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サクラダ ファミリア聖堂 ( 鉛筆画・F6号)

スペインのバルセロナにあるアントニオ・ガウディの代表作。1872年ヴィラール・デ・ピラール設計のネオゴシック様式のプランにより1874年着工したものを、1884年にガウディが引継いだ。同年地下のホセ礼拝堂を設計、翌1885年完成する。以後ガウディはこの作品に力を集中していくが、聳え立つ4本のファサードに続き、左手の聖バルナベの鐘塔の金色に輝く尖塔が完了したばかりの1926年に生涯を終える。5身廊3袖廊がラテン十字平面を構成するバジリカ形式の聖堂となる計画で、ガウディのそのビジョンは、弟子達の手に委ねられた。以後現在までも工事は続けられている。現地で構内のエレベーターで上層階に行きその工事現場を俯瞰すると、巨大な創造物の制作現場とでも云えそうな神聖で物々しく生命感溢れた雰囲気に圧倒される。