7月31日(水)

うー、時間が無いよ。

天使の世界 マルカム・ゴドウィン 青土社
d続新宿警察 藤原審爾 双葉社
異界への扉 F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
惨殺の月夜 T・ランクフォード 扶桑社ミステリー

(今日買った本:4冊 今月買った本:148冊 今年買った本:1099 冊)

7月30日(火)

読書は「ハサミ男」を選択。学芸大学が舞台というのは身近ですのお。

明日は川崎さいか屋の古書市初日であるが、いけないのが悔しい。せめて地元の古書市くらいは行きたかったのだが・・。
結局目録注文もしないで終わってしまった。
早いものでもう7月も終り。どんどん時間のたつのが早くなっているのはやっぱり年をとったということなんでしょうかね。

(今日買った本:0冊 今月買った本:144冊 今年買った本:1095 冊)

7月29日(月)

とりあえず感想など書いてみる。ちょっと片手間に感想を書くには歯ごたえありすぎかもしれない。

ココ(上)(下) ピーター・ストラウブ 角川ホラー文庫
主要な登場人物はいずれもベトナムの帰還兵。久しぶりにベトナム戦争慰霊碑のお披露目にあたって、小隊の仲間が集まる。この男たちはベトナムである事件を起こしていた。しかしそれゆえに心に傷を負っているのだ。集まった男たちはシンガポールで発生した連続殺人事件のことを知る。その犯人は「ココ」と名乗っていた。その名前は彼らにとって特別な響きをもっており、その犯人は同じ小隊の生き残りではないかと推測する。当時の少尉であるビーヴァーズは集った仲間にその犯人を探しに行くことを持ちかけた。プールを除く3人はそれを承諾し、シンガポールに旅立つ。彼らは犯人はアンダーヒルという戦友ではないかと疑っていた。
その後は、ココを名乗る殺人鬼を探し、バンコク、ニューヨークと舞台を移しながらの追跡行が描かれるが、彼らは犯人を追いかけながらも、心の中の暗い記憶とも戦うこととなる。やがて明かされる犯人の男とその過去の姿は、一人の少年がどのようにして変わっていったのか、戦争は彼にどのような傷跡を残したかを知ることになる。
キングと並ぶアメリカホラー小説界の巨匠による文庫上下で1000ページ近い大作。さすがに読みでがあるが、超自然的な要素はもちろん、恐怖を主眼とした要素もほとんどないので、ミステリーではあってもホラーとはいえないだろう。しかしベトナム戦争という扱いずらそうなテーマを中心に据えて人間ドラマを描くことによって、重厚な作品に仕上がった。また大作であっても登場人物を不必要に増やしていないため掘り下げも充分で、各個人の内面、お互いの関わり、戦争の傷と現在かかえる個としての問題が描かれることによって生きた人物像を描くのに成功している。
それにしてもベトナム戦争というのは結局なんだったのか、という問いかけが自然に出てくる、そんな作品である。キングに比べると楽しんで読みたい向きにはあまりにもテーマが重く陰鬱なため、エンターテイメント度は低いけれども、逆にテーマ性、読み応え、コク等はキングに勝っていると言えるんじゃないか。さすが巨匠。でも自分的にちゃんと消化するにはあと何度か読み返さないとだめかもしれない。



(今日買った本:0冊 今月買った本:144冊 今年買った本:1095 冊)
 

7月28日(日)

呪いの心霊ビデオ 読了。「幽霊物件案内2」を買っていないことが判明。買っておかなくては。

近代フランス小説集 鈴木信太郎編訳 春陽堂 値ははったけれども、幻想小説アンソロジーともいえる内容なので欲しかったのだ。
きたれ、甘き死よヴォルフ・ハース 水声社 水声社(旧・書肆風の薔薇)といえばアンデス叢書だったんだけれど。
ニューヨーカー・ノンフィクション 常盤新平編訳 新書館 限りなく読まない可能性が高いけど。
君がいる風景 平谷美樹 ソノラマ文庫
ゴードン・スミスの日本怪談集 荒俣宏編訳 角川書店
きつねのテスト 小沢正/片山健 ビリケン出版 片山イラスト・署名
オルファトグラム 井上夢人 毎日新聞社
冒険小説の時代 北上次郎 集英社文庫
中国好色犯罪小説集 駒田信二 旺文社文庫
贋作師 篠田節子 講談社ノベルス あとがきがついているから。

「ココ」の感想を書こうと思ったが、時間がかかりそうなので順延しよう。

yahooで大海赫が高値。欲しいけれど、これじゃあね。復刊ドットコムに期待しましょ。

(今日買った本:10冊 今月買った本:144冊 今年買った本:1095 冊)

7月27日(土)

「ココ」読了。「呪いの心霊ビデオ」を手にとる。

今池電波聖ゴミマリア 町井登志夫 角川春樹事務所
ウロボロスの波動 林譲治 早川書房
SFマガジン9月号
ミステリマガジン9月号
d復讐の女神の裁き JAジャンス 教養文庫 失敗。完集するまで何冊ダブリだろう。
風はねじれて 山本甲士 中公ノベルス
「クロック城」殺人事件 北山猛邦 講談社ノベルス
ロケットガール 野尻抱介 富士見ファンタジア文庫
墓碑銘に接吻を 松本賢吾 学研
児童館の黒キリン事件 新庄節美 講談社 こっちもあと1冊。集まるのはチビーとどっちが早いのやら。

(今日買った本:10冊 今月買った本:134冊 今年買った本:1085 冊)

7月26日(金)

届いている本。
現代色単語辞典 竹熊健太郎+庄内良介 群雄社出版 
図画蜂起 中村宏画集 美術出版社 署名
おみまい 矢川澄子/宇野亜喜良 ビリケン出版 宇野署名 矢川澄子の初オリジナル絵本らしい。少し意外。「はるなつあきふゆ」は絵本には入らないのだな。
アックス 青林工藝舎 佐伯俊夫署名 一応マンガ本のようなのでカウント外。
佐伯俊夫最初期画集 青林工藝舎 署名
タブロオ機械 中村宏画集 美術出版社 署名

(今日買った本:5冊 今月買った本:124冊 今年買った本:1075冊)

7月25日(木)

不滅の少女 文・矢川澄子 絵・宇野亜喜良 ギャラリー・イブ
最近亡くなられた著者の少女に関する短編・詩・エッセイ・評論を集め、宇野亜喜良の美しいイラストをちりばめた瀟洒な大判の本。限定500部。テキストはあとがき以外全て他の本で読めるものだが、テーマで集成されるとまた別の味わいがある。「少女」という響きは何かノスタルジックな響きがあり、女性が描く場合と男性が描く場合では、男性はなりたくてもなれない(なれなかった)ものであるから美化して描き、女性では自らがそうであった(もしくは現在もそう)対象を描くのだから非常に現実的になることが多いように思う。著者の場合、こちらのイメージとしては著者自身がまさに「不滅の少女」であるが、著者が少女を描く場合は「少女、その不可思議なもの」という視点があるように思う。
何かのために収録作品と初収単行本を書いておく。
臨終の少女 「架空の庭」 孤独な少女の残酷さと哀しさを描く初期の幻想小説。
妾ハ童唄抄 「ことばの国のアリス」 童謡をベースにした言葉遊び詩。
性の彼方に 「わたしのメルヘン散歩」 アルニムに関する評論。
ありのすさびのアリス 「アリス閑吟抄」 言語実験感覚溢れた実験的な詩。
不滅の少女 「灰少女の灰皿」 ドジスン教授(ルイス・キャロル)の肖像とその写真の対象となった少女たちを描いたエッセイ。
囚われの少女さまざま 「灰少女の灰皿」 「囚われの少女」というイメージを種々の文学作品に見るエッセイ。
G ガイスト 「わたしの気まぐれAtoZ」 Gはghostであるgirlである。
あるアリスの終焉 「矢川澄子作品集成」 アリスというネーミングの少女を主人公にした実験小説。
不滅の少女を擁立する少女たちの大行進 「矢川澄子作品集成」 タイポグラフィと言葉遊びの融合し
た実験的な詩。見事。


(今日買った本:0冊 今月買った本:119冊 今年買った本:1070冊)

7月24日(水)

バイオ・ハザード 牧野修 角川ホラー文庫
呪いの心霊ビデオ 小池杜彦 扶桑社

実際はあまり読めていないのだけれど、小池杜彦さんの本は買うようにしているのだ。


(今日買った本:2冊 今月買った本:119冊 今年買った本:1070冊)

7月23日(火)

モコモコネコが空を飛ぶ 斎藤伯好 岩崎書店
ネコ型宇宙人(タクネテケ星人)が地球に訪れ、仲間(地球のネコ)が人間にいじめられていると思い、調査に赴くことになった。調査員はイムル。調査の結果によっては地球破壊も辞さない。そこで出会ったのが猫好きの少年トモとチーコであった。
ジュブナイルなので、ここまで読むと大体あとは予定調査的に進む。子供が読むには丁度良い優しい作品である。有名なSF翻訳家が書いた珍しい創作ということでまあ話のたねにどうぞ。


「ココ」を読む間にニッチ読書第二弾で矢川澄子「不滅の少女」を読了。とても薄い本だけどね。

(今日買った本:0冊 今月買った本:117冊 今年買った本:1068冊)

7月22日(月)

完全オフ。
本を10数冊発送。したにもかかわらず、こんなに本を買ってきてしまい、結局増えちゃった。ばかだねえ。ダブリが多いし。
d人獣裁判 友成純一 奇想天外ノベルス
虚無回廊U 小松左京 徳間書店 せっかくなので帯つきを探すことにする。
出生率0 大石圭 河出書房新社 文庫2冊ももってるよ。
動く不動産 姉小路祐 角川書店 横溝賞。選評がついているので良しとしましょう。
墜ちていく僕たち 森博嗣 集英社 
泥だらけの純情 藤原審爾 双葉社
兄の殺人者 ディヴァイン 教養文庫 M10。
d金色のライオン 香山彬子 講談社青い鳥文庫
dモヒカン族の最後 戸井十月 講談社 こんなものダブッてどうするねん。あと5冊。
ひとつのポケットから出た話 チャペック 晶文社 持っているような気がしてならないが。
夜にひらく窓 久美沙織 早川文庫JA
居酒屋ゆうれい 山本昌代 河出文庫 これも。
CROOK1 藤木凛 幻冬舎文庫
闇の画廊 菊地秀行編 角川ホラー文庫 員数外。
アザゼルの鎖 梅津裕一 角川スニーカー文庫
モザイクV 中井紀夫 徳間デュアル文庫 2巻をまだ買っていないようだ。
あけめやみ とじめやみ 久美沙織 早川文庫JA これも。
真珠たち 久美沙織 早川文庫JA
d妖魔の宴 ドラキュラ編1 竹書房文庫
フォー・レターズ・オブ・ラブ ニール・ウィリアムズ アーティストハウス
木島日記 (漢字が出ない) 大塚英志 角川書店
虚構まみれ 奥泉光 青土社
ddd眠りなき狙撃者 マンシェット 学研 またやっちゃった。「殺しの挽歌」だっつーの。
葬列 小川勝巳 角川書店
C.H.E 井上尚登
灼撃の山塊 樋口明雄 中公ノベルス
高層の侵撃 樋口明雄 中公ノベルス サイレントファイアの2,3,4を探してます。
スティームタイガーの死走 霞流一 ケイブンシャノベルス ケイブンシャってつぶれちゃったんだよね。
彼女はたぶん魔法を使う 樋口有介 講談社
雨中の客 浅黄斑 双葉社

調べていたらおととい買った久美沙織の「孕む」の元版を買っていたことが判明。あーあ。

「ココ」の上巻をようやく読了。今週中に読み終われるか?
長いので気晴らしと日記のネタつくりに浮気。SF翻訳家斎藤伯好氏の創作「モコモコネコが空を飛ぶ」をあっというまに読了。あとや矢川澄子さんの追悼で「不滅の少女」を読んでいる。こっちも画廊の出した薄い本なので、あっというまに読み終わるでしょう。


(今日買った本:29冊 今月買った本:117冊 今年買った本:1068冊)

7月21日(日)

仕事は中止の予定だったのに、不幸の電話で結局仕事。けっ。

d一人の男が飛行機からとびおりる バリー・ユアグロー 新潮社
dソウルイーターを追え マイク・レズニック 新潮文庫
ミシシッピの生活(上) マーク・トゥエイン 彩流社
d菊帝悲恋 塚本邦雄 集英社 なんか見覚えあったんだよな。

結局「ココ」の上巻が少し残ってしまった。

(今日買った本:4冊 今月買った本:88冊 今年買った本:1039冊)

7月20日(土)

少し仕事。明日もその予定であったが、中止。そのかわり来週の土日がまた仕事の可能性が出てきてしまった。

むしゃくしゃしたので本を買う。
百物語 平谷美樹 ハルキホラー文庫 長編しか出版していないSF作家が突然何故にこんな本を?
闇の音 明野照葉 ハルキホラー文庫 まだ読んでいないがせっせと買っている松本清張賞受賞作家
孕む 久美沙織 光文社文庫 元版が出たときから欲しかったんだよねー。文庫になってよかった。帯にも紹介にも無いけど、ホラー小説集じゃないのか?

角川ホラー文庫に予告されている牧野修のノベライズは出ているのか?

「ココ」の上巻は明日中くらいには読み終わりそう。ということは今月中には上下読み終わるかな?ネタがもたないから、浮気で童話でも読もうかしらん。

(今日買った本:3冊 今月買った本:84冊 今年買った本:1035冊)

7月19日(金)

夢中の人生 高井信 講談社
著者の本では入手が難しいと思われるショートショート集。入手までかなり苦労しました。36篇の作品が収録されており、発表誌も古いものは大学の学内誌で、ほとんどはいくつかのSF雑誌と「小説推理」のようである。
バラエティに富んだ作品集ではあるのだが、総体的な特徴をあえてあげると、ナンセンス味ということになろうか。中でもだじゃれや語呂合わせを使用しているものが一番持ち味を発揮しているように思う。例えて言うならば、小説というより落語のような感じ。したがって落語やナンセンスが好きな人には楽しめる作品集ではないかと思う。
本書で印象に残った作品をいくつかあげると「やまいだれ症候群」(ナンセンス)「ブリザード空間」(SF)「バトン・タッチ」(ドタバタ)「噴飯」(グロテスクナンセンス)「赤い糸」(ナンセンス)「胃変」(ナンセンス)「親子の絆」(怪奇)「金ノイローゼ」(ナンセンス)「夢中の人生」(幻想)あたりであろうか。特に外国語には翻訳不可能な「やまいだれ症候群」あたりはナンセンス小説集を編んだら収録されそうな作品である。
なお、集中「もうひとりの私」はアポリネールあたりの書きそうな短いコント風の作品であるが、幻想的かつ恐怖を感じさせる作品で、本書中では異色である。ぼくが鏡をモティーフにした作品を編むならば、ぜひ収録したいと思う好みの作品であった。
疲れているときにはこういう肩のこらない作品集がいいね。

(今日買った本:0冊 今月買った本:81冊 今年買った本:1032冊)

7月18日(木)

緋色のマニエラ 山本タカト画集 エディシオン・トレヴィル
アルプスの音楽隊/むずかしい木 北川幸比古 桜企画
スマートカント アーヴィン・ウェルシェ 青山出版社 信頼している翻訳家風間賢二の訳。併録の短編はSFらしい。

(今日買った本:3冊 今月買った本:81冊 今年買った本:1032冊)

7月17日(水)

昨日買った本を忘れていました。
久々に上京したので
幻想文学64号 昔は最新号が出るのを待っていた記憶があるのだが、最近は時間がたつのが早くてもう出たの?って感じもなくもない。年をとったってことかしらん。

骸骨島 高木彬光 神月堂 おー帯つき。特別おまけつき。個人的にはへたにイラストの表紙をつけるよりこの装丁の方が瀟洒で好きだな。背表紙に通し番号とか、巻末と帯に続刊予定とかあると面白いのだけど(笑)。続刊を陰ながら期待してます。もちろんこれはちゃんと読みますね。

Mさんがネット休業宣言。どうしたんでしょうか?

(今日買った本:2冊 今月買った本:78冊 今年買った本:1029冊)

7月16日(火)

予想通り、「ココ」は今のところ暗く、重たく、長いです。さて読了はいつでしょう?

本の感想。
妖霊星 瀬川ことび トクマノベルス
瀬川貴次名義でスーパーファンタジー文庫から多数のファンタジーを、瀬川ことび名義で角川ホラー文庫で短編集を上梓している著者の初の?大人向け長編作品にあたる。
舞台は室町時代。登場人物に結城座で能役者を目指す鷹矢を一方に、もう一方には地獄太夫や細川勝元といった実在の人物を配している。ストーリーとしては地獄太夫が自らの過去への復讐のため(が全てなのかどうかはいまひとつ明確には明かされていないのだが)、世の中を混沌に陥れ、地獄を現出させようとするたくらみとその行方が中心となる。伝奇部分としては天狗や幽霊、崇徳上皇まで登場しにぎやか。
地獄太夫は室町時代の人間とは思えないが、総じてキャラクター的には良く描けていて秀逸。ただ登場人物を派手に出しすぎたためか有機的に絡まっているとは言えず、最終的に何のために出てきたのかわからないような登場人物が散見されるところは少し残念。また最後もちょっと肩透かし気味ではある。
とはいえキャラクターの造形はさすがに巧く、ストーリーもまずまず面白いので、伝奇が好きな人はどうぞという感じでしょうか。


日曜日に買った本を忘れていました。
おもちゃ屋のクィロー J・サーバー 福音館書店

(今日買った本:1冊 今月買った本:76冊 今年買った本:1027冊)

7月15日(月)

届いた本をまとめて。
鶯はなぜ死んだか 西東登 青樹社 エッセイ含みM6です。そのうち文庫が2冊です。
眼玉のハーレム 合田佐和子 PARCO出版 美しい本ですね。
地球人への手紙 蕭建亨 太平出版社
まぼろしの金持ち鳥 張天翼 太平出版社
鼻のないゾウ 遅叔昌他 太平出版社
後半3冊の中国SFはネット書店で新刊購入したのだが、こんな本をまだ新刊で買えたのに驚いた。なお「鼻のないゾウ」は中の挿絵を松本零士が書いていますが、なかなか良いです。紀伊国屋では入手不可、bk1でも出てきませんが、J−BOOKで偶然見つけて購入成功。ネット書店によって違いがあるのは取り次ぎとかの関係なのだろうか?でも今J−BOOKを見たら「鼻のないゾウ」は販売停止になっていました。このタイミングで注文する人が日本にそういるとは思えないので、本当に最後の1冊だったのかもしれません。本当はもう1冊「町に恐竜がやってきた」もほしかったのだけど、こっちは買えませんでした。残念。でもまだ2冊は買えるので、興味がある人は在庫があるうちに早く買った方がいいかも。古本で見つけるのは大変そうですぜ。
ささらさや 加納朋子 幻冬舎
空のオルゴール 中島らも 新潮社
がふいしんぢゅう 岩井志麻子 角川書店
わたし 坂東真砂子 角川書店

(今日買った本:9冊 今月買った本:75冊 今年買った本:1026冊)

7月14日(日)

たくさん買い物。
殺人鬼の放課後 角川スニーカー文庫
推理百貨店別館 新保博久 冬樹社
双月城の惨劇 加賀美雅之 カッパノベルス
遊民爺さんと眠り姫 小沢章友 小学館
サイファイ・ムーン 梅原克文 集英社
哀しい玩具 薄井ゆうじ 実業之日本社 既に何を持っていないか把握できない・・。
虚無回廊V 小松左京 角川春樹事務所 新刊書店でも見たこと無かった。
龍宮 川上弘美 文藝春秋
ホラーミステリーベスト100 三谷茉沙夫 三一新書
頭蓋骨の中の楽園 浦賀和宏 講談社ノベルス
左眼を忘れた男 浅暮三文 講談社ノベルス
壁の中の時計 ジョン・ベレアーズ アーティストハウス
だから? キン・シオタニ 葉文館出版
陰陽師伝奇大全 東雅夫編 白泉社
神の柩 本岡類 講談社
d妖怪現わる 中山一朗 遊タイム出版 持っている気がしたんだ。
魚の声 内海隆一郎 集英社 ホラーっぽい紹介の帯だけど、本当かな。
カロリーヌむかしのくにへ P・プロブスト BL出版
カロリーヌつきへいく 同
カロリーヌうみへいく 同
カロリーヌパリへいく 同
カロリーヌのだいサーカス 同
カロリーヌはめいたんてい 同
カロリーヌのガリバーりょこう 同
カロリーヌほっきょくへいく 同
アフターダーク ジム・トンプスン 扶桑社
残酷な夜 ジム・トンプスン 扶桑社
死にぞこないの青 乙一 幻冬舎文庫
ヴィーナス・シティ 柾悟郎 早川文庫 文庫は持っていない気が・・。
模型夜想曲 白鳥賢司 アーティストハウス ちょっと気になる本ではある。

過去の自分の日記を見ていて、「新刊で買った本は1ヶ月以内に読む」なんて書いてるよ。何言ってんだか。下手したら新刊しか読めなくなるじゃん。前言撤回。それは無理です。

「妖霊星」瀬川ことび 「夢中の人生」高井信 読了。

いよいよ「ココ」に入りますが、今月中に読み終わるのでしょうか?

(今日買った本:30冊 今月買った本:66冊 今年買った本:1017冊)

7月13日(土)

暑い日が続きますな。クーラーつけて寝てばかりいます。暑いと読書も進まない。もうちょっとさくっと読んじゃえばいいのだけど。
ある人からメールをもらって、待望のあれが今年中に出るかもしれないと教えてもらう。楽しみ楽しみ。あとあそこの出版社では予告が出たままのあれが出ればなぁ。

はてさてネタもないことよ。オールスターも結局見れず。なんで土日じゃなくて金土だったんだ?金は阪神勢が活躍したようで、今年のセリーグは結局?

(今日買った本:0冊 今月買った本:36冊 今年買った本:987冊)

7月12日(金)

届いた本
魔法医師ニコラ/犬のキャンプ 世界大衆小説全集7 小山書店
ドクター・オクス ヴェルヌ全集24 集英社
虚空の要塞島 友成純一 勁文社 古書価だけど、見つけられなかったので。
無性に本が買いたくなるが、会社を出たのがブックオフも終わっちゃった時間なので、閉店間際の地元の書店で買い物。
シルヴィウス・サークル 迫光 東京創元社 
トーキングヘッズ17 ゴシック・テイスト 書苑新社 買っていなかった叢書だが、特集が特集なので買う。こうなるとバックナンバーが欲しくなっちゃうんだよな。

ただしいだじゃれの本 横田順彌 草土文化社
明治物を読んでいないせいもあるけれど、ヨコジュンというとハチャハチャSFというイメージがある。これはその創作の実践というか、だしゃれをどのように作ったらいいかという方法を真面目に考察した本で、さしずめ「あなたもだじゃれが言える!」といったところか。作品中には高井信のショートショートや高信太郎のまんがなど他作家のだじゃれ作品収録もあるし、巻末にはヨコジュンの短編2編が再録されている。子供向けとはいえ、ヨコジュンのだじゃれについて語ったエッセイ的な側面もあって、愉快な本ではある。


(今日買った本:5冊 今月買った本:36冊 今年買った本:987冊)

7月11日(木)

買い物報告。
カイマナヒラの家 池澤夏樹 集英社
ふしぎなえ 安野光雅 福音館 著者の最初の本だということです。
瓶の中の手記 ジェラルド・カーシュ 晶文社 幻想文学館管理人としては購入しなければなりません。
シャドウ・オーキッド 柾悟郎 コアマガジン 久しぶりの著書かと思ったら、雑誌連載されたのはずいぶん前みたいですね。bk1でいきなり売上位に食い込んでますが、これは普通の本屋では売っていないからではないでしょうか?
妻の帝国 佐藤哲也 早川書房 やっと見つけました。配本数が少ないんでしょうか?読まないうちにたまってきちゃった。次は林譲治さんのようです。
芥川龍之介妖怪文学館 東雅夫編 学研M文庫 1500円の文庫だが、それに見合う量と内容。東さんさしい力のこもった編集が光る。巻末の怪談座談会などは(畑耕一!も参加)二度と復刻されるとは思えない好企画である。芥川と聞いてどういう構成かと思ったが、さすが。怪奇好きは買った方がいいと思うよ。

(今日買った本:6冊 今月買った本:31冊 今年買った本:982冊)

7月10日(水)

ホラー小説大全 風間賢二 角川ホラー文庫 新刊で買っているにもかかわらず、読まないうちに増補版が出てしまったの巻。

ちなみに読んでいるのは瀬川ことびの「妖霊星」である。

(今日買った本:1冊 今月買った本:25冊 今年買った本:976冊)

7月9日(火)

奇妙な新聞記事 ロバート・オレン・バトラー 扶桑社

ピューリッツァー賞受賞作家の短編集。帯には奇妙な味の短編集とある。ちょっと期待して読んでみた。
「「タイタニック号」乗客、ウォ−ターベッドの下から語る」 タイタニック沈没で命を失った男の、沈没直前のある女性との出会い。海を漂い、大気を漂う、今もそのことを思い出す。
「夫の不倫を目撃した義眼」 優しい夫。しかし夫は不倫をしている?妻は義眼を寝室に残し、家を出る。義眼は夫の姿を見つめつづける。
「エルヴィスの刺青をつけて生まれた少年」 ぼくの胸にはエルヴィスの刺青がある。なんであるって?あるんだからしょうがない。ぼくに興味を持つ女の子がいるけど、これを見せたら驚くかな?
「クッキー・コンテスト会場で自分に火をつけた女」 妻の作るクッキーが好きな夫が死んだ。妻はクッキーコンテストに出場を決意する。一緒に出るのは隣のやはりクッキー好きの夫を失った友人。クッキーコンテストでクッキーを作りながら思い出すのは夫のこと?
「オウムになって妻のもとに戻った男」 わたしはオウムになって家へ戻った。妻が浮気をしているようだ。相手は会社の男である。わたしはまず観察をすることにした。
「車にひかれて淫乱になった女」 わたしは編集者。タクシーを拾うと、運転手が魅力的に見えてくる。
「九歳の殺し屋」 九歳の殺し屋。あなどっちゃいけない。マフィアでも殺してしまう。そして誰にも怪しまれない。
「キスで死をよぶ女」 わたしとキスをした男は必ず非業の死をとげる。いまつきあっている男は?
「地球滅亡の日は近い」 地球に激突しようと巨大遊星が近づいている。ぼくらは今どういう行動をとったら良いのか?
「探しています、わたしの宇宙人の恋人」 わたしの恋人は宇宙人。とても優しい人。彼は彼の星へ帰らなければならない。一緒についていくべきなのかしら。
「JFK、ジャッキー・オークションにあらわれる」 JFKは極秘裏に保護され生きていた。彼は思い出の品がオークションに出されるときいて、会場へ赴く。人びとは彼に気がつくのか?
「「タイタニック号」生還者、バミューダ三角水域で発見さる」 巻頭の1篇と対をなす作品。こちらは女性側からの話。女性は生き残り、未来へ紛れ込む。忘れられないのはタイタニック沈没直前の男との出会い。
ジャーナリスト出身で、これらの作品も扇情的なタブロイド新聞のタイトルめいたものを使ってストーリーを組み立てたもの。したがってタイトルが命であるのだが、反面このような作品の構造上、タイトルが作品の大方を代弁しているという特徴があるため、サプライズは少ない。それと筆致のせいなのかどうか、構成のせいか判然としないのだが、どれも荒唐無稽なファンタスティックな要素を含んでいるのにもかかわらず、その要素をあまり感じさせない。あたかも新聞記事というか事実を書いたもののようである。これは著者の意図としては「ホラ話」として成功なのかもしれないが、自分には今ひとつ物足りなさを感じたことも事実。また、結末の意外性に欠けているためか、「奇妙な味」の小説としてもいまひとつの感じがする。巻頭と巻末の短編を対にした構成の妙や、不思議を不思議と感じさせない筆致は優れているとは思うが、「奇妙な味」といわれて、たとえば早川の異色作家短編集を彷彿とする向きには物足りないかもしれない。


(今日買った本:0冊 今月買った本:24冊 今年買った本:975冊)

7月8日(月)

ただしいだじゃれの本 横田順彌 読了。

数ヶ月ぶりに仕事が落ち着いてきたと思ったら、突発的に数日は多忙な模様。ですので、更新は適当に。

おーかわさんが日記に書いていたのは、どこかと思ったらあそこか。最近見てなくて油断してたな。品切れの山じゃん。ま、別にいいけど。

(今日買った本:0冊 今月買った本:24冊 今年買った本:975冊)

7月7日(日)

奇妙な新聞記事 ロバート・オレン・バトラー 読了

ネタが無いので、さほど古くも無く探している人もいなさそうなのに、見つかりそうで見つからない本をニ冊。
赤いカラス 石塚京助 ジョイノベルス(1995年)
さようならインディオス 石塚京助 実業之日本社(1991年)
当然、この辺はネットでも見つからない。

あとクロコダイルの涙 西東登 集英社文庫も心がけているのに何故かまったく縁が無い。ネットでは見つかるのだけど、これは古書価で買うのもちょっと気が引けるし・・。

探している人がいない→売れなかった→見つからないってことなのかなぁ。

どれか見かけた人がいたら譲ってください。

それにしてもカーシュと佐藤哲也は何故見つからないのだろう。

(今日買った本:0冊 今月買った本:24冊 今年買った本:975冊)

7月6日(土)

崩落 原さとる 毎日新聞社
きれぎれ 町田康 文藝春秋
辛口のカクテルを 斎藤純 出版芸術社
こいぬの月世界探検 ルネ・ギヨ 講談社
はなとひみつ 星新一 フレーベル館 1976年に出版されたものを2001年に再刊したものらしい。一般書店ではなく幼稚園で直接販売しているものらしい。そういえば幼稚園のころ、そんな制度があったな。私家版はさすがに高くて買えないけど、これはこれで嬉しいや。

明日は仕事でうんざり。

(今日買った本:5冊 今月買った本:24冊 今年買った本:975冊)

7月5日(金)

帰りに会社に読んでいた本を忘れたのに気がつく。しかたなく、新刊書店に寄り読む本を探すが、その場で読む本なんて選んだことが無いから迷う迷う。20分くらいさまよった末これを買う。
奇妙な新聞記事 ロバート・オレン・バトラー 扶桑社

あと1冊。
祈りの階段 ミッシェル・フェイバー アーティストハウス

なにもしてない 笙野頼子 講談社
野間文藝新人賞受賞作。表題作の他、「イセ市、ハルチ」を収録。デビュー10年目にして最初の創作集。
なにもしてない 主人公は他社(外界)との接触を嫌う売れない小説家。売れない小説家と聞いた時点で、作者のプロフィールを知っている読者は作者自身かと思ってしまうかもしれない。しかしこれは大幅にカリカチュアライズされているのであろう。主人公は(名前は不明)、外に出て他人に出るのを嫌う余り、接触性湿疹を悪化させ両手が大変な状態になってしまう。ここの手の描写は筒井康隆もかくやというすさまじいもので、こういうものが苦手な自分は正直途中で読むのを一旦止めたくらいだ。その後、どうにもならなくなり主人公は近所の医者に向かう。ストーリーはこの程度なのだが、この中に過去の家族のお思いでや現実や幻想がごっちゃになったりして、妄想小説の趣きさえある異様な作品。
イセ市、ハルチ 主人公(やはり名前は無い)が生まれ故郷のイセ市、ハルチへ向かう。伊勢市は著者の生まれ故郷でもあり、ここでも著者の現実がうっすらと透けて見えるが、実際にはあくまでもイセ市、ハルチという架空の街だ。主人公はそこの場所、住む人たちの記憶を一切失っているのだが、無意識のうちに実家へ向かっていく。家で待つのは母親と父親。そして親戚たち。一見家族の感情のぶつかり合いを描いた小説のような気もしてしまうが、ここでも主人公の幻想が(小説内)の現実を侵食していく。
「居場所もなかった」を読んだときにも感じたことで、広義の幻想小説とはいえると思うが、あえてジャンル分けやレッテルを貼るのは無意味と思えてくるような、ほかに類例を見ない作風である。この後、著者は多くの著書を上梓しているので、徐々に読んでいきたいと思う。変な小説をお好きな人はどうぞ。ただし皮膚病が嫌いな人は表題作は読まない方がいいかもしれません。


(今日買った本:2冊 今月買った本:19冊 今年買った本:970冊)

7月4日(木)

パンチョ伊藤氏こと伊藤一雄氏が死去された。パリーグファンの自分としては、元パリーグ広報部長がなくなられたのは非常に残念である。ドラフト会議の指名での独特の声が懐かしい。

マリーゴールドガーデン ケイト・グリーナウェイ 新書館
届いた本を。
英国情報部員 リチャード・ジュサップ 久保書店
殺人鬼を追え ウェイド・ミラー 久保書店 この前この人の本を読んだので、なんとなく。
十二人の少女像 シェーン・マーティン クライムクラブ クライムクラブ3冊目だが、高く買う気もないし、本当は宝くじでもあてて揃いを買ったほうがいいやな。
計画破壊網 アンリ・フェルヴァル 番町書房 ポイントブックス。kashibaさんの掲示板で日下さんの久野四郎訳ということを知らなければ注文しなかったろう。フランス語できたのかな?
ボアゴベイ集 世界探偵小説全集 博文館 これで何冊持っていることになるのだろう。多分6冊くらいなんだろうけど。
小川未明作品集(全5巻) 講談社 4巻まで買った定本小川未明小説全集であるが、残りの2冊をばらで見つけるのは至難の技なので、とりあえず安く出ていたこっちを買う。これで後期の作品や小品・感想などがある程度読めるし。まあいずれにしても定本全集の解説ですべての作品を収録するのには程遠いほど作品は多く、定本とこの作品集でもそれなりに作品に異同があることがわかっていたので、安く見つけたら買うつもりでした。
ちなみにはずれたのは「背徳の夜」「血まみれの鋏」「おんな対FBI」「飛ばなかった男」でした。おそまつ。

「なにもしてない」笙野頼子 読了。

コメントはさし控えますが、「バブルクンドの神々」が閉鎖されているのを知って驚きました。ここでは純粋に残念に思っている旨のみ、書いておきます。

(今日買った本:11冊 今月買った本:17冊 今年買った本:968冊)

7月3日(水)

飲み会につき1回休み。

(今日買った本:0冊 今月買った本:6冊 今年買った本:957冊)

7月2日(火)

本屋に行くと、明野照葉や多和田葉子の新刊が出ていた。うちの近所の本屋では入荷もしてないものなあ。早川の佐藤哲也が売っているのをまだ見てないし。扶桑社の奇妙な味の短編集というのも面白そうだし、巽氏が帯に推薦文を書いている「模型夜想曲」というのも気になる。
bk1は東さんのメールマガジンを欲しくて注文しようと思っていたら、おとといは疲れて寝てしまい注文し損ねる。注文ボタンを押すだけの状態になっていたのに悔しすぎ。

怪奇幻想ミステリ150選 千街昌之 原書房 内容はゆっくり見ます。

届いた本で忘れてたもの。
マグリット画集 筑摩書房 限定1000部 10000円もしたが、それでも定価より安い。昭和46年でその値段はべらぼうに高いね。

多くの人が注文を出していると思われるA書店から本が到着。早いもの勝ちなので、やはり何点かは売り切れ。書くのは後日ということで。

ザリガニマン 北野勇作 徳間デュアル文庫

笙野頼子は2冊目で、あいかわらず変である。読みにくいのでいまいち読みすすめられず。

ブラッド・キング ティム・ウィロックス 角川文庫
角川から2冊の翻訳が出ているが、これは2冊目。
廃棄された消防署を借りて、その中でくすぶっていた精神科医グライムズの元に手紙が届く。送り主は悪徳警官のジェファーソン。ジェファーソンは死んだはずでは?それもグライムズが手にかけて。手紙には指示にしたがって政治家たちの不正活動の証拠が山のように集められてたトランクを探せと書いてあった。一方コンツェルンの当主として活躍する未亡人レナの元にもジェファーソンの手紙が届く。レナは手紙の指示に従い、グライムズを呼び出す。しかし状況のわからないグライムズは手紙のことを隠して一度は屋敷を出た。その間、レナはある復讐のため13年間ストーンハウスという不気味な屋敷に監禁していた夫に脱走され追い詰められるが、戻ってきたグライムズに救われる。グライムズは手紙の内容を打ち明け、先行してトランクを探しに行ったジョージを追いかけることを決意する。そしてさらにトランクの秘密を握るエラという少女のことを聞き、レナは衝撃を受ける。二人は先行する二人を追いかけ始めた。やがてレナの夫もトランクの存在を知り、さらに追跡を開始する。追跡につぐ追跡。やがてジェファーソンのシナリオ通りすべてはある一点に集約されていく。それは’懐かしい場所’。
ガルという犬も含めてキャラクターが良い。構成が良い。とにかく格好良い小説だ。追跡がやがて戦いに発展していく過程は迫力があり、映画を見ているかのようである。イギリス作家らしく能天気ではないところも気に入った。重厚かつ面白いエンターテイメントの傑作である。


余談だがWebを見ていると、前作の「グリーン・リバー・ライジング」の方が評判が良さそうである。買っているはずなので調べてみると買ったのは1999年の11月らしい。するってぇと前世紀ぢゃないか。そんな大昔に買った本を探すのは先カンブリア期の地層から三葉虫の子供を見つけるようなものである。三葉虫やーい。ということで、読みたいので探すより早いブックオフで買っちゃいますか?

(今日買った本:3冊 今月買った本:6冊 今年買った本:957冊)

7月1日(月)

「ブラッド・キング」読了。続いて笙野頼子の「なにもしてない」を読み始める。

聖杯伝説 篠田真由美 徳間デュアル文庫
時には懺悔を 打海文三 角川文庫 ちょっとミニマイブームの横溝賞出身作家作品の収集。
やさしい訴え 小川洋子 文藝春秋

藤原さんのHPに日影丈吉全集の内容がアップされている。やや高いけど、楽しみ。

(今日買った本:3冊 今月買った本:3冊 今年買った本:954冊)