買書日記(8月)   掲示板

8月31日(日)

買い物は以下。今月は買いすぎでした。
しあわせの理由 イーガン 早川SF文庫
瞳の中の大河 沢村凛 新潮社
葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 文藝春秋
三人目の幽霊 大倉崇裕 東京創元社
夜の皇帝/深夜の魔王×2 高木彬光 神月堂 1冊注文させていただいたのですが、1冊いただいてしまいました。申し訳ありません。明日にでもトップにお知らせをアップさせていただきます。

月が変わる直前に「カニスの血を嗣ぐ」を読了しました。

(今日買った本:4冊 今月買った本:126冊 今年買った本:890冊)

8月30日(土)

渋谷東急へ封筒を捨てに行く。今回も目録は見ないまま当日(つーか翌日だけど)になっちゃった。
海外推理傑作選(全6) 松本清張編 集英社 ミステリーの人には基本図書なんだろうけど。
髑髏検校 横溝正史 桃源社 不知火が載っていたんだけど、日下さんが出すんだろう。
四谷怪談 小池壮彦 学研 結局古本で買っちゃったな。
鷲か太陽か? オクタビオ・パス 書肆山田 ラテンアメリカのシュルレアリズム詩人による散文詩集。
額の星 無数の太陽 R・ルーセル 人文書院
ポケット・ミステリィ 中島河太郎編 光書房 カバ欠本に1000円出すのもどうかと思うけどさ。
続いてブックファーストで買い物。
殺人の門 東野圭吾 角川書店 署名につられた・・。
クライマーズ・ハイ 横山秀夫 文藝春秋 同じく署名につられた・・。
蟹塚縁起 梨木香歩 理論社 署名につられた・・わけでもないんだが。
ペンキや 梨木香歩 理論社 これもね、署名につられたわけでもないんだけど・・。
さよなら 森青花 角川書店 これは待ってました。でも書き下ろし長編なので短編集をあいかわらず熱望しております。
小松左京マガジン10号
河南文藝文学篇 東京で買えたのは嬉しいな。
で、主目的である建石修司展に向かったのが、あにはからんやフリーダ・カーロは9時までなのにギャラリーは7時30分までとのことでタッチの差で玉砕。ガラスの向うを恨めしそうに眺めるだけでありました。本屋に気を取られたのが間違いだった・・。来週の捲土重来を誓って東急を後にする。
仕方が無いので学芸大の寿司屋へ行くが、いつものように混んでいるので家人を待たせている間、数件隣のブックオフで買い物。
S倉迷妄通信 笙野頼子 集英社
サーカス・ホテルへようこそ 早川書房
旋風伝 朝松健 朝日ソノラマ
ツール&ストール 大倉崇裕 双葉社
凍るタナトス 柄刀一 文藝春秋
フォア・フォーズの素数 竹本健治 角川書店

(今日買った本:24冊 今月買った本:122冊 今年買った本:886冊)

8月29日(金)

卑弥呼対諸葛孔明 読了。「カニスの血を嗣ぐ」を読むことにする。

人魚とビスケット J・M・スコット 創元推理文庫 
大ロマン全集で刊行された1冊の文庫化。やはり新訳で読むことにする。海洋冒険小説とミステリーを融合したような評言があったような気がするのだが、確かにエピローグの謎解きはミステリーのものだと思うし、間に延々と描かれるのは海洋冒険(漂流)小説である。ただし時代のせいか、今読むと間の漂流譚はかなり甘いと思う。現代の作家が描けば、もっと厳しく人間性を浮かび上がらせた作品になるのではないだろうか。つまりは書き方が汚さにほっかむりをしたように綺麗なのである。また作中の差別意識はなんなのだろう。著者が作為的に、この時代の設定の登場人物の意識としてわざと描いているのではなく、著者の生の意識のまま自然に出てきているように感じてしまう。日本人に関してはまあこんなものだろうとは思うが、有色人種全般に対するあからさまな差別意識は今読むと鼻白むばかりだ。モラリストぶるつもりはないけれども、正直あまりいい気持ちはしない。本当にあった新聞の広告記事からこれだけのストーリーを練り上げる構想力と、最後の謎解きの鮮やかさは捨てがたいけれども、全体的には古いと感じた。



(今日買った本:0冊 今月買った本:98冊 今年買った本:862冊)

8月28日(木)

新刊を大量に買う。でも山下武はまだ出ていなかった。もうこの1週間で一ヶ月に読むことができる量の限界の新刊書を買ったと思う。
金時計の秘密 J・D・マクドナルド 扶桑社ミステリー この後に出るリイ・ブラケットのハードボイルドが楽しみだな。
第六大陸2 小川一水 早川文庫JA 河出智紀名義の作品を探しておりますが、一向に見つかりませんねえ。
薔薇の渇き W・ストリーバー 新潮文庫 最近では宇宙人の本しか翻訳されず残念だったのだけれど、突然翻訳の予告を見てとても楽しみにしていた映画「ハンガー」の原作。あと1冊近作の続編?も翻訳されるらしい。
アマチャ・ズルチャ 深堀骨 早川書房 Jコレクション新刊。短編集で面白そうなのだけど、なんとなく売れなさそうだなぁ。
ハリガネムシ 吉村萬壱 文藝春秋 芥川賞受賞作。最初の単行本も新刊で買ったんだけどどこにあるのだろうか。
魔術は夜ささやく(上下) ロバート・R・マキャモン 文藝春秋 待ちに待った10年ぶりの新刊の翻訳。「スワン・ソング」は創元推理文庫から再刊されるらしい。日本でもかなり品切れになってしまっているはずだが、再評価のきっかけになればいいと思う。(とはいっても長編はほとんど翻訳されているけれど) 面白そうだとちなみに買いためる一方で1冊も読んだことが無いのは秘密だ。
七度狐 大倉崇裕 東京創元社 評判がいいですね。買っちゃいました。
サラマンダー トマス・ウォートン 早川書房 何故か1カ月刊行が遅延した長編。とても面白そうである。

(今日買った本:9冊 今月買った本:98冊 今年買った本:862冊)

8月27日(水)

そう言えば読んでいるのは「卑弥呼対諸葛孔明」です。

混沌の脳 響堂新 角川書店
目が覚めると、そこは雪國ではなく見知らぬ姿かたちになっていたというプロローグ。のっけから頭にぐるっと傷があったら、当然なんかあったと思うのが普通じゃないかと思うのだが、主人公はわけもわからず右往左往する。殺人は起きるものの、推理小説というよりはSFに近い。ただし、著者の出身がお医者さんらしいのでそれらしい理論的な部分は別としてもSFとしてはアイディア自体は目新しくは無く、古典的とも言えるものである。ミステリーとして読むのはつらいと思うし、サイエンスミステリー(?)として読めばまあまあ読めるとは思うのだが、いかんせんワンダーが乏しくあまりお勧めはしない。ちなみにストーリー的に致命的なのは(以下ネタバレ反転)最初から主人公を人格移転後に脳障害を装って殺してしまえば、完全犯罪が成立してストーリーが成立しないというところだと思う。


(今日買った本:0冊 今月買った本:89冊 今年買った本:853冊)

8月26日(火)

横浜に出てみる。ちょっと欲しい本が出ていた。
小松左京マガジン 11巻 調べたら10巻買っていないみたい。いかんいかん。
エクソフォニー 多和田葉子 岩波書店 デフォルト買い作家。言語をめぐるエッセイ集。一部書き下ろし。巻末の著作リストに日本の著作と同じくらいのドイツ語著作があるのはファンとしては悩ましいところ。もともとドイツ語で発表されたはずなのでこちらで紹介されるとしたら翻訳になっちゃうんだろうな。それにしても文庫化された本が二冊しかないと言うのは何かが間違っていると思う。
変化獅子 横溝正史 出版芸術社 うすっぺらい僕としてはテキストを全く持っておらずひたすらありがたい短編集ではある。
帰りに近所のブックオフに寄って下記を買う。
荒野に獣、慟哭す(全) 夢枕獏 ジョイノベル 5冊を1冊にまとめたもの。最初の方は持っているかもしれんが、 300円だったし。
これをもってレジに並んだところ、レジの後ろに見覚えのある函入り本が並んでいる。普通はやらないのだが、我慢に抗しきれずレジ奥に並んでいた『岡本かの子全集』を買ってしまう。残念ながら後ろになるほど入手の難しい最後の5冊は無かったが(誰か抜いたのかな?)、1冊100円と言われてしまっては耐えられず購入。だって可哀想じゃないですか。昔は高かったけど、ちくまから主要作品が全集で刊行されて持っているし、この全集自体も復刻もされているので、昔の値段はついていないけれどもね。
岡本かの子全集 第一巻〜第十三巻 冬樹社 購入後、せめて本巻くらいは揃えたいと思いかえって早速調べて14巻と15巻を注文したが、あいにく15巻は売り切れ。補巻は高いし、別巻1はもっと高い。別巻2にいたってはキキメなので買うのは無理じゃなかろうかとも思うが、気長に探していきましょう。まあ小説は読むつもりだけど、岡本かの子の仏教論なんて一生読むとは思えん。
失踪症候群 貫井徳郎 双葉文庫
7(セブン) 瀬川ことび 角川ホラー文庫

(今日買った本:19冊 今月買った本:91冊 今年買った本:855冊)

8月25日(月)

雑誌を買いに行ったが、欲しい本はまだまだ出ていない。
SFマガジン 10月号 非英語圏SF特集。なかなか取り上げられることの無い(紹介者が少ない)国のSFが取り上げられていて嬉しい。巻末のブックガイドも持っていない本が何冊かあり参考になった。それにしてもスペインSFなんて始めてみたいな気がする。
ミステリマガジン 10月号 ホック特集。コンピューター検察局くらいしか読んでいないのでなんともいえませんが。ポケミスの復刊は何冊か買おうかな。
快楽の封筒 坂東真砂子 集英社 ほぼデフォルト買い作家なんだが、読まなきゃ意味ないよね。官能小説集らしい。

(今日買った本:3冊 今月買った本:75冊 今年買った本:836冊)

8月24日(日)

「人魚とビスケット」読了。やっぱり気になる差別表現。

黙示の島 佐藤大輔 角川書店
恐怖の対象が『個』ではなく『群』となったのはいつのことであろう。戦闘機同士の一騎打ちも行われていたらしい第一次世界大戦ではなく、物量の前に決着のついた第二次世界大戦以降であろうか。小説で言えば、恐怖の対象が『ドラキュラ』その人ではなく、吸血鬼化された一般市民が対象になったのはマシスンの『吸血鬼』以降になるのか。そう、今は恐怖は特別な『彼』ではなく、どこにでもいる『彼ら』なのである。
架空戦記ものの書き手というイメージがある著者の(一応)ホラー長編。本書の内容は一言で表すなら『離島で起こる惨劇』であり、この題材をホラーで書くとどうなるかというと、大抵の読者が想像する通りである。著者はこれにバイオテクノロジーとコンピュータ知識で味付けをしているのでSFとも言えるのだが、正直なところ題材そのものには新鮮味が欠けているので、後は料理次第と言うことになる。その点、恐怖と言う点では残念ながらありきたりな印象をぬぐえないながら、離島と言う舞台設定や男女、少年少女、老人というキャラクター配置でフォーミュラーフィクションに近い形ではあっても、筆力があるためそこそこ読ませる作品にはなっていると思う。また島という舞台設定や原因の設定のおかげで唐突ともいえる最後の皮肉なオチもかろうじて生きている。傑作とは思わないけれどもそこそこ面白いので、ホラー好きや島ものが好きな人は読んでもいいでしょう。でも本書の内容で新刊で買うにはちょっと高いかな。
余談ではあるが、本書を読んで面白いと思った人はトマス・ブロックの「超音速漂流」(文春文庫)という作品をお勧めしておく。航空パニック小説だけれども、恐怖の質は本書と類似していてホラーとしても読める傑作です。最近何故かネルソン・デミルとの共著扱いで再刊されました。

明日は給料日ですね。横溝正史は出ているかしらん。
でも新刊買って部屋で埋もれて、読む頃にはブックオフの100円コーナーに転がっていると言うのもどうかと思う今日この頃ではありました。
明日は仕事的にちょっとつらいんだな。

(今日買った本:0冊 今月買った本:72冊 今年買った本:833冊)

8月23日(土)

文雅さんの高木本を早速予約。校正はまた○○さんがやったのかな?大変だと思いますけどこのまま年1冊刊行を期待!

店頭で見て気になっている本。「彼女にとって必要なものぼくにとって大切なこと」冴桐由(筑摩書房)「永遠と一日」藁科れい(幻冬舎)「幻の少女」安東能明(双葉社)。。

愛しのクレメンタイン アンドリュー・クラヴァン 創元コンテンポラリ
最後の忍者 矢野徹 角川文庫 なんとなく掲示板の話題にひきずられて。ダブリだろうけれど。
銀河旅行と特殊相対論 石原藤夫 ブルーバックス
蛇行する川のほとりB 恩田陸 中央公論新社 さて完結したから読もうかと思うのだが、前の巻がどこにあるのか分からないのが問題だ。
汝の名 明野照葉 中央公論新社 いつのまにやら新刊購入対象作家に格上げ。

「混沌の脳」饗堂新 読了。

(今日買った本:5冊 今月買った本:72冊 今年買った本:833冊)

8月22日(金)

神保町ではもうミステリマガジンを売っているのか?復刊書目はほとんど持っていないが、石原博士の目録に載っていたのでがんばって買った「パリの狼男」とか「悪魔とベン・フランクリン」とか高かったんだよな。(遠い目)「アデスタ」は持っているような気がしてならないのだが見つからない。しかたがないから保険で買おうかな。そういえば創元推理文庫のロシア・ソビエト、東欧の短編集も反射的に買ってしまいそうである。いずれにしても部数は少ないだろうから、もっていない人は買い損ねたら苦労するんだろうね。

セカンド・サイト 中野順一 文藝春秋
最後のサントリー・ミステリ大賞受賞作。キャバクラにバイトで勤める主人公が惹かれる女性花梨は不思議な能力を持っていた。彼女のなぞめいた予言があたり、ある日主人公にストーカーの護衛を頼んだ女性が殺されてしまったのだ。そこから導き出されてきたのは新宿の闇に巣食う人間達であった。
ある人が100ページで投げ出したと言っていたため、少し意地悪な興味から読み始めた。でも恐れていたほどではなく、軽い読物としては充分に楽しめた。あまりにもご都合主義的に話が展開するとか、話が甘いとか、超能力を持っているという女性が結局物語りに有機的に絡むところまで行かず狂言回し程度で終わってしまっているとか瑕疵は認められるけれども、帯で浅田二郎が書いているように書けることを最大限書いていると評しているように持ち味は出していると思う。こういうタイプのエンターテイメントは細かいことは気にせずにさらっと読んでしまうのが吉。

(今日買った本:0冊 今月買った本:67冊 今年買った本:828冊)



8月21日(木)

「黙示の島」 読了。
続いて「混沌の脳」響堂新を読むことにする。

ついでがあったので、Bへ寄ってみるが低調。
ゼルプの裁き ベルンハルト・シュリンク 小学館
子盗り 海月ルイ 文藝春秋
殺された詩人 岡谷公二 新潮社
老人ホーム B・S・ジョンソン 東京創元社
罪花 高樹のぶ子 文藝春秋 気になっていた短編集。

小林文庫ゲストブックで桜さんが書かれている山下武氏の新刊はおそらく「幻想文学」誌の連載を纏めたものだろうと思う。とかく神格化されてしまいがちな澁澤龍彦を批判している回がとても新鮮だった印象があるので、書き下ろし部分があれば買いたいな。

(今日買った本:5冊 今月買った本:67冊 今年買った本:828冊)

8月20日(水)

阪神が低調。

六枚のとんかつ 蘇部健一 講談社文庫
ノベルス版も持っているが、葉山さんの解説付きの文庫版を選択。なお解説によると作品の異動があるようだ。
一言で言えばナンセンスミステリー短編集ということになるだろうか。小説よりも推理パズルに近いかもしれない。発表当時にかなり批判があったということだけれども、こういう作品もあってもかまわないと思うので、僕自身はこの作品集を否定するつもりは無い。ダジャレを使ったり、絵を使ったり地図を使ったり工夫しているので、バラエティにも富んでいる。ダジャレを使った作品はヨコジュンのハチャハチャSFのようである。もっとも僕はこういう作品は苦手であるので、正直な話あまり楽しんだとは言えなかったのだけれど。読む人次第といったところ。


Lの憑依 ハワード・ノーマン 創元コンテンポラリ 最近新刊を買っておらず、欲求不満気味。これは多少幻想的な部分もありそうだし。

(今日買った本:1冊 今月買った本:62冊 今年買った本:823冊)

8月19日(火)

コレクター蒐集 ティボール・フィッシャー 東京創元社
主人公は6000年以上前から生きつづける?碗である。そして碗は古美術鑑定家の女性の手元にあった。碗は女性を観察しながらも、不思議なシンパシーを感じるその女性に自らの思い出を語っていく。彼は人類のあらゆるタイプを分類・蒐集してきたコレクターでもあったのだ。
無機物を主人公にして対象としての人間を描くというと、藤枝静男の『田紳有楽』を思い出す。あちらは心底破天荒な奇想小説であったが、こちらはドライなユーモアを効かせた比較的真っ当な小説である。つまり碗とは物語世界の神である著者の分身であり、それを物語世界に投影させた姿だと仮定すると、その上っ面を剥がせば、残るのはイギリスの独身キャリアウーマンの生活を描く、風俗小説ともいえるからだ。ただし著者はそこに碗の思い出話としての挿話をこれでもかと放り込み、点描することによって一筋縄では終わらせない構成にしている。挿入される個々のエピソードは劇中話の掌編としても面白く、メインのストーリーも古美術鑑定家の女性やそれを取り巻く人物たちがいささか歪んでいて面白い。読む際にどこに力点をおいても良い感じだ。なお碗自体はあまり個性は強く無く、超能力も持っているようだが、淡々とした語り口のためか全体の雰囲気に埋没しており、著者もそれを強く持ち出す気はないと思われ、幻想的な味わいがあるわけではない。下ネタの多い少々下品なユーモア感覚は馴染まない人もいるかもしれないが、その手の記述が気にならない人は楽しんで読めることと思う。
なお余談ではあるが、本書を読んで面白いと思った方はぜひ藤枝静男の『田紳有楽』をひもといていただきたい。タイプは全く違うけれども、やはり茶碗を主人公にした、本書にも無い縦横無尽の奇想が作用した傑作小説である。


佐藤大輔の「黙示の島」読み中。どうも先が読めてしまうなあ。意外な展開を期待。

(今日買った本:0冊 今月買った本:61冊 今年買った本:822冊)

8月18日(月)

中野順一「セカンド・サイト」読了。悪くはないと思う。

昨日とどいた本を忘れていました。

未来趣味10号 いつもより厚いな。あいかわらずの豪華執筆陣で、とても同人誌とは思えない。日下さが今日泊亜蘭論を掲載しているが、これが驚いたことに卒業論文とのこと。いくら直木賞候補になったとはいえ、何とも自由な感じである。

63歳の人がクマを二回投げ飛ばして撃退というニュース。うーむ、つわもの。そうかと思えば家へ帰ったら地震で本の山が崩れておりました。雨で地盤がゆるんでいたのでしょうか。
おっと、青月さんが残雪を読んでいる。

うーん、感想を書こうと思ったがまた明日。

(今日買った本:0冊 今月買った本:61冊 今年買った本:822冊)

8月17日(日)

レンタルの『9Days』を視聴。面白かった。

駅のブックオフでセール中。
夏色の軌跡 西浦一輝 角川書店
BARABARA 向井豊昭 四谷ラウンド 以前見て気になって調べると笙野頼子や町田康を好きな人向けとあったので買ってみました。
DOVADOVA 向井豊昭 四谷ラウンド 
地底の王国 邦光史郎 サンケイノベルス 古代史物とか時代怪奇とかも書いている人だが、これは初見かな?だぶんゲテであろう。
コールドスリープ 飯田譲治 梓河人 角川ホラー文庫
赤ちゃんがいっぱい 青井夏海 創元推理文庫 結局古本で買っちゃいました。
壺中の天国 倉知淳 角川文庫 短編集がちょっと、だったのでどうかな。

帰宅後紙袋いっぱいの本をブックオフに捨てに行く。しめて1600円。単行本の方がまだ高く買ってくれるみたいな気がする。でも返す刀でセール中の本を買って帰ったので紙袋の中身はあまり変わらないのであった。家人の冷たい怒りの矛先をそらそうと思ったのに意味ないじゃん。
鬼婆 和田はつ子 ハルキホラー文庫
夭都七事件 物集高音 祥伝社
アンダーワールド上 ドン・デリーロ 新潮社 下巻はなかった。「リブラ時の秤」も買っておけば良かったな。
祟り・呪い道中 日本怪奇幻想紀行二之巻 同朋舎 このシリーズもちゃんと買わなきゃ。途中まで新刊で買っていたミステリーツアー13も何冊か買っていないし。
チャイ・コイ 岩井志麻子 中央公論新社 
望潮 村田喜代子 文藝春秋 さほど本気でもなく集めているが、これは持っていないといいな。
夢の傾斜 丹生秋彦 四谷ラウンド
浮かれ坊主法界 東郷隆 新潮社
神田川見立て殺人 鯨統一郎 小学館
九頭龍神社殺人事件 中村うさぎ

読めもしないのに本をたくさん買って久しぶりに昔に戻った気分。

「六枚のとんかつ」を読了したので、「セカンド・サイト」にとりかかる。

(今日買った本:17冊 今月買った本:61冊 今年買った本:822冊)

8月16日(土)

体調いまいち。多摩川の花火大会も中止になり、ぽっかりとあいた一日。

俺はどしゃぶり 須藤靖貴 新潮社 米村圭吾と新潮長編賞をわけあった作品らしい。青春小説かしらん。なんとなく面白そうだったから。
消えさりゆく物語 北杜夫 新潮社
プラチナ・ビーズ 五條瑛 集英社 調べたら文庫は短編が増補されているらしい。うーむ。でもエスピオナージはあまり好みではないので読まないかもしれません。
山背郷 熊谷達也 集英社 「マイホームタウン」が面白かったのでこれは楽しみです。

(今日買った本:4冊 今月買った本:44冊 今年買った本:805冊)

8月15日(金)

読書は「六枚のとんかつ」を選択。

Seventh Out 悪夢七夜 コアラブックス
よくわからない出版社から出た(多分)書き下ろしホラー競作集。
「首輪」(久美沙織)ペットとしての犬を「女」に置換え、その生活と死を描く。筆力があるのは認めるが、正直この題材は、小手先でホラーめいた構成にするのではなく、普通の小説として書くべきではないだろうか。ただし私が読む限りはホラーでもなんでもない。真正面から書けば良い小説になったと思うのに。
「かえらない夜」(矢島誠)思いがけず妻を殺してしまった私。しかし死体は消え、そこには蛙が・・。発想は突拍子も無いが、どうもそれだけに終わってしまっているように思う。生理的な不快さを出しているけれども、あまり機能していないB級ホラー。
「ゆびきりげんまん』(花井愛子)ジュニア小説の書き手というイメージがあるが、これは初のホラーだと言う。娘の友達の美少女はどこか不気味な雰囲気を漂わせていた。ある日、私の不注意から娘が行方不明になってしまう。父親がどこまでも現実主義なのが面白い。ラストが少々甘っちょろいけれども、これは持ち味かもしれない。
「ブラッディ・アイズ」(矢引零士)麻薬密売の片棒を担ぐ俺が、雨降りしきる港のコンテナで出会ったのは・・。バイオレンスホラー。この手の小説が好きな人は面白いであろう。モンスターの正体は疑問が残るけれど、最後もお約束で宜しい。
「青い光」(稲葉稔)息子の捕まえてきた熱帯魚は次第に変化してきた。講談社ノベルスでハードボイルドを発表している著者であるが、これはモンスターもの。本書中では公平に見て一番の作品だと思う。
「冬虫夏草」(秋月達郎)チャイナファンタジーで、本書の中では異色というか雰囲気が合わない。小説そのものはまずまず面白いのだけど、ちょっと損をしているかもしれない。
「翼あるもの」(橘薫)夢で見る洋館の美少女の招待は・・。極めて現世的な中に吸血鬼小説を織り込んだ短編。夢の正体があかされる最後の展開はわかっていても面白い。本書中では一番の好みかな。
総合評価:単行本で読むのはコストパフォーマンス的にちとつらいかもしれないけれども、思ったよりはアベレージの高い作品集であった。ホラー好きの人は機会があれば読んでみるのも宜しいんじゃないでしょうか。


(今日買った本:0冊 今月買った本:40冊 今年買った本:801冊)

8月14日(木)

インチキで会社でServicePackをダウンロードして持ち帰る。ネットにつなげる前に適用。おお昨日に比べれば快適に終わるじゃん。続いて今回の対策を適用。駆除ツールを起動。これで完璧。今回の対策が終わるまで延べ12時間以上は費やした気がするぞ。昔のシステムディスクからウィルスソフトを何とか落とす方法を見つけるか、買ったほうが良さそうだなあ。以上ウィルス感染記でした。
いつも思うのだが、ウィルス作る人ってすごく優秀だと思うので、もうちょっと生産的な方向にその能力を発揮して欲しいものである。

行き帰り 後藤明生 中央公論社
帰還 アーシュラ・K・ル・グイン 岩波書店 やっぱり持っているんじゃないかな。実は『ゲド戦記』は読んでいないのである。

「コレクター蒐集」読了。

(今日買った本:2冊 今月買った本:40冊 今年買った本:801冊)

8月13日(水)

ウィルスについては会社でも話題になり、ちゃんと対策をしていなかった人が感染していたようだ。そんなこんなで調べていると、感染時の動作について、SVCHOSTがクラッシュするという記述があった。再起動を繰り返すということこそ無いものの、動作が似ている。実は昨日の時点でも疑ってレジストリはチェックしたのだが、該当する記述が無かったので違うかと思っていたのだ。良く考えると今回のウィルスはTCPポートを悪用するようで、うちのPCはいまだダイヤルアップでLANボードがついていない。感染したのはインターネットかと思われるが、暴れようにもポートがつかえず中途半端な感染しかできていなかったのかもしれない。ということでウィルス感染とほぼ断定し、MACAFEEカラダウロードした駆除ツールを使用することにする。(完全なワクチンではないにしろ、MACAFEEはただでいくつかのウィルス向け駆除ツールをアップしているのだ) 帰宅後実施すると症状が消えた。といってもうちのWindows2000はServicePackを適用していなかったのでセキュリティホール対策が打てない。しかたなくMicroSoftからServicePackを適用しようとするが、ダイヤルアップではあまりにも遅くて地獄のように時間がかかる。夜中までかかってやっと落とせたと思ったら今度は適用中にエラーになってしまった。大丈夫かなと思って調べるとOfficeが動かない。しかたなく家捜ししてOfficeのメディアを探し出し、再インストールし事なきを得る。そうこうしているうちに何度かネットに接続したのが悪かったのか、再びサービスが落ちる。これじゃ血を吐きながら続ける哀しいマラソンぢゃないか〜(Byウルトラセブン) 
(ウィルス感染物語その2)

床あけ屋異聞 城井友治 郁朋社 月間カドカワ掌編小説大賞受賞作だそうです。
シドニーハウス 丹生秋彦 四谷ラウンド
d詩神たちの館 デイヴィッド・チャクルースキー 早川書房 やはり持っておったか・・。

(今日買った本:3冊 今月買った本:38冊 今年買った本:799冊)

8月12日(火)

掲示板のメンテナンスをしようと思ってファイルのコピーが出来ないことに気がついた。そう言えばSVCHOSTがエラーで落ちていたなあと思い当たる。再起動しても数分間は問題ないが、またサービスが停止してしまう。ここで変だと思い始める。イベントビューアーを見ると今日の朝からシステムログにエラーが記録されていた。これはおかしいと感じ、丁度世間で騒がれ始めたウィルス感染の懸念を持つ。しかし普段からメールのプレビューもしないで気をつけていたはずなのに何故感染するのかわからず、またこの時点で調べた限りではPCの症状と件のウィルス感染時の動作の関係が今ひとつはっきりしなかった。まさかと思いつつも、それでも懸念点があったのはWindows2000にした時にPC付属のWindows98システムディスクに含まれてしまっていたウィルスバスターが、現状インストールされないままになっていたことだった。釈然としないいやな気分のまま、明日を迎える。(ウィルス感染物語その1)

新宿警察 藤原審爾 双葉社 手持ちとどうも表紙が違う気がしてならない。
暗黒祭 今邑彩 角川ホラー文庫
呪怨 大石圭 角川ホラー文庫
夢泥棒 赤瀬川原平 学藝書林

(今日買った本:4冊 今月買った本:35冊 今年買った本:796冊)

8月11日(月)

コアラブックスというよくわからないところから出た怪奇小説の競作集、「悪夢七夜」を読了。

岡山女 岩井志麻子 角川書店
ホラー大賞授賞後の第二作品集。本書は前作と異なり、互いに関連の無い短編集ではなく、共通の主人公を据えた連作作品集になっている。したがって前作に比べ、読了後1冊のまとまり感がある分、作品個々のバラエティという点では劣る。
文章の良し悪しはぼくには良くわからないのだが、さっと読み飛ばすにはむかないように思う。じっくりと読む感じだ。醸し出す雰囲気が怪奇小説らしいのである。実際にはさほど恐怖感を煽るような作品は見当たらないのだが、この文体からくると思われる感覚は貴重だと思う。作品的には人間の業や思念が書き込まれた読み応えのあるもので充分期待に応えてくれるものだ。また舞台の岡山の情景や絵葉書、蒸気機関車、ハレー彗星等小道具にも気を配り、風俗的にも当時の時代の雰囲気が出ていて良い。順番に読んでいるので、この後著者の発表した作品がどのように変遷していくかは外から見ているだけなのでまだ自分的には判断できないのだが、内容からすると怪奇小説から遠ざかりそうな感じはある。もっとも坂東真砂子もそんな感じだよね。


(今日買った本:0冊 今月買った本:31冊 今年買った本:792冊)

8月10日(日)

本屋に行っても新刊が出ていないのはお盆だからか。

三番目のワッ! 西谷史 毎日新聞社
24編のショートショートを収録。コンピュータ雑誌に連載されたため、パソコンネタを盛り込んだ作品が比較的多い。何らかの縛りがあったのかどうかは不明だが、どちらかというとコンピュータとは関係なく書かれた作品の方が面白い気がするのは皮肉である。コンピュータネタといってもショートショートなので深く書き込んでいる訳ではないので、さほど古びた感じはしない。ショートショート作品集のできとすれば、まあまあだろうか。無理をして探して読むほどの価値はあまり無いと思うけれど、退屈しのぎの楽しみで読む程度なら良いのではないでしょうか?


魔炎 高木彬光 桃源社
西風のくれた鍵 A・アトリー 岩波少年文庫 持っているかな?
オルシニア物語 アーシュラ・K・ル・グイン 早川文庫SF 持っていると思うんだがなあ。でもル・グインって面白いと思ったこと無い。
こちらITT 草上仁 早川文庫JA 再読用、って前にも買ったような・・。
d悪魔の機械 K・W・ジーター 早川文庫FT なんとなくな。
追われる男 ハウスホールド 創元推理文庫 確信を持って持っていないといえるのはこの本だけだなあ。

(今日買った本:6冊 今月買った本:31冊 今年買った本:792冊)

8月9日(土)

発作的飲み会。中華屋の部屋に11人いる状態で少しせまかったけれど、趣味を同じうする方々とお話するのはいつでも刺激的な楽しい時間です。あっという間に4時間以上経過。
譲っていただいた本といただいてしまった本など。
妖少女ラルヴァ生贄 友成純一 ピラミッド文庫 唯一入手できていなかった友成純一の本。もっともミリオン出版の本は読了後に処分してしまっているが。
赤いカラス 石塚京助 ジョイノベルス 痛快冒険小説。「さよならインディオス」もなかなか風変わりで面白い小説だったからね。
彼方の微笑 皆川博子 創元推理文庫 いただきものです。ありがとうございます。ありがとうございます。
推理小説研究7,13、14、15、20,21 豚に真珠という気がしないでもありませんが、とりあえず。以前直接問い合わせたときより品切れが増えているようですね。残念ですけれど、仕方がありません。
寶石4号 
行きがけに本屋で買ったのは昨日買い忘れた二冊。
新刊!古本文庫 北原尚彦 ちくま文庫 軽い読物として面白そう。
氷川瓏集 ちくま文庫 うーむむ、2000年にkashibaさんの掲示板で日下さんの書き込みを見て以来三年、刊行開始から苦節14冊。ようやく出ました。氷川瓏。いやあ本当に出ましたねぇ。心情的にはもったいなくて読めないよー。ところでふと心配になり自分の日記を検索しても日影丈吉集が出てこないのは買っていないってこと?でも日下さんの解説を読んだ記憶があるのは何故?ちょっと不安だ。

というわけで今日の飲み会で話題に出た本を確認しました。もとは黒白さんに教えていただいたものです。記憶力が無くて申し訳ございません。作家名が倉田啓明でした。本屋さんは龜鳴屋さんで出る本のタイトルは「稚兒殺し」です。49部特装限定版には96ページの別冊付録が付きます。(商売がうまい) ちなみに私はお金も無いのに別冊付録が欲しいので特装限定版を予約しています。詳しくはここに。あと、序文は皆川博子先生です。あと龜鳴屋さんでは『朝山蜻一未刊行作品集』(仮題)なんていう恐ろしい企画もあるようです。(贅沢をいうなら未刊行作品以外も復刻して欲しいですけどね) ここの『藤澤清造貧困小説集』は刊行当時から少し興味があったのですが、こっちは普及版が売り切れてしまい残念。

昼間、岩井志麻子の「岡山女」読了。「ぼっけえ、きょうてえ」を読み返したくなりました。

(今日買った本:12冊 今月買った本:25冊 今年買った本:786冊)

8月8日(金)

買い物。肝心のちくま文庫を買い忘れる。
ファンタジスタ 星野智幸 集英社 幻想文学誌の石堂氏の評を見て読みたくなりました。
陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦 講談社ノベルス 読むのは遠い先だと思いますけどね。お約束で。本屋で死ぬほど平積みになってるよ。
江戸の陰獣 横溝正史 徳間文庫 単行本初収録の由。目出度いことである。
翔びさりしものの伝説 都筑道夫 光文社文庫 SF編。予想とおり「地球強奪計画」が収録されましたな。

(今日買った本:4冊 今月買った本:13冊 今年買った本:774冊)

8月7日(木)

ライオンズ自力V消滅だそうである。うーむ、今年の伊原監督の選手起用法は今ひとつ釈然としないんだよなあ。

感想文その2
海を見る人 小林泰三 早川書房
この間デビュー単行本「「玩具修理者」を読んで、ホラー大賞受賞作の表題作と併録の「酔歩する男」をギャップに吃驚した著者のSF短編集。
後書きに「計算機片手に読んでもらいたい」と書いてあるように、ベースはハードSFである。理科系とは言え、物理は高校生レベルとあまり変わらない読者としては、細かい部分や整合性を楽しみながらとはいかないまでも、上っ面をイメージしつつ楽しんだ。もっともストーリー自体はこれも後書きに著者が「ファンタジーとしても楽しめる」と書いてあるように、とてもわかりやすいものである。それでも完全に著者の意図を汲めていない部分があるのは、忸怩たる思いが無いとは言えないが、そこは読者をかなり選ぶと思うので仕方が無いところではあろう。
「時計の中のレンズ」 円筒の世界を旅する民族を描く科学冒険小説。「リングワールド」を彷彿とする。
「独裁者の掟」 「少女の空間」というタイトルのアンソロジーに発表されたためか、やや毛色の違った短編であるが設定はやはりハードSF。宇宙船の世界ということでちょっとだけ「宇宙の孤児」を彷彿とする。
「天国と地獄」 かんべむさしの短編(タイトル失念)を思い出してしまう上下逆さまのサバイバル宇宙。
「キャッシュ」 電脳ミステリー。イーガンになぞる人が多いようだが、グレッグ・イーガンってこういう話を書くの?
「母と子と渦を旋る冒険」  何故純一郎君なのかよくわからないが中性子星をめぐる宇宙冒険譚。描かれる異星の風景が面白い。
「海を見る人」  描かれるイメージの美しさにうたれるリリカルな短編SF。ウェットなストーリーでありながら考証はハード。そのイメージを描きたいがために語られるストーリーという感じ。
「門」  時間テーマを隠し味にしたハードスペースオペラ。これまたウェットな後味が残る。
結論的にはハードな設定を、そのハードさを感じさせること無くある意味通俗的なまでのストーリーを組み立てた作品集と思う。
ただし本書の構成で各短編を短い語りでつなげることによって緩やかな長編としていることに関してはあまり成功しているとは思わなかった。
とは言え、お勧めの作品集ではあります。


(今日買った本:0冊 今月買った本:9冊 今年買った本:770冊)

8月6日(水)

「ちゅらさん」の完全版DVDをふらふらと買ってしまいそうだ。

感想文その1
12月のベロニカ 貴子潤一郎 富士見ファンタジア文庫
ファンタジア長編小説大賞授賞作品。たしかSFマガジンの書評だったと思うが、えらく高評価だったので試しに読んでみた。
今はもう見られなくなった花、ベロニカ。その花に例えられる眠り姫。彼女は女神ファゼルに仕え、その一生を眠りの中で過ごす。田舎から出てきてその活躍から騎士となったフレイルは、守ると約束した幼馴染の少女がベロニカに選ばれたことを知る。そしてその少女を護衛する13人の騎士に選ばれることが出来た。ベロニカは13人から自分が眠りに付いている間警護する騎士をその13人から選ぶしきたりになっている。自らの思いを胸に秘め少女を護衛するフレイルだが、ベロニカを狙う隣国の魔の手が目前まで迫っていた。
ライトノベルということでさらっと読んでしまいたくなるのだが、これはなかなかの力作である。基本的にはファンタジーなのであるが、物語の構造的にはミステリー的な手法を使用してもいる。とはいっても読者に謎解きを強いるつもりは無いらしく、ポイントにはちゃんと傍点が付されているのでとてもわかりやすい。センチメンタリズムが強いので、その手の作品が苦手な人はだめかもしれないけれど、ライトノベルに耐性のある大人は読んで損の無い作品。なかなか面白いよ。一点だけ気になったのは、階級制度の強い世界でそうそう一般市民(農民?)から騎士にはなれないんじゃないかということ。(まあ豊臣秀吉と思えばいいのかもしれないけど)


(今日買った本:0冊 今月買った本:9冊 今年買った本:770冊)

8月5日(火)

今日気づいたこと。
ネルヴァル全集が完結しているぢゃありませんか。日影丈吉全集もたまってきてしまったというのに。佐藤春夫全集なんて絶望的かも。あーコリンズ選集があ、その前に中途半端に揃っている国書のいろいろがぁ。幻想文学大系は「第三の魔弾」買ってない。ロマン派全集、バルトルシャイティス、文学の冒険、書物の王国、探偵クラブ、世界探偵小説全集、クライム・ブックス、ドイツの世紀末、セリーヌの作品、クインシー全集、ミステリの本箱、全部中途半端。江戸の伝奇小説 江戸怪異綺想文芸大系にいたってはまだ1冊も買っていないや。 そこまで買い集める資金がなあ・・。

3日ほど更新はありません。

(今日買った本:0冊 今月買った本:9冊 今年買った本:770冊)

8月4日(月)

また明日も朝が早いのでこんなもので勘弁してください。といいつつ本は買っているのである。

地元では売っていない新刊たちを横浜でゲット。
廃屋の幽霊 福澤徹三 双葉社 黒い黒い怪奇小説。いやあ、装丁はこうでなきゃね。
水晶内制度 笙野頼子 新潮社 今回の作品は空想度が高そうである。
学校の事件 倉阪鬼一郎 幻冬舎
カルカッタ染色体 アミタヴ・ゴーシュ DHC SFマガジンの書評で存在を知った本。クラーク賞を受賞したインドのSF。
幻想文学67 終刊号。2号から足掛け20数年の付き合いで思うところはたくさんあるけれども、石堂さん、東さんにありがとうございましたと言いたい。

読めもしないのにこんなに新刊ばかり買ってどーすんだろー。

眠いよ〜。

(今日買った本:5冊 今月買った本:9冊 今年買った本:770冊)

8月3日(日)

帰ってきた地元で買い物。やっと出ていたミステリーランド。
くらのかみ 小野不由美 講談社 洒落た装丁でんな。巻末の以下続刊を見ると、笠井潔とか竹本健治なんて入っているじゃん。本当に出るんかいな。
子どもの王様 殊能将之 講談社
くもはち 大塚英志 角川書店 妖怪小説に引かれて購入。定価が妙に安いのは部数が多いってこと?
ハーツ 久綱さざれ 学研 ムー伝奇大賞関係は買わねばね。前作も結構面白かったし。

(今日買った本:4冊 今月買った本:4冊 今年買った本:765冊)

8月2日(土)

会社の慰安会に尽き一回休み。途中で古本屋に寄る等とんでもございません。

(今日買った本:0冊 今月買った本:0冊 今年買った本:761冊)

8月1日(金)

恒例のみなとみらい花火大会。今年は風が無く、煙にかくれてほとんど見えず。最悪のコンディションであった。

感想を書こうと思ったのだが、今週は3日間研修のため、その日の分の日記の埋め草に使おうと決ーめた。
もっともそんなことをして書いた日記に意味があるかどうかは知らないが。

(今日買った本:0冊 今月買った本:0冊 今年買った本:761冊)