2004. 05. 31 Monday はしごパーティ 【tark】

金曜日。
吉祥寺の「スターパインズカフェ」という所で
ヒタチさん応援するところのレーベル
『TRansoinc Records』の10周年記念パーティが
あるということで行ってきました。
DJで常盤響、サワサキヨシヒロ氏など出演なのですが
お目当ては一度ライヴを観てみたかった
『FANTASTIC EXPLOSION』というバンド(?)
木曜スペシャルや昔のCM映像のシンクロで
いいライヴを見せてくれる。ちなみに新曲は
三浦和義氏のニュース映像による曲『ロス疑惑』。
集まったメンバーはイイヤン君、ど・しー君、
マユリさん、あとヒタチさんらswitch/hitterの
みなさん。
ヒタチさんなんぞはトランソニックレコードを
もう5年以上応援してるだけにお楽しみのご様子。
常盤氏、サワサキ氏のディスコフューチャリングで
いい感じのDJに加え、YAMAHAのチープなミニ
シーケンサー、QVを3台ぐらいつなげてすげえ
イイライブを行うWOOD MANさんが登場。
はたから見たらステージの上でゲームボーイ
アドバンスを3つ順番にいじってる
ようにしか見えないんだけどね。でもこれは良かった。
いやほんと良かった。この人のライブ実にいい。
さて、FANTASTIC EXPLOSIONの登場です。
曲はOPの「スタートレックのテーマ」から始まり
「チョコレート」「blue chonwa」「ロス疑惑」
「青い調和」とレパートリーがいろいろ続いたのですが、
最後の曲、木曜スペシャルをバックに送る「第3種接近遭遇」
のラスト。メンバーが絶叫しながら手持ちのシンセを
フロアスピーカーで叩き割るというパフォーマンスを
見せた後、客席に投げ込みライブ終了。そして投げ込んだ
シンセ(RolandのMC-202) は一直線に空中を舞い、
こともあろうがフロアで踊っていたヒタチさんを直撃。
長年応援し続けたレーベルの、記念すべき10周年記念
パーティの会場で、受けた仕打ちがバンドメンバーに
シンセをぶつけられるという憂き目、いやこれ以上ない
いい思い出の出来たヒタチさんなのでありました。
朝の6時「マツケンサンバ」などで踊って、そんで帰る。
ヒタチさんはまっ二つに割れたシンセにサインもらう。
(これら詳しく知りたい方はヒタチさんのblogで!!)
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こないだね、映画『CASSHERN/キャシャーン』観にいったですよ。
具体的にいつ観に行ったのかといえば、実は公開初日。しかも
渋谷の上映館の第一回上映時間に並んで入ったのですよ。
早起きして。
でね、キャシャーンで思ったこと。
ひとつ目は「ネットの映画評ってみんなアテにしてないのなー」
ってこと。
どういうことかっていうとね、ネットの映画サイトとか見た人は
わかると思うけど、キャシャーンに限っては映画の観客批評の
「良い」と「悪い」で投票意見がまっ二つなんですよ。
この状況を知ってたら「じゃお金払って自分の目で確かめよう」
なんて思う人あんまりいないと思うんだよね。むしろ普通は
「お金払って損するのはヤだから他の観よう」だと思うンですよ。
なのに対し、実際世間では公開延長、制作費6億に対し興業収益
10億円突破、海外での公開決定と、どう見ても「大ヒット映画」の
相を呈してますですよ。いや、大ヒット映画なんでしょう。
ネットでの批評や叩きに熱くなるのはいいんだけど、世間的には
大してネットに映画批評なんか読まれてないってことなのかもね。
「王様のブランチ」の映画紹介コーナーでアシスタントの子が
「ワタシも観にいきたいですー」なんてコメントの方がよっぽと
信用されてるんじゃないだろーか。
で、もう一つ思ったこと。
これはこの映画を見てて心底思ったんだけど、
「この映画、6年前だったら怒られただろうなー」
ってこと。これはもちろん「いい意味で」よ。
これもまたどういうことかっていうとね、ここまで
ビジュアルに先端な(同時に先端であるが故、未評価な)映像で
画面を埋めつくした「映画」の新しい姿な訳だけど、
これがもし、仮に、少なくとも6年ぐらい前に上映されてたら
一般公開が狙えないと関係者に判断され単館でしか上映されず、
「口コミで話題が広がり」「一部に熱狂的に支持される映画」
みたいな、お定まりの「キワモノ映画」扱いになっちゃったんじゃ
ないかと。
かつて塚本晋也なんかが受けた扱いで、一般層には浸透しないけど、
映画「ロッキ−ホラ−ショ−」みたいにリバイバル上映にはファンが
こぞってあらわれる。つまりそれくらい一般には理解されない映像感覚
と判断されるにちがいないと思ったのね。6年くらい前までは、
そういう解釈にしなければ扱えないものがたくさんあったからね。
つまり、こんな映画が一般公開されて大人気なんて、日本人の映像感覚って、
あれからすげえ変わったんだなーって、あの頃じゃ考えらんねーな、
いい時代になったなーって、すげえ嬉しく思った。
で、そんなライヴの興奮醒めやらぬ翌、土曜日。
夜の10時からロフトプラスワンで開催の『CASSHERN非公式ナイト』に
行ってきました。
前回「押井守ナイト」などを行って来た「bootleg!」シリーズの
イベントでしかもロフトプラスワン深夜の部を借りての緊急開催。
よって会場は50%も埋まらない。にもかかわらずゲストは超豪華。
CASSHERNの脚本共同執筆の菅正太朗氏・佐藤大氏(攻殻SACコンビ!!)、
サブステージのゲストでは演出家の神山健治、アニメーター・西尾鉄也の
両氏(ミニパトコンビ!!)。そして飛び入りの出淵裕氏まで登場して
どうなることかと思いきや、本当にみなさんCASSHERNを応援したいという
ポジティヴムードあふれるレアTarkが休憩をはさみ翌朝の4時半まで
ぶっ続き、こっちとしては「え!? そんなとこまで話題にしていいの!?」
って感じ。自分も後半は会場マイクで疑問をぶつけて来ました。
会場の客が少ないことが手伝ってかいい意味でまったりムードの進行で
終始「ここだけの秘密」感覚のイベントをがっちり堪能しました。
映画に関する疑問がいくつも解消され、うれしい悲鳴。
でもまさか本当にCASSHERNのムック本は一切出ないらしい
なんてどーなんでしょ。
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イベントの最後、個人的にファンである脚本の佐藤大氏を間近にして
サインをもらって来てしまいました。楽しかったのでつい勢いです。
驚いた顔ながらも応じていただいた佐藤氏に冗談で
「『サムライチャンプルーの佐藤大』って書いてください」って
言ったら笑ってくれたので、
「じゃ『闘神伝ノベライズ』の佐藤大って書いてください」って
言ったらもっと笑ってくれました。いえー。
で、実際は俺がこないだ丁度『スパンキーコーラス』聞いてたことを
話したら「フロッグマンレコーズの佐藤大」って書いてくれました。
で、写真がそのサインです。
余談ですが、佐藤大氏はビバップと同様『サムライチャンプルー』にも
五話以降、脚本として参加されているそうでス。
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