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コペンハーゲン・海岸のレストラン ( 鉛筆画・F6号)

コペンハーゲンの北東部に位置する星の形をした要塞、カステレットを中心とした一帯は、コペンハーゲンで最も美しいと云われるエリアである。このカステレット要塞は、コペンハーゲン港の入口を防御する目的で1662年に建設された。現在は大部分が破壊され、緑が美しい公園になっている。北の岸辺には、コペンハーゲンの代名詞、人魚姫の像がひっそりと佇む。これらを見学してから、このすぐ近くでスケッチにある木骨造りの茅葺き屋根の料理店を見付けた。あまりに周囲の環境に溶け込んでいたのでバスの車中から思わず写真を何枚も撮った。建物と豊かな緑の隙間から静かな海が眺められる、旅心も休まる静寂な美しい光景であった。コペンハーゲンは、歩行者専用道路がよく整備されている。何しろ歩行者と自転車優先の町なのである。この地域にも、周辺には遊歩道が巡っているため、散策しながら暫しおとぎの国の雰囲気に浸ることができる。