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旧帝国ホテル 中央玄関(明治村) (鉛筆画・F6号)

博物館明治村には全国各地にあった明治時代の貴重な建物が移築、保存されている。村内には全部で64棟が建っており、散策しながら見学できる。帝国ホテル 中央玄関は村内の北端に位置し、博物館正門からは村内バスが利用できる。この建物は、世界的に有名な建築家フランク・ロイド・ライトの設計。現在の超高層のホテルを見慣れた目には古めかしく見えるが、この建物がつくられた大正時代では、最新の技術が使われ、関東大震災にも壊れなかった優れたホテルであった。このホテルは、外国からの大事な客が泊まり、長い間国際的な一流ホテルとして多くの有名人に親しまれてきた。外部、内部とも美しい装飾が施され、これには日本の大谷石が上手く使われている。この建物の移築には大変長い年月がかかり、昭和43年に解体し、内部まですべてが完成したのは17年後の昭和60年であった。