2004. 04. 03 Satday そうだ、素顔のフランス5さんたちに会いに行こう(3)【tark】

GC版『メタルギアソリッド・ザ・ツイン
スネークス』、もうクリアしてしまいました。
けっこうゲームバランスも良くなってて、初番の
T1戦車のバルカン・レイヴン戦とかすごく
操作しやすくなってわかりやすくなってました。
北村龍平氏の起用はあまり生かされてなかった、
というのがおおかたの反応かと。
というよりあまり見せ場の多くない断片的な展開に
「演出といわれてもなぁ」という監督のため息が
ちょっと聞こえないでもないかんじかも、と。
そんなわけで『3』への繋ぎにもならんかった。
はやく『3』をー。
■<<フランス5さんとのおはなし・続き>>
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そんなこんなで「フランス5さん集会」は
終始なごやかなムードで進み、アレックス
監督やメンバーのみなさんも来場したファンの
みなさんの質疑応答に快く答えてくださいました。
そこでおそらく日本初公開となる、フランス5の
前章作とも言える アレックス監督の自主映画
「BITOMAN」(ビトマン)」をみんなで見ました。
これは元々日本の戦隊モノやゲームが好きだった
アレックスさんやそのお友達がフランス5を
撮る前に遊びで作った実写ギャグシリーズ。
もちろんほとんど未公開。
格闘ゲームのキャラクターやアニメキャラに
扮した登場人物が無駄に現れては、次から次へ
ゲームやアニメの名シーンを実写再現したりする
ハチャメチャシリーズ。
格ゲ−かと思ったら突然実写版ルパン三世に
なったり5人そろって突然戦隊風ヒーローに
変身したりと、実にテンポの良いドタバタ
ごった煮的短編映像なんですが、これが
お遊びで撮った作品(内容はたしかにすごく
くだらないんだけど)にしては、かなり見れる
とても丁寧な作りの、なかなかの出来なのでした。
それもそのはず。聞いてみれば監督のアレッ
クスさんの本業はなんとテレビディレクター。
そしてフランス5を見てもらえれば判る通り、
製作形態は一昔前の自主製作映画のイメージと
違って、ノンリニア編集を基本プラットフォーム
前提として始まっているし、CGによるエフェクト
も大規模でない分、小さく、かつ効果的に使用
しているからそのクオリティの高いこと。
自主製作映画なんて、ついこの間までみんな
「8ミリフィルム撮影、VHSで編集」とか
だったもんなー。そんな時代を知っている
人間としては涙ものですよ。
ちなみにタイトルの『BITOMAN』とは
「バイオマン」のスペルを文字ってつけられた
もの。フランスでは多くはないが、いくつかの
日本の特撮モノが放映されており、この
バイオマンの他にも「チェンジマン」が
『バイオマン2』等のタイトルで放映され、
フランスでもそこそこ知名度はある、との事。
(ちなみに「BITO/ビト」とはフランス語で
「ちんちん」みたいな意味。アレックスさん談)
すでにこの時点で、全体的に日本アニメやゲーム
へのオマージュ作品として十分におもしろさを
放っておられました、で、これらの技術とパワーが
現在の「フランス5」へと続く訳です。
(4に続く。たぶん。できるだけ早いウチに。)
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