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バンクーバー美術館 (鉛筆画・F6号)

バンクーバーのダウンタウンのど真ん中にあるバンクーバー美術館は1911年に裁判所として建てられたもので、ビクトリアの州議事堂などを設計したフランシス・ロッテンベリーの作品を1983年に美術館として転用したものである。ギリシャやローマ建築の要素を取り入れたヨーロッパの神殿を思わせる重厚な石造りの建物であり、天井のドームから光が差し込む開放的な造りとなっている。約7,000点の収蔵品の数はブリテイッシュ・コロンビア州随一の規模を誇る。
面白いのは、外から見える美術館屋上の四つのコーナーに赤と白と黒と黄色のボート(船)が見えるが、これも展示品の一つだそうである。赤は先住民のカヌー、白はキャプテン・ジョージバンクーバーの帆船、黒はインドからの移民を運んだコマガタ丸、黄は中国・福建省からのゴーストシップという説明がある。隣接してロブソン広場もあり、ダウンタウンにありながらゆったり建てられており旅の疲れを癒してくれる。