買書日記(1月)   掲示板 


1月31日(月)

藤原さんの一言がなんだか悲しい。SFだからと言って迷わないでください。
puhipuhiさんのアンテナで知ったのだが中島昌也氏がブログを開設されていた。毎日更新ではないようだが、楽しみが増えた。

今月最後の新刊購入。(最終日なのだから当たり前) 恩田陸の本が出ていなかったなり。阿部和重の芥川賞受賞作はとりあえず見送ったが、もしかしたら買うかもしれぬ。著者の本は「無情の世界」を既読だが、あまり印象に強く残っていないんだよね。といいつつ、「無情の世界」を思い出すために人の感想を見ていると読み返したくなってくるから不思議だ。
始末屋ジャック(上)(下) F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー。嬉しい新刊。ただ前に出た刊本がどこにあるかわからないということ。古本で買いなおすのもなあ。
ルネサンスへ飛んだ男 M・W・ウェルマン 扶桑社ミステリー これはびっくりの新刊。さすが野村芳夫氏の仕事だ。
UMAハンター馬子完全版1 田中啓文 ハヤカワ文庫 元版は当然購入していたのでさすがに迷ったが、コラムが追加されているようだし、2巻だけ購入するのもバランスが悪いのでしかたなく購入。
おわりの雪 ユベール・マンガレリ 白水社 ブックレビューで全員が絶賛していたため家人が読みたいと言ったので購入。
白の鳥と黒の鳥 いしいしんじ 角川書店

闇色のソプラノ 北森鴻 立風書房
夭折した女性詩人の死の謎を探る長編ミステリー。モデルは金子みすずのようである。探偵役は女子大学生で、ミステリー色は比較的薄く、謎解き的な興味もむろんあるのだが、どちらかというとこの女性詩人について書きたかったのかなという感じである。最後の全てが収束していく展開も含めてご都合主義的といえなくも無いのだが、作者は不自然さを舞台の架空の街の伝奇的とも思えるような設定で補完しようとしているようだ。厚さもあまり気にならず、総体的に見て面白い作品であり、金子みすずの童謡を無性に読みたくなった。もしかしたら、著者は金子みすずの作品を啓蒙したいがために、この作品を書いたのかと思えるほど。著者の作品は初挑戦であったが、他の作品を読むのが楽しみになった。


(今日買った本:6冊 今月買った本:190冊 今年買った本:190冊)

1月30日(日)

届いた本など開封。これだけ書いてもまだ全部開封しきれていないのがちょっとねえ。片付けでもしようにもワークスペースすら無い状態で厳しい。早くいらない本を捨てなければ。数日前の日記で読了本の半分を捨てると書いたが、冷静に考えて今月購入した冊数の半分しか処分しないことになる。それではこの状況はまったく変わらないではないか。やはり買いすぎなのだろう。どうでも良い本、読まないであろう本を処分したいが、どう選択するかが難しいし、その本を見つけるのがまた大変だ。ダブっている本だけでも100のオーダーはかるく超えていると思うのだけれど。
クララからの手紙 トーベ・ヤンソン 筑摩書房
石の原野 トーベ・ヤンソン 筑摩書房 これでトーベ・ヤンソンコレクションが揃った。
ウィッチフォード毒殺事件 アンソニー・バークリー 晶文社
テンプラー家の惨劇 ハリントン・ヘクスト 国書刊行会
おしゃべり雀の殺人 ダーウィン・L・ティーレット 国書刊行会
自殺じゃない シリル・ヘアー 国書刊行会
甘い毒 ルーパート・ペニー 国書刊行会
高く遠く空へ歌う 小路幸也 講談社
死が二人をわかつまで ジョン・ディクスン・カー 国書刊行会
きみがアリスでぼくがピーターパンだったころ 風間賢二 ナナコーポレーション
サイロの死体 ロナルド・A・ノックス
悪魔を思い出す娘たち ローレンス・ライト 柏書房 翻訳が稲生平太郎だからね。
パンツとんでけ! 大海赫 PHP ちょっと高かったが我慢。
以下はまとめて購入した陳舜臣16冊。何冊ダブっているか不明。全部単行本だから場所をとることこの上なし。あと何冊買えばそろうんでしょうか。
黒いヒマラヤ 中央公論社
燃える水柱 徳間書店
方壷園 中央公論社
失われた背景 サンケイ新聞社
異郷の檻のなか 中央公論社
神獣の爪 徳間書店
笑天の昇天 読売新聞社
崑崙の河 三笠書房
闇の金魚 講談社
六甲山心中 中央公論社
青雲の軸 集英社
柊の館 講談社
凍った波紋 毎日新聞社
怒りの菩薩 桃源社
なにも見えない 講談社
長安日記 毎日新聞社
以下は新刊で購入したもの。
SF大百科事典 ジョン・クルート グラフィック社 品切れになりそうだったのであわてて購入。
裏方 木村公一 角川書店 プロ野球の裏方を描いたノンフィクションで喜多哲士氏の書評で読みたくなったもの。
やさしい死神 大倉崇裕 東京創元社 署名
BG、あるいは死せるカイニス 石持浅海 東京創元社 署名
封印された星 巌谷國士 平凡社 署名。近来では珍しい美しい装丁。
マイカー・クラーク(上) コナン・ドイル エミルオン ドイル全集第三巻 本邦初訳の長編3分冊の1。
オビビーゴザイマス! 大海赫 スピカ 新刊購入できるとは思わず、ためしに注文したら届いた。でもそのとき1冊だけしか注文しなかったので送料がかかってしまった。失敗。まあ1987年の新刊が良く買えたとは思うけど。
以下はyahooオークションで落札してしまった高価な本たち。
コリントン卿登場 稲垣足穂 種村季弘 野中ユリ 美術出版社 とうとう買ってしまった。彷徨引力、妖精たちの森、狂王は元版に比較して質が落ちるにしても復刻版が出されたが、これだけ復刻版が刊行されなかった。限定220部の方で30部本ではないので、足穂が落款のみなのは少し残念だけれども、今まで買った本の中では値段が多分2番目くらいだろう。(定価は一番だと思う)
メェゾン・ベルビウの猫 椿実 未来工房 豆本。当然署名入りで高かったが、宝物に加えよう。
ミミズクミニ木立全5冊 未来工房 すなわち下記の5冊。ブレイクはご本人の署名だけれども、他は急逝されたためご夫人の署名である。遺志を継いだ出版といえよう。これも宝物だ。
ブッシュマンのメルヘン 由良君美 ざっと見たところ創作のようだ。
子供たちのために 両性のために 楽園の門 ウィリアム・ブレイク 由良君美訳 
木兎斎愛書日乗 由良君美
わが読書目録 由良君美
湖国の夢 由良君美

(今日買った本:43冊 今月買った本:184冊 今年買った本:184冊)

1月29日(土)

古書展に行かなくなった理由について考えてみた。

ちょっと休日出勤。何年ぶりかわからないが、中目黒のブックオフに寄った。
贋十日物語 綾部克人 スリーエーネットワーク
エペペ カリンティ・フェレンツ 恒文社 ダブりだが読むために購入。(と言っておく)
五十三の桐のメロディー 光瀬龍 光風社出版 持っているんだろうなあ。
最果ての銀河船団(上)(下) ヴァーバー・ヴィンジ 創元推理文庫
終わりなき平和 ジョー・ホールドマン 創元推理文庫
凶笑面 北森鴻 新潮文庫
メイン・ディッシュ 北森鴻 集英社文庫 あと「狐闇」と「桜宵」。ただ持っている本が家のどこにあるかは不明。
不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ パトリック・オリアリー ハヤカワSF文庫
星ぼしの荒野から ジェイブズ・ティプトリー・Jr ハヤカワ文庫SF

(今日買った本:10冊 今月買った本:141冊 今年買った本:141冊)


1月28日(金)

風邪で体調がいまひとつ。

古本と新刊。どれが古本かは言うまでもない。そろそろ処分する本を見繕わなければ。生きていくにも苦労を伴い始めているので、読了本の半分は捨てたいね。
妖精たちの愛とセックス フランチェス・リア・ブロック ブックプラス
暗い淵 青柳友子 光風社出版
残響 柴田よしき 新潮文庫
作家の犯行現場 有栖川有栖 新潮文庫

パーフェクトプラン 柳沢慧 宝島社
このミス大賞受賞作。一昨年の作品は3作読んだけれど、「四日間の奇蹟」が面白かったくらいで他はいまひとつ楽しめなかった。それで本作もほとんど期待していなかったのだが、本書は存外楽しめた。誘拐テーマの新機軸であるが、確かに誘拐テーマと分類していいのかどうかと思えるところ、新機軸である。登場人物が人の良い犯罪者?であるところは、やはりルパン三世などを彷彿としてしてしまうだが、
最後はやはり登場人物を殺さないでほしかったと思う。早くも文庫になっているのは新刊で買う読者をばかにしていると思うが、それなりに楽しめる作品なので軽い本が好きな方にはお勧めできる。

(今日買った本:4冊 今月買った本:131冊 今年買った本:131冊)

1月27日(木)

買い物はなし。残業が少ないと本が読めますね。どうも最近、読了本をその辺に放り出しておくので、未読本と混ざってきてしまった。これは困る。処分本が見つけられない。
偶然つけたテレビに荒俣宏夫妻が出ている。

(今日買った本:0冊 今月買った本:127冊 今年買った本:127冊)

1月26日(水)

昨日に続き、おそらく今月は最後のサイクルになるであろう新刊購入。あと今月買う予定は恩田陸くらいだ。いしいしんじは微妙。文庫はブルーハイドレードの二巻と、柴田よしきは買うかも。
雨恋 松尾由美 新潮社 書き下ろし長編。
アルカロイド・ラヴァーズ 星野智幸 新潮社 新潮初出の中篇。
悪夢はダブルでやってくる 浅暮三文 小学館 週刊アスキー連載。
春を嫌いになった理由 誉田哲也 幻冬舎 書き下ろし。
サウスポー・キラー 水原秀策 宝島社 文庫化があまりにも早くて気分が悪いのでもう単行本では買うまいと思っていたのだが、野球ネタということでつい購入してしまった。
九月が永遠に続けば 沼田まほかる 新潮社 ホラーサスペンス大賞受賞

虫の生活 ヴィクトル・ペレーヴィン 群像社
著者はロシアでロシア・ブッカー賞小賞を受賞した作家で、ターボ・リアリズムという文学ムーブメントを提唱している人物である。作風はアンチリアリズムで、本書は日本での翻訳2冊目に当たる。最初の作品発表が1991年なのでペレストロイカによるソ連崩壊と期を一にしていることも興味深い。年はまだ比較的若く、ロシアのSF/アンチリアリズム系小説では重要な作家のようである。
本書の内容は見返しの紹介を引用すると次のようになる。
おそらくこれでは良くわからないと思うのだが、実際に小説を通読してもなかなかにわかりずらい。人間が虫になったり、虫が人間になったりのメタモルフォーゼが文脈の中でほとんどきっかけもなく発生するので、読んでいて幻惑されてしまう。ビジネスマンは蚊、若者は蛾であり蝉、女性たちは蟻となり、蝿になる。それぞれの虫の性格と人物像が直喩としてあらわされているようなないような不思議な感じ。ただしそれぞれの虫に対してのイメージは国民によって違いがあるため、日本人にはわからないかもしれない。なお構成は連作短編のようになっており、各編の登場人物があるときには重なり合って一つの統一された世界を構築しているため、散漫な感じはしないものの全体像をつかみきるのは難しい。カフカの「変身」のようなある種理性的な不条理感ではなく、まさに著者の混沌とした脳内世界を紙に定着させたかのような感性で書かれたような幻想小説である。一貫したプロットがあるわけではないので、最初は少し面食らうかもしれないが、20世紀末ロシア発の幻想小説として一読をお勧めする。

(今日買った本:6冊 今月買った本:127冊 今年買った本:127冊)

1月25日(火)

新刊購入。不思議なのは昨日新横浜の本屋で見た新刊が売っていなかったこと。これはbk1やamazonでもまだ売っていない。またこのミス大賞の作品は横浜で売っていたのに、やはりネット書店では今日現在買えない。基本的にネット書店の方が早く入荷する印象があるけど、こういうこともあるんだね。それにしても同じ横浜市内で店頭に並ぶ時期が2日も差があるのは不思議だった。
ミステリマガジン3月号 回顧特集で1800円もする。昔はSFマガジンがこうだったのだけど、完全に逆転してますね。SFマガジンは通常号と変わりなし。
SFマガジン3月号 ヴァーナー・ヴィンジがヒューゴ−賞を受賞した短編が掲載されている。山田正紀の新連載も嬉しい。昔、SFマガジンに連載された長編は本になったんだっけか?
冥い天使のための音楽 倉阪鬼一郎 原書房 書き下ろし長編。
赤い竪琴 津原泰水 集英社 小説すばる連載の長編。
雪の夜話 浅倉卓弥 中央公論社 書き下ろし長編。
橋本五郎探偵小説選T 論創社 橋本五郎は前から読みたいと思っていたので嬉しい。

(今日買った本:6冊 今月買った本:121冊 今年買った本:121冊)

1月24日(月)

買いたい単行本があったが、明日まで我慢。新書だけ1冊。
バイオハザード3 S・D・ペリー 中公ノベルス
創元ではラブクラフトが出ていた。訳に問題があるようだが、国書刊行会版全集を持っているため、いままでちゃんと買っていなかった大瀧訳であるが、これを期に買おうと思っている。ただ、成り立ちが成り立ちだけに、編年体でもなく全集としては読みずらそうだ。別巻や補巻の刊行を望む。SFではディックも出ているが、サンリオを持っているので(新訳とは言え)わざわざ買うこともなかろうとの判断。気になるのは(もう既定の事実かもしれないが)著作で品切れもたくさんあるようで、昔どこかでディックの著作をすべて出すという意気込みはどこかへ行ってしまったように感じてしまうところ。一時は巻末に著作リストを付して、刊行予定とか書いていたのに。普通小説も言うまでも無く出してほしいが、せめてSFだけは未訳は先につぶしてほしい。ブラッドマネー博士はまがりなりにも一度出ているのだから。

(今日買った本:1冊 今月買った本:115冊 今年買った本:115冊)

1月23日(日)

昨日、今日と明日受けるちょっとした試験の勉強を平行して行っていたため落ち着かなかった。
駐車場をただにするため、本を2冊。
ジョッキー 松樹剛史 集英社文庫 競馬にはまったく興味が無いのだが、面白そうな本だったので。
キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生 ヴァルター・メアス 河出書房新社 ハリーポッター以後、雨後の筍のように出版されるファンタジーだが、一部の特別な著者が書いたものを除いては購入していない。その中で本書は書店で見て琴線にひっかるものがあった。はたして当たりだろうか。

血を吸うシリーズがDVD化ですか。アウターリミッツもそうだけど、全部は買えないよ。でもまだ買うかどうかは未定。それよりウルトラマンのDVD−BOXが出ることを知ってこちらはあまり迷わずに注文を入れる。

趣向 岡本賢一/笹生撫子 テディ文庫
JUNEに掲載された岡本単独、共作、笹生単独の短編を3編収録。いわゆるボーイズラブ小説に属するものだが、あいにく私はその手のものが苦手である。したがって本書もたまたま手に取ったものの、楽しむ自信は無かった。ところがその手の描写はまあ別として、ストーリー的には割合楽しめるものがあった。特に岡本単独の「塔」はその辺の描写がなければ青春小説として佳作といえると思う。なので、BLということを抜きにして評価した場合は、まずまずであるといえよう。津原泰水監修で最初に出たきり続刊が無いこの文庫、もうつぶれている気配があるので、岡本賢一ファンの人がいたら買っておいたほうがいいかも。


(今日買った本:2冊 今月買った本:114冊 今年買った本:114冊)

1月22日(土)

カードの引き落とし金額を見てびっくりする。amazonで買いすぎだ。最近の日記では多分、購入本にかなりの抜けがある。多分100冊くらいあるんぢゃないかな。ほとんどはネット購入して開封していないものだが、中には放置しているうちに良くわかんなくなってしまうものもありそう。どうも怠け癖がついていてだめだな。

S・ラシュディ 未来工房 由良君美が別名義で翻訳した豆本。
キ神巡礼記 東さんのブログで知って注文。同人誌だが、京極夏彦まで原稿を寄せているのがすごい。
ソヴェート文学 34号 SF特集。全5冊のSF特集で唯一もっていなかったもの。ちょっと高くなっちゃったな。でもこれでまたひとつ憑き物が落ちた。

(今日買った本:3冊 今月買った本:112冊 今年買った本:112冊)

1月21日(金)

古本。
安吾探偵控 野崎六助 東京創元社
夜の鳥 トールモー・ハウゲン 河出書房新社
スターライト スコット・イーリィ 福武書店
アムステルダムの犬 いしいしんじ 講談社

昨日に続いて新刊購入。いかん。本をこんなに買っちゃ。
ビーストシェイク 戸梶圭太 カッパノベルス 書き下ろし長編。
キルケーの毒草 相原大輔 カッパノベルス 書き下ろし。大正時代が舞台。前作「首切り坂」は面白かったのでこれも期待。ちょっと分量は多いな。
スノードーム アレックス・シアラー 求龍堂 なんとなく。結構売れている作家のようだ。ファンタジーらしいが、ためしに読んでみようか。
背の眼 道尾秀介 幻冬舎 ホラーサスペンス大賞特別賞。
回転する世界の静止点 パトリシア・ハイスミス 河出書房新社 初期短編集で、TらしいのでUがあるのだろう。何の解説も無いので良くわからない。全何冊なのだろう。

説忠臣蔵/ありんす国伝奇 山田風太郎 徳間文庫
連作短編集を抱き合わせたもの。前者は忠臣蔵を、真正面からではなく周りを取り囲む人間たちを積極的に描くことによって忠臣蔵自体を浮き彫りにするような連作短編集。後者は吉原を舞台にした連作短編集で共通の登場人物を配すことによって、各編を有機的に組み合わせることによって、全体像が立体的に読み手の中に立ち上がってくる。どちらも奇想は抑え目ながらも、安定した筆致で楽しめること請け合い。私自身はやはり忠臣蔵をとりたい。


(今日買った本:9冊 今月買った本:109冊 今年買った本:109冊)

1月20日(木)

最終的に「骨なし村」は3万円近くいったようだ。でも落としたのは知っている人だったりして。ぼくは気がつかなかったのだが、その少し前に出たときは6万円を超えていたみたい。30年前のへなちょこ小説の新書版にそんな金額は出せんわい。

新刊購入。
異邦人 西澤保彦 集英社文庫 万が一持っていたら嫌だったのだが持っていないみたい。SFみたいな感じ。
孔雀狂想曲 北森鴻 集英社文庫 今、一番読もうと思っているミステリー作家。8割がた持っているはずなのにほとんど行方不明だ!
カレーライフ 竹内真 集英社文庫
火を喰う者たち デイヴィッド・アーモンド 河出書房新社 スーパーナチュラルな要素はほとんど無いらしい。
ヤング・アダム アレグザンダー・トロッキ 河出書房新社 
カーマロカ 三雲岳斗 双葉社 小説推理連載の長編。

(今日買った本:6冊 今月買った本:100冊 今年買った本:100冊)

1月19日(水)

いわいさんが書いている高木彬光のSFは読んでみたいな。
リヤカー家の人々 武井武雄 私家本

防風林 永井するみ 光文社
長編ミステリー。防風林をモティーフに語ったミステリー。なんとなく2時間ミステリードラマを見ているようで、さほど面白いとは思えず。登場人物の描写は上手いので、不自然さはないものの、ストーリーに今ひとつ魅力を感じないのだ。サプライズがないのはそれを目的としていないのでわかるけれども、じゃあそれに変わるものとして登場人物の心の動きや深みはどうかというと、キーを握る女性が魔女的で(とても不自然だが)面白いものの、さほどのものではないと感じてしまう。著者らしさというような強い個性も感じられなかったが、
著者は割合作品ごとに色合いが違うようなので、いまのところ判断はつかない。もしかしたら私が作品のよさを理解していないだけなのかもしれないけれど、他の作品はどうなのでしょうね。

(今日買った本:1冊 今月買った本:95冊 今年買った本:95冊)

1月18日(火)

新刊3冊購入。ここにきて本を買うペースが落ちたが、実際はヤフオクで高い本を落札したりしているのである。
京のオバケ 真矢都 文春新書
五色の雲 R・ヒューリック ポケミス 短編集。
最後の一壜 S・エリン ポケミス 最近出たポケミスの中では断然嬉しいね。

(今日買った本:3冊 今月買った本:94冊 今年買った本:94冊)

1月17日(月)

古本1冊、購入。
最後の吐息 星野智幸 河出書房新社

(今日買った本:1冊 今月買った本:91冊 今年買った本:91冊)

1月16日(日)

昨日、今日で『24』シーズン1を観終わった。画面構成とか、次につなげるひきとか、あきさせない工夫がしてあってまあまあ面白い。あと2シーズンあるけど、そっちは見るかどうか未定。映像作品は時間がねえ。

ネバーウェア ニール・ゲイマン インターブックス
世界幻想文学大賞を受賞したコミック作者のダーク・ファンタジー
。ロンドンの地下世界を舞台にしたもので、現実と異世界の交錯がすばらしい。ロンドンの描写は秀逸という言葉につきる。歴史のある都市だから、このような世界があってもおかしくはないのではないか、と思えるほどだ。元来私はファンタジーは苦手なのだが、こういうローファンタジーは結構好きだったりするので、この小説は嬉しい面白さだった。特にキャラクターが秀逸で、誰にでも楽しめるであろうと思われる。

(今日買った本:0冊 今月買った本:90冊 今年買った本:90冊)

1月15日(土)

買い物2冊。
サラミス 佐藤哲也 早川書房
ロシア幻想小説の読み方 草野慶子 日本放送協会出版 ラジオ講座のテキストだけどたまに面白いのがあるんだよね。こういうのはそのとき買っておかないと後では買えない。

(今日買った本:2冊 今月買った本:90冊 今年買った本:90冊)

1月14日(金)

雑誌とか買う。結局のところ今年も本を買っている。なんとかしなければ。
本の雑誌
本棚探偵の冒険 喜国雅彦 双葉文庫 一応ぼくも対談に名前だけ出てるし・・。
枯れ蔵 永井するみ 新潮文庫

(今日買った本:3冊 今月買った本:88冊 今年買った本:88冊)

1月13日(木)

近所で新刊。うーん、毎日本を買っている。
瑠璃の契り 北森鴻 文藝春秋
時空ハンターYUKI1 あさのあつこ ジャイブ
禁涙境事件 上遠野浩平 講談社ノベルス
ミステリーファンのための古書店ガイド 野村浩平 光文社文庫 これでジャーロのバックナンバーを発掘しなくてもよくなった。
からっぽの僕に君はうたう 木ノ歌詠 富士見ミステリー文庫 完全な衝動買い。


(今日買った本:5冊 今月買った本:85冊 今年買った本:85冊)

1月12日(水)

綱島のブックオフ。海外小説が転がっていたので買い込む。半分はダブりだ。ばかである。
楽園のデザイン ジョン・ブルックス 鹿島出版会
Xのアーチ スティーブ・エリクソン 集英社
内なるネコ ウィリアム・バロウズ 河出書房新社 3冊めかもしれぬ。
壁のしみ ヴァージニア・ウルフ みすず書房
競売ナンバー49の叫び トマス・ピンチョン 筑摩書房 サンリオで既読だが、まったく記憶になし。
俯いていたつもりはない 永井するみ 光文社

エターナル・ラブ 藤木稟 祥伝社

一応SF短編集になろうか。未来を舞台にしたラブストーリーの趣き。一応SFであることは必然性もあるし、僕の苦手なボーイズラブ小説でもなかったので、さくさく読めはしたのだが、残念ながら軽い印象はぬぐえず、自分的には面白かった本のグループには入れることができなかった。必ずしも面白くないわけではないのだけど、もうひとつ何かがほしい。


(今日買った本:6冊 今月買った本:80冊 今年買った本:80冊)

1月11日(火)

ずいぶんと久しぶりに運動を兼ねて会社から近いブックオフに行く。
ありとすいか たむらしげる リブロポート
八月の降霊会 若竹七海 角川文庫
けろけろ 矢島さら 徳間デュアル文庫
診断 アラン・ライトマン 早川書房
魔法使いハウルと火の悪魔 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店
風水先生「四門の謎」を解く 荒俣宏 世界文化社
ボランティア・スピリット 永井するみ 光文社 持っていたみたい。
改訂版 わたしは可愛い三月兎 仙波龍英 沖積舎 探すともなく探していたので、これは少し嬉しかった。

(今日買った本:8冊 今月買った本:74冊 今年買った本:74冊)



1月10日(月)

「21グラム」を視聴。いまひとつ。「24」のファーストシーズンも借りていて午前7時まで到達。主人公がウィリアム・シャトナーに似ていると思うのは私だけだろうか。
購入本はなし。でもこうしている間にもちょっとづつネットでは本を購入しているのだが。

悪魔の山 高木彬光 神月堂
単行本未収録のジュブナイル短編10編を収録。商業出版ではないが大変貴重な仕事である。ジュブナイルは復刻されにくい。特に短編はほとんど復刻されないのではなかろうか。そんななか神津恭介の登場する作品を集めた本書は、神津ものを読み尽くしたファンには貴重なプレゼントとなろう。
内容的にはジュブナイルということもあってか、貴重さ以上の価値はなかなか認めずらいのだけど、それでも戦後すぐの作品には戦後独特の影があったりとかいくつか読みどころもある。あまりにも短いものとかは今読んでも、という作品が散見されるけれども、この本に限っては読める幸福以上のものは求めてはいけないのだろうと思う。
ところで素朴な疑問なのですが、神津恭介の登場しないジュブナイル短編ってあるのでしょうか。


(今日買った本:0冊 今月買った本:66冊 今年買った本:66冊)

1月9日(日)

近所で本を買う。新刊も買う。
エブリシング・イズ・イルミネイテッド ジョナサン・サフラン・フォア ソニーマガジンズ
女囮捜査官4 山田正紀 幻冬舎文庫
仮面 山田正紀 幻冬舎ノベルス
永遠の館の殺人 二階堂黎人 黒田研二 カッパノベルス
星売り 草川仁 早川書房 未文庫化短編集 帯つきだったものでつい。
以下は新刊で購入。伊集院静を新刊で買わなくても・・。昨日ブックオフでは思いつかなかったんだよね。
時計 吉村達也 角川ホラー文庫 面白くなかったら二度と著者の本は新刊で買わない。
ベイビー・セメタリー 和田はつ子 角川ホラー文庫
受け月 伊集院静 文春文庫
THE JUON 大石圭 角川ホラー文庫
雷桜 宇江佐真理 角川文庫 本の雑誌を見て興味を持ったので。

手紙 山本昌代 岩波書店
短編集。一言で表現すると『不安』だろうか。よる年波への不安。人間関係の崩壊への予感。介護への不安。事件へ巻き込まれる不安。私たちが日常、もしくはいつか感じる可能性のある『不安』という感情を静かに、淡々と描き出したような短編集。その中で「不安」は具体的な様相を帯びることは無い。日常でもおそらくはそうだろう。したがって読後感は淡く、強烈な印象は無い。ただし巻末に収録された表題作だけは、不安を現実に転化しており、以前読んだ「文七殺し」にあったよう味わいの強さを感じた。文学的には転化させない方が良いのかもしれないが、淡彩の味わいばかりでは飽きてしまうので、こういう短編が混ざるのは良いだろうと思う。


(今日買った本:10冊 今月買った本:66冊 今年買った本:66冊)

1月8日(土)

実家へあいさつ回り。茅ヶ崎の帰りに久しぶりにブックオフへ寄り何故かドカ買い。だぶりも何冊かあるけど、確認する気力なし。もう今月分の枠は買ってしまったかのようだ。困るなあ。
密約文書 多島斗志之 講談社
夢の中へ 山田正紀 出版芸術社
恥辱 J・M・クッツェー 早川書房
人外魔境の秘密 横田順彌
ここほれONE!ONE!1,2 小川一水 集英社スーパーダッシュ文庫
女囮捜査官1,2,3 山田正紀 幻冬舎文庫 たっくんさんの日記を見て確かに見なくなったかなあと思い購入しておく。でも何冊かは持っていると思う。
天使時間 紺野たくみ 徳間デュアル文庫
獅子たちはアリスの庭で 桜庭一樹 富士見ミステリー文庫
短歌殺人事件 斉藤慎爾編 光文社文庫
俳句殺人事件  斉藤慎爾編 光文社文庫
不可能犯罪領域 J・D・カー 創元推理文庫
紙の迷宮(上)(下) デイヴィッド・リス ハヤカワミステリ文庫
他言は無用 リチャード・ハル 創元推理文庫
半身 サラ・ウォーターズ 創元推理文庫
怪盗ニック対女怪盗サンドラ エドワード・D・ホック ハヤカワミステリ文庫
吉原蛍珠天神 山田正紀 集英社文庫
ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」 上遠野浩平 電撃文庫
ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王 上遠野浩平 電撃文庫
夜明けのブギーポップ 上遠野浩平 電撃文庫
ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 上遠野浩平 電撃文庫
ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕 上遠野浩平 電撃文庫
ルナティック・ドローマー 桜庭一樹 ENIXノベルス
大相撲殺人事件 小森健太郎 ハルキノベルス
未完成 古処誠二 講談社ノベルス
殺人犯はわが子なり レックス・スタウト ポケミス
妖鳥 山田正紀 幻冬舎ノベルス
水車館の殺人 綾辻行人 講談社文庫
迷路館の殺人 綾辻行人 講談社文庫
人形館の殺人 綾辻行人 講談社文庫
時計館の殺人 綾辻行人 講談社文庫

(今日買った本:34冊 今月買った本:56冊 今年買った本:56冊)

1月7日(金)
本買い。ちくま文庫は今月、面白そうな本が多くて困った。定価が高いので買わなかったがもう少しほしい本がある。ただし長山靖生は『コレクターシップ』の再刊なので見送り。ラブレーも渡辺一民訳で既読のため見送り。

百鼠 吉田篤弘 筑摩書房
失われし書庫 ジョン・ダニング ハヤカワミステリ文庫
トリポッド2 ジョン・クリストファー 早川文庫SF
サーチエンジン・システムクラッシュ 宮沢章夫 文春文庫 元版は持っている気もするのだが、半分以上が新規収録の中篇が占めているので購入する。
聖なる怪物 ドナルド・E・ウェストレイク 文春文庫 
忍者六銅銭 山田風太郎 ちくま文庫 ボーナストラックは短いエッセイ。
古本生活読本 岡崎武志 ちくま文庫
ALL YOU NEED IS KILL 桜坂洋 集英社スーパーダッシュ文庫 帯には神林長平絶賛とある。
ミナミノミナミノ 秋山瑞人 電撃文庫 単発かと思ったらそうじゃないみたい。
蒼穹のファフナー 冲方丁 電撃文庫 新シリーズかと思ったらアニメとタイアップみたい。 まあ多分面白いだろう。

新撰組 松浦玲 岩波新書

近藤勇の書簡に基づいた推理を展開し新撰組の活動をさぐったもの。著者によれば既存の研究は土方歳三や沖田総司に偏ったものが多いという。さすがに大河ドラマ直後ということもあって、図らずも印象的にテレビと比較してしまうのだけど、あちらはやはりテレビ。ドラマ的に面白く作ってあるところは多いだろう。なので、ドラマのかっこいい近藤勇に比較すると、本書に描かれる近藤は頭の固い旧型の武士のように写る。それでも時代の激しく移り変わる中で近藤勇の迷う様が書簡の中から想像され、大変に面白い。残された資料から歴史を読み解くのは面白い作業だが、本書はそんなことに加え、幕末の志士たちの人物臭さまで感じ取れるようだ。新書なので十分に書かれた分量とはいえないけれど、新撰組の時代における働きが公平に俯瞰できるという意味で楽しめた。

(今日買った本:10冊 今月買った本:22冊 今年買った本:22冊)

1月6日(木)

嬉しい本が届く。
悪霊の山 高木彬光 神津堂 帯4種つき。貴重な少年もの短編を集めたものの1冊目。トップページに広告を載せました。

空のオベリスト C・デイリー・キング 国書刊行会
なんとなく海外本格推理小説が読みたくなり、手にとって見た。最初にエピローグ、末尾にプロローグを置く構成で、付録として手がかり索引がついている。このあたりは初心者には解説で丁寧に説明されていてわかりやすい。特にてがかりについては、私のような本格音痴にとって本格推理の構成がわかる格好のサンプルになった感がある。本格推理の読者はこういう手がかりを頭の中でひっかけつつ読んでいるのかと思うと頭が下がるというか俺には真似できないや。それはさておき、本格音痴にも理解できる逆転の妙味と意外性の利いた好作品。楽しませていただきました。


(今日買った本:1冊 今月買った本:12冊 今年買った本:12冊)

1月5日(水)

今年の目標
本を買わない。毎年言っている気もするけど、今年は財形を増やしたので本当に買わないようにしないと。冊数の具体的目標は3桁である。それでも普通に考えたら異常だけどね。少しずつということで。その代わり読書量をもっと増やす。目標は毎年同じで150冊。昨年は惜しくも到達できなかったが、今年は雪辱だ。

(今日買った本:0冊 今月買った本:11冊 今年買った本:11冊)

1月4日(火)
仕事始め。さすがに電車も空いている。その代わり昼時などランドマークは人がいっぱいだ。

暗いところで待ち合わせ 乙一 幻冬舎文庫
文庫書き下ろし長編。ストーリーは単純で人殺しの犯人が眼に生涯のある女性の家へ侵入するというもの。(沖方丁の後で特にそう感じるのかおしれないが)とてもわかりやすく読みやすい。とんがったところは無く、ざらつく感じも無いため誰にでも楽しめるだろう。ストーリー造りはお世辞抜きで上手いと思う。反面、意外性は減じ、熱気はあまり感じられないということになってしまった。大きな欠点はなく、一定の娯楽性は確保されると思うので、誰にでも安心して勧められるが、自分としては心底楽しめたとはいえなかったことは告白しておこう。

(今日買った本:0冊 今月買った本:11冊 今年買った本:11冊)

1月3日(月)
買い物。コートを買いに横浜に行ったら案の定本屋で買い物をしてしまった。
エターナル・ラブ 藤木稟 祥伝社
人生の阿呆 木々高太郎 創元推理文庫
人形の家 トーベ・ヤンソン 筑摩書房
太陽の街 トーベ・ヤンソン 筑摩書房
フェアプレイ トーベ・ヤンソン 筑摩書房
聴く女 トーベ・ヤンソン 筑摩書房
以下は新刊購入
白の咆哮 朝倉祐弥 集英社 すばる文学賞。なんとなく。
そのときは彼によろしく 市川拓司 小学館 SFマガジンで書評があったんだもの。
パズル アントワーヌ・ベロ 早川書房 これも書評を見て。
レックス・ムンディ 荒俣宏 集英社文庫 単行本で持っているが署名入りだったので。
名詩狩猟 天澤退二郎他 思潮社詩の森文庫

ばいばい、アース(上)(下) 沖方丁 角川書店
著者の第二作に当たる長編ファンタジー。2001年に刊行されたものだが、未だに文庫化されていない。単行本で上下巻あわせて2段組1000ページ以上、定価約6000円とあっては、人に読まれることを拒否しているかのようなライトノベルだという印象であったが、一読後、時間と費用をかける価値は十分にある熱気溢れる力作であるとわかった。稚拙な読者である自分にはストーリーを要約しにくい。世界の運命を、秘密を握った主人公の少女剣士が自らの由縁を求めるための旅人の資格を得るために重ねる冒険を描く、といってもおそらく何も伝わらないであろう。こればかりは読んでもらうしかない。表現が観念的になりすぎて著者の書きたいことが読者に上手く伝わっているか危ういところもあるし、主人公が少女であるところも最初不自然かなとも思ったが、読み進んでいくうちに何も気にならなくなった。完全に明かされはしないSF的なバックボーンをはじめとして世界観も存外強固。量と質、そしてあふれ出す著者の熱気に最終的に圧倒され捻じ伏せられる爽快感がある。この大作が品切れとはもったいない。早急なる復刊を望む。

(今日買った本:11冊 今月買った本:11冊 今年買った本:11冊)

1月1日(土)〜2日(日)
年末からの二泊三日温泉旅行。今回行ったのは長野県の湯田中温泉。長野はオリンピックの仕事で赴いて以来である。2週間泊り込んだがもうずいぶん前なので記憶が薄れている。朝は家を出るときはまだ大丈夫だったにもかかわらず、長野に着いたとたんに雪が降り出してどうなることかと思ったが、さすが雪国、ちゃんと電車は動いていたので無事に旅館に到着した。関東では出会えないすごい降りであった。とまったのは『湯田中 湯本』という創業350年という宿。食事も素朴でおいしい。風呂は露天が無いのが残念だったが、この寒さで外に出たら心臓麻痺で死ぬかもしれないのでよかったかもしれない。1月1日は宿の周りを散策したが、お正月も手伝ってか食事するのも困るぐらいどこもやっていなかった。うーん、なんかひなびた感じ。こんなに何にもしなかった正月も珍しいかも。途中であいていた喫茶店で本を読んだりもした。普通の休日の過ごし方とかわらないやん。2日は帰り際に長野の善光寺に寄って初詣。寺で初詣というのも変な気がするけど、どうせ無宗教なので関係ないかも。だったら初詣もいらないんじゃないかという気もしないでもないが、まあ行事だから。そうか今年は前厄か。

(今日買った本:0冊 今月買った本:0冊 今年買った本:0冊)