買書日記(7月)   掲示板 

7月31日(土)

未だに休みがとれない。明日も仕事であるが、月が変わって残業がしばらくつけられるので、まだましかな。とはいえ、今日は先週に引き続きなんとか9時過ぎにあがって1週間ぶりの本屋に寄る。ストレス解消が買い物しかないぞ。
小松左京マガジン 15号 バックナンバーを一箇所に集めておかないと結局読まないで終わっちまいそうだ。でも最初の方は行方不明。
形見函と王妃の時計 アレン・カーズワイル 東京創元社 困ったことに前作も未読だ。
小酒井不木探偵小説選 論創社 ジュビナイル集。全集未収録作品が嬉しい。
夜のピクニック 恩田陸 新潮社 あいかわらずの多作ぶり。長編。
グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川書店 かかししか読んでいないのでそろそろまた読みましょうか。
怪奇礼賛 E・F・ベンスン他 創元推理文庫 本当に久々の怪奇小説(ホラーじゃない)アンソロジーという感じで嬉しい限り。あとがきなしでまえがきのみというのは渋いね。
生ける屍 ジョイス・キャロル・オーツ 扶桑社ミステリー 扶桑社からオーツが出るとは思わなかったなあ。
小生物語 乙一 幻冬舎 小説じゃないのかあ。

復讐の道標 光瀬龍 早川文庫JA
ドイツ旅行中に読んだ本。著者の未来小説は長短篇いろいろ読んでいるのだが、この手のジュブナイルやYAものは実はあまり読んだことがなかった。本書について言えば、中途半端に濡場のような部分があったかと思えば、あまり深く考証されているとは思えない部分も散見され、正直なところ失敗作としか思えない。古い作品だし、著者には好きな作品もたくさんあるのであまり悪くは言いたくないのだが、「消えた神の顔」とか「喪われた都市の記憶」等のきれはここには全くと言っていいほど存在せず、これでは埋もれてもしかたないとしか言いようが無い。



火車 宮部みゆき 新潮文庫
帰りの飛行機で読み始めた本。これまた山本周五郎賞を受賞した有名な本である。カード破産を扱ったミステリーだが、宮部みゆきらしく登場人物の心理描写を丁寧に書いている。面白いことは面白いのだが、「白夜行」の後だったので印象がやや色あせてしまった感がある。私自身、本書のようなラストは否定するものではないのだが、本書に関してのみ言えば、ちょっと残念だった。著者は書けば書けたろうし、迷った末の終わらせ方だったのはわかるが、そこをあえて著者ならどう書くかを読みたかったように思う。どうも宮部みゆきの作品は私には相性があまり良くないかもしれないという気がしてきた。
(今日買った本:8冊 今月買った本:66冊 今年買った本:934冊)

7月26日(月)
夜から現在はまりこんでいるプロジェクトではない別件のアポがあったため、結果的に9時に仕事が終わる。めずらしく終わりがはやいぜ。
ついでに新横浜の本屋に寄ってみる。
文庫かなんか2,3冊買ったような気がするのだが、まったくもってどこにあるのかわらず詳細不明。

7月24日(土)

火曜日から狂ったような多忙な日々。今日は9時過ぎにあがって新刊書店に滑り込む。この調子では1週間に一度くらいしかしばらく本屋は行けないだろう。
ミステリマガジン9月号 
SFマガジン9月号 特集は時間テーマでノンフィクションも掲載。
まだらの紐 コナン・ドイル 創元推理文庫 翔永社版傑作選二巻の増補版全五巻の第一巻。増補する作品がまだあるのがびっくり。未読なので悲しいのだけれどだけれど単行本は邪魔だから処分しますか?
海野十三戦争小説傑作集 中公文庫 全集に収録されているかは不明。
42.195 倉阪鬼一郎 ノンノベル
太陽の刃、海の夢 柴田よしき ノンノベル 著者の本は読んだことが無いが、衝動買い。
十人の戒められた奇妙な人々 倉阪鬼一郎 集英社 連作集。
小説探偵GEDO 桐生佑狩 早川書房 これは期待かな?
イデアの洞窟 ホセ・カルロス・ソモサ 文藝春秋 風間賢二訳。むつかしそう。
トンデモ本?違う!SFだ 山本弘 洋泉社 おもしろうなエッセイ集。
狗 小川勝巳 早川書房 散々迷って購入。
ねこのばば 畠中恵 新潮社 これは面白そう。

(今日買った本:12冊 今月買った本:58冊 今年買った本:926冊)

デイ・アフター・トゥモロー ホイットリー・ストリーバー 竹書房文庫
ドイツ行きの飛行機で読んだ本。自作のノンフィクションを元にした映画のノベライズを自ら手がけるという変わった成り立ちの本。ホラーの書き手としては古くから知られているのだが、実は私自身はホラーファンでありながら著者の宇宙人体験ノンフィクションしか読んでいないというひねくれぶりだ。本書自身は脚本を本に書かれているだろうからオリジナリティは少ないのかもしれない。それでも、ストーリーテリングと分かりやすいストーリーがノベライズらしい読みやすさ、軽さとあいまって、するりと読めてそこそこ楽しめるのは事実だ。実際の映画ではどのような画面になっているのかは(主に特撮が)興味深くはあるが、劇場にまで足を運ぶほどではないか。ちなみにストーリーは突然氷河期が地球を襲うというディザスターもので、さして新鮮味は無い。


白夜行 東野圭吾 集英社文庫
ドイツ旅行中に読んだ本。著者の本を読むのは3冊目で、先に読んだスノボーエッセイとは異なり(当たり前だが)、時代風俗を巧に織り交ぜながら年代気風に描いた大作ミステリという印象。読み応えは抜群だ。練り上げられたキャラクターはそれぞれ印象が強いが、最終的には全てが雪穂に呑み込まれてしまうような一種の魔女テーマの作品と読めないことも無い。ラストはなかなか決まっている。好みはわかれそうだけれども、読んで損は無いと思う。


7月19日(月)

明日から仕事かと思うと憂鬱。なんでうちはこんなに本があるのだ?

平林初之輔探偵小説選T 論創社
前回は間違えてUを持って出てしまったため、晩年の作品と評論・随筆を読む羽目になってしまったが、こっちはデビュー以降の主要作品が収められている。異常なまでの読みやすさはあいかわらずで、すいすい読めるところは講談社ノベルス以上かもしれない。内容はというと、短い作品が多いせいもあると思うが、全体的にはやや食い足りない印象は残る。とは言え、アンソロジーに多く取られている作品が結構あり、そういう意味ではそれなりの水準は保っていると言えるだろう。



7月18日(日)

本の処分について書いておきながら約15日分の本を求めて新刊書店へ赴き狂ったように本を買ってしまう。だって欲しいんだもん。
狂王ルートヴィッヒ ジャン・デ・カール 中公文庫 持っている可能性も捨てきれないが興味を持ったので購入。新装版になっていた。
穴 山本亜紀子 角川ホラー文庫 元版が四谷ラウンドか。吉村達也は狂ったようにホラーの新刊を連発しているが買う気しないな。
人面町四丁目 北野勇作 角川ホラー文庫 
くノ一死にに行く 山田風太郎 ちくま文庫 おまけは『忍法三羽がらす』の1篇。この本ブックスいとうの後ろの棚にあるのを見た気がするな。
都会のトム&ソーヤA はやみねかおる 講談社 待望の第二巻。といっても1巻を読んでいるわけではない。わっはっは。
物魂 桐生佑狩 ハルキホラー文庫 「夏の滴」も面白かったし、これは面白そうだ。
百物語第三夜 平谷美樹 ハルキホラー文庫 なんとなくSFから遠ざかりつつあるような気もする著者の実話怪談第三弾。後書きによればこのシリーズはとりあえずこれでおしまいにするらしい。
魔娼 小沢章友 徳間文庫 「問題小説」に掲載された短篇を集めたもの。官能系ホラーかもしれないが一応買う範疇に入っているからね。あまりに地味に出たので買いもらすところ。
生まれいずる双葉 新津きよみ ハルキホラー文庫 購入境界線上であるが今回も購入。「ひとおもいに夏子」をまだ購入していない。なお新刊で和田はつ子や栗本薫も出ているが買う気にはなれず。
隣人 永井するみ 双葉文庫 最近気になっている著者の短編集。
髏漫 井上雅彦 ハルキホラー文庫 異形コレクションを中心に発表されたショートショートを集めたもの。
つきあってはいけない 平山夢明 ハルキホラー文庫 実録怪談長編小説らしい。
インターネットの香保里 梶尾真治 講談社青い鳥文庫 意外なところからカジシンの新刊。新作だと思われます。
愛情世界の聖なる希望 早見裕司 富士見ミステリー文庫 シリーズ最終巻とのこと。最初の方から発掘して読まなきゃ。
カオスレギオン04 冲方丁 富士見ファンタジア文庫 いつのまにやら随分出てしまいましたな。最初の1冊しかまだ読んでいないよ。
変!おばさん忍法帖 嵐山光三郎 光文社文庫 面白そうだったから。
新本格魔法少女りすか 西尾維新 講談社ノベルス とうとう新刊で買っちゃったなあ。
百器徒然草 風 京極夏彦 講談社ノベルス すごい部数出しているんでしょうね。全部買っているけどまだ2冊しか読んでいないからなあ。
スケアクロウ マシュー・ライリー 講談社 コミックとのコラボレーションということで手法としては全然新しくないと思うけど、新しい出版形態として講談社が考えて出してきたのかもしれない。オーストリアの作家のようだが雑誌のような形態で異様に安い。全3巻予定。
ドクトル・マブゼ ノルベルト・ジャック ポケミス 怪人もの古典ドイツミステリというだけでなんとなく得点が高い。解説は尾ノ上浩司だし。
ロリータ℃の華麗な冒険 大塚英志 徳間書店 趣味じゃないもしれないが前作のように文庫改稿版ではなかったので購入。
秋の花火 篠田節子 文藝春秋 多分面白いだろう。
半島 松浦寿輝 文藝春秋 文學界に掲載された連作短篇のようだ。近頃では少なくなった函入りの瀟洒な造本だが紙質は今ひとつ。
カタブツ 沢村凛 講談社 一応ミステリー短編集になるのかな?
夢見る猫は、宇宙に眠る 八杉将司 徳間書店 日本SF新人賞。最近はこの装丁だけどなかなか良いね。
青い繭の中でみる夢 山之内正文 双葉社 書き下ろし長編。まだ前作の短編集読んでいないや。
パルテノン 柳広司 実業之日本社 「黄金の灰」を買わねば。
小森課長の優雅な日々 室積光 双葉社 「小説推理」連載の長編。前2作も早く読まなきゃね。
雨にもまけず粗茶一服 松村栄子 マガジンハウス 衝動買い。著者の書く小説とは雰囲気が違う気がするが面白そうな匂いがする。
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻の一 夢枕獏 徳間書店
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻の二 夢枕獏 徳間書店 今は亡きSFアドベンチャーで連載されていた長編がついに単行本化。全4巻。
追憶のかけら 貫井徳郎 実業之日本社 ジェイノベル連載の長編。

もうおなか一杯です。新刊でこれだけ買うとやっぱり凄い金額になっちゃうな。おかげで財布はからっぽです。

(今日買った本:32冊 今月買った本:46冊 今年買った本:914冊)

7月17日(土)

成田着は8時前。これから海外へ行く人が羨ましい。

久々にネットを見るとkashibaさんが復活していました。なんと4000冊以上を処分されたとのこと。勇気ある決断には賞賛を禁じえない。ぼくも大量に処分したいという気持ちはずっとあるものの、実際にはちびちびとしか処分できない。理由を考えてみると(1)読んでいないものは処分しずらい(2)読んだものもいつか読み返すかもしれない という浅はかな考えが頭をよぎってしまうためである。(1)はともかく(2)などは妄想に近いだろう。過去の実績から考えても95%以上は再読はしないはずなのだ。そうすると残るのは持っていることの安心感、所有欲の満足になってしまうのだが、物理的に量が増えてしまっているため、満足感よりもわずらわしさの方が大きくなりつつある。ましてやどんどん欲しい本が出るわけだし、それを買ってもいるのだから。結局は思い切りということになってしまう。勇気がないんだな。
青山ブックセンター倒産のニュース。数回しか行ったことがないので何ともいえないのですが、品揃えは独特で売り場面積に比較してくせが強く、書店員の思い入れや自信が強く感じられる書店という印象でした。したがって好きな人は好き、そうでない人はそうでないという客を選ぶ書店だった気がします。僕自身はここで出ていることもしらなかった本を買っていますのでさすがという思いもありますが、どちらかともう少し在庫が多い方が一般受けは良かったように思います。いろいろな意見はあると思いますが、従業員次第でいかようにも変わってしまうのが弱点とも言えたと思いますが、セールスプロモーションの一つの試みとしてはきわめて独創的で面白い書店が一つ消えてしまったことは残念です。

7月16日(金)

朝からフランクフルト空港へ向かう。チェックインしようとするとKLMは一杯で乗れないため、エールフランスへ変更になってしまい時間が早まってしまったため、買い物がほとんどできず。ということで帰りはパリ経由になってしまった。一応シャルル・ド・ゴール空港では外に出て、フランスの空気を吸って帰る。本当は記念にペリーローダン最新号でも買って行こうと思ったのだけど果たせず。

7月15日(木)

実質的な最終日。フランクフルトに泊まらねばならないため、朝から一旦ミュンヘンへ向かい観光。美術館が充実。特にルーベンスの収蔵数の多さには圧倒される。

7月14日(水)

家人は一番楽しみにしていたというノイシュバイシュタイン城見学。20年近く前に来たときは自由見学も出来たのだが、今回自由見学は不可能になっていた。ふもとの券売所で時間指定チケットを購入しその時間に行かなければいけないのだ。ホーエンシュバンガウ城も同様。時間があったのでホテルミュラーでお茶をするが、ここはなかなか雰囲気が宜しい。次回来ることがあればこういうホテルに泊まりたいものだ。山の上なので、登のが大変と思いきや30分もかからずに到着。前回見たときはほとんど感じなかったのだが、今回見て感じたのはなんともいえない胡散臭さである。もともと放蕩息子が趣味にあかせて作ったような懐古趣味の城だから、どこを見てもなんとなく薄っぺらいのだ。そもそも建てられたのが日本でいえば明治時代中ごろで、そんな近代にこのような城は無用の長物であったろう。中の調度品も金メッキやガラス玉が多くて、ブルボン王朝等に見られる真の豪華さとは桁が違う。最初に見たホーエンシュバンガウ城はそういった成り立ちではないせいか、落ち着いた感じである。昼すぎにホテルで昼食。またビールとシュニッツェル。いい加減飽きているのだがメニューがわからないのでつい頼んでしまうではないか。
家人の希望で世界遺産のヴィース教会へ行こうとするのだが、インフォメーションでバスはもう無いと言われる。しかたなくタクシーで行こうと思うが、それもつかまらないためフュッセンの駅へバスで戻る。
再度ツーリストインフォメーションで行くと近くの村まではいけるようなのでとりあえず行き当たりばったりで出かける。その村に到着したのは16時近かったのだが、そこから歩くのはえらく遠いらしく、バスの運転手と乗り合わせた乗客の援助でヴィース教会近くの停留所で特別に下ろしてもらう。ヨーロッパ人は親切である。とはいっても停留所からは恐らく3kmはあったと思うがとぼとぼと歩いて教会へ。教会自体は中世に立てられたもので戦災の影響も無く素晴らしいものであった。ところがここからが帰れない。バスもタクシーも無いので当初降りる予定であったシュタインガーデンという村まで徒歩で歩く。1時間以上歩いたと思うので6〜7kmはあったんじゃなかろうか。へとへとになって到着するもバス停が分からず難儀する。ようやく見つけたら終バスがあり、ほっと胸をなでおろす。ちょっと向こう見ずな冒険でした。フュッセンには8時ごろ着いたのでまだ明るい町を散策し、夕飯を通りがかりのレストランで食す。さすがにシュニッツェルはあきたので郷土料理らしいチ−ズスパゲッティを頼むが、これが尋常ではない量で美味しいことは美味しいのだがとても全部は食べられず。ビールはあいかわらず飲んだけど。

7月13日(火)

電車でフュッセンへ移動する時間ぎりぎりまで旧市街をうろつく。町を取り囲む城壁はすべてではないものの上れるようになっていて、そこを歩いて市街をぐるりと回る。上から眺めたまま町を見ていくのは存外楽しい。昨日は夜だったため、観光スポットはのきなみ閉まっていたのだが、今日はきちんと見学。見たのは中世犯罪博物館、郷土史博物館、精霊教会等。中世犯罪博物館は2回目だが、鉄の処女とかも展示され面白い。説明にところどころ日本語があるのも助かるが、刑罰に関する古い資料も数多く展示されているため、ドイツ語が読めればもっと面白いのだろうと思いやや残念。時間が勿体無いので昼食は諦めて、電車でフュッセンへ向かう。
フュッセンのホテルもたいしたホテルではないが、駅から近いのは便利。夕飯はホテルでシュニッツェルとビール。

7月12日(月)

電車でローテンブルグへ。移動は乗り換えの連続で5時間ほどもかかる。途中家人の希望で予定を急遽変更しヴェルツブルグで途中下車。レジデンスを見学する。昼ご飯はここのワイン倉直営のレストランで食す。ウィナーシュニッツェルとソーセージを食べて、フランケンワインを飲む。ドイツワインは品種の関係で白が多いようが、これが美味い。料理も美味くて別に通ではないので大満足。
4時間あまりの見学を終えてローテンブルグへ向かう。到着は7時前。ホテルは駅前でしょぼいが旧市街からは歩いても10分かからない。夕飯を食べに旧市街へ行く。ぼくは2回目だが、やはり中世の雰囲気が残る城塞都市は最高である。第二次世界大戦では40%が破壊されたそうだが、どうしてそんな気配はあまり感じない。夕飯はまたもやシュニッツェルを食す。アスパラガスのスープがとても美味い。家人はシシカバブのような料理。ビールとブランデーを飲む。満足。

7月11日(日)

終日ハイデルベルグ観光。ツアーではないので気楽なものである。旧市街の近くのホテルだったので、楽は楽だったのだがそれでも歩き回って疲れる。昼はガイドブックにのっていたレストランで食べる。早速ビールを飲むが、別にビール通ではないので普通に飲める。想像以上にドイツ語は英語と違うのでメニューは何がなにやらわからないが、ガイドブックを頼りに焼きソーセージだけは死守。美味い。
観光自体はパッとするものが無く地味であるが、哲学者の小道から見下ろす旧市街は綺麗だ。サマータイムだから9時ごろまでは明るいのだが、飲食店以外は早く閉まる。7時過ぎにホテルへ戻るが、もう一度外へ出る気も起きず、夕飯もろくに食べずに寝てしまう。

7月10日(土)

朝から成田へ向かい、KLMでドイツへ。前にフランスに行った時と同様、アムステルダム経由である。アムステルダム空港でカフェラテを飲んだら、失敗作であったが、言葉が不自由なので泣き寝入り。幸先悪いぜ。
フランクフルト到着は20時過ぎでそのまま電車でハイデルベルグ入り。ホテルはまあまあ。結局バスタブつきはこのホテルだけであった。

7月9日(金)

午前2時半まで仕事。かなりいろいろな人に迷惑をかけるし、要は全然休める状態ではないのであるが、何ヶ月も前から決めていたことでもあるし、こうなったら意地である。泥のように疲れた身体をひきずって徹夜でドイツ旅行へ出発しました。

(今日買った本:0冊 今月買った本:14冊 今年買った本:882冊)

7月8日(木)

届いている本。
風力の学派 門坂流作品集 ぎょうせい

(今日買った本:1冊 今月買った本:14冊 今年買った本:882冊)

7月7日(水)

ちゃれんじ? 東野圭吾 実業之日本社
スノーボードを始めた著者の軽いエッセイ集。店頭で署名入りを見つけてついふらふらと購入したものだが、肩のこらない読み物として楽しんだ。短篇ミステリーが併録されているけれど、楽屋落ち的な箸休め程度のもの。


(今日買った本:0冊 今月買った本:13冊 今年買った本:881冊)

7月6日(火)

届いている本。
小泉八雲入門 平井呈一 古川書房 知らなかったんですが、ほとんどは恒文社版作品集の解説の再編集だったんですね。

(今日買った本:1冊 今月買った本:13冊 今年買った本:881冊)

7月5日(月)

買った本。
本格ミステリこれがベストだ2004 創元推理文庫

殉霊 谺健二 講談社
自殺をテーマにした重厚な長編ミステリー小説。女性歌手の失踪と殺人事件を縦糸に、自殺に関する思考を横糸に編まれたミステリーで、ニ段組500ページの長さを持つが、内容的にはその長さに見合う小説になっている。岡田有希子やhideの死等の現実世界を織り込んだ作品はともすると、固定的な同時代性を持つ反面、エンターテイメントとしては風化してしまう危険性を持っているのだが、本書に関して言えば著者の心情・思考を反映したような作品のため、その度合いは少ないと思われる。ミステリーとしてもきちんと押さえるところは押さえているが、ミステリー的な部分は著者が書きたい小説を表現するための道具に過ぎないと思えるため、そういう意味では本書を冗長に感じる人はいるだろう。
いつも阪神大震災をテーマにしているような印象があり、なんとなく読まず嫌いのようなところがあったのだが、本書を読んで著者の作風は少なくとも私には合っていることがわかったので、他の作品も読んでみたいと思う。万人に薦められる作品であるとは言いがたいが、読み甲斐のあるミステリーを望む向きにはいいかもしれない。


(今日買った本:1冊 今月買った本:12冊 今年買った本:880冊)

7月4日(日)

届いた本。これまたAmazon。Amazonの欠点は纏め外のメリットが全くないところ。本自体は半額でも少々高くついてしまう。良心的なところは返金してくれたこともあるけれど、これを購入した店(ブックオフ)は返金はなし。まあそろそろ在庫切れになるのじゃないかと思っているシリーズなので仕方なし。いまさら新刊で買うほどの思い入れも無いし。あとレオ・ブルースを1冊買わねばならないはずだ。
ペンギンは知っていた スチュアート・パーマー 新樹社
タラント氏の事件簿 C・デイリー・キング 新樹社
死を招く航海 パトリック・クェンティン 新樹社

不在者投票を済ませてくる。もっとも海外旅行中のため結果は知ることができないのだが。

(今日買った本:3冊 今月買った本:11冊 今年買った本:879冊)

7月3日(土)

サービス休出。いやんなっちゃうな。憂さ晴らしに新刊購入。
神の手 望月諒子 集英社文庫
殺人者 望月諒子 集英社文庫
レイチェル デュ・モーリア 創元推理文庫 デュ・モーリア選集等で再刊されなかったため、恐らく唯一持っていない訳本である。嬉しい。
ラストホープ 浅暮三文 創元推理文庫 このご時世に文庫かきおろしとは嬉しい。
銀輪の覇者 斎藤純 早川書房 著者の本は短編集しか読んだことが無いのだが、これは面白そうな匂いがぷんぷんする。
ぼくのボールが君に届けば 伊集院静 講談社 テレビで紹介されていて読みたくなった。著者の本では以前短編集の「乳房」を読んだことがあるが、面白かった記憶がある。

(今日買った本:6冊 今月買った本:8冊 今年買った本:876冊)

7月2日(金)

届いている本。
天国は待つことができる 小熊文彦 早川書房 昔買い逃して残念な思いをしていたのだが、Amazonで見つけたので購入。

(今日買った本:1冊 今月買った本:2冊 今年買った本:870冊)

7月1日(木)

届いた本。
道化師のためのレッスン 小林信彦 白夜書房 Amazonで購入。安かった。

(今日買った本:1冊 今月買った本:1冊 今年買った本:869冊)