買書日記(5月)   掲示板 

5月29日(日)

ここには書いていないけどね、結構ね、DVD買っているんですよ。新品、中古含めて。

ラ・トゥール展に行く。最初は図録を買うつもりはなかったのだが、つい買ってしまった。書き忘れていたが今月の頭にはBUNKAMURAにベルギー象徴派展を見に行って、そちらも図録を購入していたのだった。後者は予想通りでよかったのだが、前者も意外に良かった。夜の画家とは良く言ったものだ。
ラ・トゥール展図録
ベルギー象徴派展図録

渋谷で買い物。買いすぎだが、それでもまだ買いたい本はあった。
星空の二人 谷甲州 ハヤカワ文庫JA
タフの方舟2 ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫SF
よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやり方 桜坂洋 スーパーダッシュ文庫 署名につられてしまいました。
SFベスト201 伊藤典夫編 新書館 いまどきはやらなさそうなガイド本。執筆人は豪華。
ルドルフ・カイヨワの憂鬱 北國浩二 徳間書店
ジーヴズの事件簿 P・G・ウッドハウス 文藝春秋
僕たちの終末 機本伸司 角川春樹事務所
ゴーディーサンディー 照下土竜 徳間書店
ポーの話 いしいしんじ 新潮社
悪い男 津原泰水 バジリコ
てるてるあした 加納朋子 幻冬舎

SFマガジン7月号
ミステリマガジン7月号

月間平均が100冊を切りましたね。おめでとう。

(今日買った本:13冊 今月買った本:51冊 今年買った本:491冊)


5月22日(日)

横浜で買い物。
コックリさん イ・ジョンホ 角川ホラー文庫
さよならトロイメライ4 壱乗寺かるた 富士見ミステリー文庫 まだ1冊も読んでいないや。
僕らはどこにも開かない 御影瑛路 電撃文庫
パラケルススの娘1 五代ゆう MF文庫J
中華文人食物語 南條竹則 集英社新書
いっしょに暮らす。 長山靖生 ちくま新書
扉は閉ざされたまま 石持浅海 ノンノベル
異進化猟域バグズ 大濱真対 カッパノベルス
ルパンの消息 横山秀夫 カッパノベルス
鬼警部アイアンサイド ジム・トンプソン HPB
チャット隠れ鬼 山口雅也 光文社
戦国自衛隊1549 福井晴敏 角川書店
トラウマ・プレート アダム・ジョンソン 河出書房
アイズ 鈴木光司 新潮社
バースト・ゾーン 吉村萬壱 早川書房 3作目が早川から出るのは意想外。

(今日買った本:15冊 今月買った本:38冊 今年買った本:478冊)

5月15日(日)

「キャプテンウルトラ」と「Xボンバー」が届く。見ていないDVDが増えていく。

買った日は覚えていないけど、ブックオフで買った。

暗闇にノーサイドTU 矢作俊彦 司城志朗 角川文庫
ベイジルふたご誘拐事件 E・タイタス あかね書房
ヘッド・ワイフ 式貴士 CBSソニー出版
もっとわたしを 平安寿子 幻冬舎

(今日買った本:5冊 今月買った本:23冊 今年買った本:463冊)

5月14日(土)

DVDがたくさん届いた。「猿の軍団」、Xファイル既刊分、「怪奇大家族」。明日も2つ届くと思われる。隔週で刊行されるXファイル以外は全部中古もしくは新古品なので半額から定価の2/3くらいで購入しているのだけれど。まだ「ウルトラセブン」は見終わらない。時間が足りないよねえ。

本も久しぶりに購入。本の購入冊数ももう数えなくてもいいくらいだな。
本の雑誌
誰のための綾織 飛鳥部勝則 原書房
ヴィーナス・プラスX シオドア・スタージョン 国書刊行会
プロ野球最後のサムライ 斉藤直隆 コアマガジン
白澤 化野燐 講談社ノベルス
快楽亭ブラック集 ちくま文庫 これは貴重な集成だ。
天空の秘法 ウィリアム・C・ディーツ ハヤカワ文庫SF
狐闇 北森鴻 講談社文庫
昆虫探偵 鳥飼否宇 光文社文庫 短編を増補なんかするから買っちゃった。
阿修羅ガール 舞城王太郎 新潮文庫 これも短編が増補されているから。
トリポッド4 ジョン・クリストファー ハヤカワ文庫SF
五月十五日のチャップリン 川田武 光文社文庫

(今日買った本:12冊 今月買った本:18冊 今年買った本:458冊)

5月8日(日)

結局片付けは思うようにできず。


5月4日(金)

結局DVD-BOXの「血を吸う箱」を買ってしまう。ちなみに今は前に買ってあったウルトラセブンのDVDを視聴中である。見終わったら「怪奇大作戦」か、「ウルトラマン」の予定。

5月3日(木)

本屋で少し買い物。既に本に関しては整理が滅茶苦茶で全ての買い物を書いているとはいえない状態であるが、まあいいや。
素晴らしい一日 平安寿子 文春文庫
美しい夜、残酷な朝 行川渉 角川文庫
菊葉荘の幽霊たち 角田光代 ハルキ文庫
いつかパラソルの下で 森絵都 角川書店
義八郎商店街 東直己 双葉社

(今日買った本:5冊 今月買った本:6冊 今年買った本:446冊)

5月2日(水)

新緑の季節につき背景は緑。
「宇宙家族ロビンソン」を買ってしまった。だって半額なんだもの。買書日記ではなく、買DVD日記に改名したほうがいいかも。あとはウルトラマンのDVD-BOXも届いたのだった。ウルトラQのBOXはどうしたものか。ばらで持っているのでいらないといえばいらないのだが、特典映像が気になるのとBOXはケースが薄いタイプなのでかさばらないのだ。

ユリイカ 人形特集。

(今日買った本:1冊 今月買った本:1冊 今年買った本:441冊)


感想の部

オルタード・カーボン(上)(下) リチャード・モーガン アスペクト
SFハードボイルド。ちょっとギブスンを彷彿とさせるが、SF色はかなり抑えられているため、SFになれない人でも多分問題なく読めるであろう。ギミックは周到に用意されているので、世界構築の点で特に問題は無く、それなりに面白く読めることは間違いない。ただ、個人的にはとても楽しんだとは言いがたい。多分、それはこちらの問題なのだろうと思うが。

読むのが怖い 北上次郎+大森望 ロッキング・オン
近年のベストセラーについて二人の対談形式でまとめたもの。ノンフィクションやらビジネス書やらまでが取り上げられているのがとても新鮮。可哀想に。そんなもの読まなくても良いのにね。

ブギーポップは笑わない 上遠野浩平 電撃文庫
ベストセラーシリーズ。著者の本を読むのは初めてだ。人気があるのがわかったようなわかんないような。もうちょっと読まないとわからないかも。

涼宮ハルヒの溜息 谷川流 角川スニーカー文庫
前作と同工異曲の趣もあり、前作ほどは面白さが感じられなかった。なんとなくテンションも下がってる気がするのだが、3巻目以降はどうでしょう。

目覚めよと人魚は歌う 星野智幸 新潮社
純文学。つかみどころが無く、感想が書きにくい。箱庭的な閉じられた世界を舞台にし、登場人物もシンボリックな書かれ方をしているのだが、それもつかめない。

チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダール 評論社
かなりの人が読んでいる作品だと思うが、多分初読だと思う。理屈抜きで面白いジュブナイル。本書は柳瀬尚紀の新訳だが、あとがきはその辺のこだわりが感じられて面白い。

何かが空を飛んでいる 稲生平太郎 新人物往来社
円盤を盲目的に信じるでもなく、徹底的に排除するでもない姿勢はどこか小池壮彦の姿勢にも似ているように思う。巻末のUFO文献ガイドは便利だし、ちょっと探して読んでみようかという気にさせる。再刊されても良い本だ。

ハリウッドで二度吊せ リチャード・S・プラザー 論創社
映画界を舞台にしたハードボイルドミステリー。さほど楽しんだとはいえないのはやはりハードボイルドが苦手だからなのだろうか。

あやまち 沢村凛 講談社
ファンタジーノベルス出身の作家だが、ほとんどそのような要素は無く、恋愛ミステリーと言って良い様な小説。悪くない。

ぷるぷる・ぴぃぷる 中島らも 集英社文庫
コントを修正したものだが、ちょっと波長が合わなかった。

ダモン テリー・クラインJr ケイブンシャ
スーパーナチュラルな要素を持ったサスペンス小説であるが、ホラーといえるかどうかは微妙だ。

風音 目取真俊 リトルモア
沖縄出身者でしか書けない小説。直裁に不思議なものが描かれるわけではないのだが、背後には神秘的なものを秘めている。そう感じさせる小説。

輪廻 明野照葉 文藝春秋
恐怖小説なので積極的に評価したいが、もうちょっと書き込みは欲しいところ。因縁といってしまえばそれまでだし、世界を否定することになってしまう気もするが、それでもやはり設定はちょっと無理があると感じた。なお、恐怖感は薄い。

明け方の猫 保坂和志 中公文庫
表題作に併録の「揺り籠」は自動筆記のようなかなり実験的な小説であるが、最後のほうのキリコの町を脳汁をたらしながら彷徨する部分は、グロテスクな幻想小説としての容貌を見せている。異色。表題作も夢小説のようなものだが、併戴の短編があまりにとんがっていたので、強い印象はもたなかった。

密室は眠れないパズル 氷川透 原書房
端正な推理小説で、本格推理が面白い人は面白いのかなと思うが、自分は楽しみ方がいまだにわからないので、さほどの感動は得られず。好みの問題かもしれないが、恋愛要素はストーリー上、有機的な展開が無く余分かもしれない。