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toshi-09
 
冬の名古屋城 (鉛筆画・F8号)

名古屋城は戦国時代1521(大永元)年に今川氏親が現在の二の丸付近に那古野城を築いたのが始まりで、築城は1610(慶長15)年から2年の歳月を費やして完成した。工事に当り、加藤清正や細川忠興、前田利家など当時の名だたる大名が担当した。現在は周辺も整備され、公園として市民や観光客の人気のスポットになっている。名古屋城には、偶々仕事の合間をぬって時間が取れたので見学することが可能となった。訪問したのは冬の日の短い時であったが、夕日に輝く名古屋城周辺は広大で、本丸の周囲を廻りながら画面の構成を定めるのに時間を要した。折りしも記念撮影を常設でしているところに差しかかり、そこから眺めてみると記念写真の背景になる名古屋城が実に素晴しく見えたのでそこにスケッチのアングルを定めることとした。暗中模索の最中、記念写真師から学び安堵した一幕であった。