A用具の準備    

右の写真はふくらはぎのベルトが欠品しているもの。これがないと前輪に足を巻き込んで危険です。

 

 

 

・車いすは必要不可欠です ・車いすの準備について  

車いす体験学習の場合、自分自身で車いすを操作しながら移動する体験がいちばんです。自分自身が移動困難な身体的状態で生活することを実感できるように、普段の場所を車いすで普通に移動します。

自分で操作方法を知ることにより、介助の受け方もわかります。イコール介助の方法もわかります。

車いすでの移動時の怖さ、大変さを知ることがもっとも重要です。

そのあと、危険や不便をどう改善していったらいいのかを考えて行動に移すことが大切です。

「体験」から「経験」へつなげましょう。

使用する車椅子のタイプは「自操式」いわゆる汎用型のものを用意します。(スタンダード型)

自分で操作する、介助を受ける、介助するの3通りの体験ができます。

中には特別な仕様のものがありますので、レンタル先に問い合わせてください。

タイヤの空気やネジの緩みなど、しっかり整備してください。あらかじめ工具も用意しておくとよいでしょう。

また、車いす1台につき5人でグループをつくって乗換えながら、自操・介助部分をコース上に設定して、「できるだけ一人で」操作して移動します。

その他に用意するものとしては、雑巾を用意してください。借り物ですのでキレイにして返却するのがエチケットです。また、学校の備品だった場合でも、気持ちよく安心して使えるように常に整備・清掃を心がけましょう。

この作業で、車いすの構造を改めて知ったりすることができます。道具としての認識を高めることも大切です。