第41回東京モーターショー
今回のモーターショーを見た感想として、福祉車両は車両設計やデザインの段階から、「福祉車両」としての拡張しやすさも考えて計画を立てて製品づくりをおこなっていくことが必要だとつくづく感じた。また、毎度のことであるが報道関係者招待日に福祉車両を展示せずに、車いす使用者見学日にあわせての展示というパターンから脱却して、専門家やこれからユーザーとなる人々に向けて「人生を乗せる自動車」の存在をアピールしていくことが必要ではないか。それが各社の製品の販路拡大にもつながっていくと思うのだが、皆さんはどう思われるだろうか。
手動運転装置を取り付けるためにドリンクホルダーが使えなくなってしまったり、スイッチ類に干渉するなど利便性や快適性を犠牲にしてしまうようなことでは、自動車のある生活の「福祉=しあわせ」はありえないし、福祉車両をしあわせに使用できるようにバリアフリー駐車場や道路整備など社会環境の拡充を進めていくことが重要であろう。(下へ続く)
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