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昇仙峡 (水彩画・F6号)

昇仙峡は秩父多摩国立公園の主峰金峰山を源とする荒川の中流が花崗岩を侵食してできた渓谷である。よろい岩、夢の松島、登竜岩、ねこ石、富士石、ラクダ石、大砲岩などの奇岩怪石をつくり僧覚円が頂で修行したと伝わる覚円峰や五月雨岩、猿岩などの屹立した断崖が、渓谷の老松の間に白い岩肌を覗かせる。「観光地百選」渓谷の部第1位にもなったほどの景観。天神森から仙蛾滝にかけ約4kmの遊歩道もある。日帰りバスツアーの参加であったため、時間が限られており昼食を挟んで約3時間、遊歩道で光景を写真に納めた。仙蛾滝の部分はかなりの水量であったが、渓流では岩間に隠れ水の勢いは感じられなかった。スケッチは仙蛾滝を少し下った正面に覚円峰が見える位置のものである。機会があれば渓流と岩間をテーマにスケッチに再度出掛けたい。