買書日記(4月)   掲示板  <私家版>これから出る本

4月30日(金)

今月はあまり本が読めなかったある。あ、ウルトラQ見忘れていた。どうも現在のテレビにはあまり思い入れがないなあ。ビデオで留守録をしておいてまで見ようとは思わないもの。
それはそれとしてウルトラセブンBOXは欲しい。予告編とかLDBOXの特典映像と同じなような気もするけれど、手元にあるのが20年前に録画したビデオテープでは心もとない。私のもっとも愛するテレビ番組だからなあ。

誰か 宮部みゆき 実業之日本社
現在のところ著者の最新作にあたる書き下ろし長編。自転車にひき逃げされた義父の運転手。犯人を探しだしたい運転手の娘の話を聞いてほしいと、義父に頼まれた私。
あいかわらず巧い。リーダビリティが高く、キャラクター造形も抜群で、ある種読み物としては欠点を見つけにくい小説だ。伏線もあって最後にサプライズも用意されていてミステリー小説としてもちゃんとできている。ただ犯人像について、そういうことであればもう少しつっこんだ書き方の選択もあったのではないかとは思う。主人公たちうを描くための単なる一背景にしておくには少々微妙な部分でもあるしね。著者の健全さが光る作品。おそらくは誰が読んでも一定以上の面白さは確保されているはずだ。


量子館殺人事件 廣真希 暖流社 kashibaさんもMORIWAKIさんも読んでいてかつ誉めていらした。かくいう僕も本屋で見たときに帯に「スチームパンク」とあって気にはなっていたのだ。

(今日買った本:1冊 今月買った本:96冊 今年買った本:582冊)

4月29日(木)

世間的には今日から来週の日曜日まで休みという人もいるんですよね。純粋に羨ましい。

新旧取り混ぜて少々買い物をしました。
あやまち 沢村凛 講談社 結局買っちまった。意思が弱いなあ。
武蔵丸 車谷長吉 新潮文庫 「白痴群」改題。
巡礼者たち 天童荒太 新潮文庫 いかん、前の3冊の行方がわからん。
デイ・アフター・トゥモロー ホイットリー・ストリーバー 竹書房文庫 全然気がつかなかったのだが、この映画の原作はストリーバー(共著)のノンフィクションで、それをもとにした映画のノベライズをストリーバーが手がけるというへんてこなことになっているようだ。どっちも今回翻訳されたので、買わなきゃと思って購入。とりあえずノベライズから。もっとも内容的には普通の破滅物っぽくていまいち興味はもてないのだけれど。
戸隠伝説 半村良 講談社 花輪和一の挿絵満載。
怪 No12 角川書店 何号まで買っていたか定かでないのがきつい。
フォックス・ファイア ジョイス・キャロル・オーツ DHC
悪鬼の種族 ジェイムズ・H・シュミッツ 早川文庫SF なんとなくダブらせてしまった。
嵐の夜 クーンツ 扶桑社ミステリー 多分持っていない。
駆ける少年 鷺沢萌 文春文庫 泉鏡花賞受賞作なので読んでみよう。
天使と悪魔(上)(下) ダン・ブラウン 角川書店

(今日買った本:12冊 今月買った本:95冊 今年買った本:581冊)

4月28日(水)

ああいう所業をやらずぶったくりっていうのかね。確かにサラリーマンは問答無用だから忘れることはありえないけど。

休日出勤、12時過ぎの帰宅が続いたので10時まで開いている横浜駅の有隣堂へぎりぎりで気晴らしに行く。刊行予定を見て予測していたがさすがに買いすぎ。2本を越えてしまった。これでも晶文社の本が出ていなかったのと沢村稟の本を見送ったのでまだ良いという話もあるけど。
鬼神伝 神の巻 高田崇史 講談社 ミステリーランド
いつか、ふたりは二匹 西澤保彦 講談社 ミステリーランド
探偵伯爵と僕 森博嗣 講談社 ミステリーランド 普通なら買わない顔ぶれだが、ミステリーランドということで買ってしまう。
からくりアンモラル 森奈津子 早川書房 Jコレクション。 ふと思ったのだが、大原まり子の本、最近出てないね。
死を呼ぶペルシュロン ジョン・フランクリン・バーディン 晶文社 ラムジー・キャンベルが幻想文学大辞典で取り上げているのは初めて知りました。当初は買う予定は無かったのだけど、それなら買わなきゃ。『殺意のシナリオ』も注文しよう。
迷宮の舞踏会 ロス・キング 早川書房 『謎の蔵書票』の著者でしたか。
赤いランタン 藤水名子 集英社 副題が中国怪奇幻想小説集である。異形コレクション収録短篇も所収。
星降る夜に ジュディス・クラーク DHC 基本的にはジュブナイルのようだがゴーストストーリーとあっては買わなければ。
膚の下 神林長平 早川書房 ずいぶんと厚い本である。「帝王の殻」の方はまだ読んでいないや。自宅の腐海の最下層かもしれない。
小松左京マガジン14号 表紙は平谷美樹である。知らなかったけど美大出で学校の美術の先生なんですね。

(今日買った本:10冊 今月買った本:83冊 今年買った本:569冊)

4月27日(火)

今日も本屋に行けず。もっとも台風みたいな天気で、本を買う天気ではなかったけど。

あなたも古本をやめられる kashiba@猟奇の鉄人 本の雑誌社
『猟奇の鉄人』主催kashibaさんの初めての著書。後書き以外は概ね再読になるのかもしれませんが、読むものを楽しませようというエンターテナーぶりは健在で面白い。ただ、この面白さは楽屋落ち的な部分を含めてなので、これが一般のネットも何も知らない人が読んで面白いかというと難しいところですが、これは趣味の本としては宿命的なところではありましょう。さて次はよしださんですか?


(今日買った本:0冊 今月買った本:73冊 今年買った本:559冊)

4月26日(月)

神林長平を探しに行きたかったが12時過ぎではさすがに本屋は開いておりません。
今月数えてみたら新刊書店での買い物が10回。古本屋での買い物が駅のワゴンを入れても3回。これで名実ともに古本サイトからの脱却かしら。まあ本を買う量は未だに尋常ではないのだが。

(今日買った本:0冊 今月買った本:73冊 今年買った本:559冊)

4月25日(日)

仕事。
帰りにブックオフに寄るがいまひとつ古本を買おうというモチベーションが出ない。昨日本を見すぎたせいかしら。

仕方なく日吉で買い物。当初買うつもりの無い本まで買い込んでしまう。
ミステリマガジン6月号 クラシックミステリ特集 カーシュが嬉しいかも。
SFマガジン6月号 スプロール・フィクション特集 いまだにネーミングには馴染めないなあ。収録作家人は地味で嬉しいね。
空中ブランコ 奥田英明 文芸春秋 一作目がどこにあるのかわからないのが問題である。
落ちた花は西へ奔れ 岡田秀文 光文社 この前出た短編集が面白かったからね。でもミステリーというより歴史小説かも。
物狂い 土屋隆夫 光文社 八十七歳のベテラン作家の最新作。どんなものでしょう。
神聖娼婦 グレイアム・ワトキンス 学研 致死性ソフトウェアの著者とはね。大瀧啓裕訳。

(今日買った本:6冊 今月買った本:73冊 今年買った本:559冊)

4月24日(土)

kashibaさんの出版記念宴会。kashibaさんの別宅にお邪魔するのは何回目になるかしら。ご結婚されてからは始めての気がします。行くたびに心遣いと気配りを感じます。元来から人を楽しませるということにとても気を使う人なのだと思う。それは文章を読んでもそうだ。またしても何冊か本を譲っていただいてしまう。楢喜八に至ってはダブリではないのにお譲りいただいてしまった。御著書にも識語署名を入れていただく。僕自身も何回か登場していることだし大事にします。
出席されたメンバーも八割方存じ上げている方で気が置けない感じで楽しい。確かに須川さんのおっしゃる通り、毎回同じ事を喋っているような気もしますが、やはり楽しいです。日記を以前より拝読していて一度お会いしてみたかったMORIWAKIさんともお話できて良かった。やはり守備範囲のとても広い方でした。今回が別宅での宴会は最後であろうということですが、本を肴に飲むということならどこでもできますので、またどこかで集まることができると良いですね。
kashibaさん、松本さん、よしださんから譲っていただいた本たち。
オーメン2 ジョセフ・ハワード 三笠書房 自力では見つけることができなかった。
日常的美青年 吉田知子 作品社 てっきりエッセイ集だと思っていたら小説だったのがビックリの本。
アンデス城塞の黄金 在沢伸 ソノラマ文庫
アプルビイの事件簿 マイケル・イネス 創元推理文庫
ターザンの復讐 E・R・バローズ 早川文庫SF
学校の怪談 樽喜八! 講談社 楢喜八が漫画を書いていたという事実は驚きである。
エドウィン・ドルードの謎 チャールズ・ディケンズ 創元推理文庫 買わないうちに切れてしまったのでした。
帝都誘拐団 加納一朗 青樹社
ホラー映画が殺した 三谷茉沙夫 扶桑社
五分間スリラー 福島正実編著 日本文芸社 縁が無い日本文芸社のアンソロジー。

ほかに東京創元社創立50周年記念小冊子をダイジマン氏からいただく。

(今日買った本:10冊 今月買った本:67冊 今年買った本:553冊)

4月23日(金)

文庫を買う。電撃文庫は何となく面白そうだったので。
奇術師 クリストファー・プリースト 早川文庫FT もっともっと翻訳されて欲しいよね。
シュプルのおはなし 雨宮諒 電撃文庫 短篇連作という形式が嬉しいね。
輪廻ノムコウ あかつきゆきや 電撃文庫

(今日買った本:3冊 今月買った本:57冊 今年買った本:543冊)

4月22日(木)

ぶらんこ乗り いしいしんじ 理論社
著者の本を読むのは初めて。声を失った弟の思い出を語る姉の物語。純粋にファンタスティックな物語ではないのだが、背後に神秘的な部分を孕んでい
る。センチメンタリズムが少々強いけれども、心を打つ物語なので、支持者が多いのは頷ける。

(今日買った本:0冊 今月買った本:54冊 今年買った本:540冊)

4月21日(水)

近所に売っていたので買う。
硝子のハンマー 貴志祐介 角川書店 4年半ぶりになりますか。もっとも自分は「黒い家」しか読んでいないのだけれど。
月ノ石 トンマーゾ・ランドルフィ 河出書房新社 2冊目のランドルフィが訳されたことは慶賀の至りである。更なる望みはさらに新たな短編集が編まれることであり、願うべきは本書が多くの人に受け入れられ好評を博すことである。

(今日買った本:2冊 今月買った本:54冊 今年買った本:540冊)

4月20日(火)

文庫を買う。店頭で見て気になっていたのだが、ジャーロの書評を読んでとても読みたくなったのだ。だって誰かと語り合いたくなるくらいつまらないというんだから、気になるじゃありませんか。
ウェイティング フランク・M・ロビンスン 角川文庫

小栗虫太郎集 日下三蔵編 ちくま文庫
私は虫太郎の良い読者ではない。「黒死館」も読んでいないし、高校時代に読んだ角川文庫版「人外魔境」以外は覚えている限りでは「白蟻」「聖アレクセイ寺院の惨劇」くらいだと思う。「人外魔境」はさすがに記憶の彼方だが、他の作品での印象は晦渋でとっつきにくい。桃源社版全作品は持っているのだから読めば良いようなものだが、そんなこんなでもうひとつ読もうというモチベーションも出てこない。今回、幸い日下さん編集のちくま文庫版作品集が山から出てきたので手にとって見ました。日下解説によれば小栗入門書にもなるという。
で、結論から言うと恐らくは本書で最も虫太郎らしいと思われる「白蟻」や「完全犯罪」はやはり苦手だったが(「白蟻」なんか頭の悪い小生にはほとんど良くわかりませんでした)、「月と陽と暗い星」や「源内焼六術和尚」なんかの時代もの(これらはミステリとは思わない)は奇想ぶりがわかりやすくて想像以上に面白かった。また「海峡天地会」等は昭和18年に良く発表できたなと思うような軍隊批判ぶりでこちらは驚きを禁じえない。小栗虫太郎にもいろいろな作品があることが理解しやすく、最初の二編さえ乗り切れば様々な作風が楽しめるとはいえそうで、読者は選ぶだろうが著者のミステリ作品の入門書としては良いのではないだろうか。(いきなり黒死館というのも大変だし)
ただ自分なりの定義が曖昧なままでこういう言い方をするのは気が引けるのだが、結局読了後に感じるのは、これは少なくとも本格ミステリではないのでは?という疑問。探偵小説の辺境に位置する作品ではあると思うが、他に似た作風の作家がいるわけじゃなし、タイプとしての分類もしずらい。とくにペダンティズムと独自論理が縦横無尽に発揮された作品(本書で言えば「白蟻」等)などは、読者に推理してもらおう楽しんでもらおうという気持ちはこれっぱかしもなさそうだし、読者自体を拒絶しているかのような気配すら感じる。私自身はそういった姿勢自体は作家の気概として大いに賛同するものなのだが、これが当時の読者からはどのように受け取られたのか興味があるところではある。


(今日買った本:1冊 今月買った本:52冊 今年買った本:538冊)

4月19日(月)

昨日は悪夢のような逆転負けだったが、今日はご機嫌。
早めにあがって金曜日に見当たらなかった新刊を探しに行く。
フェッセンデンの宇宙 エドモンド・ハミルトン 河出書房新社 この期におよんでハミルトンの新刊が読めるとは思いませんでした。ハミルトンもスタージョンも、どうも最近SFというレーベルを嫌う風なのが腹立たしいが、それはともかく新刊(新訳4編!)が読めるのは嬉しい。次はベスターのようである。短篇集は創元しか出ていないし、現役かもしれないので新訳が多そうでこれまた楽しみだ。ベスターはもっと読まれて欲しいし、訳されて欲しい作家の一人である。
犬は勘定に入れません コニー・ウィルス 早川書房 最初に「ドゥームズデイ・ブック」とジェローム・K・ジェロームを読むべきでしょうか・・。

ネットを見ていてランドルフィがもう出ていることを知ったが、横浜の本屋にはまだ出ていなかった。どうも家の近所もそうなのだが、神奈川県って新刊が並ぶの遅くありませんか?

(今日買った本:2冊 今月買った本:51冊 今年買った本:537冊)

4月18日(日)

本も買わずに平和な一日。昨日家人に薦められて風邪の診察にもしかしたら生まれて初めてかもしれない耳鼻咽喉科に行ったのだが、はなに棒をつっこまれてつらかったのなんの。久しぶりに涙ぐんじゃいました。今年は(自費の人間ドックをのぞいて)二回も医者に行った。覚えている限り歯医者と健康診断や再検査以外ではもう10年くらい医者なんか行っていなかったんじゃないだろうかという気がするくらい医者には行かない人間だったのに。年を取ると不健康になるというか、気弱になるというか。まあ、まずは煙草をやめなければいけませんね。

(今日買った本:0冊 今月買った本:49冊 今年買った本:535冊)

4月17日(土)

プロ野球問題だらけの十二球団 小関順二 草思社
昨年は立ち読みの拾い読みで済ませたが、今年は全部読みたくなって購入。プロ野球に関心が無い人には何の意味も無い本。12球団それぞれの、フロントの問題点や選手の今年の展望を中心に書いた面白い読み物。著者の視点は公平なので、特定の球団に過度に思い入れのある人には面白くないところもあるかもしれない。ぼくはライオンズファンであるが、比較的好意的に書かれている部分が多いのでほっとする。最近ちょっと新しい選手にも疎くなっているので、今年はもう少し関心を持って見ようと思う。


(今日買った本:0冊 今月買った本:49冊 今年買った本:535冊)

4月16日(金)

松坂、えらい。

訃報が続く。横山光輝氏死去。強い思い入れのある漫画家ではないが、バビル二世等は好きだったな。SF漫画家という印象があります。

帰りに通りかかった駅前ワゴンで。
頭弾 樋口明雄 講談社 探していたのだ。

仮想の騎士 斎藤直子 新潮社
ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。18世紀のフランスを舞台に、言葉遣いに関西弁等を取り入れ、思い切りコミカルな方向に振った歴史小説。あまりファンタジーの要素があるとは言えないと思うが、第一回が「後宮小説」に賞を与えているのでさほど違和感は無い。(ただし小説の出来自体は酒見賢一の方が数段優れていると思うが)
通読して軽妙さは感じるものの、今ひとつしっくりこないのはなぜなのだろう。


(今日買った本:1冊 今月買った本:49冊 今年買った本:535冊)

4月15日(木)

鷺沢萌氏逝去。女子大生作家というイメージだったが、自分とさほど年は変わらなかったんだな。つい最近本を出したばっかりだったのに。何があったのかわからないのだけれど、哀しく残念なこととしか書きようが無い。著書は読んだことがないのだが、少なくとも泉鏡花賞受賞作品は読まなければいけないね。

買い物。
黒い遊園地 井上雅彦監修 光文社文庫 あー面白そうだなあ。と思ったら読めばいいんだよ。
女切り 加門七海 ハルキホラー文庫 買ってから気づいたのだけど全部「異形」収録みたい。
平井骸惣此中ニ有リ 其貳 田代裕彦 富士見ミステリー文庫 前作は結構面白かったからね。
吉原暗黒譚 譽田哲也 学研M文庫 伝奇ノベルス大賞、ホラーサスペンス大賞で受賞している作家ですからね。ホラー系かしらん。
修羅の縁 宝珠なつめ 学研M文庫 「くちなわひめ」の続編のようだ。怪奇系で嬉しいな。
禁じられた楽園 恩田陸 徳間書店 あいかわらず読めないうちに次の新刊が出てしまうぜ。問題小説連載の長編。
語り女たち 北村薫 新潮社 「小説新潮」連載の掌編集に近い連作短編集のようです。
天才パイレーツ 戸梶圭太 朝日新聞社 小説トリッパー連載の長編。
臨場 横山秀夫 光文社 署名。あいかわらず読めていません。「小説宝石」掲載の短編集。
ブラフマンの埋葬 小川洋子 講談社 「現像」掲載。群像に掲載された多和田葉子の長編も早く出してくれい。

(今日買った本:10冊 今月買った本:48冊 今年買った本:534冊)

4月14日(水)

学研M文庫とか4冊くらい買いたい本があったが、事情により購入は明日以降に延期。1冊だけ本を買う。
プロ野球問題だらけの十二球団 小関順二 草思社
あとは古本。
墓標の森 樋口明雄 双葉社
天使時間 紺野たくみ 徳間デュアル文庫
凶獣リヴァイアサン(上)(下) ジェイムズ・バイロン・ハギンズ 創元推理文庫
争いの谷 ルイス・ラムーラ 中央公論社 よしださんいりませんか?

(今日買った本:6冊 今月買った本:38冊 今年買った本:524冊)

4月13日(火)

会社の歓迎会。

一昨日とどいた宅急便がありました。
動物園の鳥 坂木司 東京創元社 署名。3部作だが、最初の2冊持ってない。

(今日買った本:1冊 今月買った本:32冊 今年買った本:518冊)

4月12日(月)

誕生日なのに風邪引いて熱を出し、一回休み。うーん、いつのまにか年取っちゃったなあ。
本当は自分にプレゼントを買いたいところだったが、買い物どころではなくさっさと仕事を終わらせて撤退。

誕生日というと何回か、取って置きの本を読んだことがある。でも休みなら良いけど平日ではそれもできないね。もっとも取って置きの本を手元に持ってくるのが大変なんだけどさ。

(今日買った本:0冊 今月買った本:31冊 今年買った本:517冊)

4月11日(日)

カルカッタ染色体 アミタヴ・ゴーシュ DHC
インド系アメリカ人作家のアーサー・C・クラーク賞受賞作。賞からするとがちがちのSFかと思いきや、インド版半村良ともいえるような伝奇小説であった。実在のノーベル賞受賞者のロナルド・ロスを基点にして、主人公のムルガンが失踪した1995年、全体を統べる語り手となるアンタールのいる近未来の3つの時代を
織り交ぜながらストーリーが語られていく。正直SFというにはちょっとつらいと思うのだが、伝奇小説として読めばとても面白く、目新しいインドの風俗・歴史とともに楽しめること請け合い。伝奇小説の好きな人にお勧め。

(今日買った本:0冊 今月買った本:31冊 今年買った本:517冊)

4月10日(土)

日吉で買い物。
ダ・ヴィンチ 5月号 普段は買わない雑誌だが京極夏彦が田中貢太郎の怪談を朗読したCDつきなので買っておく。
ユリイカ 特集押井守 見ているのはうる星やつらくらいだったりするのだが、冲方丁なども寄稿しているし買ってみる。映画も見てみたい気がしてきました。
幻夜 東野圭吾 集英社 家人が読みたいらしいので。
届かぬ想い 蘇部健一 講談社ノベルス SF?
かげろう忍法帖 山田風太郎 ちくま文庫 忍法帖短篇全集。読める読めないにかかわらず考えなくて良いのが助かります。
クラウド・コレクター クラフト・エヴィング商會 ちくま文庫 果たして文庫という媒体に合うかどうかはともかく手軽に手に取れるのは良いですね。
すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會 ちくま文庫 気になるのは単行本との違いではありますが。

(今日買った本:7冊 今月買った本:31冊 今年買った本:517冊)

4月9日(金)

届いた本。
初期創元推理文庫作品&書影目録 奈良泰明編 趣味の本ですねえ。ところでぼくの番号は125番ということなんでしょうか。

飲み会。

(今日買った本:1冊 今月買った本:24冊 今年買った本:510冊)

4月8日(木)

届いた本。
没落 結城昌治 桃源社 この人の本は集めようと思っていつつもなかなか本腰が入らない。文庫も中途半端なままだし。もっとも読んだ本も数冊しかないのでもっと読みなさいって感じかな?

俺に撃たせろ 火浦功 徳間デュアル文庫
10年以上前にSFアドベンチャーに連載された中編である。単行本化されなかった主な理由は分量が中途半端だったからだろうが、内容的にもさして優れたものではなく、暇つぶしに読むにはまあいいかというくらい。コミック的な書きっぷりは面白くないこともないのでファンがいるのはわかるけれど、大人の読者にはちょっとつらいかも。巻末に付された掌編書下ろしは、著者の書く文章が10年以上立っても変わっていないことを如実に表している。ある意味尊敬できる。


(今日買った本:1冊 今月買った本:23冊 今年買った本:509冊)

4月7日(水)


横浜で買い物。
白波五人帖・いだてん百里 山田風太郎 徳間文庫 やたらに新刊が出る山風。手元にある本をかき集めれば最近の本は9割方テキストが読めるんじゃないかとも思うが、考えるのも面倒だし珍しいものも入っていることがあるので買っておく。
機械仕掛けの蛇奇使い 上遠野浩平 電撃文庫 読んだこと無いけど新刊で買うのは初めて。単発ものらしいので。
魔女 樋口有介 文春文庫 最近kashibaさんがわりと読まれていますね。オカルト的な味付けがありそうなので買ってみました。
あやかし考 田中貴子 平凡社 装丁が素晴らしい。たまにはノンフィクションも読まなきゃね。
ミドル・セックス ジェフリー・ユージェニデス 早川書房 高いので迷ったけれど、両性具有者をめぐる物語ということで系統的には守備範囲なので買っておく。読めるかなあ。
水の年輪 薄井ゆうじ 岩波書店 意外な版元からの新刊。サントリークォータリー連載の長編。
幽霊人命救助隊 高野和明 文芸春秋 前作から幻想系に寄って来て嬉しい著者の新刊。前作は結構面白かったしね。

(今日買った本:7冊 今月買った本:22冊 今年買った本:508冊)

4月6日(火)

届いた本。
夜と夕方 樹下太郎 青樹社 カバ欠だけど読めれば良いや本。それにしても最近全然買えないや。多岐川恭なんか古書価が高くなっちゃって全然手が出なくなりつつある。ポピュラーブックスに3000円以上も出せるかいな。

(今日買った本:1冊 今月買った本:15冊 今年買った本:501冊)

4月5日(月)

届いた本。
漢字の玩具箱 都筑道夫 廣済堂 見たことがなかったのだけれど、これならブックオフにでも転がっていそうだなあ。
葬式紳士 結城昌治 角川小説新書 たっくんさんのところによると角川文庫とは収録作品が違うらしいし。

死弦琴妖變 加門七海 富士見書房
自分でも少し意外なのだが、短篇以外の著者の小説作品を読むのは初めてである。本書は四弦琴と呼ばれる伝説の琴を探す男たちの物語である。舞台は江戸時代で出てくるのは妖怪やら怪しい公家やら様々。しゃべる言葉はちょっと怪しいけれどもキャラクターの造形自体はなかなか巧い。中でも中心人物の一八こと’ひたり’は抜群だ。半ばくらいでその正体が明かされるのだがこれには驚かされる。その出自といい、作品の風水的な背景といい著者の得意分野でがっちりと固めているので安定感があり、ボリュームはあるものの安心して楽しめた。
単行本かつライトノベル風の表紙なので著者のファン以外には手にとられにくいかもしれないが、文庫で再刊する価値は十分あると思う力作。


(今日買った本:2冊 今月買った本:14冊 今年買った本:500冊)

4月3日(土)4日(日)

珍しくCDを購入。はっぴいえんどBOX。ナイアガラ関係は鬼のようなコレクターの人たちがいっぱいいるが、ぼくは以前から適当にBOXや本を買っているだけのぬるいファンである。ライブ音源とか貴重なものも入っているし、ぬるいファンにはお買い得。

会社の慰安旅行。久々にテニスをする。あいかわらずへたくそだなあ。
帰ってからブックオフ。
魔神 和田はつ子 ハルキホラー文庫 これでかさばる単行本は処分可能か。
俺はロンメルだ かんべむさし 講談社文庫 既読だが、再読してもいいかも。本書収録の「道程」は名作だと思う。
狂走団 川又千秋 角川文庫 既読だと思う。
にっぽんほら話 和田誠 講談社文庫
dターザンと失われた帝国 バローズ 早川文庫
闇の画廊 角川ホラー文庫 コミックなので勘定に入れません。

(今日買った本:5冊 今月買った本:12冊 今年買った本:498冊)

4月2日(金)

ライオンズ屈辱の最下位。勘弁して欲しいな。

横浜で買い物。
魔法の眼鏡 J・P・ブレイロック 早川文庫FT
廃帝 森真沙子 角川春樹事務所 歴史小説のようだ。
イニシエーション・ラブ 乾くるみ 原書房 いまだに読んだことがありません。
殺人者と恐喝者 カーター・ディクスン 原書房 勢いで買ってしまった。ファンの人には待望の新訳。
憑かれた旅人 バリー・ユアグロー 新潮社 長編。

(今日買った本:5冊 今月買った本:7冊 今年買った本:493冊)

4月1日(木)

人形 佐藤ラギ 新潮社
ホラーサスペンス大賞受賞作品。街である男に紹介された男娼の少年。少年は全身傷だらけであった。
本編の主人公といえる少年の存在が全編を支配しているため、ストーリーはその少年の謎を探るという構成になっている。ホラーかといえば、そうは思えないし、サスペンスかといえばそうかもしれないという程度の不思議な読後感。ジャンル小説としては捉えにくい作品だ。紫を基調にした装丁で吉田良の人形が表紙だが、作品の雰囲気に合っていて素晴らしい。ジャンルにこだわらない人にはお勧めします。


bk1からの届き物そのA
神無き月十番目の夜 飯嶋和一 河出文庫
李白の月 南伸坊 マガジンハウス 松本さんに教えてもらった本。

(今日買った本:2冊 今月買った本:2冊 今年買った本:488冊)