[AspectJ Indexページへ戻る]

To AspectJ index page

AspectJのインストール

 


入手

AspectJのWebサイトから、Downloadsのリンクをたどってバイナリ配布されているパッケージをダウンロードします。2007年5月5日現在1.5.3版がリリースされているので、次のようなファイル名になります。

ファイル名 内容 備考
aspectj-1.5.3.jar コンパイラとコアツール、ドキュメントとサンプルプログラム

現状では、Eclipse用のプラグインツールが開発・公開されています。


インストール

コンパイラとコアツールのインストール

入手したファイル(コンパイラとコアツール)は、実行可能JAR形式となっています。Windows上であれば、Javaがインストールされていればダブルクリックで実行可能です。コマンドラインから実行するならば、-jarオプションで実行します。

archive$ java -jar aspectj-tools-1.5.3.jar

実行するとインストールGUIが起動しますので、インストーラの指示に従ってインストール作業を進めます。

インストールGUIで設定する内容は以下のとおりです。

設定項目 意味 設定例
java home directory AspectJコンパイラやツールが使用するJavaVMのパス C:\java\jdk1.6.0
installation direcotory AspectJをインストールするディレクトリ C:\java\aspectj1.5

コンパイラとコアツールは現在のバージョンでは以下のものが含まれます。

ツール名 内容
ajc AspectJコンパイラ(コマンド)
aj ロード時にウィービングする起動スクリプト
ajbrowser AspectJ開発用GUIツール

ドキュメントは現在のバージョンでは以下のものが含まれます。

ドキュメント種類 ファイル名 文書フォーマット 備考
プログラマーズガイド progguide/index.html HTML形式
クイックリファレンス(1.2.1) quick.pdf PDF形式
クイックリファレンス(AspectJ5) quick5.pdf PDF形式
開発者向けノート adk15notebook/index.html HTML形式
開発環境ガイド devguide/index.html HTML形式
問題解決ガイド pdguide/index.html HTML形式
APIドキュメント runtime-api/index.html HTML形式
FAQドキュメント faq.html HTML形式
旧版からの移行ガイド porting.html HTML形式
バージョンアップの変更点 changes.html HTML形式
サンプルプログラム examples/* テキスト形式 Antビルド用ファイル付

環境設定

インストール完了後、以下の環境変数を設定します。

環境変数名 意味 追加設定例
CLASSPATH ajcコンパイラが使用するJARファイルを追加 C:\java\aspectj1.5\lib\aspectjrt.jar
PATH ajcやajcdocコマンドを起動するパスを追加 C:\java\aspectj1.5\bin

AspectJを利用するJavaプログラムのコンパイルおよび実行時に上記CLASSPATH設定内容が反映されるなら、環境変数でなくてもかまいません。同様に、コマンドへの絶対パスを指定したりエイリアスで指定したり等によってコマンドが実行されるならば、環境変数PATHに追加しなくてもかまいません。


This page is written by Toru TAKAHASHI.(torutk@02.246.ne.jp)