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20.四谷から鞍掛山・岩古谷山を経て田口まで

  1. コース概要
  2. 親切を握りました
  3. 膝痛とは仲良くなれない
  4. ゴールはなかなか近付かない
  5. ゴールするまで待ちきれない
  6. コースミニガイド

平成9年11月2日(日)

1.コース概要

前回は鳳来町の四谷まで来ていますので、今回はここから奥三河の山並みを縦走し設楽町の田口を目指します。
四谷の集落には千枚田と言う棚田が見られ、田植えの時期には大勢のカメラマンがやってきます。 山道に入ると直ぐにかしやげ峠に至ります。この峠には、病に倒れた信玄を担いで武田の軍勢が敗走したとの言い伝えがあります。
かしやげ峠を経て鞍掛山から稜線に出ます。 ここから岩古谷山を経て堤石峠までは岩場が続き、御殿岩をはじめとした巨岩をいくつも見ることが出来ます。
堤石峠から和市の集落に出て再び鹿島山に取り付きます。 池葉守護神社で登りは終わります。この神社はこの地方を治めていた豪族が建立したもので、ここで東海自然歩道は東京からちょうど400km地点となります。
小松の集落を経て福田寺の境内から自然歩道は田口の町に入ります。 福田寺は武田信玄の亡骸をほおむった寺との言い伝えがあり、今でも墓碑が残されています。 田口の街には奥三河総合センター(05366-2-0100)もあり、奥三河郷土館も併設されています(多分そうだと思います)。
今回は約16km7時間半の道のりです。

Map of rute

2.親切を握りました

「朝の6時頃出て行きます。」
昨夜、泊めていただいた家の方にそう話していました。 目覚ましは5時半に鳴ったのですが、やっぱり布団が恋しくて(今回は寝袋ではないのですよ!)6時まで布団にもぐっていました。 そうこうしているうちに、おばさんが起き出して朝の支度を始めました。 これでは朝までご馳走になってしまう事になりそうです。 泊めていただいただけでも有り難くて感動しているのに、朝までご馳走になっては本当に申し訳ない。 慌てて起き出して出発の支度を始めます。
「ああ、起きた。」
「おはようございます。本当に有難うございました。」
「朝ご飯、食べていきな。」
おばさんはしきりに勧めてくださいますが、申し訳ないのとやはり少しでも早く出発したいのとで、感謝の言葉を添えて丁重にお断りしました。
リュックを背負って、さて出発です。 玄関から奥に声をかけました。
「お世話になりました。本当に有難うございました。」
「ちょっと、待ちなさい。」
おばさんが僕に差し出したのは握ったばかりのオムスビでした。
「これなら、歩きながらでも食べられるでしょう。気をつけて行きなさい。」
温かい心遣いに胸が熱くなりました。深々と頭を下げ、オムスビを押し頂いてお礼を言いました。 おばさんの笑顔に見送られて玄関を出ると眩しい朝日に包まれました。 昨夜、お二人の写真を撮らせてほしいとお願いすると、おじさんは”そんなものはいいから家の前の景色でも好く見て行きな”とおっしゃいました。 朝日の中で、家の前から見える畑や水田を目に焼き付けました。 この景色と共に、おじさんおばさんの親切を忘れないようにしよう。

3.膝痛とは仲良くなれない

オムスビを頬張りながら東海自然歩道のルートに戻ります。 四谷の案内板から今回の行程の始まりです。
歩き始めるとすぐに千枚田の表示板が出てきます。 この辺りは山肌に田んぼを切り開いたところで、遥か先まで棚田が続いています。 その棚田を見下ろす事ができるポイントを東海自然歩道は通ります。 昨夜、こたつの中の話で、泊めていただいた家のおばさんも棚田で田植えをなさるとの事でした。 田植えの時期には多くのカメラマンがやってきてシャッターを切るそうです。 しかし、棚田ゆえ一枚辺りの作付け面積が小さく、形もいびつなため、農耕機械が入りづらく、だんだんと作付けが行われなくなってきているそうです。 そんな話を思い出しながら、千枚田を見下ろして歩を進めました。
この辺り、まだまだ平坦なのですが、しきりに膝が痛みます。 昨日より痛みがあったのですが、その痛みは朝になっても抜けきっていませんでした。 昨日の無理も膝にきているようです。 しかし、平坦なうちから痛むようでは、これから続くであろう険しいアップダウンに耐え切れるかとても不安です。
かしやげ峠で一休み。この峠のいわれを記した表示板を読みながら一服します。 Top Of The Mt.Kurakake いよいよ鞍掛山の登り道に入ります。 林の中を通る道で、山の中にやってきたという感じがします。 峠から20分ほど歩いたところでベンチがあったので休憩。 耐え切れなくなって、秘蔵のチタンテープを貼る事にしました。 このテープは箱根駅伝の選手をはじめ名だたるスポーツプレーヤーが数多く愛用しているというもので、血行を整え筋肉や間接の痛みを取るという優れものです。 これを、膝の周りのツボと思われるところへペタペタと貼ります。 即効性はないでしょうが、とにかく今日の歩行の間はもってほしいものです。
再びリュックを背負って歩き始めます。 案内板を過ぎた辺りから高度がぐんぐん上がります。 中腹にあるベンチで一休みした後、再び歩き始めると、ぽっかりと見晴らしの開けたところに出ました。 眼下には盆地が開け、見える集落は塩津温泉でしょうか。 もうひと踏ん張りすると、かなり開けた山頂にでました。8:35到着。 鞍掛山の山頂には表示板とベンチと東屋があり、疎林の中の落ち着いたところでした。 ひとしきり休んで一服します。ここから岩古谷山までは稜線を歩くアップダウンの続く道。 膝が心配なので、膝の周りをさすりながらゆっくりと休息を取りました。
8:50に次なるポイント岩古谷山に向けて出発! まずは東屋の脇からの急な下り坂です。 膝は下りの方が痛みます。カニさん歩きで階段を下って行きました。 痛みに額から汗がにじみます。 しばらく下って上を見上げると、まだ少ししか下っていません。 ああ、しんど。
右手の水場の表示を横目で見やって、びわくぼ峠に到着。 ベンチで休憩します。すぐ横には障子岩。 ここから塩津温泉への下り道が分かれています。 膝をもんで、再び出発。
ここから、アップダウンの多い道です。 膝は登りでもキリキリ痛みます。 丹沢や竜爪山などでも膝の痛みはありましたが、今回が今までで一番ひどい痛みかもしれません。 しかし、周囲の見事な景色や岩場が多い道の面白さで、気持ちを沈めずに歩いて行く事ができます。 また、この辺りから、たまに新しい標識が出てきました。 それは、東京から**km大阪から**kmという表示がある標識です。 この標識によると、高尾山から390kmほどを歩いている事になります。 区切りのいい400kmまでもう少し。身近な目標ができ、気力も湧いてきます。
御殿岩で休んでいると、ハイカーが追いついてきました。 今日の天気やどこから来たのか等、当たり障りの無い話を少ししてから、先に出発しました。 しばらく歩くと追いついてきて、しばらく前後して歩き、歩きながら話します。 聞いたところでは、豊橋からグループで来たのだが(他の人は後ろから遅れてやってくるとの事)、元々は岐阜の谷汲村に住んでいて転勤で豊橋にきているとの事。 谷汲村と言えば、東海自然歩道が通っているところです。 ハイカーも東海自然歩道の事はご存知との事でした。しばらくして、ハイカーは僕より速いペースで先に行きました。
御殿岩からは特に景色が好い道が続きます。 左右に展望が開け、特に右には明神山が独特の山容を見せて、とても気持ちがいい。 チタンテープが効いてきたのか、膝の痛みも徐々に和らいできたようです。 右に左に景色を楽しんでいるうちに先に切り立った岩山が見えてきました。 鉄の階段を上ると、たくさんの人がいます。 岩古谷山の山頂です!

4.ゴールはなかなか近付かない

到着はジャスト12:00! 山頂では、先ほど追い抜いて行ったハイカーが笑顔で迎えてくれました。
「よく早く着いたな。」
ハイカーの横に荷を下ろし、笑顔で答えます。 少しはなれた岩の上に山頂の表示があるようです。
Top of Mt.Iwakoya ひとっ走り、山頂の岩に登り居合わせた人に写真を撮ってもらいました。 ここからの眺めは絶品! すぐ目の前に、目指す田口と思われる町も見えます。 ここまで戦ってきた膝の痛みも吹っ飛ぶような気持ちよさでした。
ハイカーの方の隣に戻ると、周囲の方が僕の大きなリュックを見てどこから来たのか聞いてきます。 三河大野から歩いてきて今日は四谷を出発してきた事などを話すと、大変だったろうだのそんな旅ができて羨ましいだの、いろんな声が返ってきました。 僕も笑顔で答えました。
さて、頂上には2つほど広場があり、一方にはベンチもあります。 リュックを担いでベンチのある広場の方へ行きました。 しかし、めぼしいベンチは既にハイカーに占領されていました。 ビールなど飲んで赤い顔でゴキゲンのようです。 僕は隅っこのベンチで昼ご飯を作ります。 昨夜の夕食に予定していたパスタを作ります。 何せ、昨夜は食料を何も使わなかったのでこの昼は豪華にする事ができます。 そして、昨夜は気兼ねして飲めなかった水割りも作りました。
食料を惜しげ無く使ったせいもあって、満腹になりました。 最後に茶を沸かしてすすっていると、少し陰になったところにあったベンチでお弁当を食べていた初老の方が弁当を片づけると鎌を持って周囲の草を刈り始めました。 これは感心なおじさんだと思ってよく見ると、東海自然歩道調査員の腕章をつけていました。 このような方々の努力のお陰で、僕らが安全で楽しい歩行をする事ができるのです。 地元の方々の努力に心の中でお礼を言いました。 調査員の方のお話では設楽町の要請でこの仕事をやっているとの事。町ごとに調査員がいるようです。 そう言えば、愛知県のルートマップにはスタンプを押す欄があり、東照宮でもこの欄にスタンプを押してきました。 岩古谷山のスタンプは調査員の方が持っているとマップには書いてあります。 そこで、スタンプをおねだりすると、今日は持ってきていないとの事。
「次からは持ってくるようにするから。」
とのことですが、僕にとっては今日持っていてくれなければ意味が無いのです。 残念ですが、スタンプは断念。
12:50にリュックを背負って、いざ田口へ、と思いきや書き込み帳を見つけたので、ちょいと書き込みをします。 案内板の前で写真も撮り、結局出発は1:00になりました。
堤石峠までは急な下りで、後ろ向きに階段を降りる事もしばしばです。 しかし、とっても面白い道です。 山の所々には紅葉が始まっていて、とても美しい。 堤石峠から和市までは緩やかな階段が続きます。 ここは大股で一気に里に下りて行きます。 どうやら膝の痛みはほとんど感じなくなってきたようです。 チタンテープは偉大です。駐車場の脇などを通り、和市の集落の外れに出ました。 今日の登りは岩古谷山で終わりと思っていました。 和市まで着けばこっちのもんよ、てな感じです。 民家が見えた時には、今日の行程も終わりだなぁと思い、ラガーシャツを脱ぎました。
しかし、これが食わせ物。 民家の前につながれていた犬をひとしきり可愛がって、山道に入りました。 ふむ、ちょっとだけ登るのだな、と思っていました。 しかし、この山道は登りのままなかなか終わりません。 オイオイ話が違うやんけ、と思いつつ、途中のベンチで地図を広げました。 そして、唖然としました。 地図の等高線をよく見ると、このあと岩古谷山に負けないくらい高度を上げそうです。 いま取り付いている鹿島山は岩古谷山よりもずっと高くその中腹以上まで行きそうなのです。 岩古谷山から一気に下ってきてしまった事を考えると、その分また高度を上げなければならないということで、ゲンナリするやらもったいなく思うやら。 とにかく、行くしかありません。

5.ゴールするまで待ちきれない

薄暗い林の中の道を重い足取りで高度を上げて行きます。 ベンチが出てきたのでひと休み。 水をのみ、カロリーメイトを食べました。 またしばらく歩くと、今度は水場がありました。 再び荷を下ろして、備え付けのコップで水を一杯。 そして、もう一杯。 疲れた体に清水が染み渡ります。
水場から少し上がると、ようやく林道に出ました。 出たところに、池葉守護神社の表示板がありました。 そして、その横には東京から400kmの表示が出ています。 思わず近寄り、その標識をなでました。 昨年の春先に高尾山口を出発して以来、ついに400kmも歩いたか。 はじめは、いつまで続くのか、いつ頃止めることになるのだろうかと思っていましたが、今はそんな気持ちは微塵もありません。 東海自然歩道を続けたい、何とか箕面まで歩き通したい、そんな気持ちがとても強くなっています。 それも、ここまでの行程で出会った風景や苦労した思いで、そしてたくさんの人の親切によって作られた気持ちだと思います。 標識をなでながら、ここまでの道程をしみじみ思い起こしてしまいました。
さて、ルートはここから林道をたどる事になります。 進路はようやく西向きになり、田口に近づいている感じがします。 途中でトラックに会いましたが、その他は誰とも何ともすれ違う事無く、一旦舗装路に出て、すぐに山道に入ります。 その山道もすぐに抜け、民家の脇に出てきました。 ここから再び舗装路。 膝はもうほとんど痛む事無く、どうやら今日一日もったようです。 道端のベンチで休憩をしていると、パラパラッと雨が降ってきましたが、すぐに上がりました。 小松の集落に入ってきます。 すると、先ほど林道であったトラックが追い抜いて行ったと思ったら目の前の民家に入って止まりました。 トラックから下りてきたおばさんに、
「ここまで、よう早く歩いてきたねぇ。」
と笑顔で話しかけられました。笑顔を返して、再び歩き始めます。 集落から国道へ出るところで小さな酒屋を発見!お店なんて、鳳来寺の売店以来です。 酒屋は三河大野で見て以来。 店の前の自販機にはビールが並んでいます。 ゴールまでまだまだあるのでしばし迷いました。 しかし目の前にビールを見せられては、とてもゴールまで待ちきれません。誘惑には勝てずに一本購入。 荷物を降ろしてグビグビッ、プハーッ!ウマイッ! 五臓六腑に染み渡るとはこのことです。 道端に腰を下ろして、じっくりと飲みました。
国道に出てちょっとの間だけ車を気にしながら歩きます。 途中でつながれていた犬とじゃれてから、道の反対側にあった入り口から再び山道に入ります。 この少し薄暗い山道は、すぐに終わるだろうと思ったのですが意外と長く、学校の側に出てきました。 どうもこの辺りは標識が少ないので、地図と睨めっこしながら迷わないように歩きます。 水道施設の脇を過ぎ、砂利道になってしばらくすると、三叉路に出ました。 さて、ここにも標識が無いので、ひとしきり地図と睨めっこしますが、どちらに進んで良いのやら分かりません。 もうすぐ田口の街だろうという感触もあったので、下り道に入る事にしました。 しかし、次の標識に会うまではどうしても不安なもの。 道の側の畑で一人農作業をしているおじいさんに伺いました。 すると、どうやら道の選択を誤ったようで、仕方なく先ほどの三叉路に戻ります。
再び砂利道を歩き始めてすぐに、お墓が見えてきました。 お寺の気配です。 階段を降りて行くと、福田寺の境内に到着。 ベンチで一息いれます。もうゴールです。
山門から階段を下ると、すぐに田口の標識がありました。着いたーっ!午後4時10分、ようやく本日の行程のおしまいです。 すれ違ったおばさんにバス停の場所を伺って、バスターミナルへ。 事前に調べてきたところでは、4:20のバスがあるはずです。 ターミナルには4:15到着。 今晩は豊橋在住の先輩宅に泊めていただく事になっているので、バスを気にしながら公衆電話で連絡を入れます。 電話を終えると、丁度バスがやってきました。 バスに飛び乗って本長篠駅まで、うつらうつらしながら揺られて行きました。

この2日間の行程は、とても険しかったのですが、それ以上にコース自体が面白く、また景色もよく、温かい親切に触れる事もできました。 その夜、先輩の家で申し訳ないほどの歓待を受け、暖かな布団に包まりながら今回の行程を思い起こし、満足な思いで眠りに就きました。


6.コースミニガイド

前回もお話した通り、四谷のあたりに公共の交通機関はなく、かなり歩いて滝上と言うバス停まで行くしかありません(豊橋鉄道0532-53-2131)。
四谷からかしやげ峠までは標識通りに歩いて行けば問題ありません。 途中、民家の石垣の下を通るように標識がなっていて、標識が間違えているのではないかと疑念を抱くかもしれませんが、標識通りで大丈夫です。
かしやげ峠から鞍掛山までは、頂上近くで急坂になるほかは全く問題ないでしょう。丁度いいところにベンチもあります。 鞍掛山から岩古谷山まで、稜線伝いで岩の露出した、東海自然歩道にしては険しいコースです。 景色はとてもいいのですが、遠くばかり見ないで足元にも十分注意してください。 鞍掛山から少し下ったところに水場があるようですが、僕は寄っていないのでどのようなところかは分かりません。 ここを除けば、四谷から和市まで水場はありません。
びわくぼ峠からは塩津温泉の方向に道が伸びています。塩津温泉で宿泊する予定の方は、この道を利用してもよいでしょう。
岩古谷山の頂上の手前には階段があります。Taguti この階段は最近に架け替えられたようで、昔のガイドブックを読むととても急な階段となっていますが、今はそれほどでもありません。 今でも昔の階段が残っており、それを見るととても急であった事がよく分かります。
岩古谷山の頂上は、階段を上りきった左手にあります。ここからの眺めは絶品なので、是非登ってみてください。 岩古谷山から堤石峠まではとてもワイルドな道です。面白さも一級品ですが危険度も一級品です。ご注意ください。
和市では、車道に出る手前で草道に入り、民家の横から再び山道になります。 標識が道を示してくれているので従いましょう。
池葉守護神社から小松までの間に特に迷いそうなところはありませんが、長江へ分かれる道のところでは東海自然歩道の標識がわかりにくいかもしれません。 長江へ行ってはいけません。ただし、長江方向へ少し進むと大通寺というお寺があるようです。
小松を抜けて国道に出ると、最初は道の左側を歩く事になるでしょうが(右側を車が通っているはずです)、東海自然歩道の入り口が道の反対側にあります。 この入り口には、東海自然歩道の看板が立っています。看板を見たらすぐに車道をわたりましょう。
山道を抜けると学校の側に出ます。 学校の脇を通るようになるのですが、東海自然歩道はすぐに右に折れ上り坂になります。 ここのところは少し分かりにくいかもしれません。 山道から出て民家を2,3軒通り過ぎるとすぐに出てくる舗装路の坂道です。気を付けてください。
この道を真っ直ぐ行くと、本文にも出てきた三叉路に出ます。 どちらが道なりか分からない三叉路ですが、右を選んでください。 ちなみに左は舗装路で右は未舗装路です(平成9年11月現在)。 右を進むとすぐに墓とベンチが現れるはずです。ここまでくれば福田寺の境内からすぐに田口に入れます。
田口からは豊鉄バス(0532-53-2131)が本長篠まで出ています。 福田寺から鳳来寺方面に少し歩いたところにバスターミナルがあり、バスはここから発着しています。 田口の周辺の宿泊場所としては、塩津温泉か添沢温泉か田口になるでしょう。いずれも旅館があるようです。 添沢温泉の旅館はユースホステルにもなっているという話もありますが、真偽のほどは不明です。 詳しくは、設楽町企画課(05366-2-0511)にお問い合わせください。

田口ー寧比曽岳へ

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