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法然院・山門 (鉛筆画・F6号)

思えば平成4年に父を亡くした時初めて宗教のことに疎かった自分に気付き京都を訪れてみようと思った。行く先々で浄土宗を知るための資料を集め、まず手始めに総本山である知恩院にお参りしようと決心した。住職に浄土宗のことそして宗教一般のことまで話しを伺い法然院を知ってそこに向かうこととした。法然院は正式名称は善気山法然院萬無教寺と云い法然上人のゆかりの寺であったという。場所は知恩院に近く「哲学の道」から少し入った所で、境内には門らしい門も無く巾広い石段が総門の役をしている。山門はその奥に在りそれは恰も周囲の光景を額縁に納めたような美しい山門であった。そこで一枚のスケッチを起こし故人に捧げることが出来たことは幸いなことであった。