漢字Talk 7.5.3に必要な機能拡張



作成:1997年4月11日
修正:1997年5月12日


Macのシステムには機能拡張というファイルがあります。Macの初心者でもしばらく使っているうちに、「システムエラーが起こったら機能拡張ファイルのコンフリクトをチェックしろ」という教えを頻繁に耳にするようになるでしょうし、新しいソフトをインストールすると同時に機能拡張ファイルなるものがインストールされるということにも気がつくでしょう。
ところが、システムをいじるなんて滅相もない、Macは操作が簡単なパソコンだと聞いていたのに素人にシステムをチェックしろだなんてなんてひどいパソコンだと思われるかも知れません。
システムが不安定でユーザーに要らぬ作業をさせるのは改善しなければなりませんが、自分でシステムをカスタマイズ出来るのはMacのOSの一つの特徴になっています。機能拡張は決して恐ろしいファイルではありません。
機能拡張フォルダを開けると、中には標準でも数十のファイルが入っています。何か月か使っている間にどんどん増えていきます。システムのアップデートをすると中味が入れ替わります。
しかし現在ある全ての機能拡張ファイルが貴方にとって必要なわけではありません。入れておいても害のないものもありますが、次のような弊害があります。
・システムが占めるメモリが大きくなる(機能拡張ファイルはOSの一部になる)
・Macの起動時間が長くなる(機能拡張ファイルを読み込むため)
・機能拡張ファイル同志がコンフリクトを起こしシステムエラーの原因となる
従って、不必要なものは外したほうがよいのです。ところが、どの機能拡張ファイルが自分に取って必要かどうかを判断することが出来ません。雑誌や書籍で漢字トーク7.5の機能拡張ファイルを説明したものは多くありますが、機能の中味は書いてあるものの、必要かどうかについては余り書かれていません。
今回はそれぞれの機能拡張ファイルの意味と、どのシステムに必要かどうかをまとめてみました。

1.機能拡張ファイルとは

コンピューターを動かすにはシステムプログラムが必要なことは誰でもご存じでしょう。
Macの場合、これは3つの方法で供給されています。一つはROMの中に埋め込まれています。ごく基本的なプログラムがここに入っています。このプログラムはROMを変更しないかぎり変更できません。これではシステムをアップデートする度にハードを買い替えなければならなくなるため、現在のパソコンではシステムの大部分はRAMに常駐させます。FDなりHDからシステムファイルを読み込み、RAMに常駐させます。これであれば、システムのアップデートはFDなりCD-ROMを発行すれば簡単にできることになります。
ところがシステムのアップデートはかなり大掛かりな作業のため、ちょっとしたバグ(プログラムミス)の修正や、個々の機種で異なる機能を追加したい場合、また全く新しい技術を追加するために考え出されたのが、機能拡張ファイルです。その名の通りシステムプログラムの機能を追加するプログラムと言うわけです。これは起動時にシステムファイルが読み込まれた後に読み込まれ、RAMのシステム領域の一部に再起動するまで常駐します。俗にアイコンパレードというのがそれを行っているところです。
Appleが純正で供給している機能拡張ファイルのいくつかは、システムのアップデート時に新しいシステムの中に組み込まれることがあります。この場合は、古い機能拡張ファイルを残したままにしておくと、同じ機能が二つ存在することになり、コンフリクトを起こす可能性があります。インストーラーは不要なファイルを取り除く作業も行いますが、必ずしも完全ではありませんし、ユーザーの方で勝手に判断して古いファイルを入れてしまうことがあります。
機能拡張ファイルは誰でも作ることが許されているため、サードパーティのものが沢山存在します。これには現在のシステムを補う役目のものと(~Aaron等)、日本語インプットメソッド、通信機能(FreePPP等)、アプリケーションを動かすためにバックグラウンドで動かす必要のあるもの(
Microsoft OLE書類等)があります。こらの機能拡張は必ずしも全てがAppleのルールに従ってプログラミングされているわけではないため、システムそのものとコンフリクトを起こしたり、機能拡張同志がコンフリクトを起こすことが少なくありません。
ここでは全てのサードパーティの機能拡張については述べることが出来ませんので、一般的につかわれているサードパーティ製機能拡張についてだけ説明します。

2.必要な機能拡張ファイルと不要な機能拡張ファイル

最近のMacは買ったときにシステムがHDにインストールされています。このシステムフォルダの中にはApple純正の機能拡張ファイルが入っていますが、必ずしも全てが必要なわけではありません。純正プリンタ用のドライバとしてLaserWriterやColor StyleWriterのドライバが入っていますが、エプソンのプリンタを使っているユーザーにとっては不要な機能拡張です。AppleTalk関係も家庭でスタンドアロンで使用している場合は必要のない機能拡張です。

今回の漢字トーク7.5.3アップデートのようにシステムのアップデートをする場合、インストーラーはあるルールに従って、あなたのシステムフォルダの中味を調べ、標準システムを作ろうとします。LaserWriterは使っていないからとこの機能拡張を外していても、インストーラーはないものとしてインストールしてしまいます。

更に厄介なのは、英語版のシステムでアップデートを行った場合です。漢字トークの機能拡張には英語システムのものをそのままもってきたものと、ファイル名称を日本語に置き換えたものがあります。インストーラーは同じ英語名のものはバージョンの新しいものに置き換えます。同じ機能であっても例えば「EM 機能拡張」と「EM Extension」は同じものですが、インストーラーは「EM Extension」の古いバージョンがないとみなし「EM Extension」の新しいバージョンをインストールしてしまいます。同じ機能の機能拡張が並存することはコンフリクトのもとになりますので、どちらかを外します。基本的には漢字トークの場合は日本語名のファイルを残します。QuickTimeの場合は、日本語、英語とも英語表示ですが、英語版の方にはTM(登録商標)のマークが付きます。見掛け上は別なファイルと見なされ、二つがインストールされますので、注意が必要です。
ここでは、日本語名と英語名を対照して説明しました。漢字トーク専用の機能拡張ファイルには英語名称がありません。

印はどの機種にでも基本的にいれておくべきファイルです。はなるべく入れておいたほうがよいもの。は機種によっては必須のものと区分しました。

Apple純正機能拡張ファイル

丸漢サポート(英語版なし)
お使いのコンピュータで日本語、中国語、韓国語のビットマップフォントの表示に必要です。

EM 機能拡張(EM Extension)
「機能拡張マネージャ」コントロールパネルと一緒に動作します。“機能拡張マネージャ”コントロールパネルは、コンピュータ起動時にどの機能拡張を使用するかを、コンピュータ使用者に指定させます。

インライン追加機能(英語版なし)
テキスト編集が可能なアプリケーションで、TSM インライン入力機能を使用することができます。 
日本語キーボード機能拡張(英語版なし)
JIS キーボードで日本語入力操作を行う際に、JIS キーボード特有のキーも使用できるようにします。PerformaはJISキーボードが標準ですから必要です。その他お機種は新たにJISキーボードを購入しないかぎり必要ありません。

7200 GC アクセラレーション(7200 GC Acceleration)
Power Macintosh 7200 に内蔵のグラフィックス・アクセラレータを動かすのに必要。他の機種は不要。

A/ROSE(A/ROSE)
A/ROSEとはApple Real-time Operating System Extensionの略で、Apple Token Ring 4.16 NuBusカードや Apple シリアルNuBusカードを使用している場合は必要。その他は不要。

Apple CD-ROM(Apple CD-ROM)
内蔵または外付けのApple純正CD-ROM ドライブを使用する場合は必要。サードパーティの内蔵または外付けCD-ROM ドライブを使用している場合は、これは不要で、替わりに専用のドライバが必要。これらがないと、システムCD-ROMから起動できない。

Apple Color SW Pro CMM(Apple Color SW Pro CMM)
書類の色合いをディスプレイの色合いに最も近づけるために、ColorSync が使用する色情報が含まれています。

Apple Photo Access(Apple Photo Access)
Kodak PhotoCD形式のCD-ROM(写真集などの形式)を見る場合は必要。普通は入れておく。

Apple ガイド(Apple Guide)
Appleの純正ソフトにはApple ガイドというオンラインのヘルプ画面が添付されている。これを表示するにはこの機能拡張が必要。ヘルプは絶対に見ないというのであれば不要だが、普通は入れておく。

Apple ガイドについて(About Apple Guide)
Appleガイドそのものをヘルプする書類。他のものも含めて、ガイド書類はシステムには常駐しないのでコンフリクトのもとにはならない。一度読んだら捨てても構わない。

AppleScript 辞書(英語版なし)
漢字トークでAppleScriptのプログラミングをする場合、日本語をスクリプトに含める場合は必要。ことえりの一部なので、ことえりも必要になる。プログラミングをしないのであれば不要。

AppleScriptLib(AppleScriptLib)
PowerPC を搭載したコンピュータにで AppleScriptを使用する場合は必要。パワーマックでは入れておく方がよい。

AppleScript(AppleScript)
AppleScriptはMacのシステム操作を自動化するプログラミング言語の一種で、自分でプログラミングする場合は絶対必要だが、アプリケーションの中にはAppleScriptをプログラムの一部で使うものがあり、普通は入れておいたほうがよい。普段は機能拡張マネージャでオフにしておいて、必要というメッセージが出たときだけオンにしてもよい。

AppleShare(AppleShare)
Local TalkなりEthertalkなどでネットワークに接続し、ディスクを共用したい場合は必要。ネットワーク化していないMacの場合は不要。

AppleVision 設定ガイド追加分(AppleVision Guide Additons)
AppleVision モニタを使用している場合、Macintosh ガイドとして説明を加える。AppleVision モニタを使用していない場合、使い方を覚えた場合は不要。

Asian Font Arbitrator(Asian Font Arbitrator)
日本語フォントのIDの重複があった場合、それを自動的に調整する機能拡張。漢字トーク7.1で配付されたが、漢字トーク7.5ではSystemファイルに含まれるため、必要なくなった。

Audio CD Access(Audio CD Access)
内蔵または外付けApple純正 CD-ROM ドライブでオーディオ CD を聞く場合は必要。オーディオ CDの操作には、「AppleCD オーディオプレーヤ」をアップルメニューにいれておく。ゲームの音声は通常のCD-ROMのドライバがあれば取れるため、パソコンで音楽を聞かないというユーザーや会社などでは不要。サードパーティのCD-ROMドライブを使用している場合は、それ専用のドライバとコントロールソフトが必要。

AV モニタガイド追加分(AV Guide Additons)
Apple純正のAV モニタの使い方のMacintosh ガイド。AVモニタを使っていない場合や、使い方を覚えている場合は不要。

Caps Lock(Caps Lock)
PowerBook専用。500、Duoを除きPowerBookのキーボードの「Caps Lock」は押してもへこんだ状態にならない。この機能拡張を入れておくと、メニューバーにオンオフが矢印で表示されるようになる。

Color Picker(Color Picker)
コントロールパネルやグラフィックアプリケーションでカラーを選択する場合、この機能を利用したものが少なくない。高級なアプリケーションでは独自のカラーピッカーを持っているので、その場合は無くてもよいが、普通は入れておく。ワープロ等の作業が中心で、細かなカラーの選択は行わないというのであれば、無くてもよい。

Color SW 2000 シリーズ CMM(Coloro SW 2000 Series CMM)
Apple純正Color StyleWriter 2000 シリーズや同系のカラープリンタでColorSync( J1-2.0.1または2.0)を使用するために必要なカラーマッチングファイル。

Color SW 2200(Color SW 2200)
Color StyleWriter 2200を使用する場合は必要なプリンタドライバ。他のプリンタ使用している場合は不要。

Color SW 2400(Color SW 2400)
Color StyleWriter 2400を使用する場合は必要なプリンタドライバ。他のプリンタ使用している場合は不要。

Color SW Pro(Color SW Pro)
Color StyleWriter Proを使用する場合は必要なプリンタドライバ。他のプリンタ使用している場合は不要。

ColorSync(ColorSync)
ColorSyncはモニタに表示された色と、プリンタやスキャナで出力される色を合わせる仕組みで、この機能拡張を入れておくと、ColorSync対応の機器の場合は、設定画面で色合わせが出きるようになる。機器がColorSync対応であることと、モニタのプロフィールデータを同時に入れておく必要がある。

Demo click&drag(Demo click&drag)
トラックパッドを使用してクリックやドラッグ操作を参照するガイドで使用されるムービーファイル。

Demo drag/lock(Demo drag/lock)
トラックパッドを使用してクリックやドラッグ操作を参照するガイドで使用されるムービーファイル。

Demo single.click(Demo single.click)
トラックパッドを使用してクリックやドラッグ操作を参照するガイドで使用されるムービーファイル。

Ethernet (Built-In)(Ethernet (Built-In)
内蔵 Ethernet ポートを使用しているマックでOpen Transportを使用する場合は必要。Open Transportを使用していても、Ethernetを使っていない場合は不要。

EtherTalk Phase 2(EtherTalk Phase 2)
Ethernetを使用する場合は必要。それ以外は不要。

Finder スクリプティング機能拡張(Finder Scripting Extension)
Finder 上で AppleScript を使用した自動処理を自分でプログラミングするか、シェアウェアなどで入手して使いたい場合は必要。一応入れておいたほうがよいが、普段は機能拡張マネージャで外しておく。

Finder ヘルプ(Finder Help)
Finder でバルーンヘルプを表示したい場合は必要。普通は煩わしいだけなので外す。

Finder 辞書(英語版なし)
Finder 上で AppleScript を使用した自動処理を自分で日本語でプログラミングする場合、これがあればFinder 固有の日本語を入力できる。ことえり辞書の一部。プログラミングをしない人は不要。

Foreign File Access(Foreign File Access)
WindowsやDOSとのハイブリッドCD-ROMを読む場合は必要。最近の雑誌の付録やゲームなどもハイブリッドのものが増えており、絶対に入れておく必要がある。CD-ROMを使っていない機種では不要。

High Sierra File Access(High Sierra File Access)
ハイブリッドCD-ROMのフォーマットの一つであるHigh Sierra形式のCD-ROMを読むためには必要。 Foreign File Accessと一緒に入れておく。

IIci/IIsi モニタ機能拡張(IIci/IIsi Monitor)
Macintosh IIci および IIsiで内蔵ビデオカードを使用している場合、ガンマ設定などのオプションの設定が出来るようにする。外してもビデオカードは使えるし、、モニタに表示する色数は選択できる。

ImageWriter(ImageWriter)
ImageWriter や ImageWriter II を使っている場合はこのプリンタドライバが必要。それ以外のプリンタでは不要。

ISO 9660 File Access(ISO 9660 File Access)
ハイブリッドCD-ROMでISO 9660 形式のものを見る場合に必要。普通は入れておく。

LaserWriter 300(LaserWriter 300)
Personal LaserWriter 300、LaserWriter Select 300 および Personal LaserWriter LSを使うためのプリンタドライバ。これ以外のプリンタでは不要。

LaserWriter 8(LaserWriter 8)
AppleTalkで接続された PostScript II対応プリンタ用のドライバ。各機種専用のドライバでもよいが、こちらの方が優れている。併用してもよい。PostScript プリンタを使用していない場合は不要。

LC モニタ機能拡張(LC Monitor)
Macintosh LC シリーズで内蔵ビデオカードを使っている場合、このファイルによりガンマ設定などのオプションの設定が出来るようになる。これを外しても、ビデオカードは使えるし、モニタに表示する色数は選択できる。他の機種では不要。

LW Select 300(LW Select 310)
LaserWriter Select 300 および Personal LaserWriter LSのプリンタドライバ。これ以外のプリンタでは不要。

LW Select 350(LW Select 350)
LaserWriter Select 350のプリンタドライバ。これ以外のプリンタでは不要。

Macintosh ガイド(Macintosh Guide)
Apple Guideの一つで、Macintoshの使い方をヘルプ。分かっているなら不要。

ObjectSupportLib(ObjectSupportLib)
PowerPC 搭載のMacで AppleScriptを使う場合に必要なライブラリ書類。普通は入れておく。

Open Tpt AppleTalk Library(Open Tpt AppleTalk Library)
Open TransportでAppleTalk を使う場合のライブラリファイルだが、AppleTalkを使っていなくても入れておく。PowerPC搭載Macは必要。68系は不要。

Open Tpt ATalk 68K Library(Open Tpt ATalk 68K Library)
Open TransportでAppleTalk を使う場合のライブラリファイルだが、AppleTalkを使っていなくても入れておく。68030、68040搭載で必要。PowerPC搭載Macは不要。

Open Tpt Inet 68K Library(Open Tpt Inet 68K Library)
Open TransportでTCP/IPを使う場合のライブラリファイル。68030、68040搭載で必要。PowerPC搭載Macは不要。

Open Tpt Internet Library(Open Tpt Internet Library)
Open TransportでTCP/IP を使う場合のライブラリファイル。PowerPC搭載Macは必要。68系は不要。

Open Transport 68K Library(Open Transport 68K Library)
Open Transportを使う場合のライブラリファイル。68030、68040搭載で必要。PowerPC搭載Macは不要。

Open Transport Library(Open Transport Library)
Open Transportを使う場合のライブラリファイル。PowerPC搭載Macは必要。68系は不要。

Open Transport ガイド追加分(Open Transport Guide Addition)
Open Transportを説明するApple Guide書類。Open Transportの説明は余り無いので、一度はこれを見てみるとよい。

OpenTptAppleTalkLib(OpenTptAppleTalkLib)
Open Transport を使う場合は必要。

OpenTptInternetLib(OpenTptInternetLib)
Open Transport を使う場合は必要。

OpenTransportLib(OpenTransportLib)
Open Transport を使う場合は必要。

PB 190 ガイド追加分(PB 190 Upgrade Guide Additions)
PowerBook 190 シリーズのMacintosh ガイド。他の機種は不要。

PB 2300 ガイド追加分(PB 2300 Upgrade Guide Additions)
PowerBook 2300 シリーズのMacintosh ガイド。他の機種は不要。

PB 500 ガイド追加分(PB 500 Upgrade Guide Additions)
PowerBook 500 シリーズのMacintosh ガイド。他の機種は不要。

PB 5300 ガイド追加分(PB 5300 Upgrade Guide Additions)
PowerBook 5300 シリーズのMacintosh ガイド。他の機種は不要。

PC カード・モデム機能拡張()
PowerBookで PCMCIA カード・モデムを使う場合に必要。

PC カード機能拡張()
PowerBookで PCMCIA カードを使う場合に必要。基本的にPowerBookでは入れておく。

PowerBook ガイド追加分(Power Book Guide Additions)
PowerBook特有の機能と使い方に関するアップルガイド書類。PB以外は不要。

PowerBook モニタ機能拡張(PowerBook Monitor Extensions)
PowerBook 内蔵のモニタは通常でも色数の変更は出来るが、この機能拡張を入れるとガンマ設定などのオプションが設定出来るようになる。無くてもよい。

PowerTalk マネージャ(PowerTalk Manager)
PowerTalkを使う場合は必要。 郵便箱および PowerTalk サービスを制御する。

PowerTalk 機能拡張(PowerTalk Extensions)
PowerTalkを使う場合は必要。PowerTalkキーの情報が入っている。

PowerTalk 用ガイド(PowerTalk Guide)
PowerTalk説明用のアップルガイド書類。AppleTalkの説明書がは少ないので、PowerTalkを使う場合は読むとよい。

Quadra AV モニタ機能拡張(Quadra AV Monitor Extension)
Macintosh Quadra AV および Macintosh Centris AV に内蔵ビデオカードを搭載して使用できるようにします。このファイルを“機能拡張”フォルダから削除した場合でも、ビデオカードを続けて使用することはできます。また、モニタに表示する色数は選択できますが、ガンマ設定などのオプションの設定はできなくなります。

Quadra モニタ機能拡張(Quadra Monitor Extension)
Macintosh Quadra および Macintosh Centris に内蔵ビデオカードを搭載して使用できるようにします。このファイルを“機能拡張”フォルダから削除した場合でも、ビデオカードを続けて使用することはできます。また、モニタに表示する色数は選択できますが、ガンマ設定などのオプションの設定はできなくなります。

QuickTime(QuickTime)
QuickTimeムービーやMIDI音声の再生、JPEG画像ファイルの再生に必要。GraphicConverterやPixelCat等ののグラフィックソフトはこれがないと動かない。またPhotoCDを再生する場合も必要。ワープロしか使わないというのであれば不要だが、基本的に入れておいたほうがよい。

QuickTime PowerPlug(QuickTime PowerPlug)
PowerPC 搭載のMacでQuickTimeを使う場合は必要。QT2.0以降では68系には不要。

QuickTime MPEG Extension(QuickTime JPEG Extension)
PowerPC 搭載のMacでMPEGムービーの再生を行いたい場合は必要。VideoCDやCD-Iの再生をソフトで行いたい場合も必要。アプリケーションとしてMovie Player(Simple Player)が必要。それ以外の人は普通はまだ必要ない。

Serial (Built-In)(Serial (Built-In))
Open Transportを使っていて、プリンタやモデムを内蔵シリアルポートで使っている場合は絶対に必要。

Shared Library Manager(Shared Library Manager)
Open Transport で共通のライブラリーを使えるようにする。OTを使う場合は必要。68系、PPCともに入れておく。

Shared Library Manager PPC(Shared Library Manager PPC)
パワーマックでOpen Transport を使う場合は必要。

Startup Tuner(?)
“起動ディスク”コントロールパネルで指定したディスクから確実に起動できるようにするもの。問題がある機種のみ必要で、通常は不要。

StyleWriter 1200(StyleWriter 1200)
プリンタドライバ。 StyleWriter、StyleWriter II、および StyleWriter 1200を使っている場合のみ必要。

StyleWriter II(StyleWriter II)
SyteleWriterII用のプリンタドライバだが、 StyleWriter 1200に置き換えられたので、 StyleWriter 1200が入っていれば不要。

SystemAV(SystemAV) 
Mac背面のAV入力端子を使って、ビデオの編集、画像の取り込み等を多ナウ場合は必要。

Video Startup(Video Startup)
QuickTimeムービーを再生するためのアプリケーションである。Apple ビデオプレーヤを使用する場合には必要。

WorldScript II(英語版なし)
日本語、中国語、韓国語等を使えるようにする。漢字トークでは必要。68系、PPCともに必要。

WorldScript Power Adapter(WorldScript Power Adapter)
日本語、中国語、韓国語等を使えるようにする。漢字トークでは必要。PPCのみに必要。

アシスタント・ツールボックス(Assistant Took Box)
PowerBook専用機能拡張。オートリマウンターという機能のためのもので、ファイルの一致、バッテリの調整、RAM ディスクのサポートやプリントの延期の指定を可能にする。基本的にはPowerBookでは入れておく。但し、LaserWriter Select 310 プリンタとコンフリクトを起こすことが分かっており、このプリンタを使用する場合はバックグラウンドをオフにする必要がある。

インラインフィルタ(英語版なし)
入力操作中に AppleEvent が発生しないようにするためのフィルタ機能を提供する。WorldScript II を使用しているシステム上で AppleScript を作業させるためには必要。

カタログ機能拡張(?)
PowerTalk サービスを利用できる人や PowerTalk 協調作業で利用する物についての情報を集めたカタログを一覧できる機能を提供します。カタログには、他のコンピュータの利用者、利用グループおよびファイルサーバなどのようなネットワーク上で共有できる装置などの情報が登録されています。

グラフィックス・アクセラレータ(Graphics Accelerator)
漢字トーク7.5.2で追加されたもので、PM9500搭載のPCI ビデオカードが使えるようにする機能拡張。

クリッピング機能拡張(Clipping Extension)
ドラッグ・アンド・ドロップでコピーを行う(クリッピング・ファイルを作る)こをと可能にする機能拡張。入れておいたほうがよい。

ことえり(英語版なし)
Appleが標準で供給している日本語入力メソッドのメインエンジン。EGBridge、ATOK8、VJE等サードバーティ製の日本語入力メソッドを使用する場合は不要。複数の方式を並存させていても問題はないが、下記の辞書等まで含めるとディスクの容量を消費するので、基本的には一つあればよい。

ことえりヘルプ(英語版なし)
「ことえり」の一部で、ヘルプヘルプウインドウを表示するヘルプ書類。ヘルプは使わないのであれば不要。

ことえりユーザ辞書(英語版なし)
ことえりを使用している場合は、ユーザー定義の単語はこれがないと登録できないので必要。サードパーティの日本語入力メソッドの場合は、類似した書類が必要。

ことえり基本辞書(英語版なし)
ことえりを使用している場合は、これがないと基本単語の変換できないので必要。サードパーティの日本語入力メソッドの場合は、類似した書類が必要。

ことえり固有名詞辞書(英語版なし)
ことえりを使用している場合は、固有名刺はこれがないと登録できないので必要。サードパーティの日本語入力メソッドの場合は、類似した書類が必要。

ことえり辞書ツール(英語版なし)
ことえりの一部で、各辞書を編集するためのツールだが、辞書の編集という作業を行わない人はなくても構わない。

ことえり追加辞書(英語版なし)
ことえり基本辞書に対し、後で使いされた単語データ。ことえり基本辞書とセットで使う。

サウンド / モニタガイド追加分(?)
「サウンド」および「モニタ」コントロールパネルの説明のためのアップルガイド書類。一回見て分かれば不要。

ショートカット(Shortcuts)
デスクトップの再構築などFindersで行うショートカットをアップルガイドとしてまとめたもの。PRAMのクリアのショートカットって何だったかな、と調べるときに意外と便利。初心者は入れておきましょう。

スクリプティング機能追加(Scripting Additons)
AppleScriptのプログラムを拡張する。 AppleScriptを使用する場合は入れておく。

デスクトップ・プリンタ機能拡張(Desktop Print Extension)
デスクトップ・プリントモニタ(Desktop Print Monitor)
デスクトップ・プリンタ・スプーラ(Desktop Print Soopler)
デスクトップ・プリンタ機能拡張、デスクトップ・プリントモニタと共に使用し、デスクトップ・プリントを可能にします。

ネットワーク機能拡張(Network Extension)
Finder で個々のファイル共有を設定することができるようにします。

ファイル共有機能拡張(File Sharing Extension)
お使いのコンピュータがネットワークで繋がった他のコンピュータとファイルやフォルダを共有できるようにします。

ファイル検索機能拡張(Find File Extension)
ファイルを検索し、結果を一つのウインドウで見ることができるようにします。この機能拡張を停止し、“ファイル”メニューから“検索”を選択した場合、“ファイル検索”ウインドウが表示される代わりに漢字Talk 7.1 で使われていた検索のダイアログが表示されます。

フォント機能拡張 1(英語版なし)
QuickDraw GX互換のビットマップ日本語フォントを表示するための丸漢サポート書類。漢字トーク7.5に付属の日本語フォントを使用するためには絶対必要。

フォント機能拡張 2(英語版なし)
TrueType モリサワフォント(リュウミンライト-KL、リュウミンライト-KL-等幅、中ゴチックBBB、中ゴチックBBB-等幅)を使用するために必要。

フォント機能拡張 3(英語版なし)
日本語の描写がきれいに行われようにフォントマネージャの一部の機能を変更する。PowerMacではこの機能はROMで行われるので、68系Macでのみ必要。

プリンタ記述ファイル(Printer Descriptions)
LaserWriter 8というApple純正ポストスクリプトプリンタのためのドライバが入っている。LaserWriterを使用していない場合は不要。

プリンタ共有(Printer Share)
ネットワーク非対応のプリンタ(例えば、StyleWriterII 等)をネットワークで共有可能にする。ネットワーク非対応のプリンタを2台以上のマックで使いたい場合は必要。1台限りの場合は不要。ネットワーク対応のプリンタの場合も不要。

プリントモニタ(Print Monitor)
LaserWriterやStyleWriter等のApple純正プリンタを使用している場合、バックグラウンドプリントをコントロールする。サードバーティ製のプリンタを使っている場合は、それぞれのモニター機能拡張を使用するのでこれは不要。

モニタ & サウンドガイド追加分(Monitors & Sound Guide Additions)
「モニタ & サウンド」コントロールパネル説明のためのアップル ガイド書類。一度読んだら不要。

省エネルギー設定ガイド追加分(Energy Saver Guide Additions)
省エネルギー設定説明のためのアップルガイド書類。一度読んだら不要。

省エネルギー設定機能拡張(Energy Saver Extension)
漢字トーク7.5.2から追加されたもので、省エネルギーソフトと連動してバックグラウンドでの処理が可能になる。「省エネルギー設定」コントロールパネルとセットで利用する。米国はパソコンを夜間でも付けっぱなしにする習慣があり、省エネルギーのためにこのような機能が義務づけられている。一件便利だが、システムエラーのもとにもなりやすいので、基本的に使用しないほうがよい。使わないときは電源を切る習慣を付ければ済むこと。

郵便箱機能拡張(Mailbox Extension)
PowerTalkを使用している場合、デスクトップに表示される郵便箱アイコンを使用可能にする。PowerTalkを使用していない場合は不要。

AppleVision(AppleVision)
“モニタ& サウンド”コントロールパネルが使用する。AppleVVisionモニタを使用している場合のみ必要。


3.漢字トーク7.5.3以降不要になった機能拡張

 漢字トーク7.5.3アップデートでは、いくつかの機能拡張はSystem、 System 7.5 Update、System 7.5.2 Update、Finderの中に吸収(リソースの一部として統合)されたものがあります。
これらのファイルは、アップデート時に自動的に削除されます。
バックアップを取っておいた古い漢字トーク7.5.1等から、サードパーティの機能拡張を移動させるとき、以下の機能拡張は入れないように注意してください。入れておいても実害のないものもありますが、コンフリクトを起こすものもあります。

- 7.5.2 Printing Fix
- 040 VM Update
- 601 Processor Card Enabler
- 630 SCSI Update
- CFM Updater
- Color Classic Update
- Display Enabler 2.0
- EM Sound Update
- MathLib
- Mount IDE Drive
- PowerBook 150 Update
- PowerBook 2300c Update
- SCSI Manager
- SCSI Manager 4.3(SCSI Manager の名前を変更)
- Serial Update 406
- SerialDMA
- ThreadsLib
- サウンドマネージャ
- ネットワーク・ソフトウェア(バージョン 1.5.1 またはそれ以降)
- 機種固有の Enabler

- Apple Multimedia Tuner(QuickTime 2.1 に組み込み)
- PowerPC Finder Update (System 7.5 Update 1.0 に名前を変え、Finder と統合)
- Finder Update (Finder に組み込み)
- サウンド & ディスプレイ(モニタ & サウンドに置換)
- サウンド & ディスプレイガイド(モニタ & サウンドガイド追加分に置換)


Source: System 7.5.3 Read Me Manual(Apple), etc...
(C)Harry Ono, 1997



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