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コペンハーゲンの河岸 (水彩画・F6号)

日本から北欧への玄関口となるコペンハーゲンは、シェラン島の北東部に位置するデンマークの首都である。デンマーク語で「商人の港」を意味するとおり、海に面し、多くの運河をもつこの町は、商業上の重要な拠点として発展していった。17世紀に市街地が拡大するなかで築かれた新しい港がこのニューハウンである。当時一帯は荷揚げが盛んで活気に溢れていた。アンデルセンが愛した場所としても知られ、実際この界隈に3回居を構えた。それらは現在でも残っており、その壁には彼の名前と来歴を刻んだ石版が埋められている。又この地域は運河に沿ってカラフルなおとぎの国を連想させる可愛らしい木造家屋が並ぶエリアでもあり、長い航海を終えた船乗りたちが羽を伸ばす居酒屋街として賑わいを見せていた。現在では運河に沿った北側の通りにレストランが並び、夏期には外にテラス席がでて賑やかである。ニューハウンは又キャナルツアーの起点でもあり、人魚姫の像やガンメルストランドへと遊覧できる、観光客にも地元民にも人気のエリアである。