ここは空想科学小説の部屋です。
SFの書影を紹介しています。

星新一のお父さんである星一の著作。長編の未来小説です。
横田氏によれば江見水陰の作だということだったような気がします。
なおSFマガジンの1968年10月号に星新一氏の概便が掲載されています。





この子の父は宇宙線 新田次郎著 講談社ロマンブック 昭和33年12月15日初版
これは「八甲田死の彷徨」等で知られる著者のSF作品集。日本SFの黎明期に出版されました。
「この子の父は宇宙線」「反地球の人」「宇宙人」「夢号の墓場」が収録されています。







春浪快著集(全四巻) 押川春浪著 大倉書店 
春浪の弟さんの押川清が編集を行った、代表作を集めた選集。大隈重信や巌谷小波の序文も載っていたりする。
それにしても三一書房で企画されていた横田順彌編「押川春浪全集」はどうなってしまったのでしょうか?
出版社自体、一時大変なことになっていたようだし。予告を見てから既に3〜4年たっている気がする。
まあ愚痴を言ってもはじまらないので、鶴首して待つこととしましょう。



収録作一覧
第一巻 大正5年5月17日初版
海底軍艦、千年後の世界、空中夜叉、露子の旅行、恐怖塔、幽霊小家、強者と犠牲、絶島通信、塔中の怪
第二巻 大正5年9月9日初版
空中大飛行艇、続空中大飛行艇、大復讐、頑強壮漢、巌窟の珍寶、鐵車王國、黄金の腕環、老愛國者、頑骨先生、
怪人鐵塔(附 怪島の秘密)
第三巻 大正6年2月25日初版
銀山王、樹上の侠士美人、海峡の悲劇、世界の巨盗、航海奇談、鐵血紅涙、日米の決闘、雪子嬢、世界丸、萬国幽霊怪話
競馬少年、人外魔境
第四巻 大正7年3月15日初版
武侠の日本、腕環の行方、豪快老書生、幽霊旅館、巌窟の海賊、魔島の奇跡、女侠姫、猛犬燈台、美少女冒険談、海底寶窟