買書日記(10月)   掲示板

10月31日(木)

「ロンド」はどこに行っても売っておりません。何故でしょう?一方新潮文庫ではきたやまようこが文庫化されていたり、筒井康隆の自選集が出ていたりする。筒井は徳間文庫で自選集が出てばかりであるが、何か自分の過去の仕事を総括するような感じですね。

ロミオとロミオは永遠に 恩田陸 早川書房 Jシリーズ新刊。また1冊たまってしまった。分厚い割に定価が安いのは部数が多いのかな?
サブウェイ 山田正紀 ハルキホラー文庫
私の夢日記 横尾忠則 角川書店 

鬼族狩り 霜島ケイ 小学館キャンパス文庫
1巻が1993年に刊行されて以来、現在も続く人気シリーズ。最新刊は24巻らしい。
高校生の三沢成樹が主人公。成樹は毎日謎の夢に悩まされていたが、ある日二人の青年に会う。二人は聖と弓生と名乗った。二人は成樹に何か言いたげだったが、成樹は相手にしない。やがて成樹の身の回りには事件が起き始める。彼は何者かに狙われていたのだ。
うん。なかなか面白い。ぼくは割とどうでもいい要素なのだが、キャラクターも人気がでそうであるが、それだけではなく、構成、描写、大人が読んでも充分に楽しめることでしょう。一応このシリーズは続刊も読むことに決めました。


クビキリサイクル 読了。

(今日買った本:3冊 今月買った本:189冊 今年買った本:1621冊)

10月30日(水)

のみに行きました。

世の中思い通りにはいかないものである。やはり3番と6番が固定しない打線というのはちょっとなあ。

コンビニで謎の円盤UFOの玩具菓子があったので、2個購入。ちょっとマイナーだが、ぼくはサンダーバードよりこっちのほうが好きだったりすんである。これは集めたいな。

(今日買った本:0冊 今月買った本:186冊 今年買った本:1618冊)

10月29日(火)

通勤の友には「クビキリサイクル」を選択。新しいだろー。へっへっへ。できれば今月中に読み終わりたいものではある。

宇宙と踊る アラン・ライトマン 早川書房
科学者にして作家の著者による、これは自選科学エッセイ集。難しいことを難しく書くのは簡単で、難しいことをやさしく書くのは難しい。自明の理であるが、本書ではそれを実践しようとしており、かなり成功していると思われる。自分は理系とはいえ末端分野なのでさして理論的に詳しいわけではないが、それでも楽しく読めた。もちろん科学者そのものの人間的な姿がテーマだったりバラエティに富んだ内容であることはもちろんだが、理論を語る場合でも、比喩を使ったりできるだけわかりやすく語ろうという姿勢があるためだろう。なお中には数編SF、幻想小説が含まれる。「蜃気楼」という短編はある街の姿を蜃気楼を基軸にして描いた幻想的な作品。他のSFは発想そのものが科学的な仮説を語ることが目的だったり、現代物理を揶揄するような作品だったりして小説としてさほど優れているとは思わないが、そのエッセイと同じく分かりやすく楽しい作品であるのは確かだ。正直エッセイはもういいけど、小説は読みたいと思う。なお翻訳は浅倉久志氏。最近カフカのようだと評された長編も訳されたので欲しいな。「アインシュタインの夢」も発掘しなくては。


(今日買った本:0冊 今月買った本:186冊 今年買った本:1618冊)

10月28日(月)

封殺鬼シリーズ2〜6 霜島ケイ 小学館キャンパス文庫 1巻が面白かったので、続きを少し購入。
SOS大東京探検隊 大友克洋 講談社
虹の家のアリス 加納朋子 文藝春秋
アイオーン 高野文緒 早川書房 SFマガジンの編集後記では恩田陸もすぐに店頭に並ぶということだが・・。読むのが追いつきませんなあ。
(早く読んじゃえばいいんだけどな)

ふと思うと今月は旅行代の引き落とし等で財布が寒波に襲われていることが判明。ちょっと控えなくては。
そういえば土曜日は神奈川県古書会館展だったのだが、寝坊をしたわけでもないので気が乗らずいかなかったんだ。

「鬼族狩り」霜島ケイ 読了。

(今日買った本:8冊 今月買った本:186冊 今年買った本:1618冊)

10月27日(日)

アラン・ライトマン「宇宙と踊る」読了。

江戸川乱歩と少年探偵団 河出書房新社
悪魔の野球 藤見雅希 ぶんか社 アンチ巨人ファンの巨人告発本。面白そうだったのでおもわす衝動買い。

日本シリーズは、とりあえずサーベイなのでこんなもんでしょう。

この程度の日記でもためるとつらいです。

ライトノベル調査をやりましたが、こんな結果。シリーズ全部読んで無くてもいれたものがありますが、それでもこれです。

既読は300作品中 14作品です(平均は 51.11作品)
551 人中 462 位でした。

何をやっても最低点のぼくでした。

(今日買った本:2冊 今月買った本:178冊 今年買った本:1610冊)

10月26日(土)

ミステリマガジン12月号 1冊しか残っていない。マクベイン特集で売れたんかな?でも著作リストは邦訳の在る「恐竜一億年」が未訳になっていたのがちょっとなあという感じ。
CROCK2〜5 藤木凛 幻冬舎文庫
樒/榁 殊能将之 講談社ノベルス
オホーツク海戦 谷甲州 中公Cノベルス どうやら中公での再刊は全て書き下ろし短編がついているようなので、こっちを買わなくては。2冊の合本なので、厚いこと。先日1冊読んだが、もっと読みたいという気持ちには正直ならなかったので、さて読めますか。
誘拐症候群 貫井徳郎 双葉文庫
ジャンヌ・ダルク ミシュレ 中公文庫
狼神 和田はつ子 ハルキホラー文庫
どきどき☆リトル・ウィッチーズ 紺野たくみ 徳間デュアル文庫
d世界ユーモアSF傑作選2 講談社文庫
ハリーポッターと炎のゴブレット(上下) J・K・ローリング 静山社
以下bk1その他から届けもの。
温泉徘徊記 種村季弘 河出書房新社 1冊だけ買っていなかったもの。品切れになる前に確保。手元の本で9割方読めるんだけどね。
ばいばいアース(上下) 冲方丁 角川書店 各巻500ページを越える書下ろし2647枚の長編。上下合わせて税別5800円のヤングアダルト向け小説なんて誰が買うねんという感じで、存在そのものを最近知っただけで、新刊古本いずれも見たことが無い。文庫になれば別だが、このままでは幻の作品になりそうなので買っておく。なんだか傑作のようなにおいがするのである。
オー! ジョゼ・ジョバンニ ポケミス
フランス式捜査法 サラ・アントニオ ポケミス
街の草 ピエール・ガスカール 晶文社
運転席 ミュリエル・スパーク 早川書房 オークションで負けたが、別で確保。
以下はある方より譲っていただいたもの。嬉しくてたまらない本たくさんあります。本当にありがとうございます。御礼の言葉もございません。
千夜一夜物語(全13巻) 大宅壮一訳版。
びっくり日本一世界一 間羊太郎 立風書房
名探偵再登場 ニール・サイモン 三笠書房 ノベライズで実際の著者はロバート・グロスバック。この人創元で「死者がUFOでやってくる」という作品が訳されていますね。
仙人入門 程聖龍 東京書籍 仙人になって本をたくさん読もうかと・・。
棋翁戦てんまつ記 夢枕獏・宮部みゆき他 集英社 存在すら知りませんでした。でも将棋はルールが分かる程度でさほどたしなまないのですが面白さがわかるでしょうか?
ダモン テリー・クライン・Jr 勁文社 これまた存在すらしらなかった本。富島健夫訳のホラー?新潮文庫からも翻訳があるようです。
四次元の世界をさぐる 福島正実 少年少女講談社文庫 ノンフィクション
名探偵登場 山村正夫編 青樹社
日本のこわい話 永田義直 金園社
西洋歌留多探偵術 都筑道夫 桃源社
魔道九妖星 地の巻/天の巻 島田一男 桃源社 春陽文庫からも出ています。
SOSタイムパトロール 光瀬龍 ソノラマ文庫
呪われた顔 山村正夫編 ソノラマ文庫 嬉しい。氷川瓏なんて載っているのかぁ。
サーバーイヌ・いぬ・犬 J・サーバー 早川文庫NF
うしなわれた世界 コナン・ドイル 岩崎書店
宇宙人アダム・トロイ M・パチェット 岩崎書店
生きている首 ベリャーエフ 岩崎書店 ドウエル教授の首ね。
タイムマシン H・G・ウェルズ 岩崎書店
タイム・カプセルの秘密 P・アンダースン 岩崎書店
宇宙紀元ゼロ年 B・メレンチェフ 岩崎書店
宇宙怪獣ラモックス ハインライン 岩崎書店
作戦NACL 光瀬龍 岩崎書店
消えた土星探検隊 P・レーサム 岩崎書店
宇宙人ビッグスの冒険 N・ボンド 岩崎書店
迷宮世界 福島正実 岩崎書店
アーサー王とあった男 M・トゥエーン 岩崎書店
まぼろしのペンフレンド 眉村卓 岩崎書店
宇宙の勝利者 G・ディクスン 岩崎書店
大氷河の生存者 R・シルヴァーバーグ 岩崎書店
テミスの無人都市 草川隆 金の星社 以下の本は特に宝物にさせていただきます。
ゼロの怪物ヌル 畑正憲 金の星社 角川文庫から再刊されています。
ソレマンの空間艇 石川英輔 金の星社 これも再刊されています。
超人間プラスX 小隅黎 金の星社
怪惑星セレス 宮崎惇 金の星社
火星地底の秘密 瀬川昌男 金の星社 全て1982年の重版だという事実に驚く。それならぎりぎり新刊で買うチャンスはあったんだな。


(今日買った本:69冊 今月買った本:176冊 今年買った本:1608冊)

10月25日(金)

SFマガジン12月号 おっとP・S・ビーグルの短編が載っているじゃないすか。

届いた本
エロスの航海 清水正二郎 光書房
凍原 生田直親/北村鱒夫 青樹社
艶筆雨月物語 栗田信 艶筆文庫
怪奇の山窩 三角寛 徳間書店


闇の殺戮者 北上秋彦 双葉社
10年ぶりに西小路家に呼び出された男女。そこにはある記憶がつきまとっていた。彼らはその家の息子である秀樹をその容貌の故に苛め、10年前に自殺を企てていたのだ。秀樹は結局一命を取り留めるが、植物人間となってしまったのだ。そのことに負い目を感じていた彼らは、「息子が回復したので会いに来てくれ」という父親の呼び出しにも、疑問を感じつつ断れなかったのだ。結局彼らはどこともしれない暗闇に閉じ込められたところで目が覚める。そこには何か生き物の気配がした。それも得体の知れない野獣の気配が・・。
真っ向から直球勝負でフランケンシュタインテーマに挑んだ作品。ストーリー展開にプラスになっているとはとても思えないミステリファン(連載は小説推理らしい)におもねるような意外な犯人像とか、真っ向勝負すぎてストーリー展開が予測できてしまうとか欠点はあるものの、破綻無く構成されていてエンターテイメントとしてよく出来ている。ということに客観的な評価としてはなりますが・・・
個人的にはその怪物像(というかその正体)を到底受け入れることはできません。もう少し著者の視点に弱者に対する思いやりとかが感じられれば拒否反応はまだ少なかったと思いますが、著者の実際の想いはどうあれ読者の自分にはただの小説の道具としてしか見ていないようにしか感じられなかったので、自分には許容することはできません。ホラーだからとかエンターテイメントだからという主張は理解できますが、個人的にはだめです。小説としてまずまず楽しめる作品ではありますが、これは人には勧めたくありません。


(今日買った本:5冊 今月買った本:107冊 今年買った本:1539冊)

10月24日(木)

BK1で取り寄せ出来なかったというメールをもらった多和田葉子のエッセイ集が、ひさびさに閉店前に入れた会社そばの大き目の本屋に平積みになっていて驚く。一体なにがあったのだ?多和田葉子はあと4冊買っていないのがあるんだよな。結局欲しい本がありすぎて結局何も買わずにそこは出てしまったのだが。

ぬいぐるみ団オドキンズ クーンツ 早川書房 クーンツのジュブナイル。それより後ろ見返しの予告にコツウィンクルのジュブナイルの刊行予告が・・。カマキリ探偵だとぉ。出たらぜひ買わなきゃいけませんな。
カット・スロート上 マイケル・スレード 創元ノベルス あと買うのは下巻だぞ。下巻。下下下下。上巻もう買うなよ。
奇跡への八日間(上下) アーヴィング・ウォーレス 文春文庫 よしださんが面白いと書いていたので買ってみる。読むのはいつになるかわからないけれど、たくさん本が出ているみたいなので、見つけたら買うようにしてみよう。
眠り島 別役実 白水社 99%ダブりだと思うが、帯もついているし保険で買っておく。昔別役実の著作一括購入という暴挙に出たことがあるのだが、結局読んでいるのはいまだに戯曲集1冊というありさま。あと泡坂妻夫著作一括というのも買ったことがあるのだが、こちらもまだ「11枚のとらんぷ」しか読んでいない。別役実の戯曲はよくわからなかったので残りを読むのは少々つらいのだが、泡坂妻夫は面白かったので読みたいと思っているんだけれど。ままなりませんなあ。次に読むのは「乱れからくり」と決まってはいるのだけど。(著作順の読書はやめたんじゃyなかったのか?)

「闇の殺戮者」はあと少しなので今日中に読みきってしまいたいな。

(今日買った本:3冊 今月買った本:102冊 今年買った本:1534冊)

10月23日(水)

今日の「イタリアの惨劇」最終回。

イタリアの惨劇 アン・ラドクリフ 国書刊行会
(承前)ナポリに向かうスレドーニとエレーナ。エレーナは旧知の修道院に隠れる。一方異端審問所に連行されたヴィヴァルディは異端者裁判にかけられるが、黒衣の神父の登場により意外な展開となっていくのだった。エレーナとヴィヴァルディの運命は?二人は結ばれることができるのか?さらに発覚するご都合主義的人間関係とにわかに展開する異端審問所の法廷劇の中、ストーリーは大団円へとなだれ込む。
いわずと知れた(知られているのか?)ゴシック小説の古典。嚆矢はいわずもがなの「オトラント城奇譚」なのであるが、時代的にはその後のルイス「マンク」の後をうけて書かれた小説。なんというかこちらのイメージするゴシックロマンそのものという感じで、今読むとハーレクインロマンスもかくやというご都合主義的展開に恐れ入る。女性作家だからなのか、「マンク」の臆面も無い扇情的展開にくらべるとはるかにおとなしく、現代の作品を見慣れた目には古臭く感じられてしまうのはいたしかたないところか。ただし古典という意識のフィルターをかければそれなりに興味深く、面白くは読めるでしょう。またデュ・モーリア等の小説が好きな方には違和感無く面白く読めるのじゃないかと思う。まあぼくは「マンク」の方がはるかに面白いと思うけれども。
なお「オトラント」は積読のため、比較できません。


真説タイガーマスク三つの顔 高森真士 飯倉書房
d地獄のカレンダー 多岐川恭 ジョイノベルス
創元推理21 秋号 創元推理の買っていない号を調べなきゃと思いつつ、随分時間がたてしまった。今となっては調べるのは困難かもしれないな。

ハリーポッターが山ほど本屋に溢れかえっているが、やっぱり売れるのかな?

迷った読書は北上秋彦「闇の殺戮者」を選択。

(今日買った本:3冊 今月買った本:102冊 今年買った本:1534冊)

10月22日(火)

「イタリアの惨劇」は読了しましたので、いよいよ次回が最終回です。
予想していたより早く読めました。
はてさて明日は何を読もうかなぁ。(次に何を読むか考えている時が一番楽しい)

買い物を1冊
蓬莱堂の研究 田中啓文 講談社ノベルス

花腐し 松浦寿輝 講談社
2000年上半期芥川賞を受賞した表題中編に「ひたひたと」という書き下ろし短編を加えた単行本。刊行形態は賞をとったので取り急ぎ本にしてみたような安直な感じはするのだが、現物は非常に美しい造本である。著者はもともと詩人であるせいか、言葉の選び方は独特で、文体もわざと妙なリズムで書いているためある意味異化効果はあるのは事実で、想定と同じようにベールを透して作品内世界を眺めているような感じは在る。またそういう装いとは別に舞台は東京の新大久保であったり、崩壊寸前のボロアパートであったりするところも妙な空間をかもし出しているのかもしれないし、バブル崩壊とかインターネットとか言うベールを透かしたような雰囲気とはどう考えても異質な非常に時代的なファクターを持ち込むところも、異化効果を生み出すための方便かもしれない。
ストーリーはたいした展開は無くこれといって紹介するようなものではないのでここには紹介しないが、どちらかというと作品の持つ空間、匂いを愉しむ類の小説ではないかと思う。表題作等は最後にはかなり幻惑的な描写を行っているため、当初予想していたより幻想的な部分を秘めた作品であったのは(本作が一番幻想的ではないという書評を読んだ記憶があったため)少し意外ではあった。ただし幻想的な部分がただの心理描写の延長のような感じなので幻想小説かというと少し躊躇うが、詩人の書いた散文作品として妙な雰囲気を楽しんだことは確かではある。


(今日買った本:1冊 今月買った本:99冊 今年買った本:1531冊)

10月21日(月)

いろいろ考えることはあります。

ということで本日は事情により日記はお休みします。

という更新でした。失礼致しました。

ところで笹沢佐保氏がなくなられたそうですね。最近読みたいな、と思ってはいましたけれど。合掌。

(今日買った本:0冊 今月買った本:98冊 今年買った本:1530冊)

10月20日(日)

顰蹙って字はワープロじゃなかったら絶対に書けまへんな。

午前中の仕事終了後は、疲れのため家で沈没。

今日の「イタリアの惨劇」。
ヴィヴァルディは異端審問所に監禁され、一方エレーナは殺されるため海辺の一軒家に閉じ込められる。そこにあらわれた悪徳神父のスレドーニであるが、そこで分かったエレーナの生まれに関する驚愕の真実により、エレーナを殺せなくなってしまう。うーむ。なんとも世間は狭いというか、昼メロ的展開で嬉しくなっちゃいますな。(さてこの記述でどういうことだか想像がつきましょうか?) 残り180ページあまりですが、どういう展開になりますか?

というわけで本は買わず。とりあえず「ぬいぐるみ団」が欲しかったりします。

「花腐し」の感想の前に、息抜きに読んだ絵本の感想。

カロリーヌほっきょくへいく P・プロブスト BL出版
日本でもかなりファンの多い仏蘭西の絵本シリーズの1冊。昔の版は探求者が多いと聞くが、とりあえず今はBL出版から未翻訳だった作品も含めて刊行されている。カロリーヌと8ひきの仲間は動物園で見かけた子供白熊のお母さんを探しに北極へ行く!
ストーリーはともかく、文字より絵で語るという絵本本来の特性を充分に持った絵本。子供はこういう本は楽しいであろう。絵は(少なくとも大人は)好き嫌いがわりとありそうな絵で、油絵チックなタッチでわりと鮮やかな色合いである。まるで仏蘭西料理のような絵とでも表現すればいいか。


(今日買った本:0冊 今月買った本:98冊 今年買った本:1530冊)

10月19日(土)

今日は夜に少し仕事がございました。
雨降りなのが憂鬱だけど、明日も午前中のみ仕事でございます。
と、突然思いついたのですが皆さんは憂鬱って何も見ないで書けますか?ぼくは絶対に書けません。憂だけなら書けるけど。

昼間に近所で買い物してみる。
ケストナーの「ほらふき男爵」 ケストナー ちくま文庫
東京妖怪地図 田中聡 祥伝社文庫 元版も持っているのだが、大幅加筆とか書いてあるとね。ついさ。まあ未読だから一緒だけど。
五月ゲーム 野阿梓 早川文庫JA 日本のSF作家では多分最も苦手な作家。読んだのは大昔に「花狩人」と「SFの本」での連載に目を通しただけだけど、何とも波長が合わなかったのを憶えている。とはいえ、もしかすると今読んだら違うかもしれないと思い持っていない本を集めようかと。とりあえず「黄金卿」「少年サロメ」「月光のイドラ」「凶天使」は持っていないような気がする。
壁 栗本薫 ハルキホラー文庫 
1977リッパー デイヴィッド・ピース ハヤカワミステリ文庫 3冊揃いました。ぱちぱち。
ロンギヌスの槍 トレヴァ・レヴンズクロフト 学研M文庫 ノンフィクション。
骨まで盗んで D・E・ウェストレイク ハヤカワミステリ文庫 久々のドートマンダーと言いつつも、ウェストレイクを読んだことが無いのでした。たくさん持っているけど。
グール(上下) マイケル・スレイド 創元ノヴェルス とりあえず買っておく。
アルハンブラ物語(上下) ワシントン・アーヴィング 岩波文庫 
骸骨島の惨劇 マイケル・スレイド 文春文庫 あとカットスロートを買っておかなくちゃ。
望楼館追想 エドワード・ケアリー 文藝春秋 MORIWAKIさんの感想が今ひとつだったので、やや気勢をそがれたが、やはり面白そうなので買っておく。

今日読んだ「イタリアの惨劇」
とりあえずT巻は読了。誘拐され監禁された恋人エレーナを決死の覚悟で救い出した青年貴族ヴィヴァルディですが、修道院で結婚直前に異端審問所の役人が逮捕に訪れました。悪徳神父スレドーニと組んで、ついにエレーナを亡き者にしようとする決意を固めた母親と仕業?

(今日買った本:13冊 今月買った本:98冊 今年買った本:1530冊)

10月18日(金)

本屋にもタッチの差で寄ることができない。読書も思ったように進みませんなあ。
いつになったら余裕ができるんでしょうか。

今日読んだ「イタリアの惨劇」
ヒロインが黒覆面の男たちに誘拐されました。主人公の青年貴族の母親の差し金かと思われます。

おっとそうだ、届いた本が。
飛浩隆作品集(全3) 神魂別冊 同人誌。SFマガジンに載った作品ばかりなので、全て読めると言えば読めるのだが、バックナンバーを発掘するのが面倒だし、自作解説が掲載されているので買ってみた。裏表紙は著者のイラストだが、うまいなあ。

「地の果てから来た怪物」ってそんなに面白かったっけか。憶えていないなあ。「第五惑星から来た四人」って面白かった覚えがあるんだけど。

(今日買った本:0冊 今月買った本:85冊 今年買った本:1517冊)

10月17日(木)

昼間はまだ暑いけど、朝晩は冷えます。

上海禁書 島村匠 ノンノベル 今日行った本屋には「望楼館追想」が無かったのでこっちを買う。今度はノワールだそうです。隣に並んでいたアンソロジーは400円文庫4冊の合本。あやうく騙されて買うところだったわい。安易かつあこぎな商売のような気がするのは私だけでしょうか

今日読んだ「イタリアの惨劇」
平民の美女の育ての親のおばさんが何者かに毒殺された模様です。悪人神父と組んでいる貴族の母親が明らかに怪しい。
各章の冒頭にウォルポールやシェークスピアの引用があるのは当時の流行だったんでしょうかね?

(今日買った本:1冊 今月買った本:85冊 今年買った本:1518冊)

10月16日(水)

ちょっとへこむ。

dd七人の安部晴明 夢枕獏編 桜桃書房 2冊もダブるなよな〜。最後まで持っているかどうか悩んだのだが。最近文庫になったけど、漫画が省かれて、かわりに渋沢龍彦が収録されたみたい。
ジャッジメント 織田淳太郎 中央公論社 山前氏が帯に推薦文を書いている。でもだからどうと言うわけではない。

一人の男が飛行機から飛び降りる バリー・ユアグロー 新潮社(文庫版あり)
著者の著作2冊を合本にしたお徳用作品集。単行本もかなり重版されたようでわりあい売れたようではある。300ページ超の本に149篇もの作品が入っていることからも想像できるように、ほとんどの作品が2ページ前後。中には数行のものも含まれる。作品内容的には訳者後書きで柴田氏がかかれているように、夢を髣髴とさせるものが多い。夢には状況はあるが、技巧は無い。夢にはイメージはあるが、理由は無い。そんな夢のイメージを文字で定着させたような作品が並んでいるというわけだ。そんな感じだから、通常想像するようなショートショートとは異なり、イメージを提出するだけでそれをストーリーとして発展させることは無く、いわゆる小説的な面白みには欠ける。フラットな感じで、するっと読める割に捉えどころが無いのである。
ということで好きな人は好きであろうが、合わない人にはなんじゃこりゃ的な作品集といえるかもしれない。2,3篇試しに読んでみて面白かったら読んでみると言う読み方が宜しかろう。ちなみに自分はイメージでは面白いと思う作品が多かったのではあるが、読み終わってみればやはり伝統的な小説のほうが面白いなというのが正直なところ。


「花腐し」を読み終わったので、秋の夜長にはゴシック小説だろうということで「イタリアの惨劇」を選択。いきなり名門貴族の青年が、平民の美女に恋をするところから始まってしまい、前途が思いやられているところ。読み始めて早々なんだが、早く読み終わりたくなった。

山口雅也氏の新刊を発見したが、財布が不自由だったので見送り。それより同じ新刊棚に並んでいた「望楼館追想」エドワード・ケアリーという本が気になる。気になる。文庫ではスレイドが欲しいが、売れているようなのでとりあえず「グール」と「カットスロート」を確保しないと、古本屋から無くなっちゃうような気がしてきました。まあ、珍しい本というわけではないので、大丈夫かとは思うけど。

(今日買った本:2冊 今月買った本:84冊 今年買った本:1517冊)

10月15日(火)

ワゴンで買い物。
麻薬商社 松村喜雄 大陸ノベルス 駅のワゴンで買ったものだが家で開くとサインがある。ボールペンの気の無い署名だが本物かいな。
シャーロックホームズと金田一耕介 実吉達郎 毎日新聞社

昨夜ユアグローは読了。読書は松浦寿輝の「花腐し」を選択。

また煙草と発泡酒の増税論が出てきているみたい。煙草はまあ許すとしても、発泡酒はメーカーの人たちは安直にそんな案を出す政治家の一万倍くらい頭と時間を使っていると思うぞ。メーカーいじめるのもいい加減にしなさいよ。あとガソリンの二重課税も何とかしてくれい。

(今日買った本:2冊 今月買った本:82冊 今年買った本:1515冊)

10月14日(月)

陽が当たると暑い。これじゃあ南極の氷も溶けるであろう。ペンギンの住かも心配だが、オランダまた心配ではあるなと思う今日この頃。

諸葛孔明対卑弥呼 町井登志夫 ハルキノベルス なんだかゴジラ対キングギドラみたいであるな。
ムツゴロウの玉手箱 畑正憲 角川文庫 SF・怪奇等様々な作品が集められた短編集。
本の雑誌血風録 椎名誠 朝日文庫 読物として面白そうですね。
届いていた本を1冊忘れていました。
フランス粋艶集 日本出版協同 水谷準訳のカミを含むフランスコント作品集。比較的安かったのも嬉しいけれど、帯が挟み込まれていたのもラッキー。こうなると第二集も欲しくなっちゃいますね。
山口雅也氏の新刊は見当たらず。コニー・ウィリスも欲しいが上下巻で3600円という定価に恐れをなす。また今度にさせてください。

ユアグローはあと50ページほどであるが、寝るまでに最後まで読めるであろうか。

傀儡后 牧野修 早川書房

SFマガジンに連載された長編SF。
20年前の隕石落下により大阪の街は変貌していた。落下地点近辺は危険指定地域とされ人々の出入りはもちろん近づくことさえ忌避されていたのだ。それはその地域に近づくと発病し、末期患者はその中に消えていくと言う「麗腐病」とも無関係ではない。しかし最近七道桂男という少年が境界地区の服飾学校卒業生が始めたブランドが世界を席巻しはじめるにつれ、状況が変わってきた。近くにコミューンが形成されてきたのだ。変動する状況はネイキッド・スキンと呼ばれるドラッグを一手に牛耳ると言う須仏組を巻き込み、全てを危険指定地区へと集めていくのであった。
かなりごった煮的な作品で整理しきれていないような印象はややうけるものの、非常に面白かった。後書きでも作者が書いているが、自分の書きたいものを思いっきりぶちこんだという感じで、熱気が感じられる。例えて言うなら、危険指定地域というのは著者の内宇宙で、そこに対して全ての登場人物、ストーリーが飲み込まれていくような感じといったら良いだろうか。合わない人は合わないのかもしれないけれども、試しに読んでみれば?と人に勧めたくなる勢いがあるフェティシズムSFである。


さすがに前回のコンテンツ更新から1年たったらトップページのNEWからははずさなくちゃおかしいよね。


(今日買った本:4冊 今月買った本:80冊 今年買った本:1513冊)

10月13日(日)

外出。それについては特に書くことなし。本は読めなかったが、読書時間が最近ぜんぜんとれていないこともあって、今は本を探して歩くより読みたいモード。明日はゆっくり読書でも愉しみましょう。なんといっても読書の秋だからね。

と言いつつたくさん本は届いているので、本屋で買った本を交えてまとめて書いておこう。
真鍋博オリジナル85 講談社
超現実主義と聖なるもの  ジュール・モヌロ 牧神社 読む自信はなし。
愛人関係 リチャード・マシスン 平安書店 オークションなので3000円を越えてしまったが、いかにも100円で転がっていそうな本だ。でもマシスンであればただのサスペンス小説でも持っておきたいところ。アラン・ドロン主演映画化につき翻訳されたようだ。
砂の狩人(上下) 大沢在昌 幻冬舎 署名
ダーブレイの秘密 フリーマン ポケミス
世界怪奇探偵事實物語集 改造社
何かが起こりそう 樹下太郎 実業之日本社 残りは「男性的男性」「ずばれサラリーマン」「男でありたい」「かわいい娘」「ホワイトカラーの色知恵」「夜と夕方」「サラリーマン紳士録」「若き紳士と女たち」「男なら<居直り人生論>」「酔っぱらいの子守唄」「通勤を楽しくする」「神さまと夕焼け」の12冊らしい。
探偵小説十戒 ノックス 晶文社
別冊シャレード 天城一特集4,5,6,7
同 山沢晴雄特集5
幻影の蔵 東京書籍 やっぱり買っちゃった。
図説ロケット 野田昌宏 河出書房新社
図説ロボット 同
図説異星人 同
微睡みのセフィロト 冲方丁 徳間デュアル文庫 急に思い立って購入。読んだことはないのだが、何故かこの作者すごく面白そうな予感がしたのだ。他にまだ届いていないが、本屋でも見たことの無い上下巻で5800円もするファンタジーも注文。
天使の緊縛 藤野一友=中川彩子画集 河出書房新社 こんな画集が出るとは思いませんでしたね。
「ロック」傑作選 光文社文庫
乱歩邸土蔵伝奇 川田武 光文社 「女王国トライアングル」以来かしら。SF作家なので、ミステリーファンの方には好意的に受け取られるのか不安。一応解説は山前氏ですけど。
日影丈吉全集 国書刊行会 解題で詳細のテキスト異同も調査されており、まずは全集として過不足の無い仕上がり。装丁も堅牢かつシックでGOOD。本書では「見知らぬ顔」ほか「応家の人々」の原型短篇が自分的には読めなかったので嬉しい。でもそれ以外の本は、文庫とかで読もうか思案中。今度出る巻は牧神社の4巻を纏めたものだが、幻想文学系なので当然のように持っているからどちらで読むかは迷うところだけれど、やはり牧神社版で読むかもしれぬ。まあ全集が出てしまうともったいないからとか言っていないでとりあえず読もうという気にはなりますな。

新刊古本含めて高い本をたくさん買ってしまったので、給料日まで抑えなきゃ。

佐藤琢磨選手5位入賞おめでとう。来年はぜひ表彰台に上がってください。

(今日買った本:23冊 今月買った本:76冊 今年買った本:1509冊)

10月12日(土)

郵便局止めになっていたり、平日受け取れなかった宅急便が届いたので一気にちらかる。近所にレンタルスペースが出来ているので、本気で見当にはいる。空きも少なくなってきたようであまり時間的余裕は無い。なにせ階段まで獣道状態である。風あたりも強いし。

「傀儡后」は読了したので何を読もうかとおもうが、迷った末ユアグローの「一人の男が飛行機から飛び降りる」を手にとる。

木乃伊男 蘇部健一 講談社ノベルス
d氷河が来るまでに 森内俊雄 河出書房新社 うーむ。ダブリであったか。
来るべきロートレアモン ル・クレジオ 朝日出版社
幼尽童女 恩田陸 光文社
棄景 丸田祥三 宝島社 廃墟の写真集です。帯には実相寺昭雄の推薦文。
鬼族狩り 霜島ケイ 小学館キャンパス文庫 著者は先日読んだ「怪談徒然草」にも登場します。
くますけと一緒に 新井素子 徳間デュアル文庫
ポンスン事件 F・W・クロフツ 創元推理文庫
街道伝奇 陣出達朗 東京文藝社 ダブリのはずだが、入手までに随分時間かかったのに。
長安日記 陳舜臣 毎日新聞社

届いた本は明日に続く。

(今日買った本:10冊 今月買った本:53冊 今年買った本:1486冊)

10月11日(金)

閉店間際の本屋に駆け込むが、欲しい本がたくさん出ていて困る。持ち合わせがあまりなかったので、とりあえず下記だけ購入。
マンスフィールド短篇集 ちくま文庫 西崎憲氏編訳です。
桂米朝コレクション2 奇想天外 ちくま文庫 解説は堀晃さんでSFと落語について語っています。

謀略熱河戦線 谷甲州 中公Cノベルス
本書は「覇者の戦塵」という大東亜戦争前後をシュミレーションしたシリーズの1冊。角川ノベルスから刊行された「謀略熱河戦線」と「黒竜江陸戦線」という二長編に「断章」という二篇をつなぐ短篇を増補した1冊。別の本の後書きで日本は太平洋戦争を回避できたのかということをテーマに書き始められたと書いてあったが、続けて読めばそういう絵柄も浮かび上がってくるのかも知れない。ただ自分はこのシリーズを読むのははじめてであったのでその辺の流れは良く分からなかった。
読後感は著者の「航空宇宙軍史」と意外に似ている。それは登場人物に技術者(SFでは普通考えるのは科学者だが)が多いところからも分かるように技術者から見た戦史という観点である。未来と想像のテクノロジーがベースであっても、過去と過去のテクノロジーがベースであっても、著者の筆致は一貫しているようだ。なお本書では戦車と海軍小艦艇が重要な役割を果たしている。
正直、シュミレーションのうち正史との細かい差異は自分の知識レベルではさっぱりわからず、書き下ろし短篇の「断章」を読んで二・二六事件が実際には起こらなかったことになっているんだなというくらいであったので、シュミレーションとはさっぱり感じられず、一風変わった戦争冒険小説を読んでいる気分であった。なんにせよ著者のファンは読むのでしょうが、ファンじゃない人には地味に感じられるかもしれません。

惣坂さんのサイトを見ていてホワイトハートで探求書ができる。

(今日買った本:2冊 今月買った本:43冊 今年買った本:1476冊)

10月10日(木)

今日は目の日ですよね。ですので目薬を買いました。

結局来週の土日が仕事で今週末は休みになりましたので、ゆっくりゆっくりゆーっくりしたいと思います。本を読むぞー。あーF1もやるんだね。
でも今日も本屋は閉まっておりましたので、新刊は何が出ているのかさっぱりわからず。安田ママさんの新刊情報を見ると欲しい本いっぱい出ているんだけどな。うちの近所じゃなかなかお目にかからない本もあるし、こういうのって、どっかで情報を得ないと絶対買えないよな。

牧野修はまだ200ページ超。もうちょっと早く帰れたら読み終わりたかったな。

さて風呂に入って読書でもしますか。眠いけど。

(今日買った本:0冊 今月買った本:41冊 今年買った本:1474冊)

10月9日(水)

悩み多きこの頃。疲れちゃいますな。

西口投手100勝おめでとう。

牧野修は2/3弱。

おーかわさんの購入本は結構「お」と思うときがある。町井登志夫なんて出ててもハルキノベルスってうちの近所じゃ売っていないんだよね。欲しいなあ。田中啓文の新刊も出ているみたいだね。こっちも欲しいな。

(今日買った本:0冊 今月買った本:41冊 今年買った本:1474冊)

10月8日(火)

鷲尾三郎名作選 河出文庫 めでたく第一期完結。
江戸の思い出 岡本綺堂 河出文庫 怪談もはいっている模様。
広告批評 9月号 海洋堂おまけ図鑑が見たくて購入。
届いた本が
故郷は地球 佐々木守 三一書房 子供番組シナリオ集。探求書。とても嬉しいのだが、特撮系が半分以下なのがちょっと残念。ふーん、アイアンキングって全部佐々木守がシナリオ書いたんだぁ。
男と女の探偵小説 梶龍雄 光風社ノベルス 「あと海を見ないで陸を見よう」「青春迷路殺人事件」「女たちの復讐」「真夏の夜の黄金殺人」「葉山宝石館の惨劇」の5冊のようです。

「傀儡后」はまだ半分も行きません。

それにしても福留にはがっかり。山田監督の選手を思う気持ちはわかるが、本人の気持ちはどうなんだ?まして相手は三冠王を狙っているんだから、正々堂々と戦って勝ち取ってほしいぜ。休んでタイトルとっても心の底から嬉しくないだろうが。巨人は大嫌いだが、だからって他のチームはああいうことはして欲しくないぞ。

(今日買った本:5冊 今月買った本:41冊 今年買った本:1474冊)

10月7日(月)

SAMANAさんの「このミステリは読んではる? 300作品」をやってみる。37冊。SFで点をかせいでいる観ありだが。

読書のほうは牧野修を選択。話はこれからです。

鷲尾三郎はうちの近所にはまだ入荷していない模様。どうも入荷が遅いんだよな。結局何も買わず。

某書店さんよりとても嬉しい本も到着。

今日のニュースでは来年度フェラーリが強いようなら重しを載せる用意があるとは。最近見なくなっちゃったので記憶があいまいなのだけど、ツーリングカー選手権もそんなことやってたような気がする。そのほうがコンペティティブなレース展開になるのは当然だけれども、F1のようなそれぞれのチームやドライバーに個性があり、強い人気があるレースにそのようなルールを摘要することが向くのかどうかは疑問ではある。またツーリング選手権の場合は、ワークスチームは別にするとコンストラクターズとチームは基本的に別だったしね。F1はそれぞれでボディーを設計しているから、不公平感があるよな。どうも発泡酒で税収が減ったからといって、税法を改めて税収増を狙おうとするどっかの国のバカ政治家のようではある。ああいう行為はメーカーの開発意欲を殺してしまって経済を悪化させる以外のなにものでもないと思うぞ。大人なのだから恥じを知りなさい。と、話が逸れてしまった。

散漫な日記ですが、これにて終了。

(今日買った本:0冊 今月買った本:36冊 今年買った本:1469冊)

10月6日(日)

都立大学に中華料理を食べに行く。四川料理の店でたまに行くのだが、あいかわらず美味。

まるごと宮部みゆき 朝日新聞社
霧笛/花火の街 大佛次郎 講談社大衆文学館
d世紀末サーカス 井上雅彦 廣済堂文庫 間違い。
d囁く影 カー ハヤカワミステリ文庫

「謀略熱河作戦」谷甲州 読了。ほぼ一週間かかってしまいました。

あと昨日買ったのを忘れていました。
矢川澄子  ユリイカ増刊 青土社 先日なくなられた矢川澄子氏の特集本。そういう意味では雑誌で冠をつけて特集をされるのは初めてなんじゃないでしょうか?ぱらぱらと見ましたが、とても面白そうです。私なども矢川澄子氏というとあるイメージで見てしまいがちですが、松山俊太郎氏など中の座談会で在る意味偶像を壊すかのような話をしていて興味深い。あと矢川氏が「たま」の知久氏との交流があったのは知りませんでしたね。知久氏は前述の座談会とは別の座談に出席されてますが、イカ天に出た頃と比べるとかなり年とられましたな。思い出すとあの当時出た「たま」のインディーズレコードは良かった。メジャーデビュー後のアルバムは音が綺麗過ぎて、自分的にはちょっと違和感を感じてしまったのだけど。アバンギャルドだったよねぇ。

ネット書店に高い本を注文してしまったため、今月はあんまり本を買うのはやめよう。と思ったら、どうせ誰かが上回るだろうと思ってたいした考えも無く入札した本をyahooで落札してしまった。まだ注文済みで届いていない本なども少しあるし、まずいなあ。

(今日買った本:5冊 今月買った本:36冊 今年買った本:1469冊)

10月5日(土)

土日の仕事はぎりぎりになって中止。でもそのかわり来週3連休は数時間づつだけど全部仕事が入るかもしれない。

谷甲州はようやく半分。といっても角川ノベルス2冊分の合本だから1冊分は読み終わっているわけだけど。

セックスの哀しみ バリー・ユアグロー 新潮社
ここではお静かに ラードナー 新潮社
結末のない事件 レオ・ブルース 新樹社
ぷるぷる・ぴぃぷる 中島らも 集英社文庫
死者のノック ディクスン・カー ハヤカワミステリ文庫
死愁記 菊地秀行 新潮文庫
ターゲット 清水義範 新潮文庫

あととどいたものとして
SFイズム7〜11 
以前kashibaさんのところの書き込みを見て、別に送ってあげるとも書かれていないのにずうずうしくもメールをさしあげ
ボルヘス推理小説書評集 を送っていただく。
これは1篇を除き「El Hoger」という週刊誌にボルヘスが4年間書評を連載したもののうち推理小説に関する16編を選んで作った個人翻訳誌。取り上げられた推理小説は、クイーン、カー、イネス、バークリー等多彩。巻末にはカサーレスと共同で編纂したミステリ叢書「第七圏」のリストも付されています。まさに手作りという感じの小冊子で好感が持てるのはもちろんなのですが、内容的にも非常に貴重なものでこれはお勧めです。アンカットの手作り誌なので、どのくらい在庫をお持ちなのかわかりませんが、興味のある方はお問合せしてみてはいかがでしょうか?
お問合せはりえぞん様へ。

(今日買った本:13冊 今月買った本:31冊 今年買った本:1464冊)

10月4日(金)

10月度1冊目の感想ですばい。

怪談徒然草 加門七海 メディアファクトリー
「耳袋」に続いて怪奇小説作家による実話怪談集第一回配本。続刊されるかは不明。売れればというところでしょうか。
「怪談」とは語りである。怪奇小説とは違うという考えを持っているので、まさしく自分の判断基準としては本書は完全に怪談集。といっても編集者の三津田氏が著者に数回に分けて怪談エピソードのインタビューを行うという、聞書きというか変わった構成ではある。終盤贔屓の東雅夫氏も登場し、臨場感は抜群。話は著者が体験したという内容なので、怖くて面白い。最後の三角屋敷の話になると、さすがに伝奇小説まがいの展開で信憑性云々をこだわられる方には面白くないのかもしれないが、ぼくは心霊的な世界に関してどちらかというと肯定的な考えを持っているので、素直に楽しみました。手軽に楽しめる怪談集としてはお勧めです。
なお余談ですが、本書を日曜日に読了できず、月曜日にいつものように残業で帰りが12時を過ぎてしまい、風呂入って飯食って、明日次の本と2冊持ち歩くのがいやだったので読みきってしまおうと、残りの30ページを夜中の2時過ぎに読んでいたところ(家人は二階で既に寝ているので部屋には一人きり)、一度だけですが家の中で金属同士を叩くような音(丁度キッチンのステンレスのシンクを強く叩くとそういう音がしそうな気がする)がしました。その時点でいっぺんに眠気が覚めて心臓がばくばくになってしまい、怖くて仕方ないのでテレビをつけて読みきりました。自分は霊感は全くないと思うのでその音が何かそういうものだというつもりは毛頭無いのですが、ただ事実としてそういうことがあったということだけ書き添えておきます。
怪談を怖く読もうと思ったらやはりTPOですね。燦々と降りしきる陽光の下より、夜中に一人で部屋で読んだほうが怖いに決まっています。怖く読もうと思ったら、シチュエーションを選択しましょう。


仕事で移動中古本屋を見つけるが、時間が無くて寄れず。悔しいなあ。きっと何かあったに違いない。

(今日買った本:4冊 今月買った本:18冊 今年買った本:1451冊)

10月3日(木)

またも更新が滞ってしまいました。
3日分まとめて更新・・・することに意義があるかはわからんが。

牛乳アンタッチャブル 戸梶圭太 双葉社
小説と科学 瀬名秀明 岩波書店 パラサイトイブ等の著書やバイオホラーに関する記述もあるようなので。
夜明けの晩に(上下) 山田真美 幻冬舎 巽孝之氏の推薦で刊行されて気になっていたもの。どんなもんでしょうか?

(今日買った本:4冊 今月買った本:18冊 今年買った本:1451冊)

10月2日(水)

更新できませんでした。掲示板のレスも遅れて申し訳ございません。
もう時間がありませんので一回休み。
2日間で50ページしか本が読めないというのはどういうことでしょう。

(今日買った本:0冊 今月買った本:14冊 今年買った本:1447冊)

10月1日(火)

台風到来。台風が来て早く帰れ命令が出たため早く帰れる。嬉しいなあ。
でもやや山を越えたので明日からはもう少し早く帰れるかもしれん。

台風でも買い物をしてみる。アホである。
イマジン 天野嘉孝 新書館
凶眼 打海文三 徳間書店 収集中。残りは「そこに薔薇があった」「Rの家」かな?あと山本甲士も読んだこともないのに収集しているのだが、こちらは「 始末屋稼業」「傷が散りゆく」「蛇の道は蒼く」「ナイト」「時よ飛沫に」「あした砕ける」「バッドブラッド」か。(自分へのメモ)
聚楽 宇月原晴明 新潮社 
白鳥座61番星 瀬川昌男 小峰書店
さらばニューヨーク ウィリアム・アイリッシュ 晶文社 表紙に見覚えがなかったんだけど、持っていないといいなあ。ちなみに自分はアイリッシュで読んだのは「野生の花嫁」のみという変なヤツです。「野生の花嫁」はポケミス唯一の秘境冒険小説かもしれんけど。
ダビデの星のもとに 山口光一 東京創元社
コーンウォールの嵐 ロザムンド・ピルチャー 東京創元社
孤愁 角川書店
ジャージーの悪魔 ベン・C・クロウ編 ちくま文庫 2冊揃いました。
最後の記憶 綾辻行人 角川書店
真説雨月物語 咲村観 読売新聞社 なんとなく気になったんだよね。
クラッカー 建倉圭介 角川書店 横溝正史賞。
20世紀SFC 河出文庫 あと、2,5。できれば順番に読みたいが、@のありかがまったくわからない・・。
黒い家映画版 角川ホラー文庫 原作は既読だが、映画は未見。

読書はよせばいいのに谷甲州の架空戦記を選択。時間かかるかも。

(今日買った本:14冊 今月買った本:14冊 今年買った本:1447冊)