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NetBeans JavaでArcObjectsプログラミング

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NetBeans JavaでArcObjectsプログラミング

統合開発環境NetBeansを使ってJava言語でArcObjectsを利用するプログラムを開発するための設定、Tipsについて記述します。

ライブラリ設定

NetBeansの[ツール]メニュー>[ライブラリ]をクリックすると「ライブラリマネージャー」ダイアログが表示されるので、[新規ライブラリ]ボタンを押します。 すると、「新規ライブラリ」ダイアログが表示されるので、ライブラリ名欄に”ArcObjects”と入力し[了解]ボタンを押します。(名前は随意でよい)

「ライブラリマネージャー」ダイアログで左側ライブラリ一覧に”ArcObjects”が選択された状態になっているので、右側ペインで[クラスパス]タブを選択し、[JAR/フォルダを追加]ボタンを押し、ArcGIS Engine Runtimeをインストールしたディレクトリ(デフォルトなら、C:Program Files (x86)ArcGISEngine10.0)内のjavalibarcobjects.jarを指定します。

次に[Javadoc]タブを選択し、[ZIP/フォルダを追加]ボタンを押し、ArcGIS Engine Developer Kitをインストールしたディレクトリ(デフォルトなら、C:Program Files (x86)ArcGISDeveloperKit10.0)内のjavadocseclipsepluginscom.esri.arcgis.docdoc.zipを指定します。

「ライブラリマネージャー」ダイアログの右下[了解]ボタンを押して設定が終了です。

Javaプラットフォームで32bit版JDKを追加

NetBeansを64bit版JDKで実行している場合に必要な設定です。NetBeansを32bit版JDKで実行しているなら不要です。

NetBeansの[ツール]メニュー>[Javaプラットフォーム]を選択し、「Javaプラットフォームマネージャー」ダイアログが表示されるので、[プラットフォームを追加]ボタンを押します。

「Javaプラットフォームを追加」ダイアログが表示されるので、参照欄で32bit版JDKのインストールディレクトリ(例えば、C:Program Files (x86)Javajdk1.7.0)を選択し、[次へ]ボタンを押します。

プラットフォーム名欄に、”JDK 1.7(32bit)”と入力し、プラットフォームのソース欄とプラットフォームのJavadoc欄を必要であれば変更し、[完了]ボタンを押します。

なお、デフォルトで設定されるJavadocは、インターネット上のOracleのWebサイトとなっているので、ローカルにダウンロードしたJavadocを使いたい場合に変更します。

GUIパレットへArcGISコントロールを追加

MapコントロールなどをNetBeansのGUIデザイナで配置できるようにするため、パレットにArcGISコントール部品を登録します。

NetBeansの[ツール]メニュー>[パレット]>[Swing/AWTコンポーネント]をクリックすると「パレットマネージャー」ダイアログが表示されます。

[新規カテゴリ]ボタンを押し、「新規パレットカテゴリ」ダイアログ上で新規カテゴリ名欄に”ArcGIS コントロール”と入力し、[了解]ボタンを押します。

「パレットマネージャー」ダイアログ上の[ライブラリから追加]ボタンを押し、「パレットへのコンポーネントのインストール」ダイアログが表示されるので、使用可能なライブラリ一覧から先に作成した[ArcObjects]を選択し、[次へ]ボタンを押します。 使用可能なコンポーネントに、以下が選択状態で表示されるので、登録したいものを選択して[次ヘ]ボタンを押します。 [1].

  • GlobeBean
  • MapBean
  • PageLayoutBean
  • SceneBean
  • SymbologyBean
  • TOCBean
  • ToolbarBean

コンポーネントの追加先のパレットカテゴリに、先に作成した[ArcGIS コントロール]を選択して[完了]ボタンを押します。

[1]JDK 7/Nimbus Look and FeelのNetBeans 7.1では、複数選択ができなかったので、1つずつ選択して登録する作業を繰り返した。JDK 6/NetBeans 7.0では一括で登録できていたはずだが・・・。

プロジェクト作成時の設定

NetBeansでArcGIS Engineを使用するアプリケーションを開発するときは、プロジェクト設定に以下を実施します。

  • プロジェクトを右クリックし[プロパティー]を選択、「プロジェクトプロパティー」ダイアログが表示されるので、左側カテゴリ欄で[ライブラリ]を選択、右側ペインで[コンパイル]タブを選択、[ライブラリを追加]ボタンを押し、”ArcObjects”を追加します。
  • 同「プロジェクトプロパティー」ダイアログ上、カテゴリ欄は[ライブラリ]を選択したまま、Javapプラットフォームで32bit版 Javaに変更します。

GUIの作成

ArcGISのMapControl等(地図画面)を使用するアプリケーションでは、SwingのGUI上にArcGISのコンポーネントを貼ります。

典型的なGUI画面(ArcMapのような)では、メインウィンドウに、メニューバー、ツールバー、そして左側にTOCコントロール、右側にMapコントロール、下側にステータスバーといった構成になります。

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