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ブリテイッシュ・コロンビア大学 人類学博物館 (鉛筆画・F6号)

バンクーバーで最初に訪れた建物がこの人類学博物館である。世界の先駆けとなった先住民博物館の一つで、大学の広大な敷地の中でも北端の海を臨む丘に建っている。設計はカナダで有名な建築家アーサー・エリクソン。建物内部にはトーテムポール作品のほか、ヨーロッパの陶磁器のギャラリー等もある。吹き抜け大ホールに展示された5〜6Mもあるトーテムポールが建物に良くマッチして見事な展示空間を造っている。幸いにも写真撮影が自由であったのでスケッチの取材を十分行なった。又当博物館は世界の文化に焦点を当てておりアジア、アフリカ、太平洋圏の展示もひと通り見ることが出来た。だが、最も力を入れているのはブリテイッシュ・コロンビア州の沿岸に暮らした先住民の生活を紹介する緻密な展示であり、伝説的なハイダ族アーテイスト、ビル・リードの作品も数多く公開されており見応えがある。