトリックを前面に押し出してるのでなまじ本格推理っぽくなっているのでつらいが、こっちは謎解きはあまり重要なポイントではない。というか、謎なんてあってないようなもんだ。犯人もこいつ以外ありえないって感じだし。
まあ後書きに保険金殺人と交通事故を描きたかったとあるように、謎解きは作者の眼中にないんだろ。でも読後感は交通事故は添え物という感じであった。まあクライムノベルといったほうがあたっているのかもしれない。
目録1通等到着。
「冒険の島」イーニッド・ブライトンと「雪は汚れていた」シムノンを読み始める。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:323冊、今年の購入冊数:3653冊、今年届いた目録95冊)

8月18日(金)
新潟出張。日帰りだからもとより古書店なぞ、寄っている暇はない。
だから近所のBOOK OFFだけ一応覗いてみる。
火星の透明人間 バローズ 創元推理文庫 もうバローズ、何を持っていないのか、全然わからなくなっている。整理しなきゃ。
月のプリンセス バローズ 創元推理文庫 さて読もうかな。
月からの侵略 バローズ 創元推理文庫
「密室の木霊」筑波耕一朗 エイコーノベルス 読了。西東登はまだおわらず。筑波は明日感想を。
(今日の購入冊数:3冊、今月の購入冊数:323冊、今年の購入冊数:3653冊、今年届いた目録94冊)

8月17日(木)
「絵本・物語るよろこび」 松居直 福武文庫
福音館書店の会長が書く、絵本に関する軽めの評論と、絵本作家の評論を集めた本。
著者は「コドモノトモ」を創刊し、金沢の小さい本屋を現在の児童書における地位まで築きあげた人物。
絵本に長くかかわってきた人物だけに絵本に関する評論は非常に説得力に富み、自分にはまさに「目からウロコ」の本であった。
今までの自分の絵本の読み方は間違っていたのだろう、と素直に感じることができる。
誤解を承知で以下に論旨を書く。
「大人はことばを読むが、子どもは絵を読む。本来絵本はことばの読めない幼い子どもを対象とした本であり、絵を読む本である。」確かに今まで自分が絵本を読む場合、テキストを中心にすえて読んでいた。挿絵は添え物で、テキストの補助という感覚しかなかった。どうしてもおとなの小説の挿絵はそういうところがあると思う。その基準を絵本にまであてはめてしまっていたのだ。絵を読まなければ絵本を読んだことには決してならない。極端な話、ことばを無視しても絵を読むべきであるとさえいえるのかもしれない。もちろん、多くの絵本は文と絵が別の作者であり、その個性のぶつかり、コラボレーションが1つの絵本の世界を作り上げている。それはわかっている。それで多くの傑作が生まれているのだから。でもやはりテキストを越えて絵が語り掛けるような絵本こそ、本来の絵本の姿といえるのだろうと、感じた。どこまでそれが実現できるか、それが絵本作家の腕のみせどころ、ということになる。
とにかく本書を読むと無性に絵本を読みたくなる。古本屋でもついぱらぱら絵本をめくってしまう。しかしまだまだ絵は自分に語りかけてはこないようである。感覚を磨かねばならぬ。いや子どもの視点で見るのだ。それが絵本を読むこつである。まだまだだ。
なお本書の半分は著者のお気に入りの絵本作家の絵本の評論でしめられている。とりあげられている作家は茂田井武、堀内誠一、和田誠、佐々木マキ他。こちらも熱の入った紹介で好感が持てるが、残念なのは紹介された絵本の一部が挿絵で入っていても、白黒で小さいことだ。それにもっと他の挿絵も見てみたいと感じてしまう。これは絵本という性格上、本書の文庫であるという性質上、やむを得ぬことではあるが。巻末に絵本リストがある。
本書を読んで一番読みたくなったのは「あな」文・谷川俊太郎 絵・和田誠という絵本である。まだ現役のようなのでぜひ購入したい。
久々に刺激的な面白い本を読んだように思う。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:320冊、今年の購入冊数:3650冊、今年届いた目録94冊)

8月16日(水)
アポ途中の空き時間を利用してBOOK OFF等
九連宝燈殺人事件 藤村正太 立風書房 帯つきの初版美本。
d世界ショートショート傑作選2 各務三郎編 講談社文庫
星踊る綺羅の鳴く川 赤江瀑 講談社 結局古本で購入。
歯とスパイ ジョルジュ・プレスブルゲル 河出書房新社 実験小説かな。
不運な死体 多岐川恭 光風社出版 短編選集の4。やっと二冊目。あと二冊。でも見ないなあ。
都市に降る雪 波多野鷹 早川文庫 今まであえて買っていなかった著者だが、kashibaさんの日記で面白そうなので買ってみる。
疑惑の銃弾 ロス殺人事件 福田洋 文華新書 まんまのタイトル。なんだかなさけないなあ。何となく購入。
うわばみ行脚 福田蘭童 近代社 今までBOOK OFFで見た中で一番古い本かも。昭和30年刊。状態もそれほど良くなく、何故処分されなかったのか不明。内容は艶笑譚集かな?
鏡の中の悪魔 ヘンステル 講談社文庫 読了後処分した可能性があるので一応買いなおし確保。ホラー。
ダイアモンド・ロック マーク・ショア ハヤカワミステリ文庫
重役候補 山田智彦 文春文庫 きばやしさんご推薦だったので。
手塚治虫ランド 大和書房 ショートショート等も含んだ本。ちょっとうれしいかも。
よしださんから本が届いているけど、また明日ということで。
「絵本・物語るよろこび」福武文庫 読了。こちらも感想は明日にでも。
「密室の木霊」筑波耕一朗を読み始める。
(今日の購入冊数:12冊、今月の購入冊数:320冊、今年の購入冊数:3650冊、今年届いた目録94冊)

8月15日(火)
家人の帰りが遅いので、BOOK OFFをちょっと覗く。
1軒目
dd蝉の女王 ブルース・スターリング 早川文庫SF
白いおうむの森 安房直子 ちくま文庫
遠い野いばらの村 安房直子 ちくま文庫 持っているかも。
さまよえる湖 ヘディン 角川文庫
きまぐれフレンドシップ PART1 星新一 集英社文庫
やさしい宇宙開発入門 野田昌宏 PHP 大元帥にこんな本があるとは知らなんだ。
イプシロンの翅 東逸子 白泉社 絵本
2件目
おしいれの冒険 古田足日 童心社 小学校のころはやった。
二十一の気球 デュボア 講談社青い鳥文庫 おもしろそうだったので。ニューベリー賞受賞作。
紅蓮亭の狂女 陳瞬臣 角川文庫 このタイトルでは再刊できない。
d金色の魔術師 横溝正史 角川文庫
d大迷宮 横溝正史 角川文庫
虚名の鎖 水上勉 廣済堂ブルーブックス
ベイ・シティ・ブルース チャンドラー 河出書房新社 小泉喜美子訳。文庫は持っていると思うが。このシリーズ集めようかな。
香草の船 赤江爆 中央公論社 文庫になってたっけか。なってなければダブリ。
d街の果て 出口裕弘 深夜叢書社 幻想小説集。ずーっと売れ残ってたからみかねて購入。どうしよう。
dd原生森の花の司 赤江爆 文藝春秋 文庫にはなっていないと思うが。
ddオルフェの水鏡 赤江爆 文藝春秋 これも未文庫化。
d鼠 ジェームズ・ハーバート サンケイ出版 面白いのになんで再刊されないかな。珍しく初版。パラフィンがけの蔵印あり。
d勇士カリガリッチ博士 三橋一夫 国書刊行会 店員に帯をやぶられそうになったので見かねて救出。どうしよう。
3軒目
ストッカーコンテナにのっていた100円の漫画を買う。冊数には入れない。
童夢 大友克洋 双葉社 読み返したくなった。
リボンの騎士@ 手塚治虫漫画全集 講談社 @だけ買ってどうするの?
d?新撰組 手塚治虫漫画全集 講談社 これは持ってたかな?読んだら処分だ。
d?夜明け城 手塚治虫漫画全集 講談社 これも持ってたかな?読んだら処分だ。そういって前買ったのも全然読んでないぞ。
メトロポリス 手塚治虫漫画全集 講談社 持っていると思うんだけどなあ。
ノーマン@A 手塚治虫 サンコミックス 見てみたら全3巻かあ。しまったなあ。
以下は小説なので冊数にいれる。
トーマス・ケンプの幽霊 ペネロピ・ライヴァリィ 評論社 ポルターガイストの話らしい。
桃源郷遥かなり 陳瞬臣 ケイブンシャ文庫 ケイブンシャ文庫には珍しく後書きあり。
影は崩れた 陳瞬臣 徳間文庫
たまに早く帰ってきても本屋にいってしまうから読書時間がないんだ。
この購入ペースはやばい。最近実家へ運搬してないので部屋がパンクしそうだ。家人の怒りも頂点に達しそうだな。困った。
明日は直帰で早く帰宅の予定だが、おとなしく読書をしようと思う。ということで本日は読了なし。
(今日の購入冊数:23冊、今月の購入冊数:308冊、今年の購入冊数:3638冊、今年届いた目録94冊)

8月14日(月)
ダレカガナカニイル・・  井上夢人
主人公は警備会社に勤める青年。退屈をまぎらわせるために行った盗聴が会社にばれて左遷される。左遷先は信仰宗教の警護。
初日に信徒の少女と話していると、何かにつきとばされる感じがして倒れる。悔悟してもらってるうちに警護している施設から火事が発生。
中には教祖の老女がいるらしい。賢明に救助を行うが、結局会社に責任を取らされる形でクビになる。
だが、家に帰った主人公を待っていたのは頭の中から聞こえてくる声だった。声の正体は?精神異常か?
そして施設の火事に不信な点があり、殺人の疑いが出てくる。一体だれが?
というような始まりで展開していく。はっきり言って「Who done it?」の味付けはあるけど、これはミステリーといえるのだろうか。
私自身はとても面白く読んだが、推理小説を期待した人は面くらいそうである。それほど、超常現象が普通に語られ、しかもそれが根幹を
なしている。いってみればホラーかSFをミステリの味付けをしたという感じ。
声を否定しながら受け入れていく主人公とその解明を試みる精神科医は超常現象を科学で解明しようとする、「地獄の家」にも似た
手法だし、ラストは完全にSFの手法である。
最後はとくにやられた、と言う感じで読後は満足感でいっぱい。SF、ホラーの好きな人はすんなり楽しめると思うが、
ミステリの人の感想はどうなのだろう。興味はある。他の作品も楽しみである。
(岡嶋二人の作品は読んだことがないのであるが、読みたいと思わせる。こちらは正当なミステリであるのはわかっているが)
読み始めたのは松居直「絵本・物語る喜び」、西東登「阿蘇惨劇道路」。

(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:285冊、今年の購入冊数:3615冊、今年届いた目録94冊)


8月13日(日)
家人が夕方から外出したので、遠目のBOOK OFFを訪問。
大和福田店。ああ、文庫全品100円だあ。
恐怖のペルシダー バローズ 早川文庫SF
ストリップ・ティーズ シムノン 集英社文庫 弐万円で作品集買ったら急に見るようになったぞ。
ステージの悪魔 ジョゼフィン・ケインズ 創元推理文庫イエローブックス
SOSタイタニック ウィノカー編 旺文社文庫
ベラム館の亡霊 A・クラヴァン 角川文庫
中国迷路殺人事件 ファン・フーリック ちくま文庫 ちくまに入ってたとは最近まで知らなかった。やっと発見。うれしいのお。
d親切がいっぱい 神林長平 光文社文庫 kashibaさんの真似をして揃えてyahooに出品しようと悪巧みを考える。
d天国にそっくりな星 神林長平 光文社文庫 これ持っているよなあ。ちょっと心配。
進化したサルたち3 星新一 早川文庫JA
情報小説傑作選 三好徹編 集英社文庫
名探偵登場 ウォルター・サタスウェイト 創元推理文庫
連続誘拐殺人事件 井口泰子 ケイブンシャ文庫 単行本売ってるところも知ってたけど、文庫を発見したからいいや。
孤狼のバラード 藤原真爾 文華新書 何だか古めの新書がぽろぽろ。
謎のタイムトンネル アラン&サリイ・ランズバーグ KKベストセラーズ 福島正実訳
南十字星を埋めろ 陳瞬臣 ホリデー新書 文庫と内容一緒かなあ。
戦慄の包囲作戦 刑事コジャック ヴィクター・B・ミラー 早川書房 BOOK OFFでは初見。
京城・昭和六十二年(上下) 卜鉅一 成甲書房 SFで、上下どっちか持ってたけど、わかんないので両方買う。
「風と共に去りぬ」殺人事件 ジャックマール・セネカル 集英社 
大博物学時代 荒俣宏 工作舎
黒の疑惑 佐賀潜 東京文藝社 持ってたかも
幽霊紳士 柴田錬三郎 光風社書店 絶対持っているな。
死者達の祭り 生島治郎 東京文藝社 短編集
暁のデッドライン 中田耕治 桃源社 作品集に入っているからな。見返しに「殺し屋が街にやってくる」という作品がのってる。知らないなあ。
大和店
28のショック 生島治郎 出版芸術社 多分持っていない。
夜だけの恋 藤原真爾 双葉社 新宿警察の長編
びんの中の子鬼 スティーブンスン 旺文社 ジュブナイル訳
ニッポン絶対絶命 辻真先 ソノラマ文庫 これは初見だなあ。
d蒼い口づけ 神林長平 光文社文庫 悪巧み。
影の座標 海渡英祐 講談社文庫 黒背なのでかってしまう。
黄金の鼻 ヴォルフガング・エッケ 旺文社 副題:エッケ探偵教室 各務三郎訳
d蜘蛛の館 山田智彦 角川文庫 しょーじさんに回そう。
犬の生活 山田智彦 角川文庫 
怨霊症候群 藤田宣水 中公Cノベルス 今日一番の収穫。結構本気で1ヶ月くらい探してた。
厚木大通り店
dO探偵事務所の恐喝 シムノン 読売新聞社 がーん。ダブリ。
d天空を求める者 草上仁 早川書房 帯つきで綺麗だったので思わず買う。
セレファイス 伏見健二 メディアワークス 
丸裸の男 シムノン 読売新聞社 これで揃いかと思ったら1だけ買っていないことが判明。最悪。
ドラゴンファームはいつもにぎやか 久美沙織 プランニングハウス
d闇の謝肉祭 友成純一 大陸ノベルス
金田一耕介の事件簿(1) 横溝正史 ビッグバードノベルス 珍しかったので購入。何とかしなきゃこんな購入動機。
海老名店
バルタザールの遍歴 佐藤亜紀 新潮文庫 単行本は持っているが解説が矢川澄子だったので。
リナの肖像 アイルズ 三笠書房 珍しい本かと思ったけど、そうでもないみたい。「犯行以前」の別題。
厚木妻田店
天国のkiss 角川書店 図子慧の短編がのっているから。
まよなかのパーティー フィリパ・ピアス 冨山房 帯つきだったので。買っていないよなあ。
失われた眠り 南部樹未子 光文社
妖精作戦(全4冊) 笹本祐一 ソノラマ文庫 あえて買っていなかった著者だけど。
氷河民族 山田正紀 早川文庫JA この版では持っていなかった。
狩人月 図子慧 集英社スーパーファンタジー文庫
真夜中の男 結城昌治 講談社文庫
dルナティカン 神林長平 光文社文庫 悪巧み。
札幌ミステリー傑作選 河出文庫
沖縄ミステリー傑作選 河出文庫 早くリストつくんなきゃなあ。
座間店。
鉄コミュニケーションA 秋山瑞人 電撃文庫 やっと発見。
d殺人はちょっと面倒 小泉喜美子 中公Cノベルス 手持ちが状態が悪かったのでうれしいかも。
ゼルダの伝説 樋口明雄 双葉社
黒ナイル 畑山博 中央公論社 幻想系。なんか持っている気がしてきた。
以上。他のBOOK OFFも寄れたが、時間が遅くなったので帰宅。
読書は「ダレカガナカニイル」読了。
(今日の購入冊数:60冊、今月の購入冊数:285冊、今年の購入冊数:3615冊、今年届いた目録94冊)

8月12日(土)
午前中郵便局へ行くついでに近所のBOOK OFF。さすがに何もない。けど買う。
d異聞沖田総司 中田耕治 大陸文庫
白妖村伝説 高山洋治 集英社文庫 幻影城出身作家なんだ。何だか意外だなあ。これは幻影城発表の短編を長編化したものとのこと。
裏切りの街角 生島治郎 旺文社文庫
オリエント・エキスプレス物語 ジャン・デ・カール 中公文庫
ザ・ライト・スタッフ トム・ウルフ 中公文庫
きょうも舗道にすれちがう 佐々木譲 中央公論社
ノストラダムス本の世界 山本弘 洋泉社
最後通牒 ロビン・ムーア/エドワード・マグギー 立風書房 第三次世界大戦前夜を描く未来小説とのことだが、つまんなそうだな。
幽霊を科学する 瀬川昌男 偕成社
午後から家人の実家へ墓参り。
夕食後、家人を実家へ置いて近所のBOOK OFFへ。(ちなみに神奈川県茅ヶ崎市)
ああ、文庫全品100円だとお。
dカリブの悪魔 フランク・デ・フェリータ 角川書店 「ゴルゴダの呪いの教会」の著者のホラー
海と少女 ピーター・ベンチリー 晶文社 ジュブナイル冒険小説
リサイクルビン 米田淳一 講談社 
dかかし ロバート・ウェストール 福武書店 また買っちまった。ジュブナイルホラーの傑作。
dロンドン大洪水 リチャード・ドイル サンリオ ドイルの甥孫のパニックSF。定価くらいで買ったのになあ。
ddいさましいちびのトースター T・M・ディッシュ 早川書房 やよいさんに早く渡さなきゃ。
カリブの鎮魂歌 ブリジット・オベール ハヤカワミステリ文庫
シビュラの目 P・K・ディック 早川文庫SF
クトゥルー10 青心社文庫 10は持っていなかったはずだ。9はきわどいなあ。
邪神帝国 朝松健 早川文庫JA ご贔屓作家なんだから新刊で買えよ。
猫のミステリー傑作選 河出文庫
冬の紳士 大佛次郎 講談社大衆文学館
ドッペルゲンガー奇譚集 角川ホラー文庫 こんどハルキホラー文庫が出るらしいし、チェックが大変だ。
神州纐纈城 国枝史郎 講談社大衆文学館 未知谷があるんだから買わなくてもいいようなものだが。
d?求婚者の夜 殿谷みな子 早川文庫JA 再読したくなった。
dトマス・モアの大冒険 R・A・ラファティ
プルトニウムと半月 沙藤一樹 角川ホラー文庫
エースのダイヤモンド マーク・ショア ハヤカワミステリ文庫 牧慎司さんがおもしろいといっていたように思う。
闇へ降りゆく D・クーンツ 扶桑社ミステリー文庫 1は新刊で買ったのになあ。
海の牙 水上勉 双葉文庫
d文豪ミステリー傑作選2 河出文庫
喘ぐ血 祥伝社文庫
闇の金魚 陳瞬臣 徳間文庫
d恋のサイケデリック 鈴木いずみ 早川文庫JA
銘のない墓標 陳瞬臣 中公文庫 何を買っているのかわからない状態になってきた。
燃える氷柱 陳瞬臣 徳間文庫  実は陳瞬臣全集も持っていたりするが、ミステリーはごく一部しか収録されていない。どこが全集やねん。
ゴールド1/密室 ハーバート・レズニコウ 創元推理文庫
dゲスリン最後の事件 フィリップ・マクドナルド 創元推理文庫
死角に消えた殺人者 天藤真 角川文庫 そろそろ整理しなきゃ。
近代奇人伝 駒田信二 旺文社文庫
本当はもっと行きたかったが、これ以上ほっておけないのでまた家人の実家へ戻る。
途中で1件だけ。基本的に何もないが、三一の「夢の棲む街/遠近法」を100円で買ったことがあるんだ。
トイレを借りて、悪いので下記を買う。安かったからだけど、何とも邪魔なので、一刻も早く処分せねば。
dデニス・ホイートリ黒魔術小説傑作選(全5巻7冊) 国書刊行会 背やけがきついけど。
小田急からの届け物。
私のアメリカン・ブルース 中田耕治 南窓社 文学論集。署名に引かれて買ってしまった。
見えない生物ヴァイトン ラッセル 講談社 HSFSあるんだからいらないようなもんだが。
d椿説泰西浪漫派文学講義 由良君美 青土社 手持ちがカバ欠だったから買ったものの、本当は増補版が欲しいのだ。
喰人鬼の噴水 立原えりか 思潮社 思潮社の作品集はこの7巻だけ欠だった。これで処分しやすい。青土社の作品集も1冊欠なんだよな。
d死体の喜劇 多岐川恭 新潮社 石井さんに見つけてもらったものの、やはりダブリだった。
赤色館の秘密 ミルン 新潮社探偵小説文庫 何となく買ったが、意味なし。
滅び行く銀河帝国 アシモフ 集英社 野田大元帥訳だけど。
世界のSF ソ連東欧編 早川書房 SF全集の1冊。函欠だったので。
ペピト王さまの冒険 ケイト・グリーナウェイ 新書館 これがまあまあの収穫かな。これは初見。
(今日の購入冊数:55冊、今月の購入冊数:225冊、今年の購入冊数:3555冊、今年届いた目録94冊)

8月11日(金)
昨日の日記の収穫で「推理文壇戦後史」と書いていて「(4)」が抜けていたことに気付く。
正確には昨日の収穫は「推理文壇戦後史(4)」でした。ただの推理文壇戦後史じゃ全然収穫にはならないもの。
でもこの4冊の入手は最初正編を1500円で購入し、ちょっと後、リサイクル系古書店で1冊200円くらいで3冊そろっているのを発見。
その後4が出ていることを知り、探すがみつからない。また単行本を処分しようと思って一応文庫版と見比べると図版が単行本の方が
多いようである。あやや、これじゃ処分できない、とやはりできれば単行本で欲しいなあ、と思う。
実は文庫購入後1000円で続編は見ているのだが、当時は文庫でいいやとの気持ちが強く、見送ったことがくやまれる。
その後高い値段以外でこの本を見なくなり数年が過ぎ去りました。そしてやっと、未文庫化のききめともいえる(4)を入手したのでした。
(まあ、未文庫化とは行ってもその文庫自体ほとんど見ることがありませんけど。そんなに古くないのにね)
何にせよ、ホッとしました。またひとつ憑き物が落ちたかな。
熱死戦線ビットウォーズ 葛西伸哉 富士見ファンタジア文庫
早見さんが(正確には早見さんのご友人)お勧めしていた著者のデビュー作。(正確にはこの前にアンソロジーに短編発表済)
引っ込み思案な主人公が、従姉妹の先生と学校を帰っていると、いつもは子どもでにぎわう公園がひっそりと静まり返っている。
そこに一人の少女が。少女は敵意を示すが、そこへ突然男が現れる。男と少女は「ビット」であり、「ゲーム」と称する闘いを繰り広げて
いたのだ。「ビット」は「狩人」と「獲物」に分かれ、敗者は熱死することになっている。少女と男は主人公の目の前で突然変身し(手持ちの物と一体化する)、闘いを始める。その中で主人公の少年は、少女に覚醒させられ自分も「ビット」であることに気付くのだった。
二人の力で勝利を収めた後、少女は今までの経緯を語り始める。その闘いを裏で糸をひいているのが「憐」という謎の男だというのであった。
この手の本の挿絵はちょっと体質的に合わないのだが、それを補って余りある作品であった。アイディアはゴッタ煮で未消化な荒けずりな
部分もあるのだけど、エントロピー理論を中心に持ってきて、最後は宇宙創世の秘密まで持っていく。
おまけみたいなラブストーリーは置いておいて、読むに値する作品ではある。
府中のYと東急古書展の目録が届く。東急はやはり高い。注文するものあるかなあ。
古書Dさんから届け物。各500円。
コリンズ集(世界探偵小説全集)   博文館
オップンハイム集(世界探偵小説全集)   博文館
チェスタトン集(世界探偵小説全集)   博文館
yahooのオークションの届け物。
溺死人 フィルポッツ 創元推理文庫
(今日の購入冊数:4冊、今月の購入冊数:170冊、今年の購入冊数:3500冊、今年届いた目録94冊)

8月10日(木)
すちゃらかサラリーマンも午前中はアポが入っていたため休めず、午後から強引に半休を取る。
ただし午前中のアポ先の駅にやはりBOOK OFFが。
ひっかかって、1時間以上うろうろする。買ったのは下記のようなもの。
ボーン@ 三人の旅立ち ジェフ・スミス 晶文社 アメリカンコミックの翻訳
かくして殺人へ カーター・ディクスン 新樹社
GO 金城一紀 講談社 直木賞受賞作(だよね)。みんなが褒めるので読もうかと思っていたら初版(元?)帯つきを発見。
dフェルショー家の兄 シムノン 筑摩書房
d凍結都市 A・フェダーブッシュ 廣済堂 作家デビュー前の菊地秀行翻訳したパニックSF。
結局伊勢丹へ着いたのは3時すぎ。でもゆっくりはうように見ていったら、3時間もいた。うーん。疲れたなあ。
完全な落ち穂拾いである。
童心詩集 スティーブンスン 英光社 よくある2分冊の対訳詩集。
柩の花 水上勉 文藝春秋新社 ミステリみたいなんだけど、違う?初版で300円でした。
死者の砦 天沢退二郎 書肆山田
レビュー 創刊号 螺旋社 欲しかった雑誌。何号まで出たんだ?たまに見るが、いままでで一番安かったので購入。800円。
穴掘り公爵 ミック・ジャクソン 新潮社
別冊宝石多岐川恭集 宝石社
熱砂の渇き 西東登 講談社
怪物伝説 不ニ本蒼生画文集 白夜書房 藤本蒼のことです。
安野光雅の画集 講談社
わが密室を彩る画家たち 山本芳樹 カバーがぼろぼろ、はげちょろ。でも800円だったから許す。
遥かなる男 三好徹 ポケット文春
殺意は看護婦を抱きながら 草野唯雄 ゼロ・ブックス 草野を集める場合キキメになりそう。実際の事件をモデルに取材した短編集。
古代への遊覧飛行 ジャック・ベルジュ&ルイ・ポウエルス 徳間書店 「魔術師の朝」のコンビ。
世界の奇談集 乾信一郎 芸文社 黒沼健の亜流みたいだけど、まあ乾信一郎だからな。
以下の2冊が今日の収穫
若い教養 龍胆寺雄 希望の窓社 昭和18年初版。本当にぼろぼろで乱暴にあつかうとばらばらにばりそう。でも500円はラッキー。
推理文壇戦後史(4) 山村正夫 双葉社 平成元年に出た本だが、何でこんなに無いのか?数年ごしでやっと発見。というかお金を出せば変えたんだけど、許容範囲を張るかに越えていた。今回は背焼けでちょっとやぶれているけどちゃんと帯がついているのに教養範囲内であった。(ちなみに2000円)
皆さん、見送って残しておいてくれたのかな?感謝感謝。
帰りに地元のBOOK OFF。買ったのは下記の2冊。
地下鉄サム マッカレー 創元推理文庫
死刑台のエレベーター ノエル・カレフ 創元推理文庫
松本さんのところには東急の目録が来ているそうだけど、来ないなあ。
(今日の購入冊数:23冊、今月の購入冊数:166冊、今年の購入冊数:3496冊、今年届いた目録92冊)

8月9日(水)
すちゃらかサラリーマンなので午前半休で小田急へ。
当然のように石井さん、彩古さんは前に。kashibaさんも大阪からのぞみでとんぼ帰りで登場。森さんは遅れていらっしゃった。
会場では松本さんに声をかけられる。知っている人が多いなあ。去年は知っている人いなかったから、変わるもんである。
目録注文の城昌幸「美貌術師」は当然のようにはずれ。まあ、しょうがない。
場ではあまり買うものがない。やはり送りにしたので詳細は後日報告。
覚えてるのはSF全集のソビエトの巻(函がなかったので)とか思潮社の立原えりか選集7巻(この巻だけ欠けてた)とか
ケイト・グリーナウェイの絵本とか。石井さんに「死体の喜劇」を見つけてもらったんだけど、やっぱりダブってた。
買って1ヶ月もたってないのに記憶に無いというのは問題だなあ。まあ、見たとき持っているような気はしたんだけど。勢いでね。
1時間くらいしてみんなでお茶。濃密な時間を過ごす。あいかわらず楽しいなあ。
午後は客先へ外出でそのまま直帰。
この顧客のある駅にはBOOK OFFがあるのである。でも何も無かった。
dわがまま岬兄悟 みき書房 先月700円も出したのに100円で発見。
月の裏側 恩田陸 幻冬舎
目明しやくざ 多岐川恭 光文社文庫 石井さんに多岐川恭の捕物帖はミステリであると聞いてためしに買ってみる。
ブギーポップは笑わない 上遠野浩平 電撃文庫
yahooで落とした本1冊忘れてた。
SFミステリ傑作選 福島正実編 旺文社文庫
早くも昨日買ったそごうの荷物が届いていた。
マーク・トゥエイン短編全集(全6巻別巻欠) 鏡浦書房 文庫とかではあまり短編集が無いので買ってみる。
名探偵は死なず W・ゲルタイス 弘文堂 ドイツ人の探偵小説評論。何と前川道介訳。初めての訳業か?
この本については全然知らない。
日本SFこてん古典(1) 横田順彌 早川書房 単行本で持っておきたかったが、高いのもいやなので、今回は1500円で購入。
dテキサス無宿 谷譲二 教養文庫 多分全部ダブリだろうなあ。
dめりけんじゃっぷ商売往来 同
dもだん・でかめろん 同
d踊る水平線 同
d?時間に忘れられた国 バローズ 創元推理文庫
失われた大陸 同
カリグラ帝の野蛮人 同
石器時代へ行った男 同
小波世界お伽噺 不思議なランプ 生活社 1000円もしたのに何で買っちゃったんだろう。戦中に出た世界童話集(全5巻)なら持っているのに。
夜の刑事 L・デンディーチェ ポケミス イタリアミステリ 持っているかもしれない。けど少なくともカバーは持って無い。
dお噺の卵 武井武雄 講談社文庫 やあラッキー。とりあえずうさぎさんにでも貸そう。
メグレと死体刑事 シムノン 読売新聞社 とりあえずフランスミステリー6巻はこれで完集です。
夏への扉 ハインライン 加藤喬訳 講談社SFシリーズW 加藤喬はもちろん福島正実の本名。このシリーズももう4冊になった。
他で読めない2冊以外はあまり高いお金出して買うつもりはなかったんだけど、買っちゃおうかなあ。残りは「裸の太陽」と「虎よ!虎よ!」
ということであまり買わずに終わりました。
「夜の終わる時」結城昌治読了。
ある日、一人の刑事が連絡を絶った。刑事は身の無事を知らせるため、通常逐次連絡をいれるのがルールである。いやな予感をいだきつつ、足取りを追う刑事達。そこで見つけたのは無残に殺された同僚の刑事の姿だった。疑いの目を向けたのは、幼馴染でやくざの男。この男はなにかというと恐喝を行っており、しかもその情報が通常警察内部でしか知り得ない情報であった。もしや殺された同僚の刑事はその男とぐるで、仲間割れでもして殺されたのか?一抹の疑念を抱きつつも同僚刑事の弔い合戦は続く。やがて努力のかいがあり、その男のしっぽをつかまえることができた。
だがようやくつかまえた男は容疑を全面的に否定する。次の日、さらに取調べが続くが、その時やくざ仲間からコーラが差し入れられ、男はそのコーラを飲むが・・・。
二部にわかれていて一部は捜査側の視点で書かれており、警察小説の趣。二部は犯人側の視点から書かれていてクライムノベルというか、倒叙推理というか、そんな趣。一部と二部の分かれ目もスムーズでうまさを感じる。ただ一部はちょっとぬるく感じた。キャラクターが
自分にはあまり魅力が感じられず、どうも乗れなかったのだ。二部は男の独白と言う感じで、さすがに読ませる。うまい。
ちなみにタイトルは夜が=すなわち悔恨、怒り、欲望等の心の暗黒面が、終わる=犯罪が明らかにされる、時ということなんでしょうかね。
(今日の購入冊数:27冊、今月の購入冊数:143冊、今年の購入冊数:3473冊、今年届いた目録92冊)

8月8日(火)
朝から横浜そごうへ行く。古書マニアにはなりたくないため、今まで早く着いても列に並ぶことはしなかったのだが、
今回ははじめて並んだ。毎年通って随分になるけど、ほお、こういうシステムだったんだ。
喜国さんとかから聞いていた浦和そごうとは違うなあ。開店前にみんな行列でぞろぞろと古書展会場の前までつれていかれて
開店してぞろぞろ会場に入っていく。みなさんマナーがよろしい。これなら並んでもいいかも。
殺気だってエスカレーターを駆け上がったりとか、人を押しのけてエレベーターに乗り切れないくらいのったりするのがいやなんだ。
ということで会場に入ったが、内容的にはもうひとつ。送りにしてしまったので、詳細は届いてから書くけれど、
読売新聞社フランスミステリー選集のシムノンが入手できたのがうれしい。これで無事6冊揃いました。4ヶ月くらいかかっちゃったなあ。
あとは別巻欠のマーク・トゥエイン短編全集とか、講談社SFシリーズの加藤喬(福島正実)訳「夏への扉」とか買った(これもうsごくうれしい)けど、よくわかんないや。そういえば横田順彌のこてん古典の単行本の1を1500円で入手。
文庫はあるけど図版に異同があるようなのであらためて買おうと思う。高く買うつもりはないけど。
SFマガジンのバックナンバーを引っ張りだせばいいという話もあるけど、やってられまへん。
会場ではいつものメンバーでは石井さんに会った。一番に来たそうである。うーん。すごい情熱だなあ。かなわないや。
会場を出て石井さんと食事をしながらお話をする。本の話をするのはとても楽しい一時でした。
午後からは会社で最初のアポと次のアポが間があいていたので、途中下車して大井町のBOOK OFFを覗く。
自分的には大当たりでした。
dまぬけな死神事件 三田村信行 偕成社 間違えてダブってしまった。持ってないのは4巻の「謎の密室事件」だった。ちぇっ。
d恐怖の館 加納一郎 廣済堂豆たぬきの本 アンソロジー。これも古書価で買ったんだよなあ。
冒険の島 イーニッド・ブライトン 新学社文庫
冒険の海 同  いや、買い始めると集まるなあ。あと2冊?船と川?
フィリップ・マーロウよりも孤独 平石貴樹 講談社 集めるともなく集まってきてしまった。あとは東京創元社だけだな。これは半額です。
そして最後に私的血風。
黒い光 星新一 秋田書店 初 100円 日下さんの本(まだ買ってません。ごめんなさい)と新潮社のショートショート集成が出る前は
これ以外では(初出誌は別だけどさ)一切読むことができなかった本である。ちょっぴり函に傷があるけど、そんなことはかまいはしない。
よもや都心のBOOK OFFに1966年刊の星新一入手難関本が転がっているとは。一瞬息を呑んだね。いやあ、びっくりした。
ふくらんだカバンを抱えて会社に戻り、残業して帰る。
もしかしたら風が来ているかもしれないと思い、綱島のBOOK OFFへ。やっぱり瞬間最大風速だったようで平凡な収穫。
天窓のあるガレージ 日野啓三 福武書店 日野啓三コレクターなのだ。これは文庫しか持っていなかったし。後書きもあるし。
dエヴァが目ざめるとき ピーター・ディキンスン 徳間書店 初帯100円にひかれて買ってしまう。持っているの初版じゃないし。
なんだか、古書マニアみたいなことやってるなあ。
壊れゆくひと 島村洋子 角川文庫 bk1の東さんのコラムで知った本。島村洋子なんてノーチェックだったなあ。サイコホラー。
絵本・物語るよろこび 松居直 福武文庫 絵本論
蜜の眠り 廣済堂文庫 ルビー文庫みたいなものか?同文庫に大原まり子の著作があるのもあまり知られていないのかな?
これには恩田陸の書き下ろし短編がのってるよ。他は中村いさぎとか柴田よしきとか。
エーゲ海に死す 南條範夫 徳間文庫 これで徳間文庫のミステリは揃ったのかな?
太鼓叩きはなぜ笑う 鮎川哲也 文庫を(多分)未所持だったので買う。いかんな、こんな買い方。
ジミー・ザ・キッド D・E・ウェストレイク 角川文庫 旧版である。
楽園を求めた男 M・バスケス・モンバルタン 創元推理文庫 スペインのハードボイルドミステリだそうである。逢坂剛解説。
よこはまそごうだったけど、BOOK OFFで買った星新一がうれしい一日でした。
(今日の購入冊数:15冊、今月の購入冊数:116冊、今年の購入冊数:3446冊、今年届いた目録92冊)

8月7日(月)
寝不足で電車の中でたってても眠くなるので、本が読み進めない。まだ「ダレカガナカニイル」と「夜の終わり」を読書中。
yahooで落とした本をまとめて。
赤川次郎読本 徳間書店 瑠伯の別冊として刊行されているので買う。まあ本誌も揃っていないんだけど。
第三帝国の女豹 ダヴィッド社 ジグソーさんの目録にずっとのっていたが、買わないでいたもの。
あの手この手の犯罪 ヘンリー・セシル ポケミス
そしてyahooでこんな本が出品されるとは思いもよらなかったこの本
奇語幽談 支那のランプ 佐藤惣之助 版画荘 幻想的小品集。幻想文学誌でその存在は知っていたが、目録でもお目に
かかったことはなかった。刊行は昭和11年。戦前の3巻本全集があって買おうとしたことがあったが、詩と随筆しか収録されておらず、
やめた経験もある。小説集は他に2冊ある由だが、この1冊だけでも手に入れられたのは僥倖だろう。値段的には相場がわからないので
何ともいえないが、感覚的には随分安い買い物だったと思う。今年一番の血風かもしれない。
これは近日中にHPに書影をのせるつもり。
小田急古書市出品店から目録注文分はずれの通知。時々知らせてくれるお店があるが、非常に誠意を感じる。
あとは注文したのは城昌幸だが、どうせはずれてるんだろうなあ。
明日は横浜そごう初日。午前半休でかけつける。
白梅軒でのMMさんの書きこみを見てほっとする。三田村信行まずまず気に入ってくれたようだ。
(今日の購入冊数:4冊、今月の購入冊数:101冊、今年の購入冊数:3431冊、今年届いた目録92冊)

8月6日(日)
買い物やら食事やらに行っているうちに一日が終わる。
途中郵便局に郵便を出しにいって、ついでに近所のBOOK OFFへ。
おととい行って何も買うものがなかったんだからやっぱりないだろうと思うと、やっぱりない。
でもつまんないので、ぽこぽこ買う。マンガを買ったが、冊数には数えない。マンガは全部100円。文庫、単行本は2冊100円。
最近ここのBOOK OFF、2冊100円ばっかり。その割に棚が変わらない。つまんないなあ。
どろろ(全3) 手塚治虫 秋田漫画文庫
ダスト8(全2) 手塚治虫 手塚治虫漫画全集
アラバスター@ 同
ライオンブックス(全5) 同
タイガーブックス(全5) 同
昔中学の頃、出始めた手塚治虫漫画全集を集めようとしたことがあり、そのときは100冊弱で断念。
その後没後に復刊されてセットで買おうと思って断念し、現在にいたっている。
処分はしてないので、ライオンブックスなんかはダブリだが、ちょっと読み返そうかと思ったりしたのであった。これは読んだら処分。
漫画のダブリまでかかえていられない。
花のもとにて 斎藤澪 作品社 これはミステリーなんだろうか。
キャスパー リサ・ロジャニー 学研 ノベライズ
チャイナドリーム 田中芳樹他 徳間書店
チャイナドリーム2 同
緊急深夜版 W・P・マッギヴァーン ハヤカワミステリ文庫
d非常階段 日影丈吉 徳間文庫
そういえば、横浜そごうと伊勢丹は注文出さずじまい。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:97冊、今年の購入冊数:3427冊、今年届いた目録92冊)

8月5日(土)
今夜は家人の実家へ行って花火大会を観覧である。
その前に用事があるという出かけた家人とは実家で待ち合わせるとして、自分はBOOK OFFリベンジ。
まずは昨日すごすご帰ったBOOK OFFへ。とにかく道路の渋滞が厳しい。遠くを周ろうと思っていたが、こりゃあまり周れないぞ。
ドーヴァー1 ジョイス・ポーター ポケミス
ゼルダ カーター・ブラウン ポケミス
ドーヴァー8 ジョイス・ポーター ポケミス 2はもっているらしい。文庫の切断って3だっけ?
殺竜事件 上遠野浩平 講談社ノベルス ブギーポップ1冊も持っていないんだけど。
dニ次元の世界 E・A・アボット ブルーバックス ブルーバックスから出てるが、19世紀に出たSFなのである。
密書 中園英助 光文社ノベルス
アビントン・フリス村事件簿 イラストミステリー 中央公論社 ちょっと欲しかった本です。
魔法使いのABC 安野光雅 童話屋 反射する筒を使って見る絵本。ちょっと状態が悪い。多分買っていないと思うんだけど。
ゆめのなかへわすれもの 三田村信行 小峰書店 三田村信行1歩前進
もしもしきつねくまぞうです 三田村信行 偕成社 さらに1歩前進。さてそろそろ買っていなかった「きつねのクリーニングや」と「ネコかぶり小学校」シリーズに手を出すか。だってどこでもあるんだもん。それにリストもつくらなきゃなあ。
夢魔の旅人 篠田節子 廣済堂
翻訳という仕事 小鷹信光 プレジデント社
死の波止場 島内透 ノンノベルス 復帰後の作品は大分集まったなあ。
金色のライオン 香山彬子 講談社青い鳥文庫 児童文学強化実施中。これも幻想文学の必携50選にえらばれていたもの。
dクー 竹本健治 講談社ノベルス
火星の女神イサス バローズ 創元推理文庫 うわあ、よしださんにたのんじゃったよ。
d二人の妻をもつ男 クェンティン 創元推理文庫 ああ、やっぱりだぶっていた。
d血のスープ 都筑道夫 祥伝社 モダン・ホラー
デマ 筒井康隆 番長書房 和田誠の装丁に引かれた。いかんなあ。
掘った奪った逃げた アルベール・スパジアリ 新潮社 昔筒井康隆が褒めていた本。
大浪花諸人往来 有明夏夫 角川書店 一昨日に引き続きかってしまう。
2軒目。あまり期待しなかったら、その通りだった。
ブラック・コメディ ピーター・シェーファー 劇書房
夜想32 戯曲の力!
冒険のサーカス イーニッド・ブライトン 新学社文庫 順調3冊目。あと6冊。
次のBOOK OFF ここは遠い。ここに来るまでに寄れるBOOK OFFはあったのだが、っここへ行ってみたかったので。
前来た時は小泉喜美子の「コメディアン」を買ったからだ。ミセスコロンボも2冊買ったし。で、今度ははずれまくり。
甦る 高木彬光 光文社 何故か小説コーナーにあったから、気がついた。
三好徹 自選傑作短編集 読売新聞社
殺しへの招待 天藤真 角川文庫 持っていたのは産報ノベルスでした。
ヨーロッパ無宿 中園英助 講談社文庫
小説ビートルズの栄光 草川隆 秋元文庫 いくら草上隆が好きでもこんなの買うのはちょっと空しいなあ。
深い失速 戸川昌子 徳間文庫
セントメリーのお茶会にどうぞ 野原野枝美 MOE文庫 SF。うわ。これもよしださんから譲ってもらう予定の本。
銀の指輪は冷たく輝く 同
d異次元カフェテラス 松尾由美 アルゴ文庫 何故かこれだけ見るなあ。
殺人鬼 浜尾四郎 ポケミス 何故買ったかというと100円だったから。復刊のだけど。
次のBOOK OFF 総体的に見るとここが一番良かったかな。来たのは久々である。
悪党パーカー/弔いの像 リチャード・スターク ハヤカワミステリ文庫 これはうれしい。
d古代史ミステリー傑作選 河出文庫 うさぎさん用
d破局のおすすめ 河出文庫 宇宙塵傑作選
dブッシュ・オブ・ゴースツ ちくま文庫 誰か読まない?
d黄色い猫の秘密 クイーン 早川文庫Jr 初めてBOOK OFFで見た。8冊揃いを某Hさんから8000円で買ったのにさ。
d思考機械 ジャック・フットレル ハヤカワミステリ文庫 何回買えば気が済むんだ?
探偵をやってみたら イギリスミステリ傑作選 
dくの一紅騎兵 山田風太郎 角川文庫 これも古書価で買った覚えが。
異端の鳥 イエールジ・コジンスキー 角川書店 文庫しか持っていなかったので。
d的の男 多岐川恭 実業之日本社 あっちゃあ、唯一の半額単行本だったのにダブってしまった。まいった。引き取り手なしだ。
d永遠のアダム/エーゲ海燃ゆ ジュール・ヴェルヌ パシフィカ 本吉さんから譲っていただいたのに。しゃあない、こっちは交換用だ。
殺人航路 大谷羊太郎 サンケイノベルス 文庫化されてたら無意味だな。
地獄の追跡 ハーバート・リーバーマン 角川書店 これでリーバーマンは揃ったのかな?
d西郷隆盛を救出せよ 横田順彌 KOEI
d秘聞一向一揆 藤本泉 廣済堂 これもJさんから買っているんだ。
青いドラキュラ 赤いドラキュラ 手塚真 北宋社 ちょっと欲しかった本。
d時の過ぎ行くままに 小泉喜美子 講談社 古書価で買った本だなあ。
d背徳の召喚状 朝松健 徳間ノベルス
渋滞のため、思うように店を周れず、ストレスが溜まっちまいました。
明日も行きたいけど、絶対ダメだろうなあ。
ところで夜見た茅ヶ崎花火大会はなかなか綺麗でした。大体毎年見てるけど、今年は2年振りに海岸まで出たため
水上花火?(水面に落ちてから飛散する花火)とか見れて面白かった。あと、これは前からだけど、喋喋や野菜、星、ハートの形に
飛散する花火とか面白花火が増えた感じ。最近はきっとコンピューターでシュミレーションしまくっているんだろうな。
なんかゲームもあった気がするぞ。
読書は進まず、「ダレカガナカニイル」は引き続き、文庫は「夜の終わり」結城昌治を読書中。
(今日の購入冊数:52冊、今月の購入冊数:91冊、今年の購入冊数:3421冊、今年届いた目録92冊)

8月4日(金)
早く帰れたので、車で30分くらいのBOOKヘ遠征。
買いたい本を抱えて、さあ、買おうと思ったところが、財布を忘れてしまいた。こんなこと初めてです。
かかえた本を1冊1冊棚に戻してすごすごと帰りました。往復1時間かけて戻ろうかとも思ったが、くじける。
しかたがないので近所のBOOK OFFでお茶を濁そうとするが、こんなときはなんにも無い。あああ。
ふて寝する。
昨日届いたMの目録にリブロポートの本が載っている。欲しい本があるなあ。でも高いなあ。困ったなあ。
地下世界のダンディ(上下) 図子慧 コバルト文庫
2分冊のSF。読んで吃驚随分真っ当なSFである。舞台は近未来。経済の崩壊によって国力が減退し、統制を保つため政府が宗教をベースにした国家をつくりあげつつある。主人公の通称革命家は仲間のカラス、ネコ、バクダン屋とともにレジスタンス活動を行っていた。
そこで街中でずぶぬれになったいる少女を保護する。ところが、この少女は記憶を失っていた。
少女はネコが面倒を見ることになるが、そうこうしているうちにアジトがPP(policy police:思想警察)に手入れに会う。
そこで少女を救いたい一心で封印されていたネコの力が発現。彼の正体は・・。
一方革命家は偽造パスポート(国民がID制になっている)の作成を頼みにいったハッカーである赤毛に、宗教国家の頂点である神殿のマザーコンピューターの話を聞く。赤毛のかつての仲間がプログラミングにかかわっていたというのだ。そして革命家は・・。
ラストに向かってボルテージがあがっていく。フォーミュラーといえばそうかもしれないが、SF的ガジェットがぽこぽこ出てきてあきさせない。はっきり言って良く当時のコバルトで出たものだと思う。抑えてはいるものの、エロティックな場面もあるし。
(よっぽど営業的に失敗だったのか、その後コバルトでは図子慧は同系統の作品を出していないようである)
著者は理系で、巻末にコンピュータ用語が解説されているのがほほえましい。そりゃ普通の女子高生はこんなのちんぷんかんぷんだろう。
なお後書きでこの小説はゲームのロードランナーをモティーフにしているといっているが、ゲームがわからないので、コメント不能。
どうでもいいけど、やおい的な描写もちょっぴり出てくるが、ストーリーに直接からむわけでもなく、意味がなくてちょっと余計であった。
絶版にしておくのはやはりもったいない作品である。コバルトの図子慧の中でももしかすると手に入りにくいのかもしれないが、
古書店で見かけたら試しに読んでみて欲しい作品ではある。
最後にイラストが最悪に合っていない。イラストレーターの方には申し訳無いけど、これじゃないほうがまし。
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:39冊、今年の購入冊数:3369冊、今年届いた目録92冊)

8月3日(木)
会社帰りのBOOK OFF
詐欺師入門 デヴィッド・W・モラー 光文社 なんだか面白そう。
d殺人事件にご用心 山崎晴哉 ケイブンシャコスモティーンズ ダブリでやんの。いらんもん買っちまった。誰かいらない?
ぼくがもうひとり 山中恒 理論社
裏庭 梨木香歩 理論社 児童文学ファンタジー大賞受賞作
蔵屋敷の怪事軒 有明夏夫 講談社ノベルス kashibaさんの日記を見て買ってみる。我ながら単純である。
脱獄囚を追え 同
「地下世界のダンディ(上下)」図子慧 読了。うーむ。随分ちゃんとしたSFだなあ。個人的評価も高いぞ。感想は後日ということで。
さてまたまたkashibaさんの影響を受けて結城昌治でも読むかな。
目録は古書Mから。
白梅軒で尊敬するMM様より過褒のお言葉をいただく。照れるけれど、すっごくうれしかった。
(今日の購入冊数:6冊、今月の購入冊数:39冊、今年の購入冊数:3369冊、今年届いた目録92冊)

8月2日(水)
珍しく早く帰宅。寄り道もなし。
本の感想等
and other stories 村上春樹他訳 文藝春秋
副題は「とっておきのアメリカ小説」で5人の訳者がお気に入りの短編を持ち寄ったもの。中心となる編者はいないのでアンソロジーでは
なく、統一されたカラーはない。とりあえず各作品の感想を。
モカシン電報 W・P・キンセラ シューレス・ジョーが有名なカナダの作家。アメリカ社会の中のインディアンを描いている。モカシン電報というのは、インディアンが使う情報伝達法らしい。本当かどうかは寡聞にして知らない。テーマ的にはちょっと重たい。
三十四回目の冬 ウィリアム・キトリッジ 兄弟の話。弟はボクシングくずれで、その弟を巡る兄の思いを描く。普通の小説。
君の小説 ロナルド・スケニック 前半は異なる情景を視点の流れでつないだような実験的な記述が続き、後半は不条理劇にも似たギャングものもどきが描かれる。どうにも表現のしようがない。
サミュエル/生きること グレイス・ペイリー ショートストーリー2編。人生の転機ともなるべき一瞬の断面をとらえたような作品。
ここまでが村上春樹訳。
荒廃地域 スチュアート・ダイベック 下町を舞台にした少年小説。
イン・ザ・ペニー・アーケード スティーブン・ミルヒハウザー 当時初紹介作品だったのかもしれない。今じゃ多くの作品が翻訳され、この作品を表題作とする短編集も翻訳されて久しい。本書唯一の幻想小説。なんだかほっとする。ブラッドベリのサーカスを彷彿とさせる。ただしここの舞台はサーカスではなく、アーケード。日本で言うゲームセンターか。少年がそのアーケードに入りこんで見た一瞬の幻。夢幻的な作品で、夢の世界から無理やりに引き戻されるようなラストも秀逸。
この2編は柴田元幸訳。
夢で責任が始まる デルモア・シュウォーツ 夢を描いているので、一種実験的とも幻想的とも言える作品である。
彼はコットンを植えない J・F・パワーズ ジャズ小説。傑作。ジャズを特に好む方でもないのだが、ジャズ小説には弱い。登場する黒人ミュージシャンたちの格好良いこと。個人的には集中最も好きな作品。
ここまでが畑中佳樹訳。
レイミー ジェイン・アン・フィリップス 精神病の主人公を描いている。これも一種、時代を切り取っているのかもしれない。
嵐の孤児 メアリー・モリス 異母姉妹の話。これもアメリカの一風景。
ここまでが斎藤英治訳。
ビッグ・ブロンド ドロシー・パーカー これは川本三郎訳。本書でもゲスト的な扱い。この短編はアメリカではかなり著名な作品らしい。内容的には男性遍歴を続ける中年の夫人の魂の孤独を描いた作品で、なんとも言えずもの哀しく味わい深い短編といえる。
ああ、なんて感想が書きにくいんだ。感想にもなっていない。ミルヒハウザーの短編がやじゃり面白いのと、パワーズのジャズ小説が好みの作品であった以外は、ちょっとなんとも読みづらい小説集であった。面白がり方がわからない作品もある。アメリカのそれこそ一時代を切り取った風景であったり、人物たちであったりもするんだろうが、思い入れが足りないのか、もうひとつのれない。短編のせいもあるのか。
他の人はアメリカ小説というのはどうやって読んでいるんだろうか。
「地下世界のダンディ(上)」のみ読了。まだ半分だが傑作である。でもコバルト文庫読むのになんで3日間もかかってるんだ?
(今日の購入冊数:0冊、今月の購入冊数:33冊、今年の購入冊数:3363冊、今年届いた目録91冊)

8月1日(火)
家人が友人と花火を見に行って遅いので、鬼のいぬまになんとやら、ということでまずは神保町へ。
目的はただの本の受け取り。
東京堂書店にてたまっていた塚本邦雄全集(署名入り)2冊と取り置いてもらっていた山尾悠子集成(署名入り)を買う。
後者はまだ在庫があった。結局部数的には東京堂に関して言えば、それほどはけていないのか、それとも署名本の存在に
気付かないのか。署名本があれば普通の人はそっちを買うと思うのだけど、違うのかな?
それにしても3冊で3万円近い。デパート展を前にしてこの出費は大きいが、カード決済で先送りにして現世を楽しむことにする。
他には通り際にちょっと古書店を覗いたりするが、買う物無し。
最後に羊頭書房で挨拶がわりにカーを買う。店主らしい人と少し話す。なんだか古書店主らしくない人だなあ。
ニューゲートの花嫁 カー ハヤカワミステリ文庫 初版帯つきだったので、ダブっている気がするが200円だったから買っておく。
帰ってきて重い荷物を置くと、まだ9時前。えーい、思いきって車で出動だぁ。土日は行かなかったし。(と自分にいいわけ)
で結局行って正解でした。結構うれしい収穫あり。行ったのは10日くらいぶりのBOOK OFF2軒。
d機械神アスラ 大原まり子 早川書房 さてとyahooにでも出すか?帯つきだし。これは出版された当時紀伊国屋のサイン会に
いったんだ。高校生だったな。今から18年くらい前だ。イラスト入りの献呈署名。今でも宝物さっ。
無関心な人びと モラヴィア 角川文庫 あると買ってしまうモラヴィア
脱走 南條範夫 旺文社文庫 時代小説は買ってなかったんだけど、まあ面白そうだし、旺文社文庫なので。
流氷殺人事件 加納一郎 徳間文庫 この辺になると持っているかどうかがわからない。
赤き死の炎馬 霞流一 ハルキ文庫 白梅軒でMMさんが話題にしていた。著者の他の本はなんか持っているはずだが、わかんないや。
六人目の女 川上宗薫 光文社文庫 一応推理小説集である。
殺しの弔鐘 島内透 廣済堂文庫 なんとなく買っている。復活してからの作品はあまり評価されていないようだが。
ふしぎな転校生 北園哲也 秋元文庫 ダブリかと思ったら持っていなかったみたい。
新八犬伝(上中下) 石山透 日本放送出版協会 こいつはうれしい。欲しかったんだ。私的な血風でした。
フェアリー ブライアン・フロウド&アラン・リー サンリオ 大判の絵入り本。
2軒目
遭遇を超えて ホイットリー・ストリーパー 翔泳社 ウルフェンの作者のUFO本。少なくとも邦訳は3冊目。1冊目のコミュニオンを読んでいるところが我ながらえらいなあ。
イギリス新鋭作家短編集 柴田元幸編 新潮社 もしかすると持っている可能性もあるけど。
メルヘンの履歴書 宮下啓三 慶応義塾大学出版会 NHKブックスからも「メルヘンの世界」(だったっけ)を出している。評論集。
百鬼解読 多田克巳 講談社ノベルス ここの店は何故か最近ノベルスが全品200円。
ゼウスガーデン衰亡史 小林恭二 ハルキ文庫 福武文庫で持っていたのに完結編と称する中篇が追加され買わざるを得なくなった。
2001年のサラリーマン 畑山博 旺文社文庫 ショート・ショート集。ダブリのはずなんだが。違うかな?
物体Mはわたしの夢を見るか?大原まり子 ソノラマ文庫 よしアスラとセットでyahooに出品だぁ
ぼっぺん先生と笑うカモメ号 舟崎克彦 筑摩書房 3冊目GET。
治療塔惑星 大江健三郎 岩波書店 文庫になったのかな?正面きってSFと言った初めての作品。一応新潮社の全作品も持っているんだ。読んだのは1巻だけだけど。結構面白い短編があったなあ。
d六月半ばの真昼どき カシュニッツ めるくまーる 多分ダブリのはず。ファンタジー短編集
dユニコーンを探して サタジット・レイ 筑摩書房 こいつもダブリのはず。印度の作家。
コティングリー妖精事件 ジョー・クーパー 朝日新聞社
聖なる夜 ターハル・ベン=ジェルーン 紀伊国屋書店
スパイ入門 グレアム・グリーン&ヒュー・グリーン編 荒地出版社
調教師 唐十郎 中央公論社 小説集。
阿蘇惨劇道路 西東登 サンケイノベルス
罪深き緑の夏 服部まゆみ 角川書店 こいつはうれしかった。
いきなりとばしてるなあ。
で、満足して家についたら、家人が怒って待ってました。風呂そうじやってなかったからなあ。すまん。
(今日の購入冊数:33冊、今月の購入冊数:33冊、今年の購入冊数:3363冊、今年届いた目録91冊)