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EndNote日本語版活用講座(2)
How to use EndNote Japanese Edition

一部修正:2002年3月4日(フローチャート追加)
初稿:2002年2月28日

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1.2 EndNote5とは



EndNoteは研究者が文献を管理したり、投稿用に文献目録を作成するのに強力なサポートをします。

EndoNote5の主要機能

1)文献データベースの作成:個人的な文献ライブラリを作成し、ソート、編集、検索すが容易に行えます。

2)文献目録の作成;自動的に引用された文献のリストを作成します。EndNoteを使ってワープロ文書に引用を挿入し、後でこの原稿をスキャンしてテキスト内の引用を抽出し、いろいろな投稿形式で文献目録を作成できます。

3)オンライン検索:オンライン上の文献データベースを検索し、文献を直接EndNoteに取り込むことが出来ます。もちろん、オンライン以外のCD-ROMや他のデータベースからデータを読み込むことも出来ます。

4)自動文献目録作成機能:Microsoft Wordを使っている場合は、"Cite While You Write"プラグインを使うことで、引用をするたびに自動的に文献目録が作成できるようにすることができます。


EndNote5を使って論文を引用付き論文に編集するまでのプロセスをまとめてみました。



今までは手作業でやっていたほとんど作業を自動化できることが分かるでしょう。

EndNoteビューア

デモ版は30日間のトライアル期間が過ぎるとデモ版は機能が限定されたビューアになります。
ビュアではライブラリを開くこと、文献の検索、ソート、印刷まではできますが、以下の制限が生じます。
・既存のライブラリへの文献の追加、修正が10件までに制約されます
・一つの原稿では10件までの引用しかフォーマットできません
・ネット上のデータベースから引き出せる文献が10件に制限されます
・読み込みと書き出しも10件以下です

EndNote 5の特徴

・Microsoft Word 98/2001に対するサポートの強化
Word画面から離れることなく、EndNoteのほとんどの作業ができるようになりました。

・最新版のスタイル、フィルタ、接続ファイル
最新版はEndNoteのサイトからダウンロードできます。EndNoteのレコードをクリックするだけでオリジナルの"Web of Science"のレコードにアクセスできるようになりました。

・スペルチェック
多言語対応になりました。

ハード、ソフト要件

システム要件:
MacOS8.6以降

ハードウェア要件:
PowerPC搭載Macintoshが最低条件だが、Microsoft Word 98か2001で文献リスト自動作成機能(Cite While You Write)を使いたい場合は、G3/333MHz以上が必要。
RAMは8MB以上、HDは32MB以上の空き容量が必要。
オンライン検索を行うにはインターネット接続環境が必要。

対応ワープロソフト:(2001年7月現在 但しこれは全て英語版)
Microsoft Word 4〜6.0.1,Word 98,and Word 2001
WordPerfect 1-3.5
NisusWriter 3〜5
AppleWorks (ClarisWorks)4〜5
Rich Text Format (RTF)
Plain Text
HTML
但し、自動リスト作成機能等のプラグインが使えるのはWord 6,98,2001のみ。




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