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グランビル・アイランド パブリックマーケット (鉛筆画・F6号)

グランビルアイランドといっても島ではなく、陸続きの半島であるが水際の古い倉庫街を改造して、店や工房がイベントスペースに玩具箱のように詰め込まれた楽しい大人の遊び場であり、その中心となるのがこのパブリックマーケットである。生産者直売のみずみずしい野菜や果物をはじめ、肉、魚、チーズ、パン、惣菜、菓子など、どれも生き生きとして買い気をそそられる。ここを一巡するだけで料理の意欲が沸き立ってくる。
広場にはしばしば楽士や大道芸人が登場してパフォーマンスを繰り広げる。パブリックマーケットの中にはレストランもあり一日中楽しむことが出来る。世界各国のグルメが並ぶフードコートは既にスケッチに収めたが、スナックを買い広場で潮風と陽光を浴びながら食べるのも悪くない。眼前のフォールス・クリークにはカモメが行き交い、高層建物を背景にヨット、飛行船の浮かぶ光景は異国情緒そのものであった。