56Kモデム のメリット |
- 今ある電話回線をそのまま使える。ISDNのように新たな工事は必要ない。もちろん費用もかからない。アパートや借家住いで勝手に電話線を変更できない場合でも関係ない。
- 1回線で済み電話代は今のまま。
- モデム価格は2〜3万円と安い。モデム以外の投資は必要ない。
- たTAば速度的には56Kbpsモデムを超えるが、機器自身がデータ圧縮を行わない。そのため文字などの転送速度では、数分の1まで圧縮する56Kbpsモデムに軍配があがる。
- 33.4Kbpsや28.8Kbpsのモデムと互換性がある。ISDNにしてもNIFTYへのアクセスやFAX送付、またARA(アップルリモートアクセス)などでモデムを使う機会はまだ残る。56Kのモデムならばそのままパソコン通信やFAXモデムとしても使える。速度も28.8Kにも対応するのでこれ一台だけあればよい。
- 通常の電話回線を使うので自宅だけでなく会社、ホテル、公衆電話など、どこからでも接続が可能。
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56Kモデム のデメリット |
- モデムは音声の伝達を主とする電話回線を使うため、回線状況が悪いとデータの転送速度も落ちてしまう。それでも、56.6bpsK以上はほぼ確保できるが、雑音が入るとエラーも頻発して速度が大きく低下する。
- 56Kbpsの速度を出すには、相手がデジタルモデムを使っていなければならず、56Kbpsで接続できる相手が限られる。デジタルモデムはコストが高く、ARAサーバーや草の根パソコン通信では対応が難しい。
- 音声や画像データはすでに圧縮されたデータであり、これはモデムでは転送中の圧縮率が下がる。そのため、これらのデータを転送したときの速度はTAにかなわない。
- 音声や画像データはすでに圧縮されたデータであり、これはモデムでは転送中の圧縮率が下がる。そのため、これらのデータを転送したときの速度はTAにかなわない。
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TA(ISDN) のメリット |
- 通信速度は64〜128Kbpsと速い。
- 必ず設定の最高速でつながる。(実際の速度はその時の回線の混雑度で決まるが)
- 既に圧縮されたデータ(JPEGなど)は転送速度が速い。
- 認証を含めた接続が速く、通信品質が安定している。
- ISDNでは回線が2回線とれる。ISDN特有のサービスが受けれる。
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TA(ISDN) のデメリット |
- ISDN回線の設置工事が必要。もちろん費用もかかる。
- ISDNで電話番号が変わる場合がある。
- ISDNにすると、自動的に2回線になるが、これは基本料金も2倍になる。わざわざ2回線は必要ないというユーザーにとっては負担増となる。
- TA以外にDSUが必要。自宅で数個所で電話なども使う場合は複数のDSU+TAが必要になる場合もある。初期投資は最低でも4万円程度かかる。
- 電池内蔵式のTAを購入しないかぎり、停電時に電話が使えなくなる。
- テキストのように圧縮効率の高いデータの転送速度が遅い
- FAXやパソコン通信をする場合は依然としてモデムが必要になる。
- ISDNのコネクタのある場所からしか接続出来ない。
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