インターネット全般

最終更新日:99年10月23日


診断項目一覧



[プロバイダー]

Title: プロバイダーはどうやって選ぶの。

[症状]
インターネットを始めようと思っていますが、最近はプロバイダーの数が多すぎてどれを選んだら良いのか分かりません。何を基準にすればよいのですか。
[診断]
本当に多くなりましたね。電子メールのアドレスはこれから非常に重要になってきますが、プロバイダーが変わるとアドレスも変わってしまいます。そうした意味からもインターネットを長く使いたいのであればプロバイダー選びも慎重にしたほうがよいでしょう。
やはり、信頼できるところを選ぶのが一番です。最近のプロバイダーの中には中小企業が十分な知識もないまま参入しているものがあります。まだ現在の通信システムはトラブルが多く、それに対応できる能力を持ったところが必要です。現在はプロバイダーの戦国時代の始まりですが、その内淘汰が進み潰れるところも出て来るはずです。なるべく長く付き合えそうなところを選びましょう。値段だけの勝負をしているようなところは避けたほうがよいでしょう。(まあ、とりあえず経験だけしてみたいと言うのであれば別ですが。)
現在はまだNTTの電話料金が高いのでアクセスポイントが近くにあるプロバイダーを選ばざるを得ませんが、有力なプロバイダーは積極的にアクセスポイントを増やす傾向にあること、反対にNTTが市外料金を安くする方向にあることなどから、そうした将来を見据えた選択も必要です。電話料金は初期投資と考えた方がよいのではないでしょうか。
インターネットをやっている友人が入ればその意見を聞くのもよいですし、インターネットの専門誌をじっくり読んで情報を収集してください。



[パソコン通信]

Title: インターネットとパソコン通信の違いが未だによく分からない。

[症状]
インターネットとパソコン通信の違いが未だによく分からない。
[診断]
パソコン通信は会員製のクラブのようなものですから、当然会費を払わなければなりません。一方インターネットは単に世界中のコンピュータが結ばれただけですから会費は必要ありません。プロバイダーの費用はインターネットに接続するための仲介費用です。パソコン通信は閉ざされたサークルですから、電子メールも会員間でしか出来ませんでした。インターネットは世界中の人とやり取りが出来ます。一方、利用技術の面からはパソコンネットの方が歴史があるためまだ充実していると言えるかも知れません。たとえばフリーソフトのライブラリーやフォーラムがそうです。しかしこの分野でもインターネットも充実を見せており、パソコン通信の役割は薄れていくでしょう。



[企業活用]

Title: 中小企業でインターネットを導入する場合のメリットは何ですか。

[症状]
中小企業でインターネットを導入する場合のメリットは何ですか。これだけ話題になるとなにかしないといけないと言う雰囲気ですが、現実には何に役立つのかが分かりません。私の会社としては、ホームページを開くようなことは考えていません。海外を含めて支店はいくつかあるので、それらの通信に使えますか。(中小企業役員=パソコン歴2年)
[診断]
ホームページなどを使って、消費者を相手に情報発信をすることを考えていなければ、あくまでも社内での通信に使うのがよいでしょう。
使い方は、電子メールで国内や海外の事務所との交信を行うのがもっとも効果的でしょう。この電子メールにはワープロで作った文書や写真、ビデオ情報と言ったものも添付して送ることが出来ます。
インターネットの最大の特長は長距離電話回線を使わなくて済むことで、たとえば、東京と福岡とロスアンゼルスに事務所があった場合、それぞれの市でプロバイダーに加入すれば、この3事務所間ではしない電話料金で通信が出来ます。中小企業の場合、このコストメリットは大きいものです。基本的にFaxで送っていた書類は全てインターネットに置き換えることが出来ます。更に、写真や録音、コンピュータプログラムといったも送ることが出来ますので、こういうものを事務所間、またはクライアントと送り合うような業務の場合は、郵便代も大幅に節約することが出来ますし、ビジネスのスピードも向上します。
大きな会社は、事務所間を専用回線で結ぶのが一般的ですが、中小企業にとってはインターネットを活用するのが賢い方法だと言えるでしょう。



[中国]

Title: 中国でインターネットを接続することは出来ますか。

[症状]
中国に事務所を開設しました。インターネットを接続することは出来ますか。
[診断]
中国のプロバイダーは官営の郵便電話局(郵電局)しかなく、96年2月現在ではアクセスポイントも北京、上海、深せんの三箇所に限られています。5月くらいには全国の主要都市でアクセスが可能になるようです。これ以外の都市の場合は、国内回線を経由し大都市の郵電局にアクセスすれば利用は可能です。昨年まではインターネットの加入に制限はなく、申込から数週間で使用可能の状態でしたが、96年1月中旬に政府から勧告が発せられ、インターネットの新規加入は凍結されることになりました。これはインターネット上で自由に世界各国の危険情報(桃色情報を含む)が見れることに対する警戒です。4月の中旬に解除になりましたが、新規加入者に対しては公安部(警察)が審査をすることになり、個人が何を見ているかも電信局でチェックするといっています。東南アジア各国でも宗教上の理由からインターネットを制限しようという動きがあり、甚だ遺憾です。
一番確実な方法は、お金はかかりますが、日本のプロバイダーと契約し、中国からは国際電話で日本に接続し、インターネットを利用するというものです。この場合も、残念ながら、まだ中国〜日本間の回線が細いため、WWWを快適に楽しむことは難しいのが現状です。(96.2.20、96.5.5改)



Title: インターネットを使うのに最低必要な機能拡張は何ですか

[質問]
私のPB190はインターネット専用で使うので、機能拡張をそれに必要な最低限のものに絞りたいと考えています。本を買ってくるとそれぞれの機能拡張ファイルの意味の説明はのっているのですが、どれが必要か、不要かについてはよく分かりません。

[回答]
結構同様の疑問をもたれている方が多いので、そのうち「機能拡張ファイルの必要不必要」を特集するつもりです。
今回の件ですが、日本語を使用し、WWWと電子メールを使うという前提にします。
・日本語表示と日本語入力に必要なもの− 丸漢サポート、Word ScriptI,Word ScriptII、日本語入力メソッド(ことえり等)、フォント機能拡張 2
・接続に必要なもの−OpenTransport関係(使っていなければ不要)、PPP
・CD-ROMを使う場合は(ソフトのバージョンアップなどで必要)−Apple CD-ROM
・プリントもする場合は−プリンタドライバ、プリントモニタ
・ブラウザーで画像や音声を起動させたい場合は−SoundManager、QuickTime関係、RealAudio等
・ファイルをダウンロードする場合は−Stuffit Engine
(96.12.20)



Title: 海外にCallback方式でファックスをしたいのですがうまくいきません

[症状]
PowerMac 6300/120(48MB/1.2GB、漢字トーク7.5.5)+TsuNaGu 28800 fax modemの環境ですが、海外とファックスするときに経費削減のためにCallback(向こうから自動的にかけなおすやり方)方式を使おうと思っているのですがうまくいきません。ファックスの送信の方は全く問題がありません

[診断]
Callbackの場合は、向こうから電話をかけてくるのですから、モデムが着信状態になっている必要があります。モデムと電話を共用にしている場合はモデムを優先にする必要がありますし、モデムにコールバックの機能がついていない場合は、素早くモデムを着信状態に切り替える必要があります。(97.1.10)


[一般]
Title: 古いモデルのマックでもインターネットが出来ますか

[症状]
中学生になった子供がインターネットをやってみたいというので、部屋の隅に眠っていたPerforma575にこれも使っていない28Kのモデムの組み合わせでどうかと考えています。漢字トーク7.1でもインターネットは出来るのでしょうか?

[診断]
漢字トーク7.1以降であれば、システムの中にMacTCPが入っていますので、インターネット接続は可能です。実はこんな時代からマックはインターネットに対応していたのですね。もし現在のPerformaにMacTCPが入っていなければ、システムFDからインストールして下さい。
これにMacPPPやFreePPP(最新のバージョンでも構わない)をインストールすればインターネットの基本環境は整います。
問題はブラウザですね。最新のNetscape4.0はOS7.6以降でなければならず、古いバージョンのNetscapeを探してくるしかありません。
やはり、今後のアプリケーションの対応も考えると、漢字トーク7.5以降にアップデートするのがよいでしょう。Performaにとっては漢字トーク7.6が最適なのですが、残念ながら現在では購入できません。現在販売されているのはMacOS8.1ですからこれを購入しインストールするしかありません。CPUが680LC40のモデルであれば(Performa575もそう)アップデート可能です。但し、HDの増設やメモリ(RAM)の増設が前提になりますので、予算と合わせて検討して下さい。
至言:ウォズニアック氏(Appleの創立者)いわく、「子供には最新のマシンを与えるべきだ」。(98.10)

[一般]
Title: プロバイダには接続できるのに、突然インターネットのサービスが受けれなくなった

[症状]
Performa6310+内蔵モデム、MacTCP+Free PPPの環境で、プロバイダに接続をしています。今までは全く問題なかったのですが、ある日突然、プロバイダへの接続はするものの、WWW、メール、FTPの全てが出来なくなってしまいました。

[診断]
これはクライアントの設定が悪いのではありません。プロバイダの問題です。サーバーがダウンしているのでしょう。プロバイダに電話で問い合わせれば分かります。
もともとコンピュータはある負荷がかかるとダウンしやすく、最近のように予想以上にインターネットの使用が増加すると、当然その確率は高くなります。よいプロバイダは当然それに対する対策を行い、ダウンしてもすぐに復旧します。この辺がよいプロバイダとそうでないプロバイダの違いになるでしょう。
また、こうしたときに備えて、セカンダリ・プロバイダと契約しておくのも必要かもしれません。(98.10)

[一般/FAX]
Title: なぜファックスはTAではなくFAXモデムでないとできないのか

[症状]
せっかくISDNにしたのですが、ファックスするには従来通りのFAXモデムを使わなければならないので不自由を感じています。どうしてTAではファックスが出来ないのでしょうか。

[診断]
現在のファックスはG3という通信規格を使っています。これはアナログの電話回線を使う規格です。ですから、パソコン通信や普通の電話はISDNにしてもアナログ回線を使用するように、ファックスもモデムを使わなければなりません。
ISDNを直接使うデジタル電話やデジタルファックス(G4規格)というのも存在します。しかしまだ機器が非常に高価で、送信側、受信側ともにデジタル機を持っていなければならないため現実的ではありません。(98.10)

[一般/FAX]
Title: MacをFaxマシンとして使用するにはどうしたらいいのですか

[症状]
私はFax機を持っていないのですが、パソコンでもFaxの送受信が出来ると聞きました。具体的にどうしたらいいのか教えて下さい。

[診断]
パソコンでFaxを行うには、Faxモデム、Faxソフト、電話が必要です。FaxはISDNでは出来ませんので、通常のモデムをアナログ回線に接続します。現在売られているモデムはすべてFAXモデム仕様となっており、また添付でFAXソフトもついていますから、それを使えば簡単に送受信ができます。詳しい使い方はFaxソフトのマニュアルを見て下さい。
送信は比較的簡単ですが、問題は受信です。モデムとパソコンの電源は入れっぱなしにしておく必要があります。また、電話は貴方専用のもので分岐していないものが望ましいです。(98.10)

Title: MacとFaxモデムでFax情報サービスを受ける方法


[症状]
最近、カタログ請求をFaxで行うサービスがありますね。電話をかけ、音声ガイドに従って受話器のプッシュボタンを押してやれば24時間いつでもファックスで情報を受信できるというやつです。私はFax機を持っていませんので、通常はPerfoma6410(OS8)とApple FAXモデムでファックスの送受信を行っています。この組み合わせで情報サービスも受けることが可能でしょうか。
途中まではいいのですが、最後に「FAXの受信ボタンを押して受話器をおいて下さい。」というアナウンスからが、どのすればよいかわかりません。

[診断]
あまりスマートではありませんが、電話機とFAXモデムを使うことで一応対応できます。
1)まず、Appleファックスを開く。
2)自動受信を「切る」にする。
3)メニューバーの「ファックス」から「手動で受信」を選ぶ。
4)モデムに接続した電話機(プッシュフォン)から電話して、取り出したい情報ボックスナンバー等を案内に従って入力する。「スタートボタンを押してください。」とか「受話器を置いてください。」とかいうアナウンスが流れたら、3で開いたダイアログの「受信」をクリックした後、受話器を置く。
5)これで受信が開始される。
現在のFaxソフトがこのようなサービスに対応していないため、当面は仕方ないかもしれません。(98.10)

[一般]
Title: 自分のホームページで他人のページにリンクを張るとき承認が必要ですか

[症状]
他人のホームページへリンクを設定したい時、リンクフリーと書いて無い場合は、その人に許可を取らないといけないのでしょうか?相手が海外の場合英語がわからないと許可を取れませんし、明らかに法人のサイトでは、個人の質問は受け付けてくれない可能性もあります。

[診断]
法的には、リンクを張るだけであれば、それは本の紹介やお店の紹介をしているのと同じですから、了解を取る必要はないでしょう。ただし、リンク先のホームページの内容を一部でもそのままコピーして使う場合は著作権の侵害になります。
「リンクフリー」と書いてあるのは、積極的にリンクして欲しいという意味であり、書いていないから「リンクはだめ」と言うわけではないでしょう。「リンクはご自由ですが、どこそこに八田よという連絡を下さい」と書いてあれば、通知をだしておけばよいでしょう。
インターネットはオープンであることが前提ですから、人から見られたくない、リンクも張られたくないのであれば、非公開のサイトにするしかありません。
ただ、明らかに個人のページとわかる場合は、感想を含めてリンクしましたよとメールを送っておけば、お互いに気持ちが良いでしょう。(98.10)

[一般/WWW]
Title: ホームページを見ている時に出てくる"cookie"ってなんですか?

[症状]
私はNetscape3.01を使ってますが、ネットワークの設定で「cookieを受け付けたとき警告を出す」とかいうのをチェックすると、いろいろなページを見るたびに頻繁に警告がでます。いつも恐ろしくて「No」を押すのですが、一体Cookieって何でしょうか?あのウイルスの一種なのでしょうか?

[診断]
詳しくは、Mac Clinicライブラリーの「Cookieって何?」をお読み下さい。
結論から言うと、ウィルスではありませんし、基本的には全く害はありません。一部の人が大げさに騒いでいるだけです。むしろ、ホームページのより高度な使用を可能にする技術ですから、積極的に使ってもよいものだと考えています。しかし、残念ながら、Cookieが考え出されたときほど現在は使われなくなってしまいました。
気になるようでしたら、NetscapeにもIEでもオフに設定しておけばよいでしょう。(98.10)