4月30日(月)
近所のBOOK OFFが全品半額セールなので朝から買いに行く。昨日何巻を持っていないのかわからなくてスルーした「別れた理由」がタッチの差で買われていてショック。昨日3冊買っても300円だったのだから買っておけば良かったと、ひたすら後悔。考えてみたら、半額で見付けるより3冊まとめて買ったほうが安かったじゃないか。俺としたことが・・。
あだると 高橋源一郎 主婦と生活社 買っている著者の本。読んでいるのは「さよならギャングたち」くらいだけど。
風水先生「四問の謎」を解く 荒俣宏 世界文化社 著者の本にはもっと買わなきゃいけない本が沢山あるんだけどさ。
七つの夜 ボルヘス みすず書房 講演集
図像学入門 荒俣宏 マドラ出版
ポップ1280 ジム・トンプスン 扶桑社
転生 貫井徳郎 幻冬舎
神祭 坂東真砂子 岩波書店 そろそろ読み始めますかな。著者の本も。
スクリーミング・ブルー 藤木稟 集英社 この人の本も買っているなあ。
黒い仏 殊能将之 講談社ノベルス 前作はまだ買っていない。
ばね足男が夜来る 松尾未来 ハルキホラー文庫
厄落し 瀬川ことび 角川ホラー文庫
プルトニウムと半月 沙藤一樹 角川ホラー文庫
暗黒神ダゴン フレッド・チャペル 創元推理文庫
ナース 山田正紀 ハルキホラー文庫
あなたの待つ場所 井森軍也 角川ホラー文庫
幻視 米山公啓 角川ホラー文庫
ついでに2ヶ所廻る。
女・恐怖物語 生島治郎 集英社 著者の作品としては好きな、奇妙な味系とは思えないのだが。
囚われ 森万紀子 文藝春秋 純文学かしらん。
青の炎 貴志祐介 角川書店
後宮小説 酒見賢一 新潮社 せっかくなので初版を探していたのだが、見つからないので元帯に近そうなのと、選評の挟みこみが残っていた重版で妥協する。ファンタジーノベル大賞系で持っていなかったのは最初のこの本だけであった。さあそろそろ読み始めますか。(こればっか)
漂白者 風間一輝 青樹社 何となく読もうかと。
嘘吐き 黒井千次 新潮社 短編集。何となく幻想系のものも含まれていそうだったので買っておく。この人のも読まなきゃね。「星からの1通話」か「夜のぬいぐるみ」か。
ニャーンズ・コレクション 赤瀬川源平 小学館
dバビロニアウェーブ 堀晃 徳間書店 誰かいらんか?
パリのトイレでシルブプレ 中村うさぎ メディアワークス エッセイ集が面白かったので買ってみる。
d陰陽寮 富樫倫太郎 徳間ノベルス 大失敗。持っていないのは2であった。
極楽船の人びと 吉田知子 中公文庫 持っていると思いこんでいて持っていなくて焦って探していたもの。見付けて良かった。
辺境 井上光晴 集英社文庫 大熊さんご推薦の井上光晴の文庫。ただしご推薦の作品そのものではなく、面倒なので勁草書房の作品集とか買いたくなってくるのはビョーキである。

帰って夕方から家人と外出。
懲りずに2軒だけ寄る。
神様の居候たち 三枝和子 青土社 考えてみたらこの人のも1冊も読んでいないんだな。
上海少年 長野まゆみ
d海賊の世界ペルシダー バローズ 創元推理文庫
恐怖の世界ペルシダー 創元推理文庫
d火星の幻兵団
火星の大元帥カーター
d火星のチェス人間
火星の交換頭脳
d火星の秘密兵器
d火星の透明人間
火星の合成人間
バローズは手持ちがわからなかったので、全部買う。結局4勝5敗。
アラマタ図像館1 荒俣宏 小学館文庫 あと5冊は本屋に注文するかなぁ。
クラゲの海に浮かぶ船 北野勇作 角川書店 多分ダブリだと思うが、一応買っておく。デュアル文庫で再刊されるらしいけど。
新刊書店で
ミステリオペラ 山田正紀 早川書房 
思ったのだが、新刊書店で買っても読まないと結局古書店で見付けたりして意味がなくなるので、新刊は極力1ヶ月以内くらいに読むことに決めた。したがってこの本も5月中に読むつもりである。山田正紀は昭和55年くらいまでの作品は全て読んでいるのだが、いっきに20年くらい新しい作品を読むことになる。
先月より購入数が2冊だけではあるが減った。仕事が忙しかったこともあるが、あまり古書店を廻る気力が出ないことも一因ではある。まあせいぜい読書をすることにしよう。まあ買う数が減るのは目出度いことでは或る。このまま漸減させたい。
カフカ全集1 読了。
(今日買った本:42冊 今月買った本:190冊 今年買った本:1085冊)

4月29日(日)
また感想を書く。
白い残像 加納一朗 徳間文庫
電波基地から黒人兵がコルトを盗んで脱走した。基地の将校から捜索を依頼された神奈川県警の二人の刑事。やがて基地の拡張にからんで土地を高く売ろうとしていた役所の助役が殺される。使用された拳銃は盗まれたコルト。犯人は黒人兵か。殺人事件に発展したため、捜索は大々的になり、山狩りを行ったが、黒人兵の行方は杳としてしれない。そして今度は横須賀でコールガールが殺された。またもや黒人兵の仕業だ。刑事は日本語もしゃべれず、土地感のない黒人兵が神出鬼没で犯罪を重ねるのを疑問に思う。協力者がいるのか?動機は殺人事件をつなぐ意図はあるのか?基地拡張反対運動をからめながら事件は意外な方向へ発展していく。
著者としてはかなり初期の作品。(長編2作目?)社会的な問題を作品に溶けこませながらストーリー展開をしていくのは社会派推理小説の流れをくむものか。二人の刑事は地道に捜査を進めていくので、警察小説の趣もある。雰囲気は決して明るいものではなく、自分は結城昌治を連想した。傑作とは思わないが、読んで損はなかろう。当然絶版ではあるが、昭和61年に文庫が出ているので入手は容易ではないにしても地道に探せば見つからないこともあるまい。ただし自分ではついに見つけられずネット古書店で買ってしまった。元版は宝石社昭和38年刊。なお実家が厚木基地のそばなので、基地問題はあまり他人事とは思えない。子供のころは近所に基地勤務者用の住宅が何棟かあり、外国人の家族が住んでいたりしたものだ。今はあまり見かけないけれど。

家人の実家へ。お約束のBOOK OFFに行く。
最初の恋、最後の儀式 マキューアン 早川書房 持っている気がしないでもないが。
d異邦人たちの慰め マキューアン 早川書房 持っていたみたいです。
めす豚ものがたり マリー・ダリュセック 河出書房新社 幻想系なのかしらん。
dリベンジ ノエル・ハインド 三笠書房 あああ、やっぱりもっていたのか。
探偵の秋あるいは狸の悲劇 岩崎正吾 やあ持っていなくてほっとしたわい。
神がみの戦場 日下圭介 日本経済新聞社
インターネット危機一髪 岬兄悟 廣済堂
アダルタリー アンドレ・デビュース 紀伊国屋書店 短編集。
成田空港 空白の殺人ダイヤ 本岡類 立風ノベルス 著者の本では珍しそうだったから。興味を持っているらしい。
長崎で消えた女 多岐川恭 講談社ノベルス 文庫は持っているんだけどさ。
アフリカの牙 ウィルバー・スミス 福武文庫 よしださんに影響を受けて、最近興味があるらしい。
綺霊 井上雅彦 ハルキホラー文庫
妖言集 伊達一行 集英社文庫 これは驚いた。文庫になっているとは思わなんだ。単行本では筒井康隆が推薦文を書いていたはず。
東の海神、西の滄海 小野不由美 講談社ホワイトハート 十二国は何を持っているんだかわからんのだが。
過去のある女 結城昌治編 集英社文庫 アンソロジー
星ぼしの荒野から ティプトリーJr 早川文庫SF
ウィーン薔薇の騎士物語1 高野史緒 中公ノベルス
黄金幻想殺人事件 加納一朗 大陸ノベルス
d黒衣伝説 朝松健 大陸ノベルス 
マンダー・ユア・ベッド 大石圭 角川ホラー文庫
ソウルハッカーズ 葛西伸哉 ファミ通文庫

家の近所
消えたオーケストラ 宇神幸男 講談社 葉山さんの感想を見て、読んでみたくなったのでした。でも最初のを見付けなきゃいけないんだね。
コミケ殺人事件 小森健太郎 出版芸術社
d時の幻影館 横田順彌 双葉社 帯がうれしいかも。
運河のある町 森万紀子 講談社 
天井うらのふしぎな友だち 柏葉幸子 講談社青い鳥文庫
地下室からのふしぎな旅 同
霧のむこうのふしぎな町 同
(今日買った本:28冊 今月買った本:148冊 今年買った本:1043冊)

4月28日(土)
感想を書きますか。
ヨーロッパの何処かで カスティリョ 生田耕作訳 人文書院
著者の自伝的な小説。時代はスペイン内乱から第2次世界大戦へ移りつつあった。主人公の少年タンギーは社会運動家の母親とスペインから逃れて、フランスの父親のもとへ身を寄せていた。しかし父母のいさかいから、母親の故国へ帰国することになった。途中のマルセイユでフランスの憲兵につかまりそうになり、母親は別に逃れるが、タンギーはユダヤ人とともに強制収容所へ連れていかれる。そこで待っていたのは人間の生活ではなかった。そんな流れで強制収容所の生活までを描くのが第1部。第2部はなんとか命を長らえたタンギーがスペインへ祖母を頼って渡ったものの、祖母は数ヶ月前に亡くなり、相当の財産は国家へ没収されていたという状況から、寄宿学校の生活と脱走、それからの生活を描く。
戦争の、しかも強制収容所の生活を知っているものでしか書けない小説である。胸を打つ作品で、主人公のタンギーは常に友を求め、人間らしい心の厚情を求めるが、それが得られても次々にタンギーからは奪いさられていく。しかしタンギーは常に人間の善を忘れない。このように書くと抹香臭い小説のような気もするが、そんなことは全く無い。いずれにせよ、決して忘れられてはならない事件であるし、我々は体験者の声には黙して耳を傾けるしかない。
なお生田の訳本では初期のもののはずである。入手は多分難しいと思われる。ただし新訳が「タンギー」というタイトルで徳間書店から刊行され、現役であるので読まれる方はそちらを参照されたい。

高円寺に行く。
角田實やら九鬼紫郎が出ていて注文もしたが、まあ当たり前のようにあたらず。
指・涙・音 黒井千次 講談社 幻想系・・かな?
奇書 池内紀編 作品社
細菌人間 筒井康隆 出版芸術社 ジュブナイル集。
d第七の十字架 セーガーズ 河出書房新社 間違えて注文してしまった。探しているのは「十字架の姉妹」だ。前も同じ間違いで買った気がするぞ。進歩ないな。
シュペルヴィエル抄 堀口大學訳 小澤書店
贋人形 佐江衆一 筑摩書房 幻想系のようではあるが。署名入り。
みみずく英学塾 由良君美 青土社 やあ探求書GET!来た甲斐があったというものだ。
朝までに 森内俊雄 福武書店 短編集
古書会館の近くで
我輩はカモである ウェストレイク 角川書店 まあ150円だったから。
女刑事キャシー R・R・ジョードン ロマン文庫 ロマン文庫だから。

(今日買った本:10冊 今月買った本:120冊 今年買った本:1015冊)

4月27日(金)
さて昨日はカフカを読みにくいと書いたけど、「変身」に入ったら面白くなりました。こんな世界的に有名と思われる作品をいままで読んでいなかったのも我ながら驚くが、まあ感想は全部読み終わってからということで。なんとか今月中に読み終われるかな?そしたら「黒い家」にしようか。最近SFも全然読んでいないので、読もうという気はあるんだけどね。

明日からゴールデンウィークである。中日二日も休んで9連休だぁ。先月今月とまあ良く働きましたわい。ちょいと休ませてもらいますわ。で、本当は明日仕事だったのだが、事情により行かないことになりました。というわけで注文を出している高円寺に朝は行きたいと思います。まあどうせ当たっていないんだろうけどね。探偵小説はともかく、幻想系はあたってほしいよな。
さてと明日から何をしようか。とりあえず部屋の積読本の片付けの最後通告が家人から出ているので、何とかしないといけないんだけど。読書もしたいし、コンテンツの更新もやらなきゃ。GWにやらなかったら本当にできないぞ。1日くらいドライブしたいけど、混むからなぁ。昔は良く出かけました。今の車を買ったときは本当に嬉しくて、最初の年は、1年間で一万八千キロ走ったからね。毎週のように出かけてた。(古本屋にじゃないぜ)健全ちゃあ、健全だったのお。静岡、山梨あたりはあきるくらいいったからな。当時はBOOK OFFはなかったし。
そう、BOOK OFFといえばわが神奈川県の相模原市が発祥なのだけど、当時は数軒しかなくどれも店舗は小さかった。数年でやめて現在はなくなったけど、当初はカードにポイントが記録され、専用の機械に読ませるとサービスカードが出てくる仕組みだった。だからどこの店でもスロットマシーンくらいのサービス券発行機が置いてあったものだ。でも開店当初の店は多くは今では閉店している。理由はもっと大型の店がそんなに離れていないところに出来たからだ。とにかく相模原近辺は本当に店が多い。ちょっと廻るともう5,6件はあるからね。ただ駐車場が混んでいることが多いので、ちょっと困る。本部は横浜線の古淵にあって、隣のビルはBOOK OFFの研修センターがある。中で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」とか掛け声の練習をやってるのか?(結構、裏でやっているのが聞こえてくる店もある)
なんだか最近漫文が多いな。
(今日買った本:0冊 今月買った本:110冊 今年買った本:1005冊)

4月26日(木)
飲みにいっちまったので、ネタなし。感想もなし。
昨日「黒い家」を読もうか、とか書いていたくせに何となくカフカ全集1に手をだしてしまいました。
こりゃーつらい。電車の中で読むのは超きついぞ。今月中に読み終わるだろうか。というわけで「黒い家」はお預け。
カフカといえば池内紀さんの新訳小説全集が出ているが、本当はそっちで読みたい気がしないでもない。でもいいや。あと純文学系では「ナボコフ短編全集」を買わなきゃいけないな。ナボコフはサンリオの2冊は読んだんだけど、全然覚えてない。「ベンドシニスター」はまあSFといってもいいような作品だった気もするけど。単行本とかも小説は大半持っているのだけど、あまり読みやすいとはいえないのでちょっと臆し気味。ああ、そう言えばロブ=グリエも読まなきゃいけないなあ。こっちは「消しゴム」を読んだきり。これは面白かったな。本当はアンチロマンというか実験小説なのだが、これもSFといっても差し支えない作品だったように思う。こっとは「幻影都市のトポロジー」を探求中。旧ソビエトの小説も読もうかという気になっているし。ソログープあたりが良いかしらん。ザミャーチンという手もあるな。旧ソビエトの作品も幻想的なものが存外多く、見逃せない。でもソビエトの小説の欠点は名前がメチャクチャ覚えにくい。さあもう寝よう。寝しなにカフカでも読むかな。10秒で寝そうだ。
(今日買った本:0冊 今月買った本:110冊 今年買った本:1005冊)

4月25日(水)
給料日なので新刊を買う。
SFマガジン6月号
ミステリマガジン6月号
親友記 天藤真 創元推理文庫
星を拾う男たち 天藤真 創元推理文庫
久生十蘭集 ちくま文庫 さあ、いよいよ次は城昌幸だああ!
魔の淵 タルボット ポケミス 
刻あ卵 東海洋士 講談社ノベルス 幻想文学の収穫と書かれてしまうと買ってしまいます。
これだけかって7千円近いというのは新刊はやっぱり高いなあ。
BOOK OFFで以下を買う。
d日本ミステリーベスト集成(海洋編) 中島河太郎編 徳間文庫 川口さん用
バタフライ(上下) ハーヴェイ 角川文庫 ずーっと買おうと思ってもう何年たつんだろ。傑作「殺したくないのに」を書いたバリ・ウッドの別名義作品である。「殺したくないのに」は面白いからなあ。きっと面白いに違いない。(本当か?)

白い残像 加納一朗 読了 今日は感想は明日にしましょ。
明日から「黒い家」読もうと思います。いまごろこんな本読んでいる人いるんかな。

「猟奇の鉄人」が一時更新停止とのこと。淋しい気持ちは強いが、反面送り手の立場からするとかなりきつかったのだろうと思う。またお時間できたときに、たまにでも良いので、絶妙の語り口を聞かせてくださいね。
とは言え、人事ではない。こんなこと(自分のHP)いつまで続けているんだろう。誰が見ているとも思えないのに。数日日記をためてしまうとかなり強迫観念が出てくるし、コンテンツの更新を事実上全く行っていないのも焦燥感がある。
おいらも辞める時はあとくされなくパッと辞めよう。
(今日買った本:10冊 今月買った本:110冊 今年買った本:1005冊)

4月24日(火)
BOOK OFFと古書店で買い物
d狂人館の惨劇 左右田謙 春陽文庫 誰かいらんか
デンバサールの怪鳥 河野典生 カイガイ出版 見返しに著者の言葉あり。(いいわけだけどさ)
夢の城 ミッシェル・ジュヴェ 紀伊国屋書店
爆風圏 海渡英祐 徳間文庫 
そして粛清の扉を 黒武洋 新潮社
カニバリズム幻想 佐川一政 北宋社
親指小僧の冒険 ミシェル・トゥルニエ パロル舎 とっても持っている気がする。

影の座標 海渡英祐 講談社文庫

舞台はある化学会社。事件の発端は社長の娘婿の失踪であった。最近社では新しい薬品を開発し、その秘密を巡る産業スパイがからんでいるのではないかと見た社長は、警察官の息子で探偵的な才能を持つ社員の雨宮に捜査を命ずる。雨宮は相棒に語り手の稲垣を選び捜査を開始する。五里霧中で捜査を進めるうちに殺人事件が・・・。殺されたのは今回の事件に関係するかそうかはわからないが、どうも行動があやしかった秘書の小林。ついに警察も動き、雨宮の父親の部下だった警部が乗り出すことになる。全体像がつかめないまま捜査をすすめ、なかなか核心へ到達できない二人であるが、そこでまた事件が・・。
探偵小説の鬼、黒白さんお勧めの作品。最初、産業スパイがうんにゃらという紹介だったので、はっきり言ってあまり期待していなかった。ところが読み始めるとそんなことはほとんど関係無い、推理小説であった。文章が平明で読みやすく、キャラクターも生き生きしており、どことなく雰囲気も明るい。好きなタイプの推理小説だ。推理小説はあまり読んでいないのでわからないのだが、最後は常々思っている本格推理小説への不満を解消させてくれる終わり方であった。(何が不満かはネタばれになってしまうから書けない)
なんだかよくわからない乾燥であるが、面白い作品であったので、他の作品も読んでみたいと思う。できれば今度は「伯林」が読みたいのだが買い逃しているんだよな。まあどこにでもありそうだけれども。

明日は給料日である。良かった良かった。
(今日買った本:7冊 今月買った本:100冊 今年買った本:995冊)

4月23日(月)
ヨーロッパの何処かで 読了 続いて読み始めたのは加納一郎の「白い残像」。まだ序盤だけど、いまいちのれないなあ。
アンドロギュヌスの裔 渡辺温 薔薇十字社
目次をあげておく。小説:少女、象牙の盃、兵隊の死、嘘、父を失う話、恋、可哀想な姉、イワンとイワンの兄、シルクハット、勝敗、絵姿、ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった、遺書に就て、アンドロギュヌスの裔、花嫁の訂正ー夫婦哲学ー、或る母の話、赤い煙突、風船美人、四月馬鹿、シナリオ・エッセイ:影、鏡、不幸、風景、足、氷れる花嫁、どぶ鼠、山、降誕祭、進軍、老いたる父と母、子供と淫売婦、十年後の映画界、浪漫趣味者として、寄稿:春寒ー渡辺温君のことー(谷崎潤一郎)、惜春譜ー渡辺温君の思い出ー(横溝正史)、記憶の断層(水谷準)、温という弟(渡辺啓助)、年譜(島崎博編)
感想:一編一編の感想を書くのは意味がないので、書かないが、全体の印象を一言で表現すると、「恋と嘘」といったところだろうか。小説は探偵小説的なものも含まれるが、基本的には男女間の気持ちの揺れを描いたコント風の作品が大勢を占める。反面、シナリオのほうは一閃するイメージを定着させたような幻想的な掌編が多く、城昌幸に近しいものを感じる。個人的にはこっちが好みだ。集中の絵姿は何も説明が無いが、ワイルドの「ドリアングレイの肖像」の短編化。
どれも短い作品ばかりで淡い印象はあるが、風俗的な描写を考えても風化しているような部分は少なく、名作というのはちょっと違う気がするが、現代でも十分鑑賞に耐える好編集といえようと思う。なお装丁は堀内誠一の堅牢な造本で書架に並べるにはとても見栄えがする素晴らしい本である。個人的には外観的に5本の指に入りそうな好きな造本だ。挿絵は渡辺東さん。
ただ作風からすると瀟洒なフランス装とゆったりとした字組みで軽快に読まれるのがふさわしい作品だとは思う。創元推理文庫で刊行予定と聞くが、城昌幸と同じで文庫で読むのはちょっとせわしない。しかしまだまだこの作品集は現代の読者に読まれるべき作品集だと思うので、テキストが入手しやすくなることは大変喜ばしいことだと思う。ちくま文庫もいよいよ城昌幸の巻だしね。作者の作品集としては戦前の全集の合本を除くと、本書とその後近年になって博文館新社から代表的作品と本書に未収録の作品を集めた「渡辺温」(新青年叢書)が刊行されている。創元推理文庫は2冊を合わせた作品集になるのであろう。まずまず楽しみではある。

今日は赤坂の「ですぺら」で種村季弘さんを囲む会が開かれた模様。斎藤さんや金子さんに誘われたものの、結局仕事が押して行けず。10時過ぎまで会社にいるようじゃなあ。せっかく会社の近くなのに。
久々にyahooのオークションに面白い本が結構出ていたが、惨敗。最終的にはすごい値段になっていた。「三匹の野良犬」はとても欲しかったが、最終価格20,000円強じゃあね。通常の古書価を完全に逸脱してる。下村明とか北村鱒夫も人気だったみたい。自分のような薄い古本野郎には角川小説新書自体あんまりお目にかかる本じゃないしね。ま、そのうち手に入ることもあるでしょ。
(今日買った本:0冊 今月買った本:93冊 今年買った本:988冊)

4月22日(日)
早くもkashibaさんのMYSCON2レポートがアップされている。オークションはやはり凄かったようである。おいらのようなやつには鼻もひっかけてもらえそうもないぞ。ともあれ野次馬的にはオークションの最終結果が楽しみだな。
影の座標 読了
感想を1つ。
ミスターアダム パットフランク 早川書房
核融合処理工場の事故により、世界中の男性の精子が破壊され、子供が生まれなくなったアメリカが舞台。世界中が大騒ぎする中、ある地方都市で子供が生まれたというニュースが飛びこむ。主人公の記者が駆けつけてみると噂は本当で、その父親アダムは鉱山技師で事故当時調査のため鉱山奥深く潜っており、鉛で守られていたというのだ。軍や政府がやっきになってそのアダムを抱え込み、アメリカの女性に人口授精を試みようと計画する。一方アダムは国家の重要兵器としての位置付けであり、利害関係から各機関は対立を見る。その中でアダムの最初の発見者であり、アダムに信頼されている主人公はアダムの秘書格としてその組織に組みこまれる。人間としての自由を奪われ、動揺するアダム。人口授精計画は成功するのか?組織間の争いはどうなるのか?
一風変わった破滅ものであるが、今となっては発想自体特に目新しいものではなくなってしまった。また現在の科学ならもっと異なるアプローチを行うであろうことも当然だ。しかしながら当時は核兵器や放射能の恐怖というのは生々しいものであり、現在とはかなり異なる視点でこの物語も受け取られたであろうことも想像がつく。いずれにせよ、同じ眼からはこの小説は読めないのだし、原書発行から50年以上たってしまった今となって、この小説のSF的な側面を語ってみてもそれは意味の無いことであろう。ソビエト連邦が崩壊し冷戦が終わりをつげたように思える今日にあっては、国家間の対立よりも、チェルノブイリや東海村の事故の恐怖の方が近しいものであるし、そういった意味ではこの物語そのものでなくとも、新しい視点から原子力というものに向き合った小説があってもおかしくはないと思えた。ただしその時に書かれるのはSFではなかろう。文明批評というSFの側面が生きていた頃の作品。
なお本書は詳しい方によればピンク、グリーンのハードカバー、グリーンのソフトカバーの三つのバージョンがあるそうである。石原博士のDBで見ると昭和26年1月と昭和27年1月の二つの発行日があるので、ハード,ソフトなのでしょう。手持ちは去年SFセミナーで買ったソフトのカバ欠本である。どんな表紙かはわからない。多分早川書房で発行された記念すべき最初のSF作品かもしれない。著者の作品としては他に久保書店のQTブックスで「戦略空軍破壊計画」が翻訳されている。

ああ明日はまた仕事かあ。茨城の目録は1,2冊は注文ありそうである。
(今日買った本:0冊 今月買った本:93冊 今年買った本:988冊)

4月21日(土)
アンドロギュヌスの裔 読了
近所のBOOK OFFへ。なんとここは2週間ぶりくらいか?とはいえ、なんかしら買うものはあるものだ。
嘘でもいいから誘拐事件 島田荘司 集英社 ただなんとなく。
ユリシーズT ジョイス 集英社 丸谷才一訳の、新装版ではなく全集版。フィネガンズウェイクは持っているが(勿論、未読)、何故かユリシーズは持っていない。しかもTだけ買ってどうするんだという気もするが、まあ100円だしね。Uがどっかに無いとも限らんし。ジョイスなんてアーパー頭で読めるのだろうか。
虹伝説 ウル・デ・リコ 小学館 津山紘一訳。探すとも無く探していた本であるが、調べたら新装版が数年前に出てるんだね。とても美しい本である。
シャーロックホームズ10の怪事件 二見書房 300円という中途半端な値付け。回答編は未開封。2冊買っちゃうと揃えたくなるんだよな。
シャーロックホームズ死者からの手紙 二見書房 同じ。古書価ではとても買う気のおきない本であるが。ゲームブックでしょ。これ?違うの?
郵便局に不在留め置きになっていた荷物を受けとる。Jさんからの買い物。
こわい女 新章文子 桃源社 状態が悪いとのことで比較的安め。確かにあまり良くは無いけど、読めりゃいいや。短編集。なんとなくむずむずとこの人の著書を集めたくなってきましたが(ビョーキだ)、ちょっと無理だね。講談社文庫の2冊以外はまだこれで3冊目だもの。それよりまずは1冊読んだら?って感じだな。さすがに占いの本はいらないけど。
うーむ。たまった(といっても2冊だが)感想は明日にしましょうか。
影の座標はあと少し。ヨーロッパの何処かで カスティリョ を並行して読み始めました。
そういえば今度の新宿展はまたA書店が探偵小説を何点か出していて競争率が高そうだ。まああたらないだろう。自分は他の書店に幻想・純文学系を数点注文出したが、そっちはどうかな?茨城の合同目録も来てるけど、まだ見てないや。
(今日買った本:6冊 今月買った本:93冊 今年買った本:988冊)

4月20日(金)
久々にBOOK OFFの開店時間内に帰れたので閉店間際の駅のBOOK OFFに行く。30分くらい狭い店内をうろうろするが、食指をそそるものはなし。なんだか気力が萎えてるなあ。
買おうかどうしようか迷っていた豊田有恒のノベルス本が売れていてちょっと残念。あんまり見ないんだけど。まあいいや。で、SF作家とかいろいろな本を著作順とか、番号順に読むという行為をこれまで10数年に渡ってやってきたわけだが、一部の叢書や全集を除いてはもうやめようと思っている。理由は二つ。1つは時間が限られている中でなかなか本を読むことが出来ず、いつまでたっても読みたい本が読めないこと。たとえば自分にとってはヨコジュンなんかまだハチャハチャの時代なんだ。もう1つは縛られると、該当の本を山の中から探さなければならず、それがまた大変なため、結局その作家の本とかが読めなくなっている。これは整理をすれば何とかならないこともないのだが、それはもう無理だと割り切り始めた。あと買うほうで言えば、近作などどうせ読むのは先だろうと言うことで、買うのが後回しになってしまうこともある。前出の豊田有恒の本なんか、もう一生読む順番が廻ってこないかと思ったからね。前は雑誌とかの情報を元に自分成なりに著作リストとか作っていたんだけど、インターネットの普及でかなりの部分は、ケア−できるようにもなって自分で調べる必要もかなり減ってきている。ということでこれからは読みたい本を読もうと思います。でも現状では手近な本が多くなってしまうのは致し方ないところであるが。雑誌に関しては読もう読もうと思ってなかなか読めないでいたが、それはやはり発行順に読むという行為は挑戦したい。ミステリマガジン、SFマガジンは冊数が多くて手ごわいので、別の雑誌になってしまうかもしれない。(SFマガジンは昔10数冊読んで挫折した) でも雑誌というのは生き物だから発行されてすぐ読むというのが理想なので、本当に迷うところだ。その点宝石なんかはちょっと持っていないので、順番は全然気にせずに読めるのだけどね。雑誌はとりあえず昔からやろうやろうと思っていた、幻想文学誌再精読かな。ここ何年かの号はあまりちゃんと読んでいるとは言えないしね。あ、あと読むのが勿体無いとか思って読んでいなかった本もこれからはばしばし読もうと思う。これからはできるだけ自然体の読書にしたい。えーこんなもの読んでいなかったの?というような本がこれからは目白押しになると思う。はっきり言って異色作家短編集もブラックユーモア選集も怪奇幻想の文学も全然読んでいないんだぜ。うーむ。我ながら初心に戻ったという感じだな。

夜の冒険者 ジャック・フィニー ハヤカワミステリ文庫
夜の街が好きである。それも夜中。昼間とは違う静かな時が流れているから。そんな人には主人公のリュウの気持ちはよく判るだろう。
たまたま夜中に目が覚めたリュウは夜の街へ飛び出し、街を歩き始めた。普段とは違う風景。ハイウェイには走る車もほとんど無く、運動場には人っ子一人いない。そんな風景の中でリュウは、我が物顔で行動する。やがて車のいないハイウェイで寝転がっているところを見付けられたリュウは、隣のハリイ夫妻と恋人のジョーも誘ってさらに夜の街を徘徊する。その行動はスーパーの駐車場でのパーティーから軽犯罪へとエスカレートし、傲慢な警官に眼をつけられた4人は、ついに警察に追いかけられることになる。しかし4人は警官のあまりな態度に憤りを感じ叛逆を誓う。そして最後に取った行動は壮大な計画だった。
これはミステリ文庫にはいっているが、一風変わった冒険小説であり都会小説である。本来であれば早川文庫NVあたりがふさわしいと思われるが、それはまあ余談。ただしはっきりいって期待が大きかった分、前半はちょっとかったるかったことは告白しておこうと思う。半分くらいまでは冒険というほどではないからだ。でも後半はなかなかに面白い展開になる。そしてラストは、かなり気持ちが良い終わり方だ。人生まだまだ捨てたものじゃないという感じか。
著者はミステリ、SF双方で著名で訳書も10冊を越え、あえて紹介するまでも無いと思う。中では「ゲイルズバーグの春を愛す」(早川書房/早川文庫FT)が大好きな短編集で広くお勧めしたい。ただノスタルジーが強すぎると鼻につくので「夢の10セント硬貨」(早川文庫FT)などは自分的にはあまり評価はしていないのだが。
その他思いつくだけ訳書をあげておく。(記憶違いはご容赦!)「時の旅人」「マリオンの壁」「ふりだしに戻る」(以上角川書店/角川文庫)、「レベル3」(早川書房)、「盗まれた街」(ハヤカワSFシリーズ/早川文庫SF)、「クイーンメリー号襲撃」(ポケミス)「完全脱獄」「5人対賭博場」(ポケミス/ハヤカワミステリ文庫)等。現役本がどのくらいあるのかはわかりません。なおこの「夜の冒険者」は文庫オリジナルなので、他の訳書に比べると入手が一番しにくいような気がします。ずっと読みたくて探していたのだけどキバヤシさんにいただいてしまいました。本当にありがとうございました。
(今日買った本:0冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月19日(木)
yahooに欲しかった本が出てる。入札者がいなかったら入札しようかと思ったが、今日見たら知っている方がいれていたのでやめる。絶対勝てないから。それにしてもあんな本までダブらせいる人がいるとは。まあ、そのうち手に入ることもあるでしょ。
目録もぼちぼち来ているのだが、ああこれ注文しようと思っているうち期限が過ぎていたりする。忙しいせいもあるけれども、困ったものだ。
「ミスターアダム」は読了。感想は後日。黒白さんご推薦の海渡英祐「影の座標」を読み始めました。おりゃするする読めるわい。快調快調。家であまり読めず電車の中ばかりなのであまり時間がとれないので、読みやすいのは助かる。本も黒背のわりになかなか綺麗だし。まあ講談社文庫はシミがつくと目立つくらいで、あまり日焼けしない紙だから古くなってもそれなりの状態のことが多い。でも黒背は角がはげてきてぼろぼろに見えてくることがあるからな。
それにしてもMYSCONのオークションは凄そうだ。どうせ出ても買えないのだが、見るだけでも見てみたかったな。もうちょっと仕事が速く中止になってればなあ。今回はご親切にもその後お誘いいただいたのだけど、事情により行けませんでした。
本当は夜の冒険者の感想を書こうと思ったけどくじけました。ああ本が読みてぇ。
(今日買った本:0冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月18日(水)
あと少しで「ミスターアダム」読み終わりそうです。ヤケが酷いしかび臭いのであんまり持ち歩きたくないのである。
だって欲しいんだもん 中村うさぎ 角川文庫
感想っていってもなぁ。面白かったでおしまいにしたい。小説は持っていないし、あまり読もうという気には今のところならないのだけど、エッセイはもっと読んでも言いと思った。丁度昔原田宗則のエッセイを続けて何冊か読んだ時みたい。(でもこれはネタの繰り返し等があってすぐあきちゃいましたが) 一応後学のため家人にも読ませました。面白かったそうです。ふっふっふ。そうか面白かったか。じゃあ本を買ってきて怒られそうになったら「だって欲しいんだもん!」と答えてあげよう。

ところでまだ幻想文学最新号を買ってません。だって売っている本屋にいかないんだもの。bk1に注文するかな。もう在庫補充されたろ。
どうも体調不良は食あたりだった気がしてきました。風邪の症状も無いのに熱が出たり、熱が下がってもずっとお腹が張っていたりしたからなあ。2日間症状が続いたので本当にやばい病気なんじゃないかと疑っちゃいました。とりあえずホッとする。
でもGWの初日の土曜日が休出になってしまいがっかり。

4月17日(火)
読んでいるのはパットフランクの「ミスターアダム」。
小林文庫の須川さんの書きこみで、電子出版の蘭郁二郎著作集買わなくちゃと思う。というか、前に発行者の黒崎さんに近いうちに買おうと思ってますというメールをさしあげたままになって気になっていたのだ。申し訳ございませんでした。大規模な復刻をされる予定とは聞いていたけれども、そうかあ、完結していたのか。随筆まで収録されて凄いことになってます。
電子出版自体は、紙の本に愛着があるから、正直好きとは言えないのだけど、本が出ることはまず期待できないし、これは絶対買いだな。
ということで興味のある方は下記へ。私も必ず買いたいと思います。
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/zj8/kurosaki/fukkoku.html
本の感想は1冊だけ。
その言葉を 奥泉光 集英社文庫
その言葉を、滝の2編を収録。後者は芥川賞候補。(だからどうということはないのだが) 前者は70年代を舞台にして著者がモデルと思しい主人公と、早熟の同級生との関わりを交えながら青春のある一時期を描く。ジャズがキーワードになっており、読後感はなんとも言えず爽やかである。後者は作風がガラっと変わって、架空の宗教の修養で滝めぐりに出た少年5人組の心の動きと、それを影から管理する青年の心の動きを描いている。架空のシチュエーションなので、いわゆる通常の思弁的な小説とはちょっと趣が異なるが、読後感はなかなか重く、充実している。文庫本で200ページあまりの薄い本だが、かなり読み応えのある本である。最近はミステリー作品等で注目されているが、初期の作品も広く読まれて欲しいと思う。
(今日買った本:0冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月16日(月)
夜の冒険者 読了。
熱は下がったもののもう1つ体調が戻らず。残業がつらいぜ。
6日分日記を書いたが、おざなりだの。いろいろ書こうと思ったことはあれど、全て後回し。おやすみなさい。
(今日買った本:0冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月15日(日)
体調を崩し一日寝てる。ぐったり。
本も読めません。
(今日買った本:0冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月14日(土)
家人の実家へ。BOOK OFFへ。
殺人パック付旅行 ジョイス・ポーター ポケミス
エイプリル・ロビン殺人事件 ライス&マクベイン ポケミス ダブリか?
居あわせた女 ライス ポケミス ダブリかな?
銀の吹雪 蕗谷虹児 西村書店
メグレ激怒する シムノン 河出文庫 やっと見付けた。EQのみ掲載の長編本。EQ持ってんだけど、雑誌だと読みにくいじゃん。
もう1件行こうと思って気分が悪くなって戻ると、早く戻ったことに驚かれる。
そこから1時間かけてぐったりして家に戻ると38度の熱がありました。ぐったり。
(今日買った本:5冊 今月買った本:87冊 今年買った本:982冊)

4月13日(金)
飲み会で遅くなり何もせず寝る。
当然ながら読了もなし。
感想が溜まっているの。
(今日買った本:0冊 今月買った本:82冊 今年買った本:977冊)

4月12日(木)
誕生日である。
だから、どうということはないが、MMさんにならい今年から特別な本を読もうと決心。迷った末に取り出したのが「アンドロギュヌスの裔」薔薇十字社。もうすぐ創元推理文庫で出てしまうし、その前にという心積もりもあったりする。
で、結局小説のみしか読了できず、シナリオ随筆は後回しに。
(今日買った本:0冊 今月買った本:82冊 今年買った本:977冊)

4月11日(水)
中目黒の古書店とBOOK OFF
吉行理恵詩集 晶文社
川底に J・キンケイド 平凡社
こんぐら航海記 マーガレット・マーヒー 福音館書店
四重奏 倉阪鬼一郎 講談社ノベルス また古書店で買っちゃいました。申し訳ないことです。でも新刊書店でも見ておりませんでした。
黒祠の島 小野不由美 ノンノベルス
聖ミカエラ学園漂流記 高取英 而立書房 電撃文庫の元版。文庫はかなり改稿されているようだ。
夢野久作全集3 三一書房 なんでこんな本が100円で転がってるの?買っちゃうじゃないか。ぼくは葦書房の著作集とちくま文庫の全集しか持っていないのでダブリではありません。
数奇者日記 小林恭二 淡交社 茶道に関するエッセイ集。
客の多い家 吉田知子 読売新聞社 エッセイ集。
「夜の冒険者」読み始めました。
(今日買った本:9冊 今月買った本:82冊 今年買った本:977冊)

4月10日(火)
また感想でも。
はるかな町 三木卓 集英社
エッセイとも小説ともつかぬ小品を集めたもの。少年時代を中心に時代をばらばらに故郷での思い出を綴ったものが大半。作者は満州から引き上げた方だったようで、当然時代も戦後すぐである。現在とは時代も当然異なるので、風景は時代の背景は全く異なるし、同じ体験が必ずしもあるというわけではないが、どこか懐かしさや郷愁を感じてしまうのは不思議だ。子供の心に写る風景や、想いには共通点があるということなのだろうか。調べて驚いたが文庫版は現役のようである。エンターテインメントではないが、一服の清涼剤としてお奨めできる本である。
なお著者は多作で著作も多いが、幻想系ではジュブナイルに「ほろびた国への旅」(満州と現代を舞台にしたファンタジー作品)や「星のカンタータ」(ブラッドベリの作品等を連想するリリカルなSF)「大家さんのねこ」等、大人向けでは「かれらの走りぬけた日」「惑星の午後に吹く風」等がある。
「その言葉を」奥泉光、「だって欲しいんだもん」中村うさぎ 読了。
(今日買った本:0冊 今月買った本:73冊 今年買った本:968冊)

4月9日(月)
感想でも書いてみる。
ある愛 ディーノ・ブッツァーティー 河出書房新社
主人公のアントニオは中年のファッションデザイナー。行き付けの売春宿で一人のミラノ風の発音でしゃべる少女に出会う。名前はライーデという。アントニオは少女に次第にひかれ、ついには愛人関係を申し出た。ライーデは金のためそれを承諾するが、アントニオには心を許そうとせず、次第にアントニオの嫉妬やブルジョアめいた愛情をけむたがるようになる。それに反してさらにつのるアントニオの執着。ライーデは裏で男とあったりしているらしい。気が狂わんばかりのアントニオ。そしてライーデの仕打ちに我慢しきれなくなったアントニオはついに反撃に出る。
全編の半分はアントニオの意識の流れがしめている。それも一人のコケティッシュな少女への思いだ。それがずーっと続くのだから読んでいてちょっとつらい。ただし後半1/3はばたばたと展開するのでまずまず面白く読めた。ブッツァーティーは本来幻想的な作風で知られるが、これは幻想的な要素は全くといって良いほど無い。しかしながら解説によれば、「タタール人の砂漠」の中の砂漠に対するものが本作の都市ミラノであり、その象徴であるライーデであるという。確かにそういわれてみればそう読めなくも無い。ライーデの性格描写も謎めいてはいる。ただそうも読めるが、やはり書いてあるとおりに読むのが素直かとも思う。難しいな。
なお作者の邦訳には河出書房新社から本作のほかに「七人の使者」「待っていたのは」「石の幻影」、福音館から童話「シチリア島を征服したクマ王国の物語」、図書新聞から「階段の悪魔」、松頼社から「タタール人の砂漠」(集英社からも過去出ていた)、早川SFシリーズから「偉大なる幻影」が出ています。新刊入手可能なのは「石」「タタール人」「階段」のようです。ちなみに「シチリア」「ある愛」「タタール人」は長編で他は短編集。収録作品はちょこちょこダブっていますので注意。
家人が模倣犯の下を買ってきましたがぼくが買ったわけではないので買書には入れません。
(今日買った本:0冊 今月買った本:73冊 今年買った本:968冊)

4月8日(日)
近所のBOOK OFF
新宿鮫 大沢在昌 光文社文庫 読みましょう。
墜とされし者(上下) 篠田真由美 デュアル文庫 大幅改稿といわれるとつい買っちゃいます。
月山 森敦 文藝春秋 文庫とは収録作が違う?本当は全集が欲しいんですけどね。
死にいたる愛 D・マーティン 扶桑社ミステリー 本当は「嘘、そして沈黙」から読みたいのだけど、どこにあるのかわからない。かといってダブリで買うのは愚の骨頂だし。困ったものだ。
はるかな町 三木卓 読了。感想はまた後日。奥泉光「その言葉を」を読み始めました。
最近日記を書くのが億劫になってきました。でもコンテンツを更新していないので日記をやめると存在意義がなくなります。
(今日買った本:5冊 今月買った本:73冊 今年買った本:968冊)

4月7日(土)
「ある愛」読了。感想は後日。
反町の古書展へ。
カイ・ニールセンの画集 洋書
戦場はぼくらのオモチャ箱 東郷隆 処女作。
新刊の届け物
ミッドナイトシアター(全10巻) 語学春秋社 kashibaさん家で見た本。
ドキドキ! 晶文社 小泉喜美子訳。1983年の初版がまだ在庫アリとは、出版社の良心を感じます。
猿猴川に死す  森下雨村 釣エッセイ。帯の中島河太郎、紀田順一郎の推薦が泣かせます。
金魚のおつかい 与謝野晶子 和泉書院 童話集「少年少女」からの抜粋でした。
(今日買った本:15冊 今月買った本:68冊 今年買った本:963冊)

4月6日(金)
10時過ぎとそれほど遅くならなかったので駅のBOOK OFFへ寄る。
北斗の銃弾 宮本昌孝 講談社
光の都 マイケル・ドーン 早川書房
第三段階レンズマン E・E・スミス 創元推理文庫
体調はいまいち。
(今日買った本:3冊 今月買った本:53冊 今年買った本:948冊)

4月5日(木)
予想通り残業で帰りは午前1時。これぢゃ読書はできまへん。
届いた本の報告だけ。
悪との契約 島内透 河出書房新社 モノクロ写真の小洒落た装丁で善き哉。昭和35年か。考えてみたらこの頃河出書房新社はミステリを結構出していたんだね。古書価がよく判らないのだけど、1500円というのは妥当なところなのかな?
明日も遅そうなのでブッツァーティを読み終えるのは日曜日になっちゃうかも。いやだなあ。
(今日買った本:1冊 今月買った本:50冊 今年買った本:945冊)

4月4日(水)
たまっていた感想など書いてみる。
ラッキーシート 戸板康二 河出書房新社
短編集。著者の作品はアンソロジー等で短編を読んだことがあっただけで、まとめて読むのは始めて。前半が非雅楽もの。トータルな印象を言えば非雅楽もの方が面白かった。なんでだろうかと考えてみたが、謎解きを主眼とした推理小説よりも、小説の展開で楽しむタイプだからかもしれない。決して雅楽ものがつまらないわけではないし、それこそ噺を聞いているような味わいはあるんですがね。これから他の作品を読んでいかないことにはなんとも言えないが、このままだともし自分なりに戸板康二のアンソロジーを作ったら非雅楽ものが中心になっちゃいそうだ。
以下に各作品のコメントを書いてみる。
隣りの老女  老人ホームから話し相手にと連れてこられた。そこの老婦人は自分をどうもぞんざいに扱う。何故か?そして謎が解けたとき、殺人が起こる。どろどろとした醜悪な人間関係が書かれていて、面白い。最後の一言もさらに効果をあげている。
篤行の極致  常に善行を行ってきた社長秘書の男。その秘書は長年仕えてきた社長が死ぬとき、複数の愛人への遺産分配をまかされた。愛人達はその分け前に戦々恐々となる。そして発表の日が来たが・・。これまた人間の見にくい部分が良く書かれている。面白い。
スターの妹  自分の読み方が悪かったのかとてもトリッキーな作品に思えた。もう一度読み返しちゃいました。突然スターになった姉と妹との確執を手記を通じて描く。これまた面白い。
三号室の貫禄  早く寮の日向の部屋に移りたい。そのためには貫禄をつけなければ。主人公の青年は常にそう思って生きてきた。そこに昔酷いめにあわされた社長の甥が帰ってきた。しかたなく社長にとりなす主人公。甥はまた寮に住むようになった。そして事件が・・。あっけなくおわってしまい、小説にもう1つふくらみがなくいまいちの印象。別題「運の悪い男」とつけたくなるな。
ラッキー・シート  昔自殺した恋人が座っていた席に、講演中喪服の女が・・。それには役者のひきぬき問題がからんでいた。中村雅楽がその謎を解く。すらすらと読まされてしまうが、淡白な印象。
写真のすすめ 女が自殺した。そこにある役者の失踪がからむ。そしてその役者が写した写真から雅楽が謎を解く。これまた淡白。
密室の鎧  密室もの。ネタを聞いたら「なあんだ」という感じであるが、歌舞伎の舞台装置等が前面に出ていて著者ならではの作品。

隆慶一郎全集1 講談社
「吉原御免状」「かくれ里苦界行」の2長編と柳生物の短編を収録。文庫で言えば3冊分で読み応えがある。長編は一部二部と言う感じで、後鳥羽上皇の落とし胤の誠一朗が吉原の総代になり、図らずも裏柳生との闘いに巻きこまれていくというもの。吉原の風俗を始めとした江戸時代の風俗に対する歴史的な考証もさることながら、大長編を破綻なく組みたてる構成力、生き生きとした登場人物と手放しで褒めるよりほかない作品である。とにかく面白かったという感想しか浮かんでこないのだ。短編は長編のサイドストーリーと言う感じで柳生一族の男達にスポットを当ててスケッチしたもの。長編の後では少々物足りなさを感じてしまうのはいたしかたないところであるが、登場人物の描きかたのうまさには舌を巻くばかり。エンターテインメントの王道を行く万人が楽しめる作品であろう。
なお解説によると、この誠一郎を主人公にした作品の第三部、第4部、第5部と構想だけはあったそうで、著者が他界した今となっては望むべくもないが、読者としては誠一郎のその後の人生の行く末を読んでみたかった。
妖精作戦 笹本祐一 ソノラマ文庫
著者の本は初読。高校生の榊が通う高校の女子部に転校生が来た。そしてその転校生は超能力者だった。超能力者を集めて軍事目的に利用しようとしてつけねらう超国家組織と高校生達との闘いが始まった。超能力少女のボディーガードに雇われた探偵がからんで地球から月へかけての大騒動。メカフェチの粉を振り掛けたアニメのりで、ストーリー的には目新しさはないものの、まあそれなりの作品。
まあジュブナイルなのでうるさいことはいいたくないが、キャラクターの書き分けができていない。高校生の男子3人が出てくるのだが、誰が誰だか特徴がなくてわからない。ヒロインも影が薄くて印象が希薄。高校生を助ける謎の探偵はステロタイプながらまずまず。でもいい大人が読むにはつらいかもしれない。

「ある愛」は面白くありません。まだ100ページちょっとです。明日明後日は仕事が忙しいし、残業もたくさんしなければいけなさそうなので読書時間はあまりとれそうにもありません。「ポウ全集」全3巻一気読みを計画しているんですが。(半分以上再読ですが)
仕事中に寄った店で
葬式紳士 結城昌治 角川文庫 まだ揃っていないんだよねえ。
羊歯行 石沢英太郎 講談社文庫
もう1軒
死者たちのサッカー 中村真一郎 文藝春秋 幻想小説集。持っていそうなものだが、持っていないんである。
魔都 嵐山光三郎 徳間書店 怪奇小説集?
BOOK OFFにて
ぼっぺん先生のクリスマス 舟崎克彦 筑摩書房 あと何冊なんでしょうか。さっぱりわかりません。
d恋人たちのリフレイン 鳥居美恵 コスモティーンズ 表紙を見たら持っていないと思ってたのに。誰かもらってくれませんか?

Gの当選本がそろそろ届いているらしいので全部はずれかな?まあ予想通りだな。
(今日買った本:6冊 今月買った本:49冊 今年買った本:944冊)

4月3日(火)
外出先の古書店で。
海の壁 船山馨 河出文庫 何故か今日黒白さんも同じ本を買っていた。
角のロワイヤル 東郷隆 角川文庫 家で5巻を見付けたのでそろえてみようと思います。
芸能界考視学 河野典生 大陸書房 芸能エッセイ。一生懸命探していたわけではないし、はっきり言って河野典生の著作を揃えるためだけに買いました。読まないかもしれません。すいません。
古書Dさんから
亡霊の言葉 火野葦平 五月書房 手持ちが函欠の裸本だったのでつい買ってしまいました。誰か裸本いりますか?

読書はブッツァーティの「ある愛」を読み始めました。予想通り純文学のようです。いまのところ全然おもしろくありません。寝てしまいます。
明日からは本を買わないで読む生活に戻りたいと思います。
注文品はGで出しているのがあるけど、まあはずれでしょうから、残り来るのが確実な古本は1冊だけ。新刊はもう少し注文中のものがあるけど。
(今日買った本:3冊 今月買った本:43冊 今年買った本:938冊)

4月2日(月)
妖精作戦 笹本祐一 読了 これも感想は後日と言うことで。
駅のBOOK OFF。
名探偵チビー 泣き虫せんたく屋の謎 新庄節美 講談社 やっと2冊目。なかなか見つかんないね。
クラマ博士のなぜ 山中恒 理論社
ラ・ペルーズの大航海 ジュル・ヴェルヌ NTT出版 ノンフィクション。こんなの出てたんだ。知らんかったなあ。
黒死館殺人事件 小栗虫太郎 教養文庫 松山俊太郎の解説ねらい。持ってないのが不思議?桃源社も創元推理文庫もあるからね。推理小説大系にも入っていたっけ?
童子の影 津島佑子 集英社文庫
釣りにつられて 夢枕獏編 福武文庫 釣にはあまり興味がないんですが。
占い師はお昼寝中 倉知淳 創元推理文庫 1冊読んだことがあります。いまいちあいませんでしたが、今度はどうでしょうか。
聖なる死の塔 黒崎緑 講談社文庫 デビュー作のようですね。
女豹の標的 黒木曜之助 春陽文庫 いっちゃあなんですが、つまんなそうだなあ。
注文取り置き分を受け取りに行く。
パイデイア1〜12 竹内書店 幻想系周辺雑誌として買いたい雑誌でした。いったい何号まで出たんでしょうか???
雑誌の揃いと言えば、いまとなっては随分売れ残っていた「オカルト時代」揃いを買い逃したのが悔やまれます。また迷った末買わずに、問い合わせたら売れてしまっていた「推理界」揃いを買い逃したのも悔やまれます。まあいいんですけど。どうせ読めないんでしょうから。
d空白との契約 スタリイ・エリン ハヤカワミステリ文庫 なんとなく。
太平洋を股にかけろ スンダリ 講談社文庫 誰やねん。後ろの紹介で「推理小説」ではなく「探偵小説」となっているのが気に入った。
バカンスは死の匂い モニック・マディエ 角川書店 長島良三訳のフランスミステリとくると反射的に買ってしまいます。病気だね。

なんといってもヴェルヌとチビーで今日は結構満足。
(今日買った本:24冊 今月買った本:40冊 今年買った本:935冊)

4月1日(日)
体調が悪いので一日家でゆっくりしている。
でも本が届く。
古書店
定本小川未明全集3 講談社 これで4冊。あと5,6巻だけど、入手はできないんだろうな。
聖女が死んだ エアード ハヤカワミステリ文庫
13の判決 英国推理作家協会編 講談社文庫 それなりの値段だったんだけど、来てびっくり。これ持ってる?読んでる?
怪盗レトン シムノン 角川文庫 やっと買えました。
犬橇 ジョバンニ ハヤカワ文庫NV
謎の暗号 森下雨村 少年倶楽部文庫 何冊になったんでしょ。
怪獣男爵 横溝正史 ソノラマ文庫 何となく買ってしまう。
真珠塔・獣人魔島 横溝正史 ソノラマ文庫
のらくろ漫画集(1) 田河水泡 少年倶楽部
ターザンと蟻人間 バロウズ ハヤカワ文庫SF ターザンはまだまだ完集にはほど遠いね。
時のかたち 服部まゆみ 創元推理文庫
白い残像 加納一朗 徳間文庫 状態が悪くてがっかり。
風来先生 白川渥 春陽文庫 よしださん絶賛で買ってみる。
bk1、紀伊国屋から新刊
ペニス 津原泰水 双葉社 著者署名カードつき。 これは本屋で注文しにくいだろうなあ。
幻日 福澤徹三 ブロンズ社 気になっていた怪奇小説集。次の日古本屋で見付けたけど。
天帝妖狐 乙一 集英社 探していたけど、なんてことはない新刊在庫ありだったんじゃん。

読書は「隆慶一郎全集1」と戸板康二「ラッキーシート」読了。感想は後日としましょう。
家人は「模倣犯」の上巻を一日かけて読み終えたようです。
(今日買った本:16冊 今月買った本:16冊 今年買った本:911冊)