アクセシブルな駐車場に変えていくためには、駐車場の適切な寸法を再検討する事と、駐車場を設計し、つくる責任のある人たちが、そこを必要とする人たちの意見を真摯に聞くことが必要です。   UFAS(The Uniform Federal Accessibility Standards:アメリカにおける一定のアクセシビリティーの基準)のガイドラインは、国家の所有するほとんどの施設等において適用されています。UFASはANSI(アメリカ規格協会)117.1項の定めるアクセシブルパーキングの必要条件を守っています。  ADA法(American with Disabilities Act :身体的に障害を持つアメリカ人のための法律)もまたANSIのガイドラインに習って基準を定めています。実際、これらは最低限の値として推奨される寸法です。多くの州ではそれらの基準を上回る、より使いやすい駐車場や施設を整備しています。政府や州の所有する施設にも、このADA法とPUBLIC ACCOMODATION(公共の宿泊施設等に関する条例)が適用されています。アメリカでは、行政機関の枠をこえて、施設の拡充をおこなっています。  例えば、アメリカの郵便公社は国の財政的支援を受けていますが、国の機関ではありません。しかし、公共の施設であるという観点から、アクセシブルパーキングを設置しなければならないということになっています。これはリハビリテーション条例に定められています。それは、国の全ての計画や活動に関して、障害を持って生活する人が完全参加できるようにする法律です。  さて、駐車場の問題に取り組むリッチ・ダーレイさんは障害者団体の政府関連の取締役であり、PN誌の駐車場問題に関する運動に大変貢献している人です。彼は、地元のアクセシブルパーキングをみずからパトロールし、啓発活動を続けています。彼はこう言っています。「駐車場の問題について、みんなで声をあげよう!違反者はそこらじゅうにいるのです!」

そこでなくてもへいきな人が車をとめちゃったらどうするの?

アクセシブルパーキングでないと車を乗りおりできない人がいるの。

そのことをみんなが理解できるように、アメリカではパトロールする人たちがいるよ。

 (C)PARAPLEGIA NEWS 2002.12

みぎのしゃしんは、けいさつの人がとめちゃっているよ。

アクセシブルパーキングの広さは、ほうりつで決まっているんだ。

日本ではどうなっているんだろう?しらべてみようよ!